燃料電池ワールド Vol.1858 (2015/04/22 09:17)

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□燃料電池ワールド Vol.1858
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■2015年04月22日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆平成27年度製品開発支援事業 公募案内【再掲】

 福岡水素エネルギー戦略会議では、水素エネルギー関連技術の向上を図り、水素エネルギー産業の育成・集積を図る目的で、福岡水素エネルギー戦略会議会員が行う製品開発の支援事業を募集しています。ぜひ、奮ってご応募ください。
※福岡水素エネルギー戦略会議には申込だけで加入できます(年会費等は必要ありません)。戦略会議HP: http://www.f-suiso.jp/
1.公募対象事業
(1)可能性調査枠
・助成対象:革新的なシーズ技術に対し、市場調査、ニーズ調査を含む事業化可能性の検討に対し助成を行う。
・助成額:500万円以内(採択決定時?平成27年度末)
・助成期間:1年間
・採択件数:1?2件程度
(2)事業化研究枠
・助成対象:事業化が期待される課題について本格的な研究開発を行うための助成。
・助成額:1,000万円/年以内
・助成期間:3年以内(採択決定時?最長平成29年度末)
・採択件数:1件程度
2.公募要領・提案書
(1)公募要領
(2)提案書様式
    様式1 提案書
    様式2 プロジェクト概要書
    様式3 提案書必要書類チェックシート
※公募要領・提案書様式は福岡水素エネルギー戦略会議のHPからダウンロードしてください。 http://www.f-suiso.jp/info/8608.html
3.提案書 受付期間
   4月1日(水)?4月30日(木)(午後5時必着)
4.採択時期
   6月下旬頃(予定)
【お問い合わせ・連絡先】
  福岡県商工部新産業振興課 担当:黒水(くろみず)
   〒812-8577 福岡市博多区東公園7?7
   TEL 092-643-3448、FAX 092-643-3421
   E-mail info@f-suiso.jp
   URL http://www.f-suiso.jp

■世界のヘッドライン
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2015/04/17 SFCエナジー社、新しくイーフォイ・プロのトレーラー・シリーズを発売(SFC)

〔訳注〕世界最大の米国セキュリティショウ、国際安全保障会議&展示会(ISC West:The International Security Conference Exposition)で、SFCエナジー社(SFC Energy AG)は、静止と移動電源市場のハイブリッド発電方法の主要な提供者として、セキュリティおよび監視、通信、石油&ガス、交通管理のためにトレーラー(trailer)を基礎とした新しいハイブリッド発電を紹介した。SFCエナジー社のメンバーであるシマーク・コントロールズ社(Simark Controls)によって開発された新しいトレーラーの最初の販売は、カナダの石油&ガス業界の安全管理のために2014年11月に開始した。さらにイーフォイ・プロ・トレーラー(EFOY ProTrailer)はいろいろな顧客から2015年4月に配送されるよう注文されている。

 イーフォイ・プロ・トレーラーは、SFCエナジー社の評判の燃料電池「イーフォイ・プロ」を4基の太陽電池モジュールと最適に統合したものである。燃料電池と太陽電池モジュールの組み合わせは最適なコストを生み出し、太陽電池モジュールが十分な電力を供給しない悪天候などの場合に、燃料電池が自動的に運転を開始して電源のギャップを埋める。

2015/04/17 フェデックス社、ゲンドライブとゲンフュエルが駆動する積み荷を引っ張る15基の地上支援装置を公開(Plug Power)

〔訳注〕これは4月10日付けのフェデックス社(FedEx)の記事を再論したもの。4月9日にプラグパワー社(Plug Power)は、米国エネルギー省(US Department of Energy :DOE)やシャルロッテアメリカ社(Charlatte)、フェデックス社と連携して、メンフィス国際空港交通ハブ(Memphis International Airport transport hub)で地上支援装置(ground support equipment:GSE)の実証イベントを行った。その時の参加者の意見を載せている。

■2015年04月21日のWEB LINK NEWS
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2015/04/21 トヨタ:中国で一汽とも中期ビジョンを議論?広汽は能力拡大(Bloomberg)

 トヨタの中国本部長、大西弘致専務は21日の上海自動車ショーで記者団に対し、「具体的には何も決まっていないが、南(広汽トヨタ)と同様に、中期ビジョンを議論している最中」と話した。

 また、大西氏は20年の規制強化までに、中国の全ラインアップの30%をハイブリッド車(HV)にする戦略と述べた。現地で今年投入予定の電気自動車(EV)に関してはEV用充電施設の整備が急速に進んでおり、燃料電池車(FCV)の投入は水素充てんインフラ整備状況により検討する考えを示した。

 トヨタは20日から開催の上海自動車ショーで、カローラ、レビンのHVや、今年投入予定の2車種のEV、FCV「ミライ」などを展示した。カローラやレビンのHVは、中国・江蘇州の研究開発施設で4年かけて開発した初の中国産HVとなる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150421-00000032-bloom_st-bus_all

2015/04/21 水素活用で日本がガラパゴス化する? エネルギー専門家が解説(NEWS ポストセブン)
『脱・石油社会 日本は逆襲する』(光文社刊)の著者で水素エネルギーの問題に詳しい、清水典之氏はこう話す。
「他メーカーがFCV市場に参入しないのは、水素を供給する水素ステーションが普及しない限り買う人はいないと考えているからです」

 現在、日本には水素ステーションが15か所あり、JX日鉱日石や岩谷産業などが年内に100か所の建設を計画している。だが、それでも十分とは言えない。仮に補助金等の後押しで建設が加速したとしても、海外でも同様に水素インフラ整備が進まなければ、日本がガラパゴス化しかねないのである。
 また、環境問題が専門の安井至・東大名誉教授はこう語る。
「自動車の将来は、米・カリフォルニア州が決めると言っても過言ではありません。加州の自動車市場は全米最大ですが、非常にラジカルな環境政策を採っている。2018年からのZEV規制(*注)では、販売台数2万台以上のメーカーに対し、販売台数の2%以上をFCVかEVにするよう義務付けられます。そのため加州では、2015年までに州内に68か所の水素ステーションを整備する計画です」

 これまでトヨタはハイブリッド車の販売で規制をクリアしてきたが、新規制はハイブリッド車を別枠にしている。加州で約15万台販売しているトヨタの場合、約3000台をFCVかEVにしなければならない。見切り発車のようにFCVを市販するのは、そのためとの見方もある。

 なお、2018年のZEV規制では従来のビッグ3(GM、フォード、クライスラー)やトヨタ、ホンダ、日産に加え、新たにBMWや現代、起亜、メルセデス、フォルクスワーゲンが対象になると見られている。そうなれば、世界中のメーカーが巻き込まれ、自国の自動車市場にもFCVが波及する可能性は十分ある。

 世界の自動車市場がFCVとEVのどちらを選択するかは未知数だが、長距離移動の多いアメリカでは航続距離の短いEVは不向きとされている。一方のFCVはまだ高額で、水素ステーションの普及なしでは利用できないという課題を抱えている。日本のFCVが世界のスタンダードになるか否か、カリフォルニア州の今後の動静は試金石となりそうだ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150421-00000019-pseven-soci

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