燃料電池ワールド Vol.1857 (2015/04/21 10:14)

水素チャンネル Home

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□燃料電池ワールド Vol.1857
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■2015年04月21日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆平成27年度製品開発支援事業 公募案内【再掲】

 福岡水素エネルギー戦略会議では、水素エネルギー関連技術の向上を図り、水素エネルギー産業の育成・集積を図る目的で、福岡水素エネルギー戦略会議会員が行う製品開発の支援事業を募集しています。ぜひ、奮ってご応募ください。
※福岡水素エネルギー戦略会議には申込だけで加入できます(年会費等は必要ありません)。戦略会議HP: http://www.f-suiso.jp/
1.公募対象事業
(1)可能性調査枠
・助成対象:革新的なシーズ技術に対し、市場調査、ニーズ調査を含む事業化可能性の検討に対し助成を行う。
・助成額:500万円以内(採択決定時?平成27年度末)
・助成期間:1年間
・採択件数:1?2件程度
(2)事業化研究枠
・助成対象:事業化が期待される課題について本格的な研究開発を行うための助成。
・助成額:1,000万円/年以内
・助成期間:3年以内(採択決定時?最長平成29年度末)
・採択件数:1件程度
2.公募要領・提案書
(1)公募要領
(2)提案書様式
    様式1 提案書
    様式2 プロジェクト概要書
    様式3 提案書必要書類チェックシート
※公募要領・提案書様式は福岡水素エネルギー戦略会議のHPからダウンロードしてください。 http://www.f-suiso.jp/info/8608.html
3.提案書 受付期間
   4月1日(水)?4月30日(木)(午後5時必着)
4.採択時期
   6月下旬頃(予定)
【お問い合わせ・連絡先】
  福岡県商工部新産業振興課 担当:黒水(くろみず)
   〒812-8577 福岡市博多区東公園7?7
   TEL 092-643-3448、FAX 092-643-3421
   E-mail info@f-suiso.jp
   URL http://www.f-suiso.jp

■世界のヘッドライン
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2015/04/16 バラード社、中国に8台のバスに搭載する次世代燃料電池発電製品を提供(Ballard)

〔訳注〕バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)は本日、中国の顧客から中国の都市に配備する8台のバスのために次世代FCベロシティ-HD7(FCvelocity-HD7)発電モジュールの注文を受けた、と発表した。バラード社は2015年中にすべてのモジュールを出荷する予定である。

2015/04/16 ITMパワー社、欧州海洋エネルギーセンターに0.5MW級電解槽を販売(ITM)

〔訳注〕ITMパワー社(ITM Power)は、スコットランドのオークニー諸島(Orkney)エディ島(Eday)の欧州海洋エネルギーセンター(European Marine Energy Centre:EMEC)の潮流テスト基地で使う統合された水素システムを提供する競争的入札に勝った。システムの主な構成要素は、500kgまで貯蔵でき、圧縮装置と統合された0.5MW級ポリマー電解質膜(polymer electrolyte membrane:PEM)電解槽である。ITM社はまた、バックアップ電源用の燃料電池だけでなく、統合されたシステムと並んで追加的な保守契約を提供する。総契約額は179万ポンドである。0.5MWの電解槽は、同センターの潮流タービンテストで生成される余剰電力に使用される。

2015/04/16 斗山フュエルセル・アメリカ社、初めての最高執行責任者を任命(Doosan)

〔訳注〕斗山フュエルセル社(Doosan Fuel Cell:Doosan)は、サティヤ・Motupally(Sathya Motupally)博士を同社の最高執行責任者(Chief Operating Officer:COO)に任命した、という4月13日付け記事の再論。

2015/04/16 代替燃料として水素を推進するために代替燃料センターとして水素を推進するインド

〔訳注〕グリーンできれいなエネルギーを推進する目的でインド(India)は、2020年までに道路上に100万台(Ten lakh)もの水素ガス燃料自動車を本格展開することを決めた。インドの新再生可能エネルギー省(Ministry of New and Renewable Energy:MNRE)はまた、今後5年間で水素から1000MWの電力生産を目標とすることを設定した。政府は液体と化石燃料を置き換える可能性がある水素を使うことを望んでいる、と新再生可能エネルギー省の関係者は語った。

2015/04/16 クリーン燃料を見つけるライス大学が発見したコバルト膜は、水から水素と酸素を取り出すために効果的で強靱な膜である(Rice University)

〔訳注〕ライス大学(Rice University)の科学者たちによれば、コバルト系薄膜(cobalt-based thin film)は水から水素と酸素を作成する新しい触媒として二重の責任を負っている。ライス大学の博士課程修了後の研究者ヤン・ヤン(Yang Yang)は本日、彼らの発見した先端材料について報告した。彼らは、コバルト膜は水素を生成する最新材料よりもすぐれていて、商業的なプラチナ触媒よりも安くて競争的であることを突き止めた。

■2015年04月20日のWEB LINK NEWS
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2015/04/20 20日の朝刊(都内最終版)☆1(時事通信)
【日刊工業】
◆「高温ガス炉」協議会 トヨタなど26社・機関参加 水素社会実現目指す(1)
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150420-00000000-jijnb_he-nb

2015/04/20 【トヨタ MIRAI 発表】不思議な座り心地、表皮一体発泡のシートを採用した理由(レスポンス)

 トヨタの燃料電池車『MIRAI(ミライ)』のフロントシートには、表皮とクッション部分が一体に加工された「表皮一体発泡」が採用されている。座った瞬間は少々硬く感じるが、不思議と馴染んでくるこのシートの採用には、理由があった。

 MIRAIのエネルギーを作り出す「燃料電池スタック」は、運転席と助手席の真下に配置されている。「座面が高ければ、その分人の座る位置も高くなり、ボディの全高にも影響が出る。そのためMIRAIシートでは、クッション部分を薄くすることで、座面を低くし、全高の増加を抑えている」と、製品企画本部の野正斉氏はいう。

 さらに「薄くしすぎると乗り心地が悪くなる。そこで、表皮一体発泡工法を用いることにより、薄くてもクッション性を損なわないシートを作ることができた。くわえてロングドライブで疲れにくく、ホールド性も高くなっている」(野正氏)と表皮一体発泡を採用した理由を説明する。

 ちなみにこのシートは、運転席、助手席ともにパワーシートとなっている。前後スライドをはじめリクライニング、シートの上下、座面前端の上下、ランバーサポートが無段階に調整でき、快適なポジションにセットすることが可能となっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150420-00000007-rps-ind

2015/04/20 東邦ガス、初の商用水素ステーション(時事通信)

 東邦ガスは20日、愛知県日進市に燃料電池車(FCV)に水素を供給する同社初の商用ステーションが完成し、5月中旬から営業を始めると発表した。ステーションは全国で初めて、ガソリン、天然ガス、LPガスを供給する既存のスタンドに併設した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150420-00000031-jijc-biz

2015/04/20 東芝の水素発電、実証実験を開始(読売新聞)

 東芝は、災害時の利用を想定した水素で発電する燃料電池システムを開発し、川崎市との共同で、実証実験を20日に始めた。

 装置は、太陽光発電の電気で水道水から水素を抽出し、タンクに貯蔵して、燃料電池で発電する。水と太陽光だけで発電できるのが特徴で、川崎市に設置した装置を使えば、300人が約1週間生活するのに使う電力と温水を供給できるという。自治体からの受注を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150420-00050103-yom-bus_all

2015/04/20 水素で電力供給する実証実験(時事通信)
「自立型水素エネルギー供給システム」実証実験の開始ボタンを押す田中久雄東芝社長(左)と福田紀彦川崎市長=20日、川崎市川崎区
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150420-00000032-jijp-soci.view-000

2015/04/20  「水と太陽だけ」 エネルギー供給システム移動可能(テレビ朝日系(ANN))

 東芝と川崎市は、再生エネルギーと水素を使って電気や温水を作り出すエネルギー供給システムの実証実験を始めました。世界初の移動可能なシステムということです。

 東芝と川崎市は、太陽光と水で水素を発生させ、電気と温水を作り出すエネルギーシステムの実証実験を始めました。タンクにためた水素を使えば、300人に対し、1週間分の電気と温水を作ることができるということです。太陽光と水だけで稼働できるうえ、太陽光パネル以外の機器をすべてコンテナ内に収容しているため、災害時などにトレーラーに乗せて被災地に運び、電気と温水を供給することも可能です。東芝は今年度中の製品化を目指しています。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20150420-00000046-ann-bus_all

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