燃料電池ワールド Vol.1848 (2015/04/08 08:35)

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□燃料電池ワールド Vol.1848
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■2015年04月08日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン
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2015/04/03 分散型発電での定置用燃料電池研究を発表(FCH JU)

〔訳注〕高度に革新的な解決方法としてヨーロッパのエネルギー・システムの具体化を支援するために、EUが設立した燃料電池水素共同実施機構(Fuel Cells and Hydrogen Joint Undertaking:FCH-JU)は、ヨーロッパの分散電源における定置用燃料電池商業化の研究結果を発表した。ドイツのローランド・ベルガー社(Roland Berger Strategy Consultants)が編集したこの研究は、ヨーロッパの定置用燃料電池業界の利害関係者から30以上の企業や公的機関、団体を参加させた対話型アプローチに基づいている。

 燃料電池水素共同実施機構とローランド・ベルガー社は2015年3月27日に、定置用燃料電池が如何にヨーロッパでの役割を果たすことができるかという先駆的研究を公表し、幾つかの主要な知見を強調した。

 ヨーロッパの将来のエネルギー・システムは、天然ガスからの効率的な分散型発電のような新しく補完的に供給する概念を必要としている。大事なことは、一次エネルギーを節約し、燃料の輸入を減らしてエネルギー安全保障を強化するためには、エネルギーを効率的にすることである。

 定置用燃料電池は、今日の天然ガスのような化石燃料を、電気と熱を60%までの電気効率、90%以上の総合効率という高効率で明日のグリーン水素のようなクリーン燃料に変換することができる。それ故これらは、再生可能エネルギー源からより以上のエネルギーとともに、将来のエネルギー・システムにおいて重要な補完的な役割を果たす。

 この185ページの小冊子全文は、以下のアドレスで入手できます。
http://www.fch-ju.eu/publications/advancing-europes-energy-systems-stationary-fuel-cells-distributed-generation

2015/04/03 ピュア・エナジー・セントレ社、ブリュッセルの「安全な水素パワー」会議に参加を表明(Pure Energy Centre)

〔訳注〕ピュア・エナジー・セントレ社(Pure Energy Centre)は本日、ブリュッセル(Brussels)で開かれるワークショップ「安全な水素パワー(Safe H Power:Safe Hydrogen Power)」に参加する、と発表した。世界中の同社の顧客と水素の安全なシステムを開発してきた経験は、このイベントの間中、共有される。同社の発表は、予防事故を防ぐ新しい携帯用圧力容器と破砕実験に必要な現在および将来に焦点を充てる。

2015/04/03 フュエルコン社の工場見学は4月16日に第2ラウンドに入る予定(FuelCon)

〔訳注〕昨年の2014ハノーバー・メッセ(HANNOVER MESSE 2014)で行われたフュエルコン社(FuelCon)の工場見学は、今年は4月16日に開催される。このツアーは、登録した訪問者が燃料電池やバッテリーの製造過程を近距離で見られる絶好のチャンスである。ハノーバー見本市会場で朝、9時15分に出発し、バスでマグデブルグ・ブルーベン(Magdeburg-Barleben)のフュエルコン社本社に到着する。その会場で幾つかの技術的説明を受け、国際的な訪問者たちはPEM型あるいはSOFC燃料電池やバッテリーの異なる試験システムの特徴や性能を確認する。昼食後にハノーバー見本市会場に戻る予定。英語圏の工場案内は無料。

2015/04/03 石油・天然ガス・コーポレーション社、水素生成プロセスで米国特許を取得(ONGC Energy Centre Trust)

〔訳注〕米国特許商標庁(United States Patent and Trademark Office)は、石油・天然ガス・コーポレーション社(ONGC Energy Centre:OEC)トラスト(Trust、企業合同)と、ムンバイ(Mumbai)の化学技術研究所(Institute of Chemical Technology:ICT)に、2015年3月3日、「複数多段階銅-塩素熱化学サイクルによる水素生産方法(Hydrogen Production Method by Multi-step Copper-Chlorine Thermochemical Cycle)」の革新的研究作業のために米国特許8,968,697 B2を発行した。

 ONGCエネルギー・セントラ・トラストは石油・天然ガス・コーポレーション社を設立し、太陽光や原子力エネルギーから発生する熱を使って、熱化学的に水を分割して水素を取りだす革新的な方法を開発するプログラムを追求してきた。石油・天然ガス・コーポレーション社は、ムンバイで2007年以来、約550℃の最高温度を必要とする銅-塩素(Copper-Chlorine:Cu-Cl)熱化学サイクルを使って水素を発生させる共同研究プロジェクトの一つを行っていた化学技術研究所とともに協同してきた。

■2015年04月07日のWEB LINK NEWS
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2015/04/07 7日の朝刊(都内最終版)☆1(時事通信)
【日経】
◆東芝、水素で一貫体制 開発拠点新設 製造から発電まで(1)
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150407-00000000-jijnb_he-nb

2015/04/07 7日の朝刊(都内最終版)☆2・完(時事通信)
【日刊工業】
◆東芝、水素1000億円 2020年度 エネ技術融合(1)
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150407-00000001-jijnb_he-nb

2015/04/07 【神奈川県知事選】候補者に聞く(中) 「再生可能エネルギー」(届け出順)(産経新聞)
 ■黒岩祐治氏(60) 無現

 さらに、小水力発電、バイオマス燃料、コージェネレーションなどの新たなエネルギーの導入促進などや蓄電池の普及により、エネルギーの多様化、分散型を実現させる。

 また、燃料電池自動車や水素ステーションの普及を促進させ、環境に優しい水素社会実現の動きを加速させる。

 こうした取り組みを通じて、平成42年までに再生可能エネルギーを含めた分散型発電量を45%にする「かながわスマートエネルギー計画」を着実に前進させ、環境に優しく、安全・安心の地産地消の新しいエネルギー体系を構築する。
                   ◇
 ■岡本一氏(69) 無新

 具体的な施策として、再生可能エネルギーの普及については各戸や集合住宅のソーラーパネルや燃料電池などの設置に対する助成制度の創設、「屋根貸し」制度の普及、公共構造物への太陽光発電システムの設置、中小企業やNPOの再生可能エネルギー開発への助成制度などを進めます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150407-00000042-san-l14

2015/04/07 電機各社、東京五輪で製品・技術売り込み 得意分野に注力(SankeiBiz)

 五輪関係のスポンサーではない三菱電機も都内の公共機関などで監視カメラシステムや昇降機、大型スクリーンの特需を取り込みたい考え。日立製作所も、指紋認証システムや交通渋滞緩和システムの販売を狙う。東芝の田中久雄社長も東京五輪を契機に「水素の新たなエネルギーシステムを国内外に発信したい」と意気込む。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150406-00000001-fsi-bus_all

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