燃料電池ワールド Vol.1835 (2015/03/20 08:52)

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□燃料電池ワールド Vol.1835
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■2015年03月20日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン
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2015/03/18 SFCエナジー社、500W級産業用途の燃料電池「イーフォイ・プロ12000デュオ」を発売(SFC Energy)

〔訳注〕SFCエナジー社(SFC Energy AG)は、系統電源を利用しない信頼できる発電機の最新の品ぞろえを紹介した。新しいイーフォイ・プロ12000デュオ(EFOY Pro 12000 Duo)は、専門的および工業用途のための500W級直接メタノール型燃料電池(direct methanol fuel cell)である。この製品はベータ試験に利用可能で、発売は2015年第4四半期を予定している。

 イーフォイ・プロ12000デュオは、5基を接続することで一日60kWhを届けることができる。キャビネットは必要に応じて組み合わせでき、500W級なら自律的に5日間連続して動作できる。マイナス20℃から40℃までの温度環境に対応している。

2015/03/18 東芝は、スコットランドの大規模水素実証実験に参画(Toshiba Corporation)

〔訳注〕株式会社東芝(Toshiba Corporation)は、スコットランドのファイフ州(Fife)で行われるリーベンマウス・コミュニティ・エナジー・プロジェクト(Levenmouth Community Energy Project)に参加する。これは、将来の燃料として水素の可能性を調査するための4年間のプロジェクトであり、スコットランド政府によって2014年11月に設立されたローカル・エナジー・チャレンジ基金(Local Energy Challenge Fund)によって運営されている。

 プロジェクトは、スコットランドの3番目に大きいカウンシル・エリア(スコットランドで1996年に作られた32の行政区域で、ある単一自治体(unitary authority)が管理する地域を指す)のファイフ州メトヒル(Methil)のメトヒル・ドックス(Methil Docks)の開発地域で、2015年から2020年まで実施される。風力発電と太陽光発電は、水電解システムで水素を生産するために利用される。そして水素は貯蔵され、燃料電池とディーゼル・エンジンで動力を与えられるハイブリッド自動車(hybrid commercial vehicles:HCV)の燃料として使われる。東芝は、水素の将来を推進するファイフ州の非営利企業ブライト・グリーン・ハイドロジェン社(Bright Green Hydrogen Ltd.)およびファイフ・カウンシル(Fife Council)、ファイフ地方自治体(Fife local authority)を含む8つの他団体と共同する。東芝はプロジェクトに、水素エネルギー管理システム(H2 EMS)を導入する。

2015/03/18 新しい水素ステーションを建設する様子をご覧ください(Shell)

〔訳注〕このビデオは本日、シェル(Shell)によってユーチューブ(Youtube)に投稿された。H2ロジック社(H2 Logic)が担当したハンブルグ(Hamburg)の水素補給ステーションの建築の模様を4分ほどにまとめている。
https://www.youtube.com/watch?v=PXt3EcbYEKY

 日本では、ほとんどが文字情報だ。せいぜいステーションの写真だが、いろいろ問題がある中で水素ステーションを構築していく様子を映像化すれば、水素への親しみも湧くのだろうが。

■2015年03月19日のWEB LINK NEWS
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2015/03/19 FCV普及に向け経産省が水素ステーション設置審査見直しへ(clicccar)

 政府方針を受けてガス大手の岩谷産業を始め、JX日鉱日石エネルギーなどが水素ステーションの設置を精力的に推し進めていますが、その際に足かせとなっているのが都道府県による使用部品の安全審査だそうです。

 日経新聞によると、設置申請からバルブ強度等の安全審査に約1ヶ月かかっているそうで、必要な書類を揃える手続きや完成後検査などが企業にとって負担増となりコスト増に繋がっていると言います。

 そこで経済産業省が水素ステーション設置に必要な都道府県による安全審査期間をこれまでの約半分に短縮すべく動き出しました。

 国が認定した部品メーカーが社内試験を済ませれば都道府県の審査の一部を省略できるようにすることで、審査期間を半月程度に縮めることにしたもの。
 これにより、必要書類も1/5程度にまで減る見通し。

 経産省は「高圧ガス小委員会」を通じて今年4月以降に高圧ガス保安法の制度を改正、部品メーカーの認定を急ぐ考え。

 また併せて小型水素ステーションの設置を促すことで工事費を1/5程度に抑制すべく、2015年度中に安全基準を設ける予定とか。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150319-00010002-clicccarz-bus_all

2015/03/19 JX日鉱日石、千葉市に県内初の水素ステーションを開所(レスポンス)

 JX日鉱日石エネルギーは3月19日、千葉県千葉市の「Dr.Driveセルフ武石インター店」に、同社で10か所目となる水素ステーションを開所したと発表した。

 Dr.Driveセルフ武石インター店は、千葉県初となる水素ステーションで、サービスステーション一体型として営業する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150319-00000046-rps-bus_all

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