燃料電池ワールド Vol.1832 (2015/03/17 09:35)

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□燃料電池ワールド Vol.1832
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■2015年03月17日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン
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2015/03/13 ITMパワー社、JCBリサーチ社から490万ポンドの戦略的投資を受ける(ITM Power)

〔訳注〕エネルギー貯蔵とクリーン燃料企業のITMパワー社(ITM Power)は、ジョー・バンフォード(Jo Bamford)が所有しているJCBリサーチ&Valebondコンサルタント社(J.C.B. Research and Valebond Consultants Limited)が新しい普通株を申し込む方法(新株)で当社の戦略的株主となり、総計でITMパワー社の筆頭株主となった、と発表した。

2015/03/13 インテリジェント・エナジー社、新しい高性能の100kW級自動車用燃料電池構造と機能を拡張(Intelligent Energy)

〔訳注〕エネルギー技術グループのインテリジェント・エナジー社(Intelligent Energy)は、革新的な100kW級自動車用燃料電池構造設計を燃料電池電気自動車(Fuel Cell Electric Vehicles:FCEVs)の次世代のための新しい高性能オプションとともに自動車製造メーカーに提供する。
・世界トップクラスの自動車メーカーとインテリジェント・エナジー社が成功したプログラムを利用
・高級品質と高性能な燃料電池電気自動車に主要な原動力を提供
・世界有数のスタック電力密度を提供する独自の気化冷却(evaporatively-cooled:EC)技術
・技術供与計画と共同開発契約を通して自動車メーカーの利用が可能

■2015年03月16日のWEB LINK NEWS
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2015/03/16 株式市場の最有力テーマ 水素燃料電池関連の注目株4を厳選(NEWS ポストセブン)

 昨年、トヨタ自動車が燃料電池車「MIRAI」を発売して以降、株式市場でも「水素燃料電池」関連が有望テーマとして大きな脚光を浴びている。では、そうした中で株価上昇期待の高い銘柄はどう選べばよいのか。カブ知恵代表・藤井英敏氏が解説する。

 まずは、燃料電池用高圧水素ガスコンプレッサ(圧縮機)を手がける加地テック。同社の時価総額は80億円程度と小さく、これまでも軽い値動きを繰り返してきた。安値で仕込むことができれば、株価は1年で3倍も狙えるのではないか。

 燃料電池車用バルブを手がけるハマイも有望だ。LPG(液化石油ガス)容器用バルブでは前述の宮入バルブ製作所を凌駕するトップシェアを誇り、時価総額は120億円前後と、こちらも軽快な値動きが望める。

 時価総額の規模で目を引くのが、わずか30億円ほどの中国工業。一般的にはこれだけ時価総額が小さいと敬遠されがちだが、同社は水素ステーションで使われる水素貯蔵タンクを新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共同開発で進める。現在主流の鉄鋼製ではなく、炭素繊維を使うことでより軽量で安価にする予定だ。水素ステーションの普及に伴って大きな成長が見込めるに違いない。

 愛知製鋼も見逃せないところだ。同社はトヨタ『MIRAI』向けに高圧水素用ステンレス鋼を供給。水素ステーション向けの高圧水素用機器でも複数のメーカーに採用されており、今後の業績に大きく貢献することが確実視される。

 これら水素関連銘柄は材料が浮上するたびに急騰局面が期待できるが、長期的にも有望なテーマである。息の長い上昇を見越して、安値を積極的に拾っていきたいところだ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150316-00000004-pseven-bus_all

2015/03/16 FCVへの供給も視野 海外も注目する「バイオ水素」技術(SankeiBiz)

 「先日はフランスの大手電力会社幹部が話を聞きに来た。近くマレーシアの政府関係者も視察に来る予定だ」

 ジャパンブルーエナジー(JBEC、東京都千代田区)の堂脇直城社長は、同社の技術に対する関心の深さに目を細める。

 JBECは、木くずや下水の汚泥から水素を取り出すことを目指しているベンチャーだ。ブルータワーと呼ぶ独自のプラントによって水素を作り出し、燃料電池車(FCV)などに供給することを視野に入れている。

 木くずや汚泥から水素が作れること自体は以前から知られていた。しかし生物資源は高温で熱すると副産物として液状のタールが発生する。液状タールはプラント内部にとどまって目詰まりの原因となり、故障を誘発するため、徹底的に分解しなければならない。

 そこで同社は、装置内にヒートキャリアと呼ぶセラミックス製の小さな球をいくつも入れ、循環させる手法を採用。球が移動することで、装置内の「熱ムラ」を抑え、タールを分解できるようにした。

 ブルータワーの基本技術はドイツで生まれた。堂脇社長は、地域活性化のコンサルティングを行う中でこの技術と出合い、資金をかき集めて特許を購入。その後は独自に研究を重ね、一昨年にはより高温でガス化できる3つ目の試験プラントを群馬県渋川市に建設。現在は、日米欧を含む主要国の大半で特許を保有するという。

 もっとも、JBECの技術は森林資源が豊富な地方でも威力を発揮する。同社は来年春までに、石川県輪島市と前橋市で商用プラントを稼働させる計画。ほかにも岩手県宮古市など2、3カ所で建設を検討している。堂脇社長は「地震でライフラインが途絶えた際の非常電源にもなる。地産地消のような環境を築きたい」と、地方における製造・供給態勢の早期構築に意欲をみせる。

 商用プラントは発電規模3000キロワット時を想定。水素社会の本格到来には時間がかかるとみて、まずは電力を販売し、収益基盤を確立することに全力を注ぐ。改質ガスの3%を水素としてサンプル用に製造するが、それだけでも燃料電池車200台分を賄えるという。

 試験プラントに比べて規模が大きく、予期せぬ初期トラブルをどう抑えるかが課題だが、原料確保や約20億円という建設資金の手当ても含め、基本的にはクリアできている。堂島社長は「将来的には水素に軸足を移しバイオ水素の供給業者になりたい」と夢見る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150315-00000013-fsi-bus_all

2015/03/16 ホンダ、V2H対応のDC普通充電器をさいたま市の小学校に設置(レスポンス)

 ホンダは、2015年1月に発売したV2H対応DC普通充電器「ホンダ パワーマネージャー(HEH55)」を、さいたま市と共同で、同市立太田小学校内に設置した。

 HEH55の導入により、平常時は公用車として使用している燃料電池自動車(FCV)や電気自動車(EV)から、非常時に防災拠点等の蓄電池への継ぎ足し充電が可能になる。今回、水素エネルギー社会に向けたホンダの取り組みコンセプト「つくる・つかう・つながる」を、初めて実用化した。

 さいたま市では、2014年9月にホンダの独自技術である高圧水電解システムを採用したパッケージ型「スマート水素ステーション(SHS)」をさいたま市東部環境センター内に設置し、水素をつくっている。今回、HEH55を導入することで、「つくる・つかう・つながる」というコンセプトが、災害時や復旧・復興時にも強靭なスマートコミュニティづくりへ貢献することが期待される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150316-00000036-rps-bus_all

2015/03/16 ホンダ、低炭素社会実現に向けた技術が 強靭化大賞 優秀賞(レスポンス)

 ホンダは3月16日、低炭素社会実現に向けた水素関連技術とV2X関連技術が、「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2015」の企業・産業部門で優秀賞を受賞したと発表した。

 今回受賞したのは、ホンダの水素関連技術である「スマート水素ステーション(SHS)」と、V2X関連技術である「V2H対応DC普通充電器 ホンダ パワーマネージャー(HEH55)」および「外部給電器 ホンダ パワーエクスポーター コンセプト(パワーエクスポーター)」。

 ジャパン・レジリエンス・アワードは、次世代に向けたレジリエンス(強靭化)社会を構築するために全国各地で展開されている強靭化に関する先進的な活動を発掘して評価し、表彰する制度として創設。第1回となる今年度は、強くてしなやかな国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発等”を実施している企業・団体の中から、入賞した95件が表彰された。

 ホンダは、「電動化モビリティを活用したV2Xによる強靭なコミュニティづくりへ貢献する機器の提案」というテーマで、自社で取り組む電動化モビリティと低炭素社会の実現化技術のコンセプト「つくる・つかう・つながる」の中から「つくる」と「つながる」に関連する3技術のSHS、HEH55、パワーエクスポーターを提案。目的や方法が自社の強みを活かしたもので、事業に従来の企業活動と明確な差異が見られ広がりが期待できるといった点が高く評価された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150316-00000021-rps-bus_all

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