燃料電池ワールド Vol.1825 (2015/03/06 08:48)

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□燃料電池ワールド Vol.1825
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■2015年03月06日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

☆PEMDREAMニュース(不定期)【再掲】
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 2日から「世界のヘッドライン」を再開しています。FuelCellsWorksが最新のニュースを載せたあとに訳の作業をするので、燃料電池ワールドの掲載日は少しずれます。また、ウェブサイト「世界の燃料電池ニュース」はダブりますので、近く方針が決まるまで更新は控えます。

■世界のヘッドライン
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2015/03/04 エネルギー省、燃料電池と水素技術を前進させるために3500万ドルの資金提供を発表(Energy Department)

〔訳注〕エネルギー省(Energy Department)は本日、燃料電池と水素技術を前進させ、早期の燃料電池製品の採用を可能にするために役立つ資金3500万ドルの提供を発表した。例えば小型燃料電池電気自動車(light duty fuel cell electric vehicles:FCEVs)である。この資金調達は、早期の燃料電池市場の実証と展開で研究開発の促進を支援することで、水素と燃料電池技術のアメリカの革新を加速させる。幾つかの自動車メーカーは、早ければ2017年に燃料電池自動車を走らせることに関心を見せている。燃料電池自動車が市販化されるようになると、エネルギー省は、コストの削減や、水素の製造・配送・貯蔵を含むインフラの技術的進歩の増加に着目する。同省はまた、プラグイン燃料電池車(plug-in fuel cell vehicle)のような早い市場展開を実証することを目的としている。資金調達公募(Funding Opportunity Announcement:FOA)は、幾つかのサブトピックスとともに二つの関心のある通常領域が含まれる。
・燃料電池と水素技術の研究開発
  水素製造研究開発
  燃料電池技術研究開発
  水素配送研究開発
  水素と燃料電池の製造研究開発
・燃料電池と水素技術の早期採用が可能な実証と展開
  水素と燃料電池技術の検証:移動式燃料補給

  市場変換:プラグイン燃料電池ハイブリッド電気小型自動車の実証と展開
  横断的に:アメリカの優秀な気候コミュニティ
 

2015/03/04 UQMテクノロジーズ社、バラード・パワーシステムズ社から新しい燃料電池圧縮機システムの初期購入を受注(UQM Technologies)

〔訳注〕これは、UQM社にとって新型燃料電池圧縮機システムの初の購入注文である。UQMテクノロジーズ社(UQM Technologies Inc)は本日、バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)から初めての燃料電池圧縮機モジュールの購入注文を受け取ったことを発表した。これらの圧縮機モジュールは、水素駆動燃料電池自動車の一体型部品である。UQM・R410燃料電池圧縮機システム(UQM R410 fuel cell compressor system)は、150kW級燃料電池スタックまでの中型商用車バス製品用に設計されている。購入注文はバラード社に4カ月の間に製品を出荷するよう求めており、60万ドルを超える収入をもたらす。UQM社は、バラード社からの注文を期待している。

■2015年03月05日のWEB LINK NEWS
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2015/03/05 トヨタ、日産、ホンダが直面する5つの課題(東洋経済オンライン)

 経済産業省の自動車課は2014年末、「自動車産業戦略2014」を策定した。2010年にまとめた「次世代自動車戦略2010」の改訂版だ。国主導で国際競争力を高めていくための戦略ともいえる。これを読み解くと、日本の自動車産業が直面する課題や目指すべき方向性、未来像が見えてくる。日刊自動車新聞がこの戦略について冊子にまとめ販売している「自動車産業戦略2014」から、その骨子を紹介しよう。 日本の自動車産業が直面する課題は次の5つだ。
1、環境・エネルギー制約の高まり
2、人口増加と個人所得の拡大
3、高齢化の進行
4、都市の過密化と地方の過疎化の進行
5、価値観の変化

 断っておくが、これは日本の社会に限定したものではない。世界的規模で自動車産業が抱える課題でもある。

 そしてこの課題を踏まえて、経産省は自動車産業が目指すべき方向性として4つの戦略を提示する。

 2020年には東京オリンピックが開催される。公共交通機関としてバスの役割の重要性も増すだろう。戦略では燃料電池バス、電気バス、ハイブリッドバスなどの普及を目標として掲げるほか、これらの海外展開も拡大することを目指す。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150305-00062225-toyo-bus_all

2015/03/05 ふるさと納税で「ミライ」貸し出し…愛知・豊田(読売新聞)

 愛知県豊田市は4日、「ふるさと納税」で1万円以上寄付をした人への特典として、トヨタ自動車の水素で走る燃料電池車「ミライ」を無料で貸し出すと発表した。

 同市は今年1月にミライを購入し、公用車として使っているほか、市民向けのイベントで紹介している。今後、さらにもう1台を購入する予定だ。

 貸し出しは、1人1回に限定。平日の午前10時頃から午後4時頃まで、自由に乗り回せるようにするという。寄付の受付期間は4月16日?12月21日で、予約は先着順になる。市企画政策部の原田裕保部長は「地元の活性化につながるよう、ミライで市内の観光地を巡ってもらえる仕掛けを考えたい」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150305-00050016-yom-soci

2015/03/05 【ジャパンボートショー15】トヨタ豊田社長「マリン業界全体が盛り上がる一助に」(レスポンス)

 トヨタ自動車の豊田章男社長が「ジャパンインターナショナルボートショー」初日の午後、視察に訪れた。この日の午前中にボートショー会場に隣接するホテルで、燃料電池車『ミライ』の神奈川県および横浜市への納車式が行われたことから、かけつけることになったという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150305-00000047-rps-bus_all

2015/03/05 【沿線革命026】 東京都が中間整理、BRTが湾岸部の「鉄道不足」を救う! 阿部等(交通コンサルタント)(現代ビジネス)

 さる3月3日に、東京都は「都心と臨海副都心とを結ぶBRTについて」基本計画に向けた中間整理(http://www.metro.tokyo.jp/INET/KEIKAKU/2015/03/70p33100.htm)を発表した。それを受け今回は、中央快速線のサービス改善策を提案する予定を変更し、その内容を紹介し、さらなる改善策を提案する。
燃料電池車両の導入

 中間整理では、水素社会の実現に向け、燃料電池車の導入が盛んに謳われている。舛添知事の肝いり政策だ。
燃料電池車は、水素からエネルギーを取り出し、水しか出ない素晴らしいものだと喧伝されているが、水素の生産には大量の電池を必要とし、本当に省エネで低環境負荷になるのか、私は確信を持てていない。
交通によるエネルギー消費・環境負荷を下げるには、BRTのそれらを小さくするとともに、高利便・低コストとして自動車からシフトさせ分担率を高めることも効果的だ。水素ステーションの設置や車両費が高額で、その分、BRTの利便性を上げる経費が不足し、結果的に自動車利用が増えてエネルギー浪費、高環境負荷となったのでは本末転倒だ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150305-00042358-gendaibiz-bus_all

2015/03/05 韓国海軍で故障が多発、異例の大規模監査を実施=「抗日の英雄が泣いてるぞ」「私たちは自力で国を守れない」―韓国ネット(Record China)

 報道によると、海軍が保有している214型潜水艦(※韓国では現代重工業が製造)の主動力源である燃料電池には、試運転の時から不具合があり、改修した後も102回もの故障が発生している。また、新型ミサイル高速艦は試運転時に直進運航ができなかった上に、艦砲が正常に動作しなかった。こうした状況を受け、特別監査団は海軍のすべての武器導入事業を対象に監査を行うことを決定。史上例のない大規模な監査を進めているという。

 この報道に、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150305-00000059-rcdc-cn

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