燃料電池ワールド Vol.1823 (2015/03/04 10:41)

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□燃料電池ワールド Vol.1823
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■2015年03月04日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

☆PEMDREAMニュース(不定期)【再掲】
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 2日から「世界のヘッドライン」を再開しています。FuelCellsWorksが最新のニュースを載せたあとに訳の作業をするので、燃料電池ワールドの掲載日は少しずれます。また、ウェブサイト「世界の燃料電池ニュース」はダブりますので、近く方針が決まるまで更新は控えます。

■世界のヘッドライン
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2015/03/02 エネルギー省、燃料電池と水素燃料技術の革新を支援するために燃料電池技術インキュベータ資金調達公募を通して1000万ドルを投資(Energy Department)

〔訳注〕燃料電池技術部(Fuel Cell Technologies Office:FCTO)は、燃料電池と水素燃料技術の革新を支援する1000万ドルの資金を受け取る11のプロジェクトを選んだ。この選択の狙いは、いまだ燃料電池技術部の戦略的計画または主流のプロジェクトでは取り組んでいない影響力の大きい技術であることを明確にすることである。対象企業は以下の通り。
アドベント・テクノロジーズ社(Advent Technologies, Inc、コネチカット州)輸送と環境のためのセンター(Center for Transportation and the Environment、ジョージア州)
ガス技術研究所(Gas Technology Institute、イリノイ州)
ギナー社(Giner, Inc、マサチューセッツ州)
ノースイースタン大学(Northeastern University、マサチューセッツ州)プロトン・オンサイト社(Proton OnSite、コネチカット州)
カリフォルニア大学アーヴァイン校(University of California, Irvine、カリフォルニア州)
デラウェア大学(University of Delaware、デラウェア州)
ニューメキシコ大学(University of New Mexico、ニューメキシコ州)ヴァーサ・パワーシステムズ社(Versa Power Systems、コロラド州)バージニア工科大学(Virginia Tech、バージニア州)

2015/03/02 MTIマイクロ社、現在はメタノール・パワー社として知られている(MTI Micro)

〔訳注〕一度はメカニカル・テクノロジーズ社(Mechanical Technology Inc.:MTI)のマイクロ燃料電池部門だったMTIマイクロ・フュエルセルズ社(MTI MicroFuel Cells)は、ウォルト・ロブ(Walt Robb)によってメタノール・パワー社(MeOH Power)に社名が変更され、レーサム(Latham)に事務所を持っている。メカニカル・テクノロジーズ社CEOのケビン・リンチ(Kevin Lynch)はタイムズ・ユニオン(Times Union)に、「MTIマイクロ社はもはやメカニカル・テクノロジーズ社の一部門ではない。厳密に言えば、試験と計測機器の事業である」と語った。ロブは、MTIマイクロ社に社名変更する以前に同社の企業支配権(controlling stake)を獲得した。そして、ウェブサイトによれば、874オールド・アルバニー・シャーカー道路に組織を移した。

2015/03/02 廃水から取得した水素(UAB)

〔訳注〕現在、廃水は環境問題を引き起こすことなく、川や海に流出することができている。しかし、これらの技術は高いエネルギーコストを発生しているので、アラバマ州立大学バーミングハム校(UAB:the University of Alabama at Birmingham)化学システム工学部の生物電気化学グループの研究者たちが微生物を用いて、廃水処理から水素を製造するシステムを確立する研究を行っている。(※難しくてよく分かりません)

■2015年03月03日のWEB LINK NEWS
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2015/03/03 トヨタ、2015年は西・中欧で販売増加の見通し=欧州社長(ロイター)

 [ジュネーブ 2日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>の欧州部門トヨタモーター・ヨーロッパのディディエ・ルロワ社長は2日、西・中欧で今年自動車販売が最大2.5%増加するとの見通しを示した。
 ジュネーブ国際自動車ショーで記者団に語った。

 トヨタの次の課題である燃料電池車の普及について同氏は、必要なインフラがどれだけ利用できるか、またそうしたインフラの利用料金を手ごろな水準にしていけるかにかかっていると指摘。2020─25年まではニッチ(隙間)の分野にとどまる可能性が大きいと付け加えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150303-00000038-reut-bus_all

2015/03/03 【スマートエネルギーウィーク15】水素ステーション設備、販売競争が過熱しそうな勢い(レスポンス)

 トヨタが燃料電池車『MIRAI(ミライ)』を発売したことで、いよいよ水素社会への幕開けを実感している企業が多いということなのだろう。スマートエネルギーウィークの燃料電池部門FC EXPOでは、燃料電池スタックの素材や表面処理などの専門業者のブースがひしめき合っていた。

 そんな熱心ぶりは水素ステーション用設備ではなおさらで、まるで一頃のEV用の急速充電器を見るようだ。それほど色々なメーカーが水素ステーション用ディスペンサー(充填装置)をアピールする姿が目立った。

 ガソリンスタンドで給油作業に使われるガソリン計量器では国内でシェア60%以上を誇るタツノは、82MPaの超高圧充填にも対応出来る水素ディスペンサーを展示。トヨタ、ホンダ、日産の燃料電池車と並んだ、スマートなデザインの水素ディスペンサーは、近未来の燃料補充風景を想わせてくれるものだった。

 ちなみに分子が非常に小さい水素は、流量を測るのがかなり難しい。同社は水素ガス用コリオリ流量計も販売しており、プラスマイナス0.5%という高精度な流量測定を可能にしている。

 一方、1958年から水素ガスを販売してきた岩谷産業は、EV関連製品も充実しているが、水素も得意分野。このEXPOでは水素ディスペンサーと、その前段階処理として必要となる水素に高圧をかける圧縮機を展示。レトロな趣さえ感じさせるレシプロ型の圧縮機は迫力もあって、来場者の関心を集めていた。

 その他、フォークリフト用という触れ込みではあったものの、35MPaの水素ディスペンサーを鈴木商館が展示していた。

 さらには燃料電池車と水素ディスペンサーを連結させるノズルを専門業者がアピールするなど、今後も増えるであろう水素ディスペンサー機器に対しての取り組みぶりは随所に見られた。

 実際には水素ステーションは現在建設中のところがほとんどであり、現時点ではまだまだEVステーションにさえ及ぶべくもないのだが、ここに集まった企業からは、これから起こるであろう需要をできる限り手に入れようとする積極的な姿勢が見てとれた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150303-00000008-rps-bus_all

2015/03/03 【スマートエネルギーウィーク15】下水から水素を作り出す、期待のプロジェクト…三菱化工機(レスポンス)
もちろん技術的には太陽光パネルで電力を作り出し、水から水素を取り出すことも不可能ではない。しかし、それよりも現実的な方法として検討されているのが、下水から水素を作り出すことだ。FC EXPOの三菱化工機ブースには、そんな下水バイオガスによる水素生成プロジェクトが展示されていた。
これは国土交通省の下水道革新的技術実証事業であり、同社と豊田通商、福岡市、九州大学の産学官による共同研究として福岡市中部水処理センターで行われている。仕組みとしては、下水を浄化処理する際に発生するメタンガスから水素を取り出し、圧縮して隣接する水素ステーションで燃料電池車に充填するというもの。カーボンニュートラルで、しかも二酸化炭素も効率良く回収できるものとなっている。
三菱化工機の説明員によればすでにプラントは完成しており、この4月からは試験運転に入り、実証実験を開始すると言う。同社は、これまで国内の水素ステーションを設計、建設およびメンテナンスしてきた経験を活かし、この下水バイオガス水素燃料プロジェクトにおいてもプラントの設計と建設を行うようだ。
全国におよそ2000箇所ある下水処理場のうち300箇所にはバイオガスを発生させることのできる浄化槽が設置されていると言う。そこに、この水素生成プラントを建設すれば、全国に300拠点のオンサイト型水素ステーションが作れることになる。しかもクリーン。是非とも実証実験を成功させて、早期の実用化を実現してほしいものだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150303-00000080-rps-bus_all

2015/03/03 ホンダ「シビック タイプR」ジュネーブモーターショーに! NSXも - 画像16枚(マイナビニュース)

 ジュネーブモーターショーはプレスデーが3月4日まで、一般公開日は3月5?15日とされている。ホンダは欧州向け新型「シビック TYPE R」のほか、欧州初出展となる新型「NSX」、新型燃料電池自動車のコンセプトモデル「Honda FCV CONCEPT」、F1世界選手権に参戦するマクラーレン・ホンダ新型マシン「MP4-30」の出展も予定している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150303-00000189-mycomj-life

2015/03/03 スズキ、地方のハンディ関係なし 鈴木修会長「敵はVW」(SankeiBiz)

 《クルマは電気自動車、水素自動車、自動運転車などと技術革新が進む。官民合わせ、膨大な情報、技術と人材が集中する東京に比べ、地方にいるハンディは気にならないのだろうか》

 「全然関係ないね、うん。ドイツのフォルクスワーゲンと戦っとるだけだから。地球の裏側でも戦ってる。東京に居るのと浜松に居るのとあんまり関係ないじゃないか」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150302-00000000-fsi-bus_all

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