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□燃料電池ワールド Vol.1821
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■2015年03月02日発行
◆燃料電池NPO pemdream
☆PEMDREAMニュース(不定期)
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今日から「世界のヘッドライン」を再開します。FuelCellsWorksが最新のニュースを載せたあとに訳の作業をするので、燃料電池ワールドの掲載日は少しずれます。また、ウェブサイト「世界の燃料電池ニュース」はダブりますので、近く方針が決まるまで更新は控えます。
■世界のヘッドライン
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2015/02/26 ヒュンダイの燃料電池車「ツーソン」のドライバー、月に無公害で到達するために十分な走行距離を蓄積(Hyundai)
〔訳注〕ヒュンダイ(Hyundai)の燃料電池車「ツーソン・フュエルセルズ(Tucson Fuel Cells)」のドライバーはこのほど、南カリフォルニアの道路を、すべての排出を単なる蒸気のみで23万8900マイル以上走行して、堂々としたしきい値を凌いだ。地球から月までの平均的な距離は月の軌道によってさまざまであるが、平均的距離として23万8900マイルが推定された。ヒュンダイは、2014年6月に米国市場で世界初の量産燃料電池車として紹介して以来、60台以上の「ツーソン・フュエルセルズ(Tucson Fuel Cells)」を提供してきた。
2015/02/26 再生可能な水素技術は今日、財政的に成り立つことを画期的な研究は実証している(Pure Energy Centre)
〔訳注〕ピュア・エナジー・セントレ社(Pure Energy Centre)は昨日、ロス・ギャゼイ(Ross Gazey)博士は、水素技術は多くの人が言うように5年から20年かからずに利益を生めることを実証した、と発表した。ロスは水素技術の財政と経済の彼の仕事で、スコットランドのアバディーンのロバート・ゴードン大学(Robert Gordon University)から博士号(PhD)を授与された。彼は、再生可能エネルギーから生成した水素は、高収益となることを実証した。彼の研究成果は、水素技術に投資する方法を決めるために、世界的な投資家を支援している。
2015/02/26 クラークソン大学の研究者たち、水素貯蔵システムの改善を目指す(Clarkson University)
〔訳注〕クラークソン大学(Clarkson University)の研究者たちは、水素貯蔵システムの設計を改善できる新たな戦略上の論文を発表した。論文は、米国化学会(American Chemical Society)のジャーナル「無機化学(Inorganic Chemistry)」に掲載される。
2015/02/26 エア・プロダクツ社、日本のFC EXPOで水素燃料供給技術を発表し、展示も(Air Products)
〔訳注〕エア・プロダクツ社(Air Products)は本日、日本の東京の東京ビッグサイト(Tokyo Big Sight)で2月25日から27日まで開催される第11回国際水素・燃料電池展(the 11th International Hydrogen & Fuel Cell Expo:FC Expo 2015)で、自動車と物流市場双方のための「スマート・フュエル(SmartFuel)」水素技術についての論文を発表し、展示を行う。
■2015年02月27日〜03月01日のWEB LINK NEWS
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2015/02/27 三井住友グループがFCV普及で水素関連事業に本格参入か?(clicccar)
そうした中で課題になっているのが水素ステーション設置に伴う場所の確保と設置費用で、政府が水素関連の規制緩和を進めているものの、都市部では安全面を考慮した広めの土地確保が難しいのが実情と言います。
そこで2月6日にトヨタグループの豊田通商とガス大手の岩谷産業、水素供給システムを手掛ける大陽日酸の3社が共同出資して「移動式水素ステーション」を運営する新会社を設立しました。
岩谷産業は他社に先駆けて商用水素インフラの整備に着手しており、全国に定置式水素ステーションの建設を予定。
新会社「合同会社日本移動式水素ステーションサービス」ではこれらの定置式ステーションに加えて移動式水素ステーションを投入することで水素供給インフラの普及を加速させようという訳です。
そしてこの新会社に資金を融資するのが「三井住友フィナンシャルグループ」。
日経新聞によると、同社はまず岩谷産業と大陽日酸から合計5台の「移動式水素ステーション」を買い取り、3月末から新会社に8年間リースするそうです。
また同社は水素ビジネス向けの低利融資を予定しており、水素関連の研究開発や設備投資のほか、運転資金にも使えるようにする模様。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150227-00010000-clicccarz-bus_all
2015/02/27 アウディAGがバラード社から燃料電池に関する特許を購入(clicccar)
カナダに本拠を構えるバラード・パワー・システムズ社は燃料電池技術で知られていますが、アウディAGが同社の燃料電池に関する特許のパッケージを購入し、同時に2019年までの協力関係の延長も発表しました。
今回の特許購入は、アウディだけでなく、フォルクスワーゲン・グループの燃料電池駆動システムの開発をさらに推進するもので、アウディのウルリッヒ・ハッケンベルク取締役は「アウディは重要な特許を戦略的に取得し、グループとすべてのブランドで利用できるようになります」とコメント。
フォルクスワーゲン・グループでは、ゴルフ・ヴァリアントに燃料電池を搭載した「ゴルフ ハイモーション」も発表されています。
世界一の座をトヨタと争うVWグループ。FCVでは、世界初の市販FCVとしてすでに販売されている「MIRAI」に先を越されているように思えますが、今回のバラード社からの特許購入で次世代エコカーでも競争がさらに激化することは間違いないでしょう。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150227-00010001-clicccarz-bus_all
2015/02/27 加バラード、自動車メーカー1社に燃料電池特許を供与…企業名は公表せず(レスポンス)
カナダに本拠を置くバラード・パワー・システムズ社(以下、バラード社)。同社が新たに、自動車メーカー1社と、燃料電池技術の特許を供与する契約を締結したことが分かった。
これは2月23日、バラード社が明らかにしたもの。同社は、「グローバル自動車メーカー1社と、燃料電池技術の特許を供与する契約を締結した」と発表している。
このバラード社に関しては、ドイツの高級車メーカーで、フォルクスワーゲングループ傘下のアウディが2月11日、バラード社から、燃料電池技術に関する特許を購入すると発表したばかり。アウディを含めたフォルクスワーゲングループ各社で、バラード社の特許を広く活用していく方針。
今回、バラード社は、さらに他のグローバル自動車メーカー1社と、燃料電池技術の特許を供与する契約を締結。ただし、この自動車メーカーについては、企業名は明かされていない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150227-00000012-rps-bus_all
2015/02/27 ヒュンダイ、カナダ初の燃料電池車を顧客に引き渡し(レスポンス)
韓国ヒュンダイモーターのカナダ法人、ヒュンダイオートカナダは2月12日、カナダで初となる市販燃料電池車を、顧客に引き渡した。
この燃料電池車は『ツーソン・フューエルセル』。2013年夏、『ix35フューエルセル』として欧州市場へ投入されたモデル。ヒュンダイのCセグメント主力SUV、『ix35』(北米名:先代『ツーソン』)をベースに開発された燃料電池車で、最大出力136psのモーターを搭載。二次電池は蓄電容量24kWhのリチウムポリマーバッテリー。2つの水素タンクには、700バールの圧力で水素を貯蔵する。最大航続可能距離は480km。0-100km/h加速は12.5秒、最高速は160km/hの性能を備える。ヒュンダイによると、加速性能はガソリンエンジン車と同等という。
ヒュンダイは2013年11月、ロサンゼルスモーターショー13において、ツーソン・フューエルセルの米国市場投入を発表。2014年6月、まずはカリフォルニア州でリース販売を開始した。北米での同車の発売は、カナダが米国に次いで、2か国目となる。
今回、ヒュンダイは、カナダ初の市販燃料電池車として、ツーソン・フューエルセルを、バンクーバー在住の顧客に引き渡し。リース販売となり、契約の期間は、3年間となる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150227-00000037-rps-bus_all
2015/02/28 1日3台、トヨタ燃料電池車"手作り"の現場(東洋経済オンライン)
「ご覧になるまで、ミライはどんな先進的な工場で作られているのだろうか、と想像して来られたかもしれません。実際には、先進的とは程遠い設備の中で、匠の技能を持った従業員が1台1台真心を込め丁寧に作り上げております」
トヨタ自動車の豊田章男社長は、2月24日に開かれた燃料電池車(FCV)ミライのラインオフ式でこうあいさつした。5年前の同日、豊田社長は米国でのリコール問題に絡んだ米公聴会で証言に立った。以降、トヨタでは2月24日を「再出発の日」と位置づけ、さまざまな取り組みを進めてきた。
セレモニーにこの日を選んだのは、燃料電池車で未来への新しい一歩を踏み出す、再出発の日にしたいという思いがある。
■ ミライの組立は「LFA工房」
■ 13名のベテランたちが造り上げる
■ よちよち歩きの状態
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150228-00061805-toyo-bus_all
※長文のため、本文を。
2015/02/28 岩谷産業が「水素液化技術」でインフラ整備を加速させる?(clicccar)
岩谷産業による「液化水素」の国内シェアはその輸送効率の良さから6割を超えているそうで、ほぼ独占状態とか。
お馴染みの国産「H-IIAロケット」に液化水素を供給しているのも同社で、気体水素に比べて約10倍以上、輸送効率が高いと言います。
同社はこの「液化水素」を軸にインフラ整備を加速させる計画で、これにより高圧水素ガスを貯蔵するステーションに比べて建設費を半減させる考え。
日経新聞によると、FCVに供給する際に必要となる液化水素圧縮機をドイツのリンデ社と共同開発しているそうで、それに伴う車両側の水素貯蔵タンク変更についても既に自動車メーカーとの間で開発を進めている模様。
実現すれば現在FCVに搭載している高圧タンクの容積低減が可能になると予想され、車室スペース拡大に大きく寄与しそうです。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150228-00010001-clicccarz-bus_all
2015/03/01 忍者、オレンジプラン、北陸新幹線……ネット証券の情報を活用して見つけた今が旬の15テーマと15銘柄を一挙紹介!(ダイヤモンド・ザイ)
最新動向を踏まえたテーマ銘柄を大量紹介?マネックス証券
人気化している水素関連銘柄でも水素・燃料電池展(FCエキスポ)開催に合わせた銘柄ピックアップ。GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)関連では、運用受託機関選定に合わせて関連銘柄を掲載した。従来から注目されているテーマでも、最新動向に合わせて銘柄紹介をしている。一覧表で紹介銘柄数が多い点も特徴。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150301-00067669-dzai-bus_all
2015/03/01 無人機の普及、将来的に自動車を上回る?安全性が課題―中国紙(Record China)
無人機燃料電池メーカーの国内最大手・深セン市格瑞普電池有限公司の劉氷(リウ・ビン)総経理は、「ここ2?3年の無人機の発展には目覚ましいものがあるが、国家の一部安全地域では、無人機規制システムが確立、完備されていないのが現状だ。また、無人機の民用発展をめぐる業務を担当し、関連法律法規を制定する部門も、今のところ設けられていない」と指摘した。
オバマ米大統領は今年1月、ニューハイテク技術応用をめぐる合法化推進を承諾、ここ数年盛んに開発された無人機の使用に対する法的な後ろ盾が確保された。米連邦航空管理局(FAA)は、この承諾に基づき、世界初の無人機航空法(草案)を提出、無人機も航空管制の範囲に組み込まれることとなった。
中航工業成都所の戴川副総設計師は、「無人機はすでに、国民の日常生活に入り込んでいる。技術面での安定性と安全基準の問題が解決されれば、近い将来、無人機は自動車よりも普及が進む可能性がある」とコメントした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150301-00000023-rcdc-cn
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