燃料電池ワールド Vol.1812 (2015/02/17 09:25)

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□燃料電池ワールド Vol.1812
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■2015年02月17日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(2014年09月08日分までは掲載しました)
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都合により2月一杯まで休載します。

■2015年02月16日のWEB LINK NEWS
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2015/02/16 アウディ、燃料電池の特許を購入…VWグループ全体で活用へ(レスポンス)

 ドイツの高級車メーカーで、フォルクスワーゲングループ傘下のアウディは2月11日、バラード・パワー・システムズ(以下、バラード社)から、燃料電池技術に関する特許を購入すると発表した。

 アウディは、バラード社から購入する燃料電池技術に関する特許を、アウディを含めたフォルクスワーゲングループ各社で、広く活用していく計画。

 加えて、フォルクスワーゲングループは、バラード社との間の協力関係の契約を延長し、2019年までとすることも発表された。

 アウディの研究開発担当、ウルリッヒ・ハッケンベルク取締役は、「アウディはバラード社から購入する重要な特許を、グループ全体で活用する。そして、全てのブランドで実用化する」と述べている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150216-00000003-rps-bus_all

2015/02/16 「水素エネ、人類繁栄の推進力に」 八王子・立川でFCV実証走行(産経新聞)

 次世代のクリーンエネルギーとされる「水素」の啓発・普及を目指した燃料電池車(FCV)の実証走行が立川市で行われ、清水庄平市長や立川商工会議所の佐藤浩二会頭らが試乗して水素エネルギーを体感した。

 FCVは東京ガスの千住テクノステーション(荒川区)内にある次世代エネの実証施設「Ei?WALK(イーウォーク)」を出て、八王子、立川の両市で実証走行した。

 試乗後、清水市長は「すごく静かなのに、加速が素晴らしくいい。水素エネルギーは人類繁栄の推進力になる。今後、当市もFCV導入を検討せざるを得ないだろう」と感想を語った。また、佐藤会頭は民間の立場から「FCV普及には水素ステーションが必要。それが、さまざまな関連ビジネスにつながる」と見通しを述べた。

 普及の鍵を握るのは水素を充填(じゅうてん)する「水素ステーション」の整備だが、多摩地区にはJX日鉱日石エネルギーが今月、八王子市高倉町に開設した1カ所しかない。都内全体でもまだ5カ所にとどまっており、実証走行を行った東ガスは「水素社会を実現する意義と、達成の難しさを多くの人に分かってもらうのが今回のデモンストレーションの目的」(エネルギー企画部)としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150216-00000052-san-l13

2015/02/16 <宮城県予算点検>水素社会先駆けの地に/(下)種まき(河北新報)

 「持続可能な社会の実現を目指し、わが県を東北の水素社会先駆けの地としたい」

  2015年度一般会計当初予算案を発表した10日の記者会見で、村井嘉浩知事は新規に「宮城水素社会実現推進ビジョン」の策定に取り組むと高らかに宣言した。
 <生産拠点の次へ>

 ビジョンの柱となるのが「究極のエコカー」とされる燃料電池車(FCV)と、燃料の水素を供給する水素ステーションの普及だ。

  FCVの一般販売に踏み切ったトヨタ自動車などの協力を得て、官民による協議会を4月設立する。その運営費用として150万円を計上した。

  4大都市圏が先行するステーション整備の現状に危機感を募らせる村井知事。トヨタ完成車生産拠点の立地県から一歩踏み出し、低炭素社会への取り組みによって「富県宮城」の前進を狙う。

  自動車産業をはじめ誘致企業と地元製造業が取引をするには、コストや納期のハードルが立ちはだかる。新規参入・新産業創出等支援費に3610万円を充て、製造業の育成を図る。

  新規参入に向けた試作開発への補助率を従来の3分の1から2分の1に引き上げ、採択枠も7件から10件に拡大。県新産業振興課は「自動車や高度電子といった重点分野での取引拡大につなげたい」と説明する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150216-00000014-khks-soci

2015/02/16 関西国際空港、ランウェイチェック車両にトヨタ MIRAI を導入(レスポンス)

 新関西国際空港は、トヨタ自動車の燃料電池車(FCV)『MIRAI』を、空港維持関連作業車両に導入すると発表した。ランウェイチェックや航空灯火のライトチェックなどに活用する。

 新関西国際空港が保有する水素関連自動車としては、実証走行試験中の水素ロータリーエンジン自動車をあわせると2台目となる。

 導入するMIRAIは、2015年度中に関西国際空港の2期空港島に建設される本格的水素ステーションで水素充てんを行う。自律的な商用ベースでのFCV走行環境が実現するのは、国内の空港としては初めてとなる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150216-00000037-rps-bus_all

2015/02/16 岩谷産業と関空、燃料電池事業を加速…一般FCV向け水素スタンドも(レスポンス)

 岩谷産業は、関西国際空港内で使用する燃料電池フォークリフトに水素を供給する設備を設置したと発表した。また同社は、燃料電池自動車向けに、空港に隣接した水素ステーションを日本で初めて整備することも決定した。

 これら事業は、新関西国際空港が推進している「スマート愛ランド構想」のひとつである「水素グリッドプロジェクト」の一環で、新関西国際空港、豊田自動織機、トヨタ自動車、大阪府とともに空港における水素サプライチェーンモデルの構築を目指して進めているもの。

 岩谷産業は、環境省の「2014年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」で採択された「燃料電池フォークリフトの実用化と最適水素インフラ整備の開発・実証事業」に参画、水素供給設備の開発・関西空港への設置を担当した。

 燃料電池フォークリフトに対して、今回導入した水素供給設備は、圧縮水素をシリンダーで輸送して供給するオフサイト方式を採用。シリンダー内の圧縮水素は15MPaで、これを圧縮機で40MPaまで昇圧し、蓄圧器で貯蔵後、高圧水素ディスペンサーでフォークリフト内の水素貯蔵タンク圧力との圧力差を利用して充填する。供給設備の設置費用は約6000万円。

 また関西国際空港は、2016年から燃料電池フォークリフトの本格導入を進める予定で、2016年度末をめどに液化水素による大規模水素供給システムの構築を目指している。

 一方、燃料電池自動車向けに新設する水素ステーションは、翼をイメージしたキャノピー(屋根)と、垂直に伸びる液化水素貯槽タンクという斬新なデザインを採用する。国内空港に商用水素ステーションが設置されるのは初となる見通し。

 燃料電池車や燃料電池バスへの水素充填に加え、燃料電池自動車や水素関連技術も展示するショールーム機能も併設する予定。

 ステーションは、岩谷産業の液化水素製造拠点であるハイドロエッジからローリーで輸送した液化水素を、燃料電池自動車に供給する「オフサイト方式」を採用する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150216-00000038-rps-bus_all

2015/02/16 JX日鉱日石、横浜市旭区に商用水素ステーションを開所…同社5か所目(レスポンス)

 JX日鉱日石エネルギーは2月16日、横浜市旭区に、同社商用として5か所目となる「横浜旭水素ステーション」を開所したと発表した。

 今年度内には、開所済み5か所の水素ステーションに加え、東京、神奈川、埼玉、千葉および愛知の1都4県に6か所(合計11か所)の水素ステーションを順次開所し、水素販売を開始する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150216-00000049-rps-bus_all

■海外ニュース
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<定置用電源>
●バラード社とアングロ・アメリカン社、電力系統外の住宅用実証実験を進める(2014年08月05日)

 バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)とアングロ・アメリカン・プラチナ社(Anglo American Platinum)は、南アフリカの国営電力公社エスコム社(Eskom)、南アフリカ・エネルギー省(Department of Energy of South Africa)とともに、電力系統外の住宅用製品を使ってメタノール燃料の燃料電池システムの12カ月間の野外実験を運営するパートナーとなった。この実証実験は、ナレディ・トラスト村落(rural community of Naledi Trust)で行われ、バラード社の5kW級燃料電池システム「エレクトラゲン-ME(ElectraGen-ME)」を使う。それは、アングロ・アメリカン・プラチナ社によって準備された系統外で使う製品の試作品と統合され、マイクログリッドの中でバッテリー群とインバーターの操作を行う。毎月外部の貯蔵タンクに液体メタノール燃料を供給して、ナレディ村落の34世帯に電力を提供する。
http://ballard.com/about-ballard/newsroom/news-releases/news07221402.aspx

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆FC EXPO 2015?第11回[国際]水素・燃料電池展?【再掲】
◇会 期:2月25日(水)?27日(金)
◇会 場:東京ビッグサイト
◇主 催:リード エグジビション ジャパン 株式会社
◇共 催:水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)
◇併催企画:FC EXPO 専門技術セミナー
◇詳細は、http://www.fcexpo.jp/About/Outline/

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