燃料電池ワールド Vol.1791 (2015/01/16 11:14)

水素チャンネル Home

■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.1791
■□□□□□□□□□
■2015年01月16日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(2014年09月08日分までは掲載しました)
□□□───────────────────────────
都合により2月一杯まで休載します。

■2015年01月15日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────

2015/01/15 夢のクルマ「MIRAI」がヤバすぎる!上質な乗り心地&低価格を実現したトヨタの底力(Business Journal)

 そのMIRAIをクローズドされたワインディングコースで試乗した印象を、今回リポートしよう。MIRAIはフロントが駆動するFWD方式を採用するミドルサイズセダンなので、おそらく退屈なクルマであろうと予想していた。しかし、いざ走りだすと静かでトルキーで、しかも乗り心地が非常に良いのだ。車両価格700万円台にふさわしい高級車だと思った。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150115-00010002-bjournal-bus_all

2015/01/15 全349社、すべて実名! 10年後「大きくなっている会社」「小さくなっている会社」 トヨタ 三菱商事 みずほ銀行 野村證券 日本生命 朝日新聞ほか 働く人も、株をやる人も、就活生も必読 (現代ビジネス)

 まず多くの識者が指摘したのが、自動車業界における革命的変化と、それがほかの産業に与えるインパクトの巨大さである。

 順を追って見ると、「まず今後数年で起きるのは、水素カーに代表される燃料電池車の急速な普及です。各国のメーカーがこの分野で開発を競っている中で、先行しているのがトヨタ。'14年に『MIRAI』で世界初の一般発売に踏み切った勢いそのままに、トヨタが世界的な需要を先取り、大きく膨らんでいく」(セゾン投信代表の中野晴啓氏)。

 燃料電池車は低コストで作るのに高い技術力が必要で、先行メーカーは他社が追い付けない間に市場を独占できる可能性もある。となればトヨタが文字通り世界随一の自動車メーカーとして君臨することになるが、話はそう単純ではない。

 燃料電池車の普及と並行して進むのが電気自動車の発展で、「電気自動車が次世代カーの中心になれば業界の風景は一変する。なぜなら、電気自動車は電池とモーターを買ってくればどんな企業でも作れるプラモデルのようなものだから。参入障壁が崩れてあらゆる業界から新規メーカーが入ってくる中で、人件費の安い海外で作る電気自動車がバカ売れし、日本勢がすべて打ち負かされるシナリオも浮上してくる」(鈴木氏)。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150115-00041700-gendaibiz-bus_all

2015/01/15 メルセデスの自動運転カーF015はどんなクルマ?(carview!)パワーソースは2011年発表F125の燃料電池

 F015のパワートレーンは2011年に公開されたコンセプト・モデル「F125」に搭載されていた燃料電池が採用されている。このシステムはコンパクトな高電圧電池と組み合わせられ、衝突に際しても安全なモジュール構造を持っている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150115-00010000-carv-ind

2015/01/15 【土井正己のMove the World】2015年、「地方から世界へ」の元年に(レスポンス)
◆戦後70年を振り返る…電機は一時後退、自動車はトップ維持

 一方、日本の自動車は、戦後70年で世界のトップとなり、その地位は他に譲ってはいない。日本の全自動車メーカーの世界販売シェアは約30%と世界トップの座を維持している。この理由としては、自動車はITとは違って「モジュール化」や「オープン化」が難しいというのが定説だが、私は、それだけではないと思う。自動車は、イノベーション競争に勝ってきたことに大きな意味がある。

 例えば、1970年に自動車の環境基準を定めた「マスキー法」(提唱者である米国上院議員の名前)が導入されると米国の競合を差し置いて、基準達成を宣言したのは、ホンダの「CVCCエンジン」であった。その後、2回のオイルショックを経て、燃費・環境性能に優れた日本車が世界のメインストリームに踊り出た。1997年には、トヨタが世界初の量産ハイブリッドカーを発売、さらに量産電気自動車として2006年に三菱が『i-MiEV』、2009年に日産が『リーフ』を発売、そして、昨年、トヨタが量産ベースで世界初となる燃料電池車を発売した。日本のイノベーション技術は、確実に世界の自動車産業を牽引していると言える。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150115-00000018-rps-bus_all

2015/01/15 トヨタが燃料電池のパテントを無償提供で、業界標準を狙う!?(clicccar)

 これら、燃料電池車を構成する主要素に関する特許、燃料電池スタック(約1970件)・高圧水素タンク(約290件)・燃料電池システム制御(約3350件)について、FCVの製造・販売を行なう場合に、2020年まで特許実施権を無償提供するというのが、今回の発表におけるひとつめのニュースとなります。

 ポイントは、FCVの製造・販売を行なう場合、2020年までと期限を設けている点でしょう。

 つまり、実際に自動車として販売を考えていない組織への提供はしないということで、あくまでもFCV全体としての市場存在感を増したいという狙いが見えています。

 また、2020年までと、わずか5年に限定している点も見逃せません。トヨタのパテントを無償で利用したメーカーは、5年の間にパテントを回避する独自技術を開発できなければ、その後もFCVを製造するのであれば特許に関するコストが発生するのです。

 さらに、初期モデルとの整合性を考慮する必要も出てきますから、結果としてトヨタの燃料電池技術を利用するか、かなり親和性のある技術を使わざるを得ないといえそうです。

 燃料電池車のコストダウンと、水素インフラの整備は、普及の両輪といえるのです。

 ですから、トヨタは、水素ステーション関連の特許(約70件)に関して、水素ステーションの設置・運営を行なうケースにおいて、特許実施権を期間を限定することなく無償とすると発表しています。

 今回の、燃料電池に関する特許実施権の無償提供は、トヨタの技術をディファクトスタンダードにすることも狙いといえそうですが、これによって水素社会の実現が近づくのかどうか、トヨタの大英断の今後に注目です。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150115-00010006-clicccarz-bus_all

2015/01/15 【インタビュー】VWタンネベルガー専務「自動運転技術はキーコンピテンシー」(レスポンス)
◆FCVの準備はできている
----:燃料電池車(FCV)に対するVWの取り組みは
タンネベルガー:FCVといっても基本的には電気自動車(EV)プラス水素を使ったレンジエクステンダーと考えることができると思う。実はFCVもVWの全体的な電動車両の戦略の中には含まれており、将来的にはEVとFCVの両方が使われるようになるとみている。

 すでにEVは量産化されているのに対し、FCVに関してはまだ基本的な問題が存在していて多くの改善が求められている。いかにFCVを社会の中で使っていくのかということを考えた場合に、まず重要なのはどうやって水素を造るかということだと思う。水素を造るにあたり再生化エネルギーを使ってできなければ燃料電池自体がグリーンテクノロジーではなくなってしまう。

 またコストがまだかかるということや、さらに大きな問題としては世界的なインフラ整備がある。こうした基本的な問題が解決されて初めて、自動車メーカーとしてFCVを世に問うことができるのではないか。VWとしてはインフラの問題が解決しさえすれば、燃料電池の技術を実際の車両に搭載して世に問うことをスピーディーに行うだけの用意はできている。
----:電動化車両に関してはテスラがEVの関連特許を、またトヨタ自動車がFCVの関連特許を無償提供することでデファクトスタンダードを構築しようとする動きがあるが、VWはどうみているのか
タンネベルガー:トヨタの発表に関しては最近のことなので我々として十分検証していないのでコメントできないが、テスラの特許についてはしっかりと精査した。その結果、新しいものは何もなかった。
----:先ほどFCVを世に問うための準備はできていると話していたが、トヨタが保有する特許がなくても実用化は可能か
タンネベルガー:特許の内容が現段階で把握していないので具体的なコメントはできないが、一般論としていえば、VWのやり方としては新しい技術を開発するのにあたって、必ず関連するような技術が競合他社にあるかをチェックするし、またブランドとして持たなくてはならない技術はどこにあるのかということをしっかり見極めて、その上で他の自動車メーカーやサプライヤーとの協力がどの部分が必要であるかを定めている。

 その一方で、特許を取得してから数年後に業界として標準化するのにあたり必要に迫れられて特許を公開するようなやり方はしたくないと思っている。もし技術の公開や標準化が必要であれば最初からその取り組みをすべきだと考えている。特許の無償提供というのは、おそらくキャンペーンとしてすごく効果はあるし、マスコミ受けすると思うが、この業界での協力の取り組み方としては別の方法があるのではないか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150115-00000020-rps-bus_all

2015/01/15 燃料電池車ミライ、発売1ヶ月で1500台受注(carview!)

 トヨタ自動車は燃料電池車「MIRAI(ミライ)」の受注台数が、2014年12月15日の発売から1ヶ月の1月14日時点で約1500台と達したと発表した。目標台数2015年末までに400台としていたが、それを大幅に上回った。

 発表によると受注の約6割を官公庁や法人が占め、個人の顧客は4割という。地域別では東京、神奈川、愛知県、福岡県が中心という。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150115-10216996-carv-bus_all

2015/01/15 「水素時代の幕開け」=安倍首相(時事通信)

 安倍晋三首相は15日午後、首相官邸で政府が公用車として導入したトヨタ自動車の燃料電池車(FCV)「ミライ」に試乗した。首相は「いよいよ水素時代の幕開け。乗り心地が良く、環境に優しい」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150115-00000029-jijp-pol.view-000

2015/01/15 安倍首相がミライ試運転、水素ステーションにセルフ式導入も(Bloomberg)

 (ブルームバーグ):トヨタ自動車は15日、新型燃料電池自動車(FCV)「ミライ」を政府公用車として初めて納車した。安倍晋三首相はFCV普及に向け、水素ステーションでもセルフ方式を導入したいとの考えを示した。

 安倍首相は公用車として納車された第1号車を官邸の敷地内で自ら試運転後、「大変乗り心地が良くて車もスタイリッシュ」と記者団に話した。政府はさらなる規制改革と技術開発を進める考えを示し、特に、ガソリンスタンドだけでなく、水素ステーションでもセルフ方式を可能にするため、規制改革会議で議論してもらいたいと話した。

 トヨタの豊田章男社長は納車式後、官邸で記者団に対し、首相の発言は「ありがたい」と述べた。また、量産に関しては前倒しを検討していることを明らかにしたが、数量は示さなかった。FCVの普及には、高級車並みの価格や、水素の充てん設備などインフラ整備が課題となっている。

 菅義偉官房長官は同日午前の定例会見で、「日本再興戦略で水素社会の実現を掲げている」と指摘。今後は公用車への導入、購入補助金、水素ステーション整備などを挙げ、「こうしたものをしっかりと後押しをして、まさに水素社会の実現のためにさまざまな角度から支援をしていきたい」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150115-00000049-bloom_st-bus_all

2015/01/15 <トヨタ>ミライ受注、発売1カ月で1500台(毎日新聞)

 受注の内訳は、官公庁や法人が約840台と過半数を占めたが、個人も約660台で4割を超えた。地域別では、愛知(約720台)▽東京(約250台)▽福岡(約140台)▽神奈川(約120台)の4都県で100台を超えた。水素を補給する「水素ステーション」の具体的な整備計画がない岐阜、茨城両県でもそれぞれ約20台を受注した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150115-00000046-mai-bus_all

2015/01/15 <大阪ガス>発祥の地に大規模ショールーム新設 30日から(毎日新聞)

 大阪ガスは15日、新設した大規模ショールーム「hu+gMUSEUM(ハグミュージアム)」を報道陣に公開した。都市ガス会社のショールームとしては国内最大規模といい、今月30日から一般公開する。年間18万人の来場者を見込む。

 ハグミュージアムは地上5階建てで、京セラドーム大阪に隣接する大阪ガス発祥の地である大阪市西区岩崎地区に建てられた。建設費は約40億円。同社の家庭用燃料電池「エネファーム」を採用した省エネ2階建て住宅「スマートハグハウス」のモデルルームのほか、100人が同社の家庭用ガス機器を使って料理作りを体験できるキッチンスタジオも備えている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150115-00000132-mai-bus_all

■海外ニュース
□□□───────────────────────────
<ポータブル/バックアップ電源>
●アクタ社、セフカ社に3基以上の燃料電池システムを販売し、ダンシーム社とパートナーシップを結ぶ(2014年07月02日)

 アクタ社(Acta S.p.A)は、オーストラリアの代理店のセフカ社(SEFCA Pty Ltd)に、さらに3基のアクタ社の「アクタ電力(Acta Power)」システムを販売した。これは、オーストラリアで最大の携帯電話事業者の一社が使うためである。3基のアクタ社のシステムは、それぞれ2.5kW級の電力出力でリライオン社(ReliOn)の燃料電池モジュールに組み込まれる。アクタ社はまた、寒冷地帯のへんぴな地域で使う自己充電式燃料電池補助電源システムを開発するために、ダンシーム・パワー社(Dantherm Power A/S)と製品開発パートナーシップを結んでいる。このシステムは、ダンシーム社の燃料電池補助電源システムとアクタ社のEL1000電解槽を統合し、北極圏に近い島嶼に配備する。そこには風力タービンが設置される予定である。注文の出荷は、2014年9月の予定である。
http://www.actaspa.com/first-repeat-order-from-australian-telco-customer/

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□───────────────────────────
☆『水素先端世界フォーラム2015』【再掲】
〜2015年、最先端技術で拓く水素エネルギー社会〜

 2月3日(火)/4日(水)、世界の第一線研究者や産業人などオピニオンリーダーが一堂に会する「水素先端世界フォーラム2015」を開催します。初日(2月3日)には、2015年に燃料電池自動車の市場導入が始まるにあたり、FCV開発及び水素ステーション機器開発の最前線で活躍されている講師陣から、水素エネルギー社会の実現に向けたビジネスの展望、最新の技術動向について紹介いただきます。会場前では、トヨタ自動車の厚意により、燃料電池自動車「MIRAI」を展示します。2日目(2月4日)には、世界各地の研究者が最新の研究開発成果を発表し、来るべき水素社会の展望について議論を行っていきます。水素ビジネス・水素エネルギー研究に関する世界最先端の情報を入手する絶好の機会です。多くのみなさまの参加をお待ちしています。
◇プログラム
○2月3日(火)/九州大学椎木講堂 ホール(福岡市西区元岡744)
  ※同時通訳あり、入場無料(レセプションは別途)
13:00〜17:30 講演者は次の方々です。
  河合大洋氏(トヨタ自動車株式会社)
  Dr. Gearge Hansen(General Motors Japan Ltd.)
  広谷龍一氏(岩谷産業株式会社)

  岡本隆志氏(日鉄住金パイプライン&エンジニアリング株式会社)

  Mr. Ravi Sabramanian(Air Products and Chemicals, Inc. Hydrogen Energy System)
  三浦真一氏(株式会社神戸製鋼所)

  渡邊正五氏(公益財団法人水素エネルギー製品研究試験センター)
  杉村丈一氏(九州大学水素材料先端科学研究センター)
17:40〜19:00 レセプション(参加費 3,000円)
10:30〜11:30 HYDROGENIUS施設見学
○2月4日(水)/九州大学椎木講堂、I2CNER(福岡市西区)
9:00〜17:00 HYDROGENIUS研究シンポジウム

  世界各国の研究者、HYDROGENIUS各研究部門等の研究者による研究発表。
  ※同時通訳なし、参加無料
◇お申込み・お問い合わせ:ホームページオンラインフォーム、Eメール、電話、ファックスにてお申し込みください。
<フォーラム運営事務局/水素材料先端科学研究センター>

  URL:http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/ci/event/ihdf2015/index.html
  TEL:092-802-3927  FAX:092-802-3928
◇申込み締切:平成27年1月30日(金)
◇主 催:九州大学 水素材料先端科学研究センター、
◇共 催:福岡水素エネルギー戦略会議、福岡県
◇後 援:独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、独立行政法人産業技術総合研究所(AIST)、一般社団法人水素エネルギー協会(HESS)、一般社団法人 燃料電池開発情報センター(FCDIC)、燃料電池実用化推進協議会(FCCJ)、公益財団法人水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)、福岡市、九州経済産業局、公益財団法人九州大学学術研究都市推進機構(OPACK)*依頼中、一般社団法人 九州経済連合会*依頼中、福岡経済同友会*依頼中

───────────────────────────────────

■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
  連絡先:http://pemdream.com/index.php?contact%20us

 □解除を希望される方は、利用されている「まぐまぐ」または「melma!」のどちらかで解除の手続きを行ってください。pemdreamでの代行はできません。
 まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065319.html
 melma! http://melma.com/backnumber_39824/
□マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1