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□燃料電池ワールド Vol.1774
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■2014年12月15日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン(09月08日分までは掲載しました)
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都合により年内一杯休載します。
■12月12〜14日のWEB LINK NEWS
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2014/12/12 現代車のツーソン水素自動車パワートレイン「北米10大エンジン」(中央日報日本語版)
11日、米国の自動車専門媒体であるウォーズオートは現代車のツーソン(Tucson)水素燃料電池自動車の動力装置(パワートレイン)を「2015 10大最高エンジン」に選定した。水素自動車が10大エンジンに選ばれたことは初めての出来事であり、BMWの電気自動車i3の電気モーターも10大エンジンに含まれた。授賞式は来年1月にデトロイト・モーターショーで行われる。
ツーソン水素自動車のパワートレインは現代車が独自の技術で開発した100kW級燃料電池と駆動モーターで構成されている。核心部品を1つの塊(モジュール)にまとめたためガソリンエンジンと同じくらいの大きさに小型化されたのが特徴だ。現代車は1998年に水素自動車開発に着手して昨年2月世界で初めて量産体制を構築した。1回の充電後の運行距離は415kmでソウルから釜山(プサン)まで行くことができる。最高速度は時速160km、価格は1億5000万ウォン(約1615万円)だ。ウォーズオートは「ツーソン水素車は環境を配慮した車技術水準の跳躍を知らせる重要なモデル」とし、「無公害、長い走行距離、短い充電時間の3拍子を全て備え、広い車内も長所」と評価した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141212-00000036-cnippou-kr
2014/12/13 博多華丸・大吉とCOWCOWが1日館長、クルマ×お笑いショー(お笑いナタリー)
12月20日(土)、21日(日)に、よしもと芸人が出演する「よしもとモーター笑(SHOW)!ファミリークリスマスSP」が、東京・MEGA WEBにて開催される。
5回目を迎えるこのイベントでは「クルマ×お笑い」のコラボをテーマに、家族連れの来場者に向けて車を面白く紹介。人気芸人3組によるネタコーナーに加え、燃料電池車の仕組みを紙芝居で紹介する「よしもとMIRAI劇場」、パーソナル移動支援ロボット・Wingletに芸人が挑戦する「Winglet Challenge芸人スペシャルマッチ」などのコーナーも展開される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141213-00000017-natalieo-ent
2014/12/13 日本の「炭素繊維」世界シェア「7割」の技術力…「強度は鉄の10倍」(産経新聞)
軽くて強い素材の「炭素繊維」を使った材料や部品の開発・普及が進んでいる。「究極のエコカー」といわれる燃料電池車の発売などを追い風に、軽量化による燃費向上の利点を生かして従来は鉄だった一部構造部材にも採用された。世界シェアの7割を占める日本企業3社は、耐熱性など技術開発を進めて活用領域を拡大し、中国などの新興勢力に対するリードを広げる構えだ。
■燃料電池車発売が追い風
「やっと(自動車の)構造部品に採用されるレベルまで持ってこられた」。東レの日覚(にっかく)昭広社長は、トヨタ自動車が今月15日発売する燃料電池車「MIRAI(ミライ)」に炭素繊維と樹脂の複合材料が使われた意義をこう強調した。炭素繊維は鉄よりも強度が10倍で重さが4分の1という特性を生かし、航空機などで採用が進んでいる。高級車の一部部品にも使われているが、部品への成形時間の長さやコストが課題だった。
ミライは、水素と酸素を反応させて電気を起こす燃料電池スタックを載せる床部分「スタックフレーム」など3カ所で、東レとトヨタが共同開発した炭素繊維部品を採用した。構造部品のスタックフレームは、熱で軟化する樹脂を使った炭素繊維複合材料を使い、成形時間を大幅に短縮。量産が可能になった上、走行時に石などが飛んでも耐えられる強度を備えながら重量を約3キロに抑えた。
また、高圧になる水素タンクや燃料電池スタックの基板材料にも、炭素繊維材料が採用されている。
日覚社長は、「自動車向け炭素繊維複合材料の採用拡大のため国内外の自動車メーカーなどと共同開発を進めているが、今回の取り組みでさらに一歩前進した」と手応えを語る。
東レは、今年3月までに買収した米炭素繊維製メーカー、ゾルテックの生産能力を平成32(2020)年までに倍増させることも検討している。
炭素繊維は航空機や燃料電池車のほか、発電用風車やスポーツ用品などで採用がまだまだ広がるのは確実。年率15%の伸びが見込まれる成長市場で、シェアをさらに拡大できるか?日本企業のもの作りが改めて試されることになる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141213-00000547-san-bus_all
2014/12/13 金子産業株式会社 静かなる熱血漢が日本のバルブ業界を変革!!(経営者online)
1919年創業以来、一貫してバルブの生産を手がけてきた金子産業。現在は電磁弁、液面計、通気装置など、石油化学・原子力業界向けバルブ関連商品の開発生産で一目置かれる存在である。まもなく創業100年の歴史をもつ企業を率いるのは、サラリーマンから5代目社長となった中村善典氏。自社のバルブ製品にかける思い、ベトナム進出に未来を託すその姿を浮き彫りにする。
ただ一方でバルブ業界を取り巻く事業環境もかなり変わってきている。金子産業はどのように対応するのだろうか。
「石油化学、原子力プラントの分野では、最近経済産業省が発表したように精製プラントは潰せと、そして効率化を図るという方針が示されましたから、当然マーケットは小さくなっていく。でも我々のモノづくりがなくなってしまうかというとそうでもなくて。これからはクリーンなエネルギー水素ガスの分野が有望なんです」
周知のように日本経済が生き残っていくためには、石油などの化石燃料ではなく水素などの新たなエネルギーへとシフトしていかなければならない。「実は水素を扱う際の問題は配管内での火災なのですが、日本ではまだあまり議論されていない。我々は長い間、タンク貯蔵での火災に備えてタンク内に火が入らないよう制御する製品を作ってきた経験上、この問題を重要視しています。それにはフレームアレスタというパイプラインの延焼を止めるセーフティデバイスの開発が必要不可欠なんですが、今は水素ガス対応の製品開発に一番力を入れています」
そのベトナムでは随分と広い敷地を確保した。「1万平米以上でないとダメみたいです。だから、どうせなら先ほど話にも出てきた水素ガス対応のフレームアレスタという製品。これはまだ実証実験が不十分だったので、国内では熊本大学の爆発実験場を使ったり、厚木の山奥での実験を行っています。でもこの際『ベトナムで本格的に実験をやろう』ということになったのです。しっかりデータをとって、世界規格も取得して海外マーケットに出て行きますよ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141213-00000003-konline-bus_all
2014/12/13 東北大、高性能な水素発生電極の開発に成功…水素ステーションで水素を精製(レスポンス)
東北大学原子分子材料科学高等研究機構の伊藤良一助教授、陳明偉教授らは、3次元構造を持つグラフェンによる高性能な水素発生電極を開発したと発表した。
水素は、利用過程で温室効果ガスが発生しないクリーンなエネルギー媒体として期待され、製造、輸送、貯蔵それぞれの面から技術開発が進められている。この中で、水素ステーションなどで水素を「その場発生」させて供給する方法に注目が集まっている。
このための水の電気分解法には、エネルギー利用効率の向上や電極の小型化などの課題がある。水素発生用電極材料としては、白金が最も優れているが、コストが高いことから白金に代えて、ニッケルなどの代替材料の開発が望まれている。
今回、平板電極と比べて単位触媒体積あたりの表面積を500倍程度まで増大させ、窒素と硫黄を少量添加した「3次元ナノ多孔質グラフェン」の作製に成功した。電極特性を測定した結果、水素発生電極として機能することを確認できた。
またこの電極は、白金代替金属として期待されているニッケルと同等の電気エネルギーで水素を発生することが明らかになった。この成果は、貴金属を含めた金属元素を含まない3次元ナノ多孔質グラフェン電極の有効性を示したもので、多孔性構造から大きな表面積を持つため、電極と、装置の小型化につながる可能性がある。
東北大学は「今後の水素利用促進に貢献することが期待される」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141213-00000008-rps-ind
2014/12/14 なぜトヨタは部品事業の再編に着手したのか(東洋経済オンライン)
トヨタ自動車がグループの部品事業の大掛かりな再編に踏み切る。ディーゼルエンジン、マニュアルトランスミッション、ブレーキの3事業をグループの部品会社へ集約する。今後、トヨタが持つ開発・生産機能や部品各社の生産拠点を、順次移管する意向だ。
今回の再編について、トヨタの近藤元博・総合企画部長は、「安全や環境技術が複雑化する中、すべてを自動車メーカーができなくなった」と説明する。自動車の駆動部に当たるパワートレーンだけでも、ガソリン、ディーゼル、ハイブリッド、電気、燃料電池と技術領域は多様化。自動運転ではソフトウエアを含めた制御技術で高度な対応を迫られる。各事業の集約で開発人員を効率化し、トヨタ自身はそれを先進技術に振り向け、グローバルの競争力をさらに高める狙いだ。
実のところ、今回発表した事業の移管・集約の具体的な方法は、これから詰める。ある意味“生煮え”でも再編の方針を打ち出したのは、持続的成長への布石を打つという強い意志からだ。
今回の事業再編について、「集約・効率化して競争力を高めることに異論はない」と、当事者となった各社からも反発の声は聞かれない。とはいえ、人の異動を伴うことから、「以前から検討してきた案件だが、これまではなかなか進まなかったのは事実」(部品会社関係者)というように、長年の懸案に踏み込んだともいえる。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141214-00055756-toyo-bus_all
2014/12/14 ホンダ「FCV CONCEPT」見た目はスポーツカー!? 2015年度発売へ - 写真32枚(マイナビニュース)
本田技研工業(ホンダ)は東京ビッグサイトで開催された「第16回 エコプロダクツ2014」に出展し、新型燃料電池自動車のコンセプトカー「Honda FCV CONCEPT」を展示した。
同車の外観は、昨年のロサンゼルスオートショーで世界初公開され、今年5?6月にホンダ本社ビル(東京・青山)で特別展示も行われた「Honda FCEV CONCEPT」のデザインを踏襲しつつ、後輪を覆うスカートがなくなるなど変更点も見られる。セダンタイプでは初めて、燃料電池スタックを含むパワートレインをボンネット内に搭載したのも特徴。大人5人が快適に座れるフルキャビンパッケージを実現しただけでなく、将来のFCV普及期において、複数の車種に展開することも可能だという。
「エコプロダクツ2014」の会場に展示された「Honda FCV CONCEPT」は、空力性能と先進デザインを両立させたコンセプトカーならではの外観で、来場者の注目を集めていた。「かっこいい」「スポーツカーみたい」といった声も聞かれ、車内をのぞき込もうとする来場者の姿も見られた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141214-00000003-mycomj-life
2014/12/14 【今週の注目銘柄】15日にトヨタの「ミライ」が販売開始(サーチナ)
第一稀元素化学工業は燃料電池車向けなどのジルコニウム化合物の大手。あす15日からトヨタ自動車が究極のエコカー「ミライ」の販売を開始する。短期的には出尽くし感もありそうだが、長い目でみれば燃料電池車は息の長いテーマ。最近は値動きの良さもあって「水素ステーション」関連銘柄に関心が集まっているが、「ミライ」などの普及は当然、燃料電池関連にも追い風だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141214-00000031-scn-biz
■海外ニュース
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<燃料/貯蔵>
●ハイドロジェニックス社とコーロン・ウォーター&エナジー社、韓国に集中する合弁会社を設立(2014年06月23日)
ハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)は、韓国のコーロン・ウォーター&エナジー社(Kolon Water & Energy)と合弁会社「コーロン・ハイドロジェニックス社(Kolon Hydrogenics)」を設立する契約に署名した。合弁会社は、韓国およびその他のアジア地域で再生可能エネルギー発電事業(enewable power generation projects)を行う。最初のメガワット生産はすでに発注されており、2015年早々までに配送される。この契約は、燃料電池システムと20年間のサービス契約の両方を含んでいる。加えて燃料電池の注文は近い将来に望まれていて、2016年までに初期の複数メガワット計画を完成させる。
http://www.hydrogenics.com/about-the-company/news-updates/2014/06/23/hydrogenics-signs-agreement-to-create-kolon-hydrogenics-joint-venture-for-power-generation-in-south-korea
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