燃料電池ワールド Vol.1773 (2014/12/12 08:53)

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□燃料電池ワールド Vol.1773
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■2014年12月12日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(09月08日分までは掲載しました)
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都合により年内一杯休載します。

■12月11日のWEB LINK NEWS
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2014/12/11 11日の朝刊(都内最終版)☆1(時事通信)
【共通ニュース】
◆水素ステーション併設 コンビニを来秋展開 岩谷産業、セブンと合意
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20141211-00000000-jijnb_he-nb

2014/12/11 トヨタがデンソー、アイシンなどの再編で目論む部品開発生産の集中とTNGAの大きな弱点(エコノミックニュース)

 トヨタ自動車のTNGAとは設計共通化手法「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー」による開発効率向上システムことで、先月(2014年11月)報道が相次いだトヨタ自動車傘下のグループ企業再編にも大きな影響を与えている。グループ企業の再編とは3つの中軸事業であるディーゼルエンジン、マニュアルトランスミッション(MT)、ブレーキなどの開発生産で事業が重複しているグループ子会社の業務を整理一本化するというのが主旨だ。省エネや安全技術、自動運転や燃料電池などの開発競争がグローバルに過熱しているなか、競争力を高めるために「コストの低減と技術的な優位性」を追求する“集中”を実施するということだ。

 グループ企業の再編の最大の狙いは、「強い部品づくり」にある。トヨタはクルマの生産において75%ほどのパーツをトヨタ本体以外から調達している。従来、グループ企業からの納入が多かったが、燃料電池車などの開発では、これまで自動車とはあまり関係がなかった企業の技術が必要になってきた。そのため、グループ内企業の集約は競争力アップのために必須とみたようだ。

 一方、トヨタを猛追する独フォルクスワーゲン(VW)は、年内に1000万台の大台突破を目指す。しかも、VWの主力「ゴルフ」の設計において世界で初めて設計共通化手法「MQB(モジュラー・トランスバース・マトリックス)」、ドイツ語で「Modulen Quer Baukasten」を導入、この車両開発効率化システムでトヨタに先行している。

 トヨタも設計共通化手法「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」 による開発効率向上活動に取り組んでおり、次期プリウスへの適用を目指す。今後、トヨタが推進する設計共通化活動「TNGA」は、部品発注先集中などによる傘下サプライヤーの将来を左右する重要な要素になりそうだ。

 ただし、このコストダウンと速い開発スピードを狙った部品開発生産の集中は、決定的な弱点を内包している。昨今、話題のタカタ製エアバッグのリコール問題をみれば明白だ。重要部品の一点集中開発・生産は、不良品の集中発生という重大な問題を抱えることにつながる。この弱点をトヨタ本体がいかにコントロールできるかが、TNGAの成否につながっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141211-00000022-economic-bus_all

2014/12/11 【新聞ウォッチ】スカイマーク、前代未聞の“二股”交渉…日航に次いで全日空にも提携要請(レスポンス)
2014年12月11日付
●セブンに水素補給設備、燃料電池車用、来秋、東京・愛知で2店(読売・8面)
●トヨタ、燃料電池車「ミライ」受注好調、増産へ(東京・6面)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141211-00000007-rps-ind

2014/12/11  日本の最先端エコ技術が!国内最大の環境展示会開催(テレビ朝日系(ANN))

 世界最先端の技術を集めた国内最大規模の環境展示会が始まりました。

 光を当てると化学反応を促す光触媒と呼ばれる物質を活用した光触媒水浄化技術は、地下水などを飲料水に使用している途上国での普及が期待されています。2人で持ち運びができ、工事が不要な超軽量水力発電機は、工場などに来年、50台の販売を目指しています。このほか、燃料電池車など、新たなエネルギーとして注目されている水素関連の展示が目立っています。課外授業の小中学生から外国人ビジネスマンまで、来場者は3日間で約18万人を見込んでいます。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20141211-00000016-ann-bus_all

2014/12/11 韓国経済がおびえる「激安」企業の仰天情報 サムスン蹴散らし…次は現代自か?(産経新聞)

 シャオミのEV参入はあるのか。現時点でシャオミ側のアナウンスはなく、ウワサで終わる可能性も否定できない。それでもシャオミの動向に神経をとがらせているとみられるのが韓国の現代自動車だろう。

 燃料電池車(FCV)と並ぶ次世代エコカーのEV市場にシャオミが参入すれば、現代自のみならず、他の自動車大手にも影響が及ぶ。ただ、トヨタ自動車やフォルクス・ワーゲン(VW)、米ゼネラル・モーターズ(GM)などは世界中に工場や販売店を持ち、圧倒的な生産量、販売量を誇るだけに太刀打ちできないだろう。しかし、世界5位とはいえ、ウォン高の影響で販売が伸び悩み、しかもシャオミのおひざ元の中国でシェア上位の現代自は最初のターゲットとなりやすいかもしれない。

 現代自も次世代エコカーとしてEV、FCVの開発に余念がない。ただ、15日にも世界で初めてFCVの市販車を売り出すトヨタなどに比べ、次世代エコカーの事業化が遅れているのは間違いない。しかも、既存のガソリン車では、燃費性能の過大表示、いわゆる水増し問題で米国などで販売は苦戦している。

 EV市場は世界的にもまだ小さく、仮にシャオミが参入しても自動車業界で一気にシェアを獲得することはないだろう。しかし、自動運転車で米グーグルが存在感を増しているように戦略次第では特定地域、特定層の間では“台風の目”となり得ることも決して荒唐無稽な話ではない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141210-00000553-san-bus_all

2014/12/11  “究極のエコカー” 環境展示会でも主役に(TBS系(JNN))

 走行時に水しか排出しないことから「究極のエコカー」と呼ばれる燃料電池車。いよいよ来週、世界初の一般発売が迫る中、最新の環境技術を集めた展示会でも主役に躍り出ています。

 中でも来場者が熱い視線を注ぐのは、来週、発売されるトヨタの燃料電池車「MIRAI」です。燃料の水素が酸素と反応し生まれた電気で走る車。今回は試乗会も行われ、多くの人が初めてその乗り心地を体験しました。

 「(ガソリン)エンジンで押される感じと違う、静かで優しい感じ。もっと不思議な車かと思っていた」
 「トルクがあるので加速が体感できてすごく良い」(体験者)

 一方、ライバルのホンダも来年度中に発売予定の燃料電池車を展示。燃料電池車で起こした電気を災害時などに使用できる新たなシステムも公開しました。

 いよいよ始まる燃料電池車のある暮らし。早くも環境技術の主役に踊り出ています。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20141211-00000055-jnn-bus_all

2014/12/11 <自動車>最新テクノロジー知って…名古屋で展示会(毎日新聞)

 日本最大の自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2014名古屋」(自動車技術会主催)が11日、名古屋市港区のポートメッセなごやで開幕した。同展は1992年に始まり、名古屋では初開催。車の電動化やIT化で開発競争が激化する中、自動車関連の197社が環境や安全などの最新技術を披露した。

 トヨタ自動車が15日から世界で初めて市販する燃料電池車「ミライ」を展示している。デンソーは複数のセンサーで人や車を検知して衝突を回避する安全システムを紹介。アイシングループは安全技術を体験できるシミュレーターを用意した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141211-00000083-mai-bus_all

2014/12/11 東北大、貴金属触媒を使わないグラフェンの水素発生電極を開発(マイナビニュース)

 東北大学は12月9日、3次元構造を持つグラフェンによる高性能な水素発生電極を開発したと発表した。

 同成果は、同大 原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)の伊藤良一助教、陳明偉教授らによるもの。詳細は、ドイツの科学雑誌「Angewandte Chemie International Edition」に近日中に掲載される。

 水素はクリーンなエネルギー媒体として期待され、製造、輸送および貯蔵のそれぞれの面から技術開発が進められている。その中で、水素ステーションなどで水素を"その場発生"させて供給する方法に注目が集まっているが、そのための水の電気分解法にはエネルギー利用効率の向上や電極の小型化などの課題がある。また、水素発生用電極材料としては、白金が最も優れているが、コストが高いことから白金に変わるニッケルなどの代替材料の開発が望まれている。

 研究グループは、平板電極と比べて単位触媒体積あたりの表面積を500倍程度まで増大させ、かつ、窒素と硫黄を少量添加した3次元ナノ多孔質グラフェンの作製に成功し、その電極特性を測定した結果、水素発生電極として機能することを見出した。さらに、この電極は現在白金代替金属として期待されているニッケルと同等の電気エネルギーで水素を発生することが分かったという。

 今回の成果は、貴金属を含めた金属元素を含まない3次元ナノ多孔質グラフェン電極の有効性を示したものである他、その多孔性構造から大きな表面積を持つため、電極および装置の小型化につながる可能性を示唆するものであり、今後の水素利用促進に貢献することが期待されるとコメントしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141211-00000054-mycomj-sci

■海外ニュース
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<ポータブル/バックアップ電源>
●コムスコープ社とハイドロジェニックス社、データセンター用新システムを提供(2014年06月10日)

 コムスコープ社(CommScope)は、パートナーのハイドロジェニックス社(Hydrogenics)とともに現在、北米で企業向けデータセンターのための革新的で小型の屋内で提供する信頼できるバックアップ電源を提供している。この規模の拡大に対応できる屋内燃料電池製品は、企業のコンピュータ・システムに30kW級までのバックアップ電源を提供できる。
http://www.hydrogenics.com/about-the-company/news-updates/2014/06/10/commscope-partners-with-hydrogenics-to-provide-indoor-backup-power-solution-for-data-centers

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