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□燃料電池ワールド Vol.1771
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■2014年12月10日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン(09月08日分までは掲載しました)
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都合により年内一杯休載します。
■12月09日のWEB LINK NEWS
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2014/12/09 EU投資計画取りまとめ、9日の財務相会合で検討(ロイター)
[ブリュッセル 8日 ロイター] - 欧州連合(EU)は約2000件の案件から成る総額1兆3000億ユーロ(1兆5900億ドル)の投資計画を取りまとめた。
EUは9日の財務相会合でこれらの投資案件を検討。債務を増加させることなく経済成長を加速させるための投資計画に盛り込まれる可能性がある。
欧州中央銀行(ECB)によると、金融危機を受け欧州での投資は減退。ユーロ圏での投資は2008年以来約20%減少している。こうした状況を受け、ユンケル欧州委員長は各国政府に投資計画の提出を求めていた。
ロイターが入手した文書によると、投資案件には総額45億ユーロでエストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランドをつなぐ高速鉄道を建設する計画や、ドイツに燃料電池車のための水素ステーションを建設する計画のほか、フィンランドの空港ターミナル建設、英国の水害対策、オランダの住宅再生、アイルランドの港湾施設建設などが含まれている。
総額1兆3000億ユーロの投資案件のうち、5000億ユーロ相当の案件が向こう3年以内に実施される予定。
EUの執行機関である欧州委員会は来年6月にも実行に移す投資案件の第1弾を選定し、民間部門からの投資を呼びかけたい考え。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141209-00000012-reut-bus_all
2014/12/09 Japan Pushing Fuel Cells From Factories to Homes(Bloomberg)
長引く原発の停止で化石燃料を燃やす火力発電所の利用が大きく増えており、温室効果ガスの排出増加傾向に歯止めがかからなくなっている。そのため、クリーンな水素エネルギーに期待が集まった。
経産省の戸邉千広燃料電池推進室長は、家庭用部門が温室効果ガスの排出が増えている分野のひとつとなっていることから、家庭用燃料電池の利用拡大がエネルギー効率を改善するための「有力な武器のひとつ」と指摘。水素利用の推進は環境問題への対策だけでなく、エネルギーの安定供給確保にもつながると話した。
パナソニック燃料電池商品企画チームの辻英明チームリーダーは、エネファームが住宅のそばで発電することで発電時の熱を有効に利用できると話す。「大規模発電所だと発電したときに熱は出るが全部捨てられてしまい送電ロスもある。結局エネルギーのうち41%しか使われていない」と指摘。一方のエネファームでは熱をすべてお湯として利用できるため、エネルギー利用効率は95%と説明した。
大和総研の平田裕子研究員は、水素はガスや石油などさまざまな原料から製造できることが強みだと指摘。エネファームが05年に首相公邸に導入され、世界に先駆け09年に販売が開始された。しかし、希望小売り価格が約200万円と高額なため、販売開始から5年経っても普及率は全世帯数の0.2%にとどまっている。
ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンスのアナリスト、アリ・イザディ氏は「問題は低減が必要な装置のコストだけではない。燃料のコストも削減する必要がある」と指摘した。さらに停電時にも装置を動かすために約60万円の蓄電池が必要になるなど、多額の追加費用も足かせとなっている
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141209-00000026-bloom_st-bus_all
2014/12/09 【エコプロダクツ14】ホンダ、FCVコンセプト などを出展(レスポンス)
ホンダは、12月11日から13日まで東京ビッグサイトで開催される環境展示会「第16回 エコプロダクツ2014」に、環境への取り組みを紹介するブースを出展する。
ホンダのブースでは、「地球はつづく。Hondaはつづける。」をテーマに、CO2ゼロ社会の早期実現を目指し、2014年11月に発表した新型燃料電池自動車(FCV)のコンセプトカー『ホンダ FCVコンセプト』と、FCVから最大出力9kWのAC出力を可能にする外部給電器のコンセプトモデル「ホンダ パワー エクスポーター コンセプト」を展示する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141209-00000037-rps-bus_all
2014/12/09 <宇部興産>ナイロン樹脂、トヨタのミライに採用(毎日新聞)
トヨタ自動車が15日に燃料電池車「MIRAI(ミライ)」を発売するのを前に、宇部興産(山口県宇部市)は車に搭載される高圧水素タンクに同社のナイロン樹脂が採用されたと発表した。
両社が共同開発したタンク内側の素材で、水素ガスの充填(じゅうてん)や放出の際の急激な温度変化や、極寒地域での耐衝撃性に優れているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141209-00000078-mai-bus_all
■海外ニュース
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<輸送>
●国立再生可能エネルギー研究所とGM、自動車用燃料電池スタックのコスト削減で連携(2014年06月25日)
米国エネルギー省(U.S. Department of Energy:DOE)国立再生可能エネルギー研究所(National Renewable Energy Laboratory:NREL)とゼネラルモーターズ社(General Motors:GM)は、燃料電池材料と製造方法の研究開発を通して自動車用燃料電池スタックのコスト削減を加速させるために、数百万ドル規模の複数年提携を始めている。国立再生可能エネルギー研究所とGMは、重大な次世代燃料電池電気自動車の課題に焦点を充てており、それは、白金担持や高電力密度の達成、燃料電池の効率と寿命に関わる汚染物質の影響の解明、スケールメリットの利益を実現する製造工程の促進を含んでいる。この作業は、国立再生可能エネルギー研究所とGM間の連邦政府研究機関と民間企業等の共同研究(Cooperative Research and Development Agreement:CRADA)のもとで行われ、国立再生可能エネルギー研究所の最先端のエネルギーシステム統合設備(Energy Systems Integration Facility:ESIF)を利用する予定である。
http://www.nrel.gov/news/press/2014/14370.html
※連邦政府研究機関と民間企業等の共同研究(Cooperative Research and Development Agreement:CRADA) この「CRADA」契約を結ぶと企業は共同発明によって得られた特許発明を独占的にライセンス供与される。(weblio)
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆燃料電池・FCH部会 公開シンポジウム【再掲】
「燃料電池の市場投入に向けて?期待、課題、挑戦」」
○日 時:12月11日(木)13:30?17:15(シンポジウム)、17:30?(交流会)
○場 所:科学技術センター 4階401号室
○内 容:
講演『サステイナブル社会に向けたトヨタの燃料電池車FCVの開発と今後』
広瀬雄彦氏(トヨタ自動車(株)技術統括部主査)
講演『日野における燃料電池バス開発の現状』
鈴木滋氏(日野自動車(株)製品開発部兼技術管理部兼技術研究所参事)講演『大阪ガスの水素ステーション及びコンパクト水素製造装置に関する取り組み』
池田耕一郎氏(大阪ガス(株)エンジニアリング部環境ソリューションチーム副課長)
講演『燃料電池を利用した非常用電源機能付簡易型水素ステーションの開発』
平瀬育生氏(ヤマト・H2Energy Japan(株)代表取締役)
総合質疑
○参加費・申込方法:会員外有料(協賛団体向け参加費あり)、詳細は研究会HPよりご確認の上お申込みください。
○詳細・問い合わせ先:研究会ホームページ http://www.ostec-tec.info/08/
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