燃料電池ワールド Vol.1766 (2014/12/03 08:54)

水素チャンネル Home

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□燃料電池ワールド Vol.1766
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■2014年12月03日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆燃料電池・FCH部会 公開シンポジウム【再掲】
「燃料電池の市場投入に向けて?期待、課題、挑戦」」
○日 時:12月11日(木)13:30?17:15(シンポジウム)、17:30?(交流会)
○場 所:科学技術センター 4階401号室
○内 容:
講演『サステイナブル社会に向けたトヨタの燃料電池車FCVの開発と今後』
   広瀬雄彦氏(トヨタ自動車(株)技術統括部主査)
講演『日野における燃料電池バス開発の現状』

   鈴木滋氏(日野自動車(株)製品開発部兼技術管理部兼技術研究所参事)講演『大阪ガスの水素ステーション及びコンパクト水素製造装置に関する取り組み』

   池田耕一郎氏(大阪ガス(株)エンジニアリング部環境ソリューションチーム副課長)
講演『燃料電池を利用した非常用電源機能付簡易型水素ステーションの開発』
   平瀬育生氏(ヤマト・H2Energy Japan(株)代表取締役)
総合質疑
○参加費・申込方法:会員外有料(協賛団体向け参加費あり)、詳細は研究会HPよりご確認の上お申込みください。
○詳細・問い合わせ先:研究会ホームページ http://www.ostec-tec.info/08/

■世界のヘッドライン(09月08日分までは掲載しました)
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都合により年内一杯休載します。

■12月02日のWEB LINK NEWS
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2014/12/02 燃料電池車普及の鍵を握る川重の世界初「水素液化」技術(ダイヤモンド・オンライン)

 水素がエネルギーの主役に躍り出るのかどうか。川崎重工業の播磨工場(兵庫県)で、壮大な実験がスタートした。産業用としては、世界初となる水素液化プラントが始動したのだ。

 くしくも、その実証プラントを報道陣に初公開したのは、11月19日。トヨタ自動車が世界初となる市販の燃料電池車(FCV。水素と酸素を化学反応させて作った電気で走る車)、「MIRAI(ミライ)」を発表した翌日だった。トヨタが仕掛ける“水素キャンペーン”に便乗した格好だ。

 この実証プラントでは、(石炭や天然ガスから取り出される)常温・常圧の気体水素をマイナス253度に冷やして「液化水素」を製造できる。液化能力は1日当たり5トンで、FCVに充填すると仮定すると1000台分に相当するという。まずは、この水素液化プラントを素材関連の国内企業向けに売り込み、商用化する。
● FCV水素価格を低減

 将来的には、さらに野心的な計画もある。豪州の褐炭(水分を大量に含んだ安価な石炭)などの未利用資源から水素を取り出し、今回の実証プラントの性能を発展させて液化水素を製造、それを日本に専用タンクローリーを使って大量に輸送しようというものだ。

 川崎重工の強みは、LNG(液化天然ガス)運搬船などで培われた輸送技術を軸に、水素の製造から輸送、貯蔵、利用までのサプライチェーンの全ての工程における技術を蓄積している点にある。

 とりわけ、「常温・常圧水素を約800分の1に圧縮して運べるため輸送効率が高い上、水素の純度が高くFCV向き」(水素の専門家)である点が評価されている。

 トヨタなどの自動車メーカー、水素ステーションを運営するエネルギー企業もまた、川崎重工の技術に注目している。彼らの着眼点は、実際に水素価格がどこまで下げられるのか、その一点に尽きる。

 11月14日、水素ステーションを運営している岩谷産業が、FCVの燃料用の水素価格を1キログラム当たり1100円、すなわち、1N立方メートル(ノルマルリューベ。0度1気圧というガスの標準時の体積を表す単位)当たり100円とする、と発表した。これはハイブリッド車の燃料代と同等の水準であり、現在流通している水素が1N立方メートル当たり130円であることを勘案しても、かなり挑戦的な価格だ。

 川崎重工では、自社のサプライチェーンを利用して水素を大量輸送すれば、日本へ運搬するまでの水素コスト(原価)は、2025年時点には1N立方メートル当たり30円、50年時点には同20円まで低減できると踏んでいる。西村元彦・川崎重工水素プロジェクト部長は、「実現できれば、岩谷産業が提示した水素価格を格段に下げられる」と自信を見せる。川崎重工の技術革新がFCV普及の鍵を握っている。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141202-00063046-diamond-bus_all

2014/12/02 【舛添都知事日記】東京五輪後に「水素社会の実現」というレガシーを残したい!(現代ビジネス)

 2012年のロンドン大会の教訓は、大会後に素晴らしいレガシーを残したということである。ロンドン滞在中、王立国際問題研究所(チャタムハウス)やジャパン・ソサエティで東京の未来像について演説したが、その際に、「1964年の東京五輪は新幹線を残したが、あなたは2020年大会の後に何を残すのか」という質問があった。そこで、私は、「水素社会の実現だ」と答えておいた。

 先日、水素自動車(FCV)に試乗したが、静かで、加速性能もガソリン車に負けていない。燃料代もハイブリッド車並みである。約700万円という価格も、国の補助200万円と都の補助100万円を使えば、購入者は400万円で済む。問題は、水素ステーションである。建設コストは5億円かかるが、これも都の補助で1億円しかかからないようにする。これらの補助策を実現させるために、補正予算を組む予定である。

 FCVが排出するのは、水のみ。環境に優しい次世代の車であり、2020年を目標に、この普及に全力をあげたいと思う。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141202-00041275-gendaibiz-bus_all

2014/12/02 長谷川洋三の産業ウォッチ 舛添東京都知事の海外アピール戦略:東京五輪2020年は水素時代の幕開け(J-CASTニュース)

 知事は東京オリンピックでは環境を重視したものになると指摘、とりわけ次世代エネルギー、とりわけ水素エネルギーの時代になることを印象づけたいと強調した。

 このため都バスにできるだけ早期に燃料電池を導入したいと強調、燃料電池車の普及を図るため国だけでなく都としても購入補助金を支給したいと語った。また水素自転車の導入も促進し、自転車のレーンを倍増したいと語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141202-00000000-jct-bus_all

2014/12/02 【人とくるまのテクノロジー展14 名古屋】トヨタ紡織、FCV搭載部品などを出展(レスポンス)

 トヨタ紡織は、12月11日・12日にポートメッセなごやで初めて開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2014名古屋」に出展する。

 トヨタ紡織は、トヨタ自動車が11月に発表した燃料電池自動車『MIRAI(ミライ)』の内装システムと燃料電池関連部品を開発。今回、先進的なデザインとホールド性に優れたシートや、燃料電池スタックの小型化に寄与する燃料電池関連部品のスタックマニホールドなどを出展する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141202-00000022-rps-bus_all

2014/12/02 【トヨタ MIRAI 発表】“意気”を感じて現実化したインテリア(レスポンス)

 トヨタ『MIRAI』は決定したパッケージングをベースに、デザイン部門からプロポーザルする形でデザイン開発が進められたという。

 「通常、こういうクルマを作ってほしいというオーダーからデザイン開発を行うことが多いのだが、今回は水素の燃料電池車だということもあり、ユーザーはこうだという規制がなかった」と話すのは、トヨタデザイン本部トヨタデザイン部主幹の加藤寛孝さん。そこで、「技術的なパッケージング自体は決まっていたので、そこをベースに我々からこういう考え方ではどうかと内外装含めて提案を行った」と述べる。

 その提案の中で、エクステリアはサイドから見てボンネットが浮いたイメージを提案した。「そこで、インテリアもそこにつながるように、インパネのフードが浮いているイメージにするなど、内外でもコーディネートができるような表現で仕上げていった」と加藤さん。

 このインパネは、ドアやピラーともつながり、インテリア全体を空間として捉えられるようにデザインされている。しかし、大きな問題があったと加藤さん。「クルマにはボディの歪みがある。例えばインパネとピラー、そしてドアをつなぐようなことはどのクルマもやっておらず、工場サイドからは組めないといわれる」。

 その理由は、「路面状況などに応じて、ピラーは3?4mmは動くからだ。そこで、これをつなげるために、我々からこういう構造だったらどうかなどを提案し、そこから、(工場サイドが)“意気”を感じてやってもらえることが重要だった」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141202-00000025-rps-ind

2014/12/02 各党公約の要旨☆6【公約比較】(時事通信)
【新党改革】
〔エネルギー〕原発に依存してきた社会が抱える矛盾や格差、分断を乗り越え助け合う「超原発社会」の構築▽再生可能エネルギーや高効率火力発電、家庭用燃料電池を組み合わせ原発のない豊かな社会を実現。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141202-00000107-jij-pol

2014/12/02 ホンダ、加州の水素スタンド建設を支援=米社〔BW〕(時事通信)

 【ビジネスワイヤ】水素供給ステーション事業の米ファーストエレメント・フューエルは、米カリフォルニア州の自動車用水素スタンド網を拡充するためにホンダの資金援助を受けると発表した。一連の資金援助契約に関する計画についての同意書が交わされている。この資金とカリフォルニア州からの助成金により、ファーストエレメントは12カ所以上の水素スタンドを新規に設置する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141202-00000013-jijc-biz

2014/12/02 アングル:米シェール開発についに鈍化の兆し、10月掘削認可が減少(ロイター)

 [ニューヨーク 1日 ロイター] - 米石油会社は、原油価格の下落をものともせずシェールオイルの開発をフルスピードで進めてきたが、ついにブーム一服の兆しが出ている。

 調査会社ドリリングインフォがロイターに対して独占的に提供した情報によると、新規の掘削認可は今年10月、12の主要生産地域全体で15%減少した。認可数は昨年11月以来倍増しているが、シェールオイル開発熱が冷めつつあることを示す最初のサインと言えそうだ。

 テキサス州が10月に出した新規の掘削認可は885に減少した。シェール革命が注目され始めたばかりの2010年10月と比べると、倍以上の水準とは言え、この2年ほどでは見られなかった鈍化ぶりだ。

 認可が減少すると、その2─4カ月後にはリグ(掘削装置)の稼働数が減少する。さらに6カ月後には、生産の伸び鈍化が始まるという。

 ドリリングインフォのアレン・ギルマー最高経営責任者(CEO)は「これまでの熱狂がさめつつある。慎重になっているようだ」と指摘。リグの稼働数にも、減少の初期的兆候が表れている、と述べた。

 ドリリングインフォのデータによると、10月は10地域で認可が減少した。なかでも減少が顕著だったのは、テキサス州のパーミアン盆地とイーグル・フォードで、認可はそれぞれ13%、22%減少した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141202-00000073-reut-bus_all

■海外ニュース
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<ポータブル/バックアップ電源>
●アクタ社、タイにユニットを販売(2014年06月)

 アクタ社(Acta S.p.A.)は、タイのチェンマイ(Chiang Mai)に二つの再生可能電力貯蔵システムのための注文を受けた。両方あわせて4kWの出力となるシステムは、再生可能エネルギー貯蔵とともに電力の電源または自立電源を提供するために低炭素住宅と観光開発プロジェクトに設置される。この設置は系統電源の頻繁な停電にもかかわらず、地元の建物や防犯システムに継続的な電力供給を保証する。
http://www.actaspa.com/news/

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆環境省の平成27年度重点施策【再掲】
〜注目されるエネルギー対策特別会計とオリンピック・パラリンピック東京大会関連予算
◇講演内容
<1>環境省における平成27年度重点施策
 眼目佳秀氏(環境省大臣官房政策評価広報課課長補佐)
<2>環境省におけるエネルギー対策特別会計

 金子浩二氏(環境省地球環境局温暖化対策課課長補佐(エネ特担当))<3>環境省におけるオリンピック・パラリンピック東京大会対策予算

 大倉紀彰氏(環境省総合環境政策局総務課課長補佐(オリンピック担当))
◇日 時:12月04日(木)午後2時?午後4時30分
◇会 場:紀尾井フォーラム
(東京都千代田区紀尾井町4?1 ニューオータニガーデンコート1F (03)5213-6886)
◇受講料:1名につき27,000円(税込)
◇詳細内容と申し込み: http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14344.html
◇問い合わせ:株式会社 新社会システム総合研究所

  TEL 03?5532?8850 FAX 03?5532?8851
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所

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