燃料電池ワールド Vol.1763 (2014/11/28 08:31)

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□燃料電池ワールド Vol.1763
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■2014年11月28日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆燃料電池・FCH部会 公開シンポジウム【再掲】
「燃料電池の市場投入に向けて?期待、課題、挑戦」」
○日 時:12月11日(木)13:30?17:15(シンポジウム)、17:30?(交流会)
○場 所:科学技術センター 4階401号室
○内 容:
講演『サステイナブル社会に向けたトヨタの燃料電池車FCVの開発と今後』
   広瀬雄彦氏(トヨタ自動車(株)技術統括部主査)
講演『日野における燃料電池バス開発の現状』

   鈴木滋氏(日野自動車(株)製品開発部兼技術管理部兼技術研究所参事)講演『大阪ガスの水素ステーション及びコンパクト水素製造装置に関する取り組み』

   池田耕一郎氏(大阪ガス(株)エンジニアリング部環境ソリューションチーム副課長)
講演『燃料電池を利用した非常用電源機能付簡易型水素ステーションの開発』
   平瀬育生氏(ヤマト・H2Energy Japan(株)代表取締役)
総合質疑
○参加費・申込方法:会員外有料(協賛団体向け参加費あり)、詳細は研究会HPよりご確認の上お申込みください。
○詳細・問い合わせ先:研究会ホームページ http://www.ostec-tec.info/08/

☆環境省の平成27年度重点施策【再掲】
〜注目されるエネルギー対策特別会計とオリンピック・パラリンピック東京大会関連予算
◇講演内容
<1>環境省における平成27年度重点施策
 眼目佳秀氏(環境省大臣官房政策評価広報課課長補佐)
<2>環境省におけるエネルギー対策特別会計

 金子浩二氏(環境省地球環境局温暖化対策課課長補佐(エネ特担当))<3>環境省におけるオリンピック・パラリンピック東京大会対策予算

 大倉紀彰氏(環境省総合環境政策局総務課課長補佐(オリンピック担当))
◇日 時:12月04日(木)午後2時?午後4時30分
◇会 場:紀尾井フォーラム
(東京都千代田区紀尾井町4?1 ニューオータニガーデンコート1F (03)5213-6886)
◇受講料:1名につき27,000円(税込)
◇詳細内容と申し込み: http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14344.html
◇問い合わせ:株式会社 新社会システム総合研究所

  TEL 03?5532?8850 FAX 03?5532?8851
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所

■世界のヘッドライン(09月08日分までは掲載しました)
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都合により年内一杯休載します。

■11月27日のWEB LINK NEWS
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2014/11/27 話題のトヨタ「ミライ」、試乗の感想「最高」 課題は「ユーザのメリットのなさ」克服(Business Journal)
●トヨタ車の中で最高レベル

 燃料電池の仕組みや各社の取組みについては、すでにさまざまなメディアで取り上げられているが、「旧世代車」を愛してやまない筆者が「究極の次世代車」と称されるFCVのミライに試乗した率直な感想と、FCVの抱える課題について報告したい。
●FCV普及へのカギ

 要するに、FCVやEVなどのエコカーにしても自動運転技術にしても、多数の消費者のニーズが高まった時に普及フェーズへ突入する。政府やメーカーは、その欲求を喚起し道筋をつけて加速することはできても、消費者の支持がないかぎり自立した商品にはならない。啓蒙も大切だが、本当に魅力的な商品であれば誰もが自然と欲しがるのだ。そういう意味では、トヨタは今一度HV「プリウス」普及に成功した過去のロードマップを検証して、FCVの未来をさらに確実なものにしていく必要がある。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141127-00010006-bjournal-bus_all
※長文です。

2014/11/27 信用を読む=売り残が4週ぶりに減少、買い残は5週ぶりに増加(モーニングスター)

 個別銘柄で、売り残、買い残の上位に、サクサ、ケネディクス、東レが入った。サクサは、法務省が出入国管理に顔認証システムを17年度中にも導入すると報じられことから、買い人気が高まり残高の増加につながった。ケネディクスは上昇トレンドが継続。19日引け後には出資するファンドで特別利益が発生すると発表し、材料視された。東レは、17日付の日本経済新聞が米ボーイングから炭素繊維1兆円分を受注すると報じられた。その後、19日にはトヨタの燃料電池車「MIRAI」へ炭素繊維材料を提供していることも明らかにし、上値追いに拍車がかかり残高を膨らませた。売り減少、買い残増加の上位には、川崎汽、熊谷組、ソニーが入っている。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20141127-00010000-biz_mos-nb

2014/11/27 ミシュラン開催のイベントに出展=仏シンビオFCell〔BW〕(時事通信)

 【ビジネスワイヤ】燃料電池システムの仏シンビオFCellは、タイヤメーカー仏ミシュランが中国成都市で今月11?15日に開催したイベント「ミシュラン・チャレンジBibendum」に出展した。電気自動車の走行距離を延ばす同社の水素燃料電池レンジエクステンダーの実物と大型化へのロードマップを展示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141127-00000019-jijc-biz

2014/11/27  電気代ゼロも 藤沢市に最先端のエコタウン誕生(テレビ朝日系(ANN))

 神奈川県藤沢市に、街全体で環境対策を進めるエコタウンがオープンしました。600戸ある住宅には、太陽光発電やガスを使って発電する燃料電池も標準装備されていて、発電がストップしても蓄電池から電力を得ることができます。そして、発電量が使用電力を満たせば、電気代をゼロにすることもできます。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20141127-00000017-ann-bus_all
※映像あり。

2014/11/27 【ホンダ FCVコンセプト 発表】新しさとエアロダイナミズムにこだわり(レスポンス)

 本田技術研究所四輪R&Dセンターデザイン室1スタジオ主任研究員の大橋昭彦さんは、「FCVコンセプトは、燃料電池パワートレインを小型化しボンネット内に収めることができたことにより、パッケージの自由度が上がったことが大きな特徴だ」と話す。それにより5人乗車が可能となった。

 「その5人乗りのパッケージをベースに、更にスポーティで、プレミアムな感じ、新しい感じを表現するようにデザインした」という。

 「室内が広そうなボディに、フロントフェンダーやリアフェンダーの前に設置した空力を意識したウイング、フィン形状をデザインに取り込んでいる」と大橋さん。「これは、エアカーテンというもので、フロントであればバンパーのエアインテークなどから空気を取り入れ、フロントタイヤの前に排出している。リアドアのインテークの場合も、リアタイヤの前に排出すことで、タイヤの外側に空気のカーテンを作り、タイヤの周りの乱流を整流しているのだ」と説明。

 つまり「全体のキャビンをウイング形状で覆っているイメージ。フロントフェンダー上のシルバーのアクセントも、フェンダーから流れてきた空気を整流するイメージを持たせている」と、新しさをエアロダイナミクスにこだわってデザインしたことを語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141127-00000042-rps-ind

2014/11/27 驚異の素材グラフェンに陽子透過性、燃料電池に応用期待 研究(AFP=時事)

 【AFP=時事】世界最薄だが超強力な驚異の素材「グラフェン(Graphene)」の不浸透性に極小の抜け穴を発見したとの研究論文が26日、英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。

 グラフェンに関する研究で2010年にノーベル物理学賞を受賞した物理学者、アンドレ・ガイム(Andre Geim)氏率いる研究チームは、あらゆる種類の気体や液体を通さないことで知られるグラフェンが、プロトン(陽子)と呼ばれる粒子を通過させる様子を見て驚いたと話している。

 今回の研究に参加した英マンチェスター大学(University of Manchester)は、「燃料電池などの水素を基にした技術には、水素原子から電子が離れた陽子のみを通過させる障壁物質が不可欠なので、今回の発見は同技術に革命をもたらすかもしれない」と声明で述べている。陽子は中性子とともに、物質の基本構成要素である原子の原子核を構成している。

 人毛より何倍も薄く、わずか原子1個分の厚みしかないグラフェンは、鋼鉄より強く、最小原子の水素に対しても障壁として機能するため、不浸透性の被覆材や包装材に最適の材料となる。

 実験で陽子が原子や分子と同様にグラフェンにはね返されるかどうかを調べた研究チームは、「既存理論の予測では、陽子の透過性は水素原子と同等とされているので、陽子も当然ブロックされるに違いないと予想していた」と声明で述べた。

 「予想に反して、陽子は特に高温状態でグラフェンの超薄板結晶を驚くほど簡単に通過した」

 この結果を受け、グラフェンは、高効率の燃料電池技術のカギとなるプロトン(陽子)伝導性膜の有力候補となったとチームは述べている。燃料電池には、陽子だけを通過させて他の粒子を通さない薄膜が不可欠なためだ。

 一部の電気自動車や非常用発電機などに用いられている電池の一種である燃料電池は、酸素と水素を燃料として使用し、化学エネルギーを電気に変換する。

 論文の共同執筆者、フー・シェン(Sheng Hu)氏は「グラフェンは、極めてシンプルである上、等しく前途有望と思われる。最近では面積1平方メートルのシート単位で生産できるので、市販の燃料電池にすぐにでも応用可能になると期待している」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141127-00000041-jij_afp-sctch

2014/11/27 豊田自動織機など3社、EV充電インフラ情報の提供で連携(レスポンス)

 トヨタメディアサービス、豊田自動織機、日本ユニシスの3社は共同で、EV/PHV利用促進プラットフォーム実証事業を展開すると発表した。

 実証事業では、トヨタメディアサービスがスマートフォンなどの端末を通じて、全国充電インフラ情報、充電インフラ周辺情報など、EV・PHVユーザーに有益な情報を提供するEV・PHV利用促進プラットフォームを開発する。これを活用することでEV・PHVの利用促進や、外出先充電を喚起し、EV走行率を増加させることで、CO2排出削減を目指す。

 また、豊田自動織機が複数台のEV・PHV充電器電力コントロールシステムを、日本ユニシスが充電待ち発生予測アルゴリズムをそれぞれ開発してプラットフォームに有機的に接続することで、充電待ちのないストレスフリーなEV・PHV環境を提供する。実証事業は、愛知県と「あいちEV・PHV普及ネットワーク」のサポートの下、充電インフラとEV・PHVのデータが整った愛知県で2015年2月から実施する。

 国内で自動車向け充電インフラの整備が急速に進んでいるものの、インフラ情報はこれまで、様々な団体や事業者に散在し、情報の信頼性と網羅性に課題があった。実証事業で構築する基盤は、充電インフラの技術と運用に関するノウハウを持つ企業・団体と連携、恒常的な情報メンテナンスの仕組みにより、信頼性と網羅性の課題を解決する。

 また、満空情報や故障情報といったリアルタイムのインフラ情報を収集、ユーザーに提供することで、利便性向上とEV・PHV利用向上によるCO2削減を図る。

 基盤は、EV・PHV向け充電インフラに加え、燃料電池自動車の水素ステーションなど、将来の多様な次世代自動車の情報管理を見据えた設計としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141127-00000057-rps-ind

2014/11/27 今年話題の商品、1位は「アナ雪」に 来年のトップ予想は「燃料電池車」(産経新聞)

 電通総研は27日、消費者が選ぶ「2014年の話題・注目商品ランキング」と「2015年の有望商品ランキング」を発表した。14年は、大ヒットしたディズニー映画「アナと雪の女王」がトップ。15年の有望商品は、トヨタ自動車が新型燃料電池車「ミライ」を発表するなどして注目を浴びる「電気自動車(燃料電池車も含む)」が1位となった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141127-00000551-san-soci

2014/11/27 人工光合成実現に手掛かり=触媒たんぱく構造解明―岡山大・理研(時事通信)

 藻類や植物の葉緑体で光合成を行う仕組みのうち、水を分解して酸素を生み出す触媒反応を担うたんぱく質複合体の構造を正確に解明したと、岡山大の沈建仁教授や理化学研究所放射光科学総合研究センターの吾郷日出夫専任研究員らが26日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。

 人工光合成で水素燃料などを生み出す触媒を開発する手掛かりになるという。

 理研などが2012年から運用を始めたX線自由電子レーザー施設「SACLA(サクラ)」を利用し、たんぱく質複合体の高品質な結晶を解析したところ、酸素やマンガン、カルシウムの原子の立体的な配置が判明。触媒反応の中心となる酸素原子の隣にスペースができ、もう一つの酸素原子を取り込んで酸素分子ができるメカニズムが明らかとなった。

 沈教授らは11年、藍藻(らんそう)の光合成たんぱく質複合体の結晶を放射光施設「SPring(スプリング)8」のX線で解析し、構造を発表した。しかし、X線を当てた際の損傷で微妙に変わった可能性があり、強力なX線をパルスにして一瞬だけ当て、損傷前に測定できるSACLAを使って正確な構造を突き止めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141127-00000005-jij-sctch

2014/11/27 舛添知事「誘致計画ずさん、カネかかり過ぎ」〈AERA〉(dot.)

 東京五輪のために、ロンドンを視察した舛添要一都知事。2020年の開催に向けて、どんなビジョンを描いているのか、インタビューした。
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 自転車や水素電池車しか入れない先進的な地域にすることも考えられる。日本で水素社会を最初に実現するとすれば、この東京だと思う。排ガスがなくなれば、空気がきれいになる。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141127-00000005-sasahi-pol

■海外ニュース
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<輸送>
●ハワイ自然エネルギー研究所とシエラ・ロボ社、燃料電池を使ってヘリウムを回収(2014年05月05日)

 ハワイ自然エネルギー研究所(The Hawaii Natural Energy Institute:HNEI)とシエラ・ロボ社(Sierra Lobo, Inc.)は、ロケットエンジン試験場で生成された水素/ヘリウム混合物(hydrogen/helium mixtures produced)から、陽子交換膜型燃料電池(PEM fuel cell)を使って高純度のヘリウムを回収する実証試験を行った。パイロット・スケールのヘリウム再利用システム(Helium Reclamation System)は、シエラ・ロボ社によって設計・建造された。そして、この回収試験は米航空宇宙局(NASA)のステニス宇宙センター(Stennis Space Center)の現場で正しいことが立証された。
http://www.hnei.hawaii.edu/sites/web41.its.hawaii.edu.www.hnei.hawaii.edu/files/story/2014/05/140505%20HNEI_Sierra%20Lobo-%20%20Helium%20-Final-Released.pdf

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆かながわ環境関連産業ネットワーク「第7回 創・蓄・省エネ フォーラム」【再掲】

 今回は本格的に動き始めた水素エネルギー社会の到来に向けて、水素・燃料電池自動車(FCEV)開発の現状とその安全性評価について、神奈川県内の自動車メーカー開発部門及び公的評価機関の方々をお招きしご講演いただきます。
◇日 時:12月1日(月)14:00?17:30
◇場 所:サン・エールさがみはら2階 第1研修室
      http://sunyell-sagamihara.jp/
◇参加費:無料
◇定 員:80名(定員となり次第締切)
◇内 容:
14:10〜15:20 「水素・燃料電池自動車安全性評価について?日本自動車研究所の取り組み」

  三石 洋之氏(一般財団法人 日本自動車研究所 FC・EV研究部)
15:20〜15:40 「かながわスマートエネルギー計画など神奈川県の取り組み」
  神奈川県産業労働局 エネルギー部 スマートエネルギー課
16:00〜17:00 「日産自動車 燃料電池自動車開発状況と課題?部品メーカーへの期待」

  原 直樹氏(日産自動車株式会社 総合研究所 EVシステム研究所)
◇お申し込みはこちらから:

 申し込み先:メールの件名を「第7回 創・蓄・省エネ フォーラム参加申込み」として、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)をご記入いただき、かながわ環境関連産業ネットワーク事務局 kankyou@sic-sagamihara.jp 担当:永井へ直接お申し込みください。

 あるいは、以下のサイトの申込フォームから、または申込書(WORD)をダウンロードし内容を明記の上、http://www.sic-sagamihara.jp/enet/news/20141021.html  kankyou@sic-sagamihara.jp までお申し込みください。

 ※申込フォームはスマホからのお申し込みに対応しておりませんので、ご了承ください。
◇主催者:(株)さがみはら産業創造センター
◇協力:神奈川県

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 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
  連絡先:http://pemdream.com/index.php?contact%20us

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