燃料電池ワールド Vol.1755 (2014/11/14 08:52)

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□燃料電池ワールド Vol.1755
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■2014年11月14日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(09月08日分までは掲載しました)
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都合により年内一杯休載します。

■11月13日のWEB LINK NEWS
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2014/11/13 JX日鉱日石、商用水素ステーション11か所を年度内にオープン(レスポンス)

 同社は、これまで燃料電池自動車に水素を供給する水素ステーションについて実証事業を行い、技術面・運営面でのノウハウを蓄積。現在23か所の水素ステーション計画について、次世代自動車振興センター「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」の採択を受けて開所に向けた準備を進めており、今回、12月下旬のDr.Drive海老名中央店を皮切りに、年度内に11か所の商用水素ステーションを開所する。

 また同社は、今後展開していく水素ステーションのデザインを決定。ENEOSブランドイメージとの親和性を図りつつ、白とブルーを基調としたクリーンなカラーリングとし、環境に優しい水素を供給する拠点であることを表現するとともに、水素ステーションであることの分かりやすさを重視したデザインとした。
■商用水素ステーション開所予定
・Dr. Drive セルフ 武石インター店(千葉市花見川区)2015年3月上旬
・Dr. Driveセルフ 狭山根岸店(埼玉県狭山市)2015年3月上旬
・Dr. Drive 大和田店(さいたま市見沼区)2015年2月中旬
・Dr.Drive セルフ 春日部中央SS(埼玉県春日部市)2015年3月中旬
・八王子高倉水素ST(東京都八王子市)2015年1月下旬
・東京杉並水素ST(東京都杉並区)2015年2月中旬
・Dr.Drive 海老名中央店(神奈川県海老名市)2014年12月下旬
・Dr. Drive 上飯田店(横浜市泉区)2015年2月下旬
・横浜旭水素ST(横浜市旭区)2015年2月下旬
・Dr. Drive 岡崎羽根店(愛知県岡崎市)2015年2月下旬
・Dr. Driveセルフ 三好ヶ丘店(愛知県みよし市)2015年2月中旬
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141113-00000004-rps-bus_all
※画像あり

2014/11/13 完全復活! トヨタが挑んだ「働き方改革」の衝撃(プレジデント)

 まさに現在進行中の働き方改革。ここで実行されているアイデアはどこから生まれたのか。同社の内山田竹志会長はいう。

 「働き方改革の原型は、1997年に発売した世界初のHV(ハイブリッド車)『プリウス』の開発にある。20キロメートル/リットルという高い燃費目標を課せられ、クリアするためにはHVしかないという判断を(チーフエンジニアだった)私は下した。このとき、機械と電気の技術者を同じフロアで協業させた。この成功が、今回の働き方改革につながっている」

 電気部分を担当したのはパナソニックのニッケル水素電池の技術者たちだった。内山田氏は「驚いたのは、電池の人たちが加速度試験を実施していたこと。こんなやり方もあるのかと、自動車エンジニアの我々は感心した」と振り返る。

 実はトヨタの歴史のなかで、研究・開発と生産技術の機能が一緒になったのは、これが初めてではない。FCV(燃料電池車)の開発プロジェクトのなかで、2002年1月に約450人からなる「FC開発センター」を発足させ“小さな一体化”を果たしている。この結果、ホンダとともに世界で初めてFCVの製品化に成功し、日本政府に02年末に納車した。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141113-00013898-president-bus_all

2014/11/13 いまさら聞けない「パワー半導体」の基本、次世代半導体のコト(エコノミックニュース)

 そこにはパワー半導体を使った「インバータ」というシステムが組み込まれている。かつて日本のエアコンは心臓部のコンプレッサーのモーター回転を一定としながら、「冷房or冷房休止」をオンオフしながら温度調整していた。現在、ほぼ100%普及したとされる日本のインバータ内蔵エアコンは、コンプレッサーのモーター回転速度を連続的に変えて温度調整をきめ細かく行ない、室温を一定に保つ。このインバータ採用効果で、日本国内のエアコン消費電力は50%ほど削減出来るようになったとされている。

 そのインバータに組み込まれる「パワー半導体」に大きな変化が起き始めている。半導体といえば、1980年代から日本やアメリカが大量生産をスタートさせた「シリコン(Si)」素材の半導体だった。が、シリコンを使った半導体の生産は、いまでは完全に新興国が握っている。コスト競争で日本などは太刀打ちできないからだ。

 ところで、インバータとは何か? 単純に表現すると「直流電流(DC)を交流電流(AC)に変換する電気回路」だ。反語がコンバータで、交流を直流に換える。小さなノート型パソコンにも、USBやBluetoothなど出力するべき必要な電力に応じた、幾つもの半導体が必要だ。

 そこで、インバータの能力が細分化多様化するなかでシリコン素材の半導体の限界が見えてきた。そこで台頭してきたのが新素材を使った「パワー半導体」だ。いま、その主役を担うのが「炭化ケイ素(シリコンカーバイト/SiC)」を使った素子だ。SiCパワー半導体のメリットは何か? 大雑把な表現だが、「大きさが同じ、シリコン製半導体と炭化ケイ素(SiC)半導体では、SiC半導体は10倍以上の高電圧でも作動する。極端に表現すると、従来の電圧なら体積を10分の1にでき、発熱量も少ないためコントロールユニットの大幅な省スペース化が可能となる。また、電力損失もシリコン製に比べて大幅に減少するというのだ。

 すでに国内ではSiCパワー半導体を京都ロームや三菱電機、東芝などが実用化し、三菱と東芝は東京メトロの電車用主要電源インバータ用として納品している。ロームでは、SiCパワー半導体の採用で自動車を統合制御するECUなどを「小さく出来て、冷却し易い」ことから、次世代プラグインハイブリッド車(PHV)や燃料電池車(FCV)などで高電圧・高出力電力をコントロールするための素子として必要不可欠とされ、量産に乗り出している。トヨタ自動車などでは自社開発するとして注目されている。

 いいことずくめのSiCパワー半導体だが、問題はコスト。まずは高価格でも対応可能な鉄道、ハイブリッド車など必要不可欠な高価格自動車から採用。高級家電への採用拡大、そして量産効果での波及となろう。この分野では、完全に日本企業が先行している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141113-00000048-economic-sci

2014/11/13 東芝、「究極のエコ技術」開発 太陽光発電で水から水素(朝日新聞デジタル)

 太陽光発電の電気で水を電気分解して水素を取り出す技術を、東芝が開発した。二酸化炭素(CO2)を出さない「究極のエコ技術」だ。発生した水素をタンクにためておき、非常時に発電したり温水を提供したりするシステムを、2015年度に売り出す。

 システムはコンテナ程度の大きさで、トラックや貨物列車に載せて被災地に運ぶこともできる。1台数億円ほどで、主に自治体向けに販売。一つのタンクの水素で、300人の避難者が1週間ほど最低限の生活ができるという。

 水素は現在、都市ガスやLPガスから取り出すのが一般的で、その際にCO2が出てしまう。田中久雄社長は「技術が進歩すれば、(昼間しか発電できない)大規模太陽光発電所の蓄電や、燃料電池車(FCV)向けの水素ステーションなどにも応用できる」と話す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141113-00000046-asahi-bus_all

2014/11/13 メルセデス、ビジョン G-コード 発表…中国向け小型SUVクーペ提案(レスポンス)
同車は、メルセデスベンツがアジアで現地開発したアジア向けのコンセプトカー。未来の小型SUC(スポーツ・ユーティリティ・クーペ)を提案する。
パワートレインは、ハイブリッド。システムは、水素燃料で動くターボエンジンとモーターで構成。エンジンが前輪、モーターが後輪を駆動する4WDとなる。トランスミッションは、デュアルクラッチを組み合わせている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141113-00000058-rps-ind

2014/11/13 【日経平均】好悪の材料も思惑も要人発言も交錯し195円高(エコノミックニュース)

 JXHDはJX日鉱日石エネルギーが12月に商用水素ステーション第1号店を神奈川県海老名市に開設と発表。今年度中に関東中心に11ヵ所開設する予定で7.6円高。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141113-00000085-economic-biz

■海外ニュース
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<輸送>
●インテリジェント・エナジー社、新型燃料電池を発表(2014年05月21日)

 インテリジェント・エナジー社(Intelligent Energy)は、日本の自動車技術会(Society of Automotive Engineers of Japan:JSAE)年次大会で、スズキ自動車株式会社(Suzuki Motor Corporation)と共同開発した空冷式燃料電池発電ユニット「ゲン4(Gen4)」を発表した。この燃料電池は、大型自動車の航続距離延長システム(range extender )としてだけではなく、小型の燃料電池電気自動車の原動力源として、二輪と四輪に簡単に統合するように設計されている。
http://www.intelligent-energy.com/about-us/media-room/news/company-news/2014/05/21/intelligent-energy-unveils-next-generation-integrated-and-compact-fuel-cell-power-unit-at-jsae-2014

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆燃料電池セミナー in 東京(新価値創造展 東京ビッグサイト東3ホール内)【再掲】講演詳細→ http://ostec.seminar-event.info/event/
新価値創造展→ http://shinkachi.smrj.go.jp/
※新価値創造展の入場には、セミナーへの参加申込と別に、新価値創造展への来場登録が必要です。
◇日 時:11月21日(金)13:00?16:20
◇場 所:新価値創造展 ワンポイントH!NTコーナー(東京ビッグサイト 東3ホール内)
◇参加費:無料
◇定 員:250名
◇プログラム
(1)開催挨拶
(2)講演「水素社会の実現に向けた取組の加速」

    星野昌志氏(経済産業省資源エネルギー庁 新エネルギー対策課 燃料電池推進室 室長補佐)
(3)講演「サステイナブル社会に向けた自動車の挑戦、燃料電池自動車の実用化」
    広瀬雄彦氏(トヨタ自動車 技術統括部 主査)
(4)講演「水素ステーション建設の現状と課題」

    藤本守之氏(岩谷産業(株) 水素エネルギー部 企画・推進担当 シニアマネージャー)
(5)「家庭用燃料電池エネファーム本格普及に向けた取り組み」

    永田裕二氏(東芝燃料電池システム(株) 取締役 技術統括責任者) (6)講演「エネファーム、水素ステーション関連部品に係るビジネスマッチング」

    田島収氏( (一財)大阪科学技術センター 技術振興部 コーディネーター)
◇詳細・申込先[締切:11月19日(水)まで]
 燃料電池セミナーホームページよりお申込み下さい。
  http://ostec.seminar-event.info/event/
 ※定員に達した場合は、その時点で受付を終了致します。
◇お問い合わせ:一般財団法人大阪科学技術センター 技術振興部内

         燃料電池セミナー 事務局(担当:大原・増山・新見)
          TEL:06-6443-5320 FAX:06-6443-5319
          メールアドレス:ostec01@ostec.or.jp
◇主 催:経済産業省エネルギー庁

☆環境・エネルギー産学連携フォーラムin横須賀2014【再掲】【水素エネルギーと燃料電池に関する現状と課題】

 このたび、(公財)横須賀市産業振興財団では、産学官連携事業の一環として、横須賀に研究拠点を置く防衛大学校並びに電力中央研究所の研究員から、環境とエネルギーの諸問題をはじめ、将来の実用化が期待されている水素エネルギーと燃料電池に関する現状と課題について、幅広く紹介していただきます。環境・エネルギーに関心をお持ちの方、そして新規事業への取り組みを目指す中小企業の方々の参加をお待ちしています。
◇日 時:11月28日(金) 午後2時?午後5時(終了後に交流懇親会を開催します)
◇場 所:横須賀市産業交流プラザ 第1研修室(京急汐入駅前「横須賀芸術劇場」3階)
◇参加費:無料(交流懇親会参加費は、当日1,000円)
◇定 員:60名(先着順)
◇プログラム
(1)環境とエネルギーの諸問題?水素の製造、小規模発電、放射性セシウムの除去を中心に?
   横森慶信氏(防衛大学校応用化学科 教授)
(2)水素エネルギー社会における水素の貯蔵技術
   山田浩之氏(防衛大学校機械工学科 講師)
(3)燃料電池の開発状況と課題

   森田 寛氏(電力中央研究所エネルギー技術研究所 上席研究員)
 ※交流懇親会(17:10?18:30)は交流サロンにて。
◇申込方法:受付時間は、午前9時?午後5時45分まで(土日、祝日は除く)
  電話での申込み→産業振興財団へ Tel.046-828-1631

  FAXでの申込み→パンフレットの記入欄に記入のうえ Fax.046-821-1207
  メールでの申込み→アドレス:plaza4@olive.ocn.ne.jp
◇質問などは、電話にてお問い合わせ下さい。Tel.046-828-1631
◇主 催:(公財)横須賀市産業振興財団

☆かながわ環境関連産業ネットワーク「第7回 創・蓄・省エネ フォーラム」【再掲】

 今回は本格的に動き始めた水素エネルギー社会の到来に向けて、水素・燃料電池自動車(FCEV)開発の現状とその安全性評価について、神奈川県内の自動車メーカー開発部門及び公的評価機関の方々をお招きしご講演いただきます。
◇日 時:12月1日(月)14:00?17:30
◇場 所:サン・エールさがみはら2階 第1研修室
      http://sunyell-sagamihara.jp/
◇参加費:無料
◇定 員:80名(定員となり次第締切)
◇内 容:
14:10〜15:20 「水素・燃料電池自動車安全性評価について?日本自動車研究所の取り組み」

  三石 洋之氏(一般財団法人 日本自動車研究所 FC・EV研究部)
15:20〜15:40 「かながわスマートエネルギー計画など神奈川県の取り組み」
  神奈川県産業労働局 エネルギー部 スマートエネルギー課
16:00〜17:00 「日産自動車 燃料電池自動車開発状況と課題?部品メーカーへの期待」

  原 直樹氏(日産自動車株式会社 総合研究所 EVシステム研究所)
◇お申し込みはこちらから:

 申し込み先:メールの件名を「第7回 創・蓄・省エネ フォーラム参加申込み」として、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)をご記入いただき、かながわ環境関連産業ネットワーク事務局 kankyou@sic-sagamihara.jp 担当:永井へ直接お申し込みください。

 あるいは、以下のサイトの申込フォームから、または申込書(WORD)をダウンロードし内容を明記の上、http://www.sic-sagamihara.jp/enet/news/20141021.html  kankyou@sic-sagamihara.jp までお申し込みください。

 ※申込フォームはスマホからのお申し込みに対応しておりませんので、ご了承ください。
◇主催者:(株)さがみはら産業創造センター
◇協力:神奈川県

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 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
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