燃料電池ワールド Vol.1735 (2014/10/16 09:17)

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□燃料電池ワールド Vol.1735
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■2014年10月16日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆燃料電池セミナー in 大阪

 今般、経済産業省資源エネルギー庁は、燃料電池セミナーin大阪を開催いたします。本セミナーは、水素・燃料電池分野の専門家を講師としてお招きし、政策・FCV・水素ステーション・エネファームに関する最新の情報を提供し、当該分野への参入および普及促進に資することを目的としています。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
◇日 時:11月6日(木)13:00?16:20
◇場 所:マイドームおおさか 2階 展示ホールB (2階ホール前:06?6947?4302)
◇参加費:無料
◇定 員:200名
◇プログラム

  詳細→ http://www.ostec.or.jp/data/news_ostec/FCseminarosaka.pdf(1)講演「水素社会の実現に向けたNEDOの取り組み」

    大平英二氏((独)新エネルギー・産業技術総合開発機構 新エネルギー部 燃料電池・水素グループ 主任研究員)
(2)講演「Hondaにおける燃料電池電気自動車開発と普及に向けて」

    守谷隆史氏((株)本田技研研究所 四輪R&Dセンター 第5技術開発室 上席研究員)
(3)講演「水素ステーションの現状と低コスト化への取り組み」

     片岡稔治氏(大陽日酸(株) 開発・エンジニアリング本部 プロジェクト推進統括部 水素ステーションプロジェクトマネージャー)
(4)講演「エネファームの現状と原価低減の取り組み」
      坂本和教氏(アイシン精機 エネルギー技術部 主査)
(5)講演「水素ステーション、エネファーム関連部品に係るビジネスマッチング 個別相談のご紹介」

     田島収((一財)大阪科学技術センター 技術振興部 コーディネーター)
◇締め切り:11月5日(水)12時まで
◇申し込み先:メールの件名を「燃料電池セミナーin大阪 参加申込み」として、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)をご記入いただき、大阪科学技術センター事務局(E-mail; ostec01@ostec.or.jp )へ直接お申込みください。
◇お問い合わせ:一般財団法人大阪科学技術センター 技術振興部内
  燃料電池セミナー 事務局(担当:大原・増山・新見)
   TEL:06-6443-5323 FAX:06-6443-5319
   メールアドレス:ostec01@ostec.or.jp 
◇主 催:経済産業省資源エネルギー庁

■世界のヘッドライン(09月05日)
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2014/09/05 フュエルセル・エナジー社、750万ドルの契約とともに固体酸化物型燃料電池開発の商業化を加速(fuecell energy)

〔訳注〕フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc.:FCEL)は本日、市場の期待を成し遂げる同社の固体酸化物型燃料電池(solid oxide fuel cell:SOFC)技術の性能と耐久性を高めために、米国エネルギー省(U.S. Department of Energy:DOE)化石エネルギー局(Office of Fossil Energy)からの750万ドルの分担金による資金供与を発表した。低コストの固体酸化物型燃料電池の信頼性と堅牢性、耐久性を促進することは、低コストで低炭素変換発電技術というエネルギー省の目的と一致している。この裁定の期間は18カ月である。「この助成金は、巨大規模の石炭系システムの長期目標に向けて我々の固体酸化物型燃料電池技術を助けてくれる。それは、サブメガワット(sub-megawatt、100万W以下)級システムに短期的に適応できるセルやスタック・モジュール、システムの改良を提供することである。我々は発電所の設計と製造の専門知識だけではなく、隣接する市場を標的にするための我が社のサービス機能を活用して、既存の商業的なメガワット級炭酸塩型燃料電池(carbonate fuel cell)発電所を補完するサブメガワット級固体酸化物型燃料電池を想定している」と、同社の応用工学先端技術開発担当副社長トニー・レオ(Tony Leo)は述べた。

2014/09/05 ワット・フュエルセル社、陸軍通信電子研究開発技術センターの契約を獲得(Watt Fuel Cell Corp.)

〔訳注〕ワット・フュエルセル社(WATT Fuel Cell Corp.:WATT)は本日、米国陸軍(U.S. Army)通信電子研究開発技術センター(Communications-Electronics Research, Development and Engineering Center:CERDEC)から同社の独占的製造工程の実行可能性を検証するために20カ月、210万ドルの契約を受領したことを発表した。この契約の下でワット社は、業務用に追加する製造ラインを設計、構築するだけでなく、固体酸化物型燃料電池(SOFC)システムの管状セルを生産するためにラインの増加した能力の実証と評価を行う。

2014/09/05 プラグパワー社、新しい最高財務責任者にクリス・ヒュッター氏を招聘(plug power)

〔訳注〕プラグパワー社(Plug Power Inc.)は本日、9月6日から効力を持つ最高財務責任者(Chief Financial Officer:CFO)に、クリス・ヒュッター(Chris Hutter)を任命したことを発表した。ヒュッター氏は、2013年4月以来、暫定的な最高財務責任者としてプラグパワー社に務めたデイブ・ヴァルテック氏(Dave Waldek)から責務を引き継ぐ。ヒュッター氏は、エネルギー業界のベテランで、電力会社へのエネルギー&スマートグリッドサービス提供会社であるパワー・セキュア・インターナショナル社(PowerSecure International, Inc.)の取締役副社長兼最高財務責任者を務めた。同社は2億7000万ドルの売り上げがある。

2014/09/05 砂糖と空気からの電力生成によって開発されたフィンランド技術研究センター社の燃料電池発電美容パッチ(vtt)

〔訳注〕スキンケア製品の吸着作用を高めるためにマイクロアンペアの電流を使う使い捨ての美容パッチは、自宅で直流電流による皮膚治療を行う機会を将来の消費者に提供する。現時点では、これは特別な装置を使う美容師が行うことができる。フィンランド技術研究センター社(VTT Technical Research Centre of Finland)が開発した製品のアイディアは、医薬品にも適応することができる。この発明品は、機能や発電、製造方法では現在市場に出回っている美容パッチとは違う。電流は、消費者が不快感を感じない程度に最小限に抑えられる。新しいタイプの美容パッチは、酵素の助けを借りて砂糖と空気から電流を発生する。動力源として必要とされる電極と酵素は、印刷技術を用いて効率的に結合される。オーボ・アカデミー大学(〓bo Akademi)とタンペレ工科大学(Tampere University of Technology)は、電気化学的な解決法と機能の仕組みを研究する開発に主要な貢献をした。

■10月15日のWEB LINK NEWS
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2014/10/15 日産に異変 なぜ主要幹部が相次ぎ流出? ゴーン長期政権の弊害に“見切り”か(Business Journal)

 カルロス・ゴーン日産自動車社長兼最高経営責任者(CEO)が日産のトップに就いて14年、親会社ルノーのトップを併任して9年がたった今、長期政権の弊害を指摘する声が相次いでいる。両社から経営陣の流出が相次いでいるためだ。

 日産の親会社であるルノーでも、幹部の流出が起こっている。COOの職を昨年解任されたカルロス・タバレス氏が4月、ライバルである仏プジョー・シトロエン・グループのCEOに就任し、ルノーに衝撃を与えた。ゴーン氏は相次ぐ幹部の流出について「海外企業に比べ役員報酬が低いため(人材の)草刈場になっている」(9月10日付産経新聞より)と説明している。

 日産は低迷するEV販売の起爆剤として、20年の東京五輪のオフィシャルカーに自動運転のEVが採用されることを狙っており、「それを見届けるまでゴーン氏は続投するつもり」(業界関係者)との見方もある。しかし、政府内には、東京五輪のオフィシャルカーには水素で走る燃料電池車を大量に採用し、「エコ五輪」を世界にアピールしようとする動きもある。具体的には、選手村と各競技場の間を結ぶ選手の送迎に燃料電池車を大量に導入する方針だというのだ。燃料電池車の開発で先行するのはトヨタ自動車とホンダであり、トヨタは14年度中に世界初の燃料電池車を市販する計画だ。

 東京五輪における日産の“EV販促計画”が頓挫すれば、ゴーン氏を取り巻く環境はますます厳しくなることが予想され、幹部を含めた、さらなる人材流出を招きかねない。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141015-00010002-bjournal-bus_all

2014/10/15 VWの電気自動車、日本でも来年発売へ 普及へ追い風か(朝日新聞デジタル)

 国内で買うことができる電気自動車(EV)の選択肢が広がってきた。14日には独フォルクスワーゲン(VW)が、小型の2車種を日本で来年売り出すと発表した。ただ充電網の整備はまだ十分でなく、今年度中にも市販される燃料電池車(FCV)とも競合が予想される。「エコカーの本命」の座は、守れるのか。

 二酸化炭素や排ガスを出さないEVは、エコカーの本命のひとつだ。ただ、2009年に三菱自動車が国内で「アイ・ミーブ」を発売して5年がたつが、富士経済の調べでは、14年の国内の新車販売に占めるEVの割合は0・4%ほどにとどまると見込む。全国にある急速充電器は、2300基。1度の充電での走行距離が短く、電池切れを気にせず遠出できる環境にまだないことも響いているようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141015-00000007-asahi-bus_all

2014/10/15 加州に水素ステーション=米ファーストエレメント〔BW〕(時事通信)【ビジネスワイヤ】水素供給ステーション事業の米ファーストエレメント・フューエルは、米カリフォルニア州で燃料電池乗用車向けの水素ステーション設備を整備すると発表した。同社は、カリフォルニア州エネルギー委員会から助成金を得て、州内で個人向け水素供給網の建設を進めている。2550万ドルの大規模契約を水素供給設備会社のエアープロダクツと結び、最初に建設される19カ所の水素ステーションに設備の供給を受ける。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141015-00000047-jijc-biz

■海外ニュース
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<輸送>
●プラグパワー社、現代ハイスコ社と覚書を交わし、リライオン社を取得する(2014年04月02、21日)

 プラグパワー社(Plug Power Inc.)は、現代ハイスコ社(Hyundai Hysco Co. Ltd.)と、ハイスコ社の先進的なスタックとプレート技術を使ってアジアの国々に水素燃料電池の開発と販売を行う合弁事業のパートナーシップを形成する拘束力のない覚書を交わした。またプラグ社は、ワシントン州スポーケン(Spokane)の燃料電池メーカー、リライオン社(ReliOn Inc.)の資産を取得した。プラグ社は今年最初の展開で、リライオン社の燃料電池スタック技術と燃料電池システム「ゲンドライブ(GenDrive)」の幾つかのモデルの生産を統合する計画である。
http://www.plugpower.com/news/pressreleases/14-04-21/PLUG_POWER_AND_HYUNDAI_HYSCO_SIGN_MEMORANDUM_OF_UNDERSTANDING_TO_FORM_FUEL_CELL_JOINT_VENTURE_IN_ASIA.aspx
http://www.plugpower.com/news/pressreleases/14-04-02/PLUG_POWER_ACQUIRES_RELION_INC_BRINGING_INNOVATIVE_FUEL_CELL_STACK_TECHNOLOGY_IN-HOUSE.aspx

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議 平成26年度 研究分科会【再掲】【水素高分子材料研究分科会】

 福岡水素エネルギー戦略会議では、水素に関連する様々なテーマをもとに、研究分科会を開催します。各分野の第一線でご活躍中の方々を講師としてお招きするとともに、講師や参加者の方々との情報交換のお時間も設けておりますので、是非、自社の製品開発などにご活用ください。皆様のご参加をお待ちしております。
◇日 時:10月17日(金) 13:20?15:50
◇場 所:マリンメッセ福岡(福岡市博多区沖浜町7?1)
◇プログラム: http://www.f-suiso.jp/info/9174.html
◇受講料:無 料
◇定 員:50名 ≪定員に達し次第、受付を終了。お申し込みはお早めに≫
◇申し込みはこちらから
  http://www.f-suiso.jp/info/9174.html
◇問い合わせ
  九州大学水素エネルギー国際研究センター 甲野

    TEL:092?802?3303  Mail : info@h2.kyushu-u.ac.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー戦略会議
◎今回は、「モノづくりフェア2014」(10/15?17 日刊工業新聞社主催)会場での開催となります。分科会ご参加の方は、同フェアに無料でご入場いただけます。
  http://www.nikkanseibu-eve.com/mono/

☆第7回新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナー(FC懇談会第37回例会)【再掲】テーマ:触媒技術を持ち寄って新しい一歩を踏み出そう
【趣旨概要】

 触媒学会の燃料電池関連触媒研究会は燃料電池に関連する触媒を対象としています。この研究会では高活性/高耐久性触媒、触媒の低コスト化を含めた合成法、触媒の反応機構と基礎物性、評価/解析法等、燃料電池用触媒に関する学術情報交換を行っています。本シンポジウム&宿泊セミナーはFCDIC電極/界面研究部会とFC懇談会との共催で、PEFC用電極触媒に関する最近の研究開発状況と今後の展開について講演頂くと同時に、ナイトセッションで参加者が親しく討論します。

 2014年度はFCVの元年、第7回となる本セミナーでは、PEFCの高性能化と低コスト化の鍵を担う酸素還元反応触媒を中心に構成しました。なお、ポスターセッションは電極触媒に限定せず、燃料電池関連の触媒を広く募集します。学生の方には優秀ポスター賞を用意しておりますので、奮ってご参加ください。
◇日 時:10月24日(金)13:00?10月25日(土)12:00
◇会 場:(公財)加藤山崎教育基金軽井沢研修所

      〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉(大日向) 5607

      TEL:0267-45-5315  http://www.kato-karuizawa.jp/
◇内 容
●一日目 10月24日(金)
セッション1:招待講演
13:10〜14:10 固体高分子形燃料電池用Pt合金触媒の開発(山梨大学 矢野 啓先生)
14:10〜15:10 固体高分子形燃料電池用超格子白金合金触媒およびカーボンフリー多孔性ナノカプセル触媒層の開発(東京工業大学 山口 猛央先生)
15:30〜16:30 白金ナノ粒子の有機化合物による表面修飾:燃料電池カソード触媒のモデル材料として(静岡大学 宮林 恵子先生)
16:30〜17:30 黒鉛化カーボン表面への触媒金属の高分散担持技術の検討(トヨタ自動車 永見 哲夫氏)
17:30〜18:30 コア/シェル触媒はPt/C触媒を代替するか?(同志社大学 大門 英夫先生)セッション2:(ナイトセッション) ポスター展示
19:30〜 ポスターセッション&自由討議(懇親会)
●二日目 10月25日(土)
セッション3:招待講演、総合討議
8:30〜9:30 カーボン系非白金カソード触媒の研究動向(東工大 難波江 裕太先生)
9:30〜10:30 4・5族遷移金属酸化物をベースとした非貴金属酸化物系カソードの開発(横浜国立大学 石原 顕光先生)
10:40〜11:40 有機ハイドライドによる水素の大量貯蔵・輸送システム(SPERA 水素システム)(千代田化工建設株式会社 今川 健一氏)
◇参加申し込み締め切り:10月10日(金)
◇ポスター発表申し込みと発表要旨の締め切り:10月18日(金)

  A4用紙1枚にフリーフォーマットでタイトルと所属を明記の上、下記西村までメール
  で送付してください。
◇参加費:一般会員 15,000円、一般非会員18,000円、学生4,000円

  宿泊費:7,000円 (夕食・朝食込み)。タオル洗面用具を持参ください。
◇参加申し込み/問合せ先:同志社大学 西村宛て。

  氏名、所属、連絡先 (住所、電話、メールアドレス)、宿泊の有無およびポスター発

  表の有無を明記の上、下記西村までメールでお申し込みください。

    同志社大学 西村メールアドレス:jt-liaiy@mail.doshisha.ac.jp
          西村電話番号:0774-65-6589
<シンポジウム&宿泊セミナー準備委員会>
燃料電池関連触媒研究会世話人有志、FCDIC電極/界面研究部会、FC懇談会世話人有志
◇主 催:触媒学会燃料電池関連触媒研究会、(一社)燃料電池開発情報センター (FCDIC)、FC懇談会
◇協 賛:(一社)触媒学会、表面科学会、(一財)大阪科学技術センター(調整中を含む)

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