燃料電池ワールド Vol.1731 (2014/10/09 09:08)

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□燃料電池ワールド Vol.1731
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■2014年10月09日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(09月01日)
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2014/09/01 バラード社のユナイテッド・テクノロジーズ社買収の詳細(Ballard Power)

〔訳注〕バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)のスティーブ・カラファ最高商務責任者(Chief Commercial Officer)に、4月に行われたユナイテッド・テクノロジーズ社の買収の動機などについて、インタビューの一問一答の記事。

2014/09/01 トヨタは最初の商用水素燃料電池自動車の価格を明らかにする(hyer)

〔訳注〕700万円とされるトヨタ(Toyota)の最初の商用水素燃料電池自動車の価格は、およそ7万ドル、4万ポンド、7万3000AUドル、5万ユーロに換算される。この車は、日本では2015年の4月までに、欧米では2015年夏までに市場投入されるが、オーストラリアについては役立つ発表はなかった。

2014/09/01 水素・燃料電池プログラムは、プログラムへの全体の努力への貢献と特定分野の成果を認めて賞を贈る(doe)

〔訳注〕米国エネルギー省は、水素・燃料電池プログラム(Hydrogen and Fuel Cells Program)の以下の分野について賞を贈呈した。

 水素・燃料電池プログラム賞(Hydrogen and Fuel Cells Program Awards)
 水素製造(Hydrogen Production)

 水素の配送と安全、規則と基準(Hydrogen Delivery and Safety, Codes and Standards)
 安全、規則と基準(Safety, Codes and Standards)
 水素貯蔵(Hydrogen Storage)
 燃料電池(Fuel Cells)
 技術実証(Technology Validation)
 市場改革(Market Transformation)

2014/09/01 クリアエッジ・パワー社の買い手はヒルズボロ拠点を精算してオレゴン州の外に(Oregon Live)

〔訳注〕オレゴン州のクリアエッジ・パワー社(ClearEdge Power)の見せかけの最後の行為は、次の火曜日に始まる。入札は、ヒルズボロ(Hillsboro)の工場や機械などの4000万ドル以上の資産のためにその日に開かれる。突然閉鎖し、破産保護を求めた4カ月前に、上昇していた燃料電池の新会社は営業を辞めた。韓国系の斗山株式会社(Doosan Corp.)は、7月の遅い週にその資産のほぼ全てを取得した。しかしそれは、買い手が魅了されるようなクリアエッジ・パワー社のオレゴン州の拠点(hub)ではなかった。それは比較して言えば、労働者が400kW級の燃料電池を作ったコネチカット州の新しい企業の出先機関にすぎなかった。新たに設立された斗山フュエルセルズ・アメリカ社(Doosan Fuel Cells America)の広報担当者であるオレゴン州住民の電子メールは、それは単にコネチカット州で作られた大きなセルではなく、ヒルズボロで設計された小さな模型だった、と述べた。「それ故、オレゴン州で事業を継続する計画はありません」。

●2014/08/31 配信はありません。
●2014/08/30 配信はありません。

■10月08日のWEB LINK NEWS
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2014/10/08 クリスマス商戦、港区でおもちゃ商談会 今年のトレンドは? 東京(産経新聞)

 クリスマスや初売り商戦に向けたおもちゃの商談会が7日、港区海岸の都立産業貿易センターで始まった(8日まで)。日本のものづくり技術を生かしたおもちゃやハイテク玩具、進化した剣玉などが勢ぞろい。専門店や百貨店の担当者が対象のイベントだが、ここで発掘された商品がクリスマスの店頭に並ぶという。今年のトレンドは?。

 このほか、燃料電池カー▽ジャイロセンサーのついたミニカーサイズの小型ヘリ▽自社の工業製品を応用した電子部品のプリント基板、バネ、皮革加工メーカーなどの玩具▽スマートフォンのセンサーを内蔵したなでると鳴く猫のぬいぐるみ?など、目を見張る商品ばかり。クリスマス商戦の店頭で、出合えるかもしれない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141008-00000001-san-l13
※写真あり

2014/10/08 中野情報メルマガ「中野人」が1周年?自動車見本市で街頭キャンペーンも /東京(みんなの経済新聞ネットワーク)

 中野区内のイベントやサービス情報をメールマガジンで提供している「中野人」が10月7日、サービス開始1周年企画をスタートした。

 「中野人」の筆頭協賛企業である宮園オート(中野区中野1)の佐々木洋文社長は「地域の企業が提供するサービスや、中野区内で行われているさまざまなイベント、そしてお得な情報だけでなく、地域密着型企業のがんばっている姿をこの『中野人』を通して皆さんに伝えていきたい」と意気込みを話す。

 佐々木さんは「当イベントでは、間もなく一般販売する予定の公害ゼロの燃料電池自動車の説明会を実施する。中野の未来を実感し先取りしていただければ。メルマガ『中野人』を読んで、中野のこと、中野の企業のことをもっと好きになってほしい」と参加を呼び掛ける。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141008-00000005-minkei-l13

2014/10/08 技術革新、電池の進化がネック(ウォール・ストリート・ジャーナル)

 無人飛行機は現在のエネルギー貯蔵技術の限界を示す特別な例だ。自動車や他の機器以上に、電池を追加することで重量が増すという直接の影響があるためだ。

 これは、無人飛行機による配送サービスを約束する企業に対して懐疑的になるべき理由の一つでもある。アマゾンやグーグルが試験を行っている配送向け無人飛行機の実用化までには飛行時間の大幅な改善が必要だ。しかし、現時点で商業規模での電池技術の大幅な進展はめどが立っていない。代替手段の一つにガソリンの使用があるものの、空飛ぶ小型芝刈り機のように音を立てながら、空を暗く覆う様子を人々が我慢することは想像しにくい。

 電池の性能が一定の水準を超えるのは遠い先のことかもしれず、それまでは配達員が必要だということだ。電池をもはや使わなくなり、何らかのエネルギー貯蔵機器や先進的な水素燃料電池へとシフトするのを待つ必要があるかもしれない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141008-00007725-wsj-bus_all

2014/10/08 教えます!四季報「株主」欄の実戦的使い方、その2(会社四季報オンライン)
■今後の有望株を独断と偏見で考えた!

 私は、自動車産業は今後もますます進化していくと感じている。一つは、衝突防止や自動運転、クルマのスマホ化という、クルマが走る情報機器「スマートカー」へと向かう進化。そしてもう一つが水素から電気を作り出す「燃料電池」を動力源とする「燃料電池車」への進化だろう(いずれ「空飛ぶクルマ」も実現するだろうが今回は言及しない)。

 「燃料電池車」では、「 <6966> 三井ハイテック」(2.2%)が面白い。この会社はモーターの中核部品「モーターコア」を作っているが、水素から電気を作り出し、「モーターで車を動かす」という流れの中でこれが重要な部品になるかもしれない。

 こうした中で私がいちばん可能性を感じているのは、国内自動車メーカー向けにラジエーターを製造する「 <7236> ティラド」(4.4%)である。なぜなら「燃料電池」が出す「熱」の処理が非常に重要になるからだ。燃料電池は水素から電気を作り出せるが、同時に「熱くなる」のだ。つまり熱も出す。この熱は自動車の走行時に、一部は暖房などには使われるが、大半は不要となる。そのためこの熱をうまく外に放出する「熱交換器=ラジエーター」が重要な部品になるのではと感じている。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141008-00010000-shikiho-biz

2014/10/08 <環境版ダボス会議>温暖化解消へ技術革新促進(毎日新聞)

 地球温暖化問題の解決に向けた技術革新(イノベーション)について話し合う国際会議「イノベーション・フォー・クール・アース・フォーラム(ICEF)」の第1回年次総会が8日、東京都内で開かれた。米欧やアジアなどの学識者や政府高官ら約800人が参加。各国の産官学が協調して技術革新を実現させる道筋を示すロードマップ(行程表)作成を提唱する声明を発表した。

 採択した声明は「技術革新とその普及は気候変動に対する取り組みで重要な役割を果たす」と明記。新技術を使った効率の高い太陽光発電や、温室効果ガスの二酸化炭素を走行中に排出しない燃料電池車の重要性を強調し、こうした技術革新を促進するための国際的なロードマップの作成を提唱した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141008-00000097-mai-bus_all

2014/10/08 電子と自動車の融合が進展、ロボット・ウエアラブル機器技術も競う―アジア最大の家電・IT見本市開幕(上)(Record China)

 2013年10月7日、アジア最大の家電・IT(情報技術)見本市「CEATEC(シーテック)JAPAN2014」が幕張メッセ(千葉市)で始まった。出展各社はスマートフォン、ウエアラブル機器、高品質液晶から液体水素自動車、ロボットまで最先端技術を競っている。今年の開催テーマは、「NEXT―明日の夢を生み出し、未来を開け暮らしと社会を創る技術力」。24の国と地域の547社・団体が先端技術や新製品を披露、11日までの会期中、15万人の来場を見込んでいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141008-00000016-rcdc-cn

■海外ニュース
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<輸送>
●バラード社、ユナイテッド・テクノロジーズ社を取得(2014年04月24日)

 バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)は、ユナイテッド・テクノロジーズ社(United Technologies Corporation:UTC)が所有する輸送と定置用関連の燃料電池知的財産(intellectual property:IP)を取得した。これには、約800件の特許と特許出願だけでなく、ユナイテッド・テクノロジーズ社のプロトン交換膜型(proton exchange membrane:PEM)燃料電池技術に関連した特許ライセンスと発明が含まれている。
http://www.ballard.com/about-ballard/newsroom/news-releases/news04241401.aspx

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議 平成26年度 研究分科会【再掲】【水素高分子材料研究分科会】

 福岡水素エネルギー戦略会議では、水素に関連する様々なテーマをもとに、研究分科会を開催します。各分野の第一線でご活躍中の方々を講師としてお招きするとともに、講師や参加者の方々との情報交換のお時間も設けておりますので、是非、自社の製品開発などにご活用ください。皆様のご参加をお待ちしております。
◇日 時:10月17日(金) 13:20?15:50
◇場 所:マリンメッセ福岡(福岡市博多区沖浜町7?1)
◇プログラム: http://www.f-suiso.jp/info/9174.html
◇受講料:無 料
◇定 員:50名 ≪定員に達し次第、受付を終了。お申し込みはお早めに≫
◇申し込みはこちらから
  http://www.f-suiso.jp/info/9174.html
◇問い合わせ
  九州大学水素エネルギー国際研究センター 甲野

    TEL:092?802?3303  Mail : info@h2.kyushu-u.ac.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー戦略会議
◎今回は、「モノづくりフェア2014」(10/15?17 日刊工業新聞社主催)会場での開催となります。分科会ご参加の方は、同フェアに無料でご入場いただけます。
  http://www.nikkanseibu-eve.com/mono/

☆第7回新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナー(FC懇談会第37回例会)【再掲】テーマ:触媒技術を持ち寄って新しい一歩を踏み出そう
【趣旨概要】

 触媒学会の燃料電池関連触媒研究会は燃料電池に関連する触媒を対象としています。この研究会では高活性/高耐久性触媒、触媒の低コスト化を含めた合成法、触媒の反応機構と基礎物性、評価/解析法等、燃料電池用触媒に関する学術情報交換を行っています。本シンポジウム&宿泊セミナーはFCDIC電極/界面研究部会とFC懇談会との共催で、PEFC用電極触媒に関する最近の研究開発状況と今後の展開について講演頂くと同時に、ナイトセッションで参加者が親しく討論します。

 2014年度はFCVの元年、第7回となる本セミナーでは、PEFCの高性能化と低コスト化の鍵を担う酸素還元反応触媒を中心に構成しました。なお、ポスターセッションは電極触媒に限定せず、燃料電池関連の触媒を広く募集します。学生の方には優秀ポスター賞を用意しておりますので、奮ってご参加ください。
◇日 時:10月24日(金)13:00?10月25日(土)12:00
◇会 場:(公財)加藤山崎教育基金軽井沢研修所

      〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉(大日向) 5607

      TEL:0267-45-5315  http://www.kato-karuizawa.jp/
◇内 容
●一日目 10月24日(金)
セッション1:招待講演
13:10〜14:10 固体高分子形燃料電池用Pt合金触媒の開発(山梨大学 矢野 啓先生)
14:10〜15:10 固体高分子形燃料電池用超格子白金合金触媒およびカーボンフリー多孔性ナノカプセル触媒層の開発(東京工業大学 山口 猛央先生)
15:30〜16:30 白金ナノ粒子の有機化合物による表面修飾:燃料電池カソード触媒のモデル材料として(静岡大学 宮林 恵子先生)
16:30〜17:30 黒鉛化カーボン表面への触媒金属の高分散担持技術の検討(トヨタ自動車 永見 哲夫氏)
17:30〜18:30 コア/シェル触媒はPt/C触媒を代替するか?(同志社大学 大門 英夫先生)セッション2:(ナイトセッション) ポスター展示
19:30〜 ポスターセッション&自由討議(懇親会)
●二日目 10月25日(土)
セッション3:招待講演、総合討議
8:30〜9:30 カーボン系非白金カソード触媒の研究動向(東工大 難波江 裕太先生)
9:30〜10:30 4・5族遷移金属酸化物をベースとした非貴金属酸化物系カソードの開発(横浜国立大学 石原 顕光先生)
10:40〜11:40 有機ハイドライドによる水素の大量貯蔵・輸送システム(SPERA 水素システム)(千代田化工建設株式会社 今川 健一氏)
◇参加申し込み締め切り:10月10日(金)
◇ポスター発表申し込みと発表要旨の締め切り:10月18日(金)

  A4用紙1枚にフリーフォーマットでタイトルと所属を明記の上、下記西村までメール
  で送付してください。
◇参加費:一般会員 15,000円、一般非会員18,000円、学生4,000円

  宿泊費:7,000円 (夕食・朝食込み)。タオル洗面用具を持参ください。
◇参加申し込み/問合せ先:同志社大学 西村宛て。

  氏名、所属、連絡先 (住所、電話、メールアドレス)、宿泊の有無およびポスター発

  表の有無を明記の上、下記西村までメールでお申し込みください。

    同志社大学 西村メールアドレス:jt-liaiy@mail.doshisha.ac.jp
          西村電話番号:0774-65-6589
<シンポジウム&宿泊セミナー準備委員会>
燃料電池関連触媒研究会世話人有志、FCDIC電極/界面研究部会、FC懇談会世話人有志
◇主 催:触媒学会燃料電池関連触媒研究会、(一社)燃料電池開発情報センター (FCDIC)、FC懇談会
◇協 賛:(一社)触媒学会、表面科学会、(一財)大阪科学技術センター(調整中を含む)

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 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
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