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□燃料電池ワールド Vol.1728
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■2014年10月06日発行
◆燃料電池NPO pemdream
☆PEMDREAMニュース(不定期)
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☆「世界のヘッドライン」にかける時間が少なくなります。
今年の1月から始めた「世界のヘッドライン」は、都合により今回から準備にかける時間をかなり少なくしました。当初のヘッドラインの状態に戻ることになり、詳しい情報を提供できませんが、FuelCellWorksが発信する本数は確保して行くつもりです。少なくとも今年いっぱいは元に戻すことができませんが、この都合が片付いたらまた頑張りますのでご了承ください。
■燃料電池関連イベント
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☆第7回新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナー(FC懇談会第37回例会)【再掲】テーマ:触媒技術を持ち寄って新しい一歩を踏み出そう
【趣旨概要】
触媒学会の燃料電池関連触媒研究会は燃料電池に関連する触媒を対象としています。この研究会では高活性/高耐久性触媒、触媒の低コスト化を含めた合成法、触媒の反応機構と基礎物性、評価/解析法等、燃料電池用触媒に関する学術情報交換を行っています。本シンポジウム&宿泊セミナーはFCDIC電極/界面研究部会とFC懇談会との共催で、PEFC用電極触媒に関する最近の研究開発状況と今後の展開について講演頂くと同時に、ナイトセッションで参加者が親しく討論します。
2014年度はFCVの元年、第7回となる本セミナーでは、PEFCの高性能化と低コスト化の鍵を担う酸素還元反応触媒を中心に構成しました。なお、ポスターセッションは電極触媒に限定せず、燃料電池関連の触媒を広く募集します。学生の方には優秀ポスター賞を用意しておりますので、奮ってご参加ください。
◇日 時:10月24日(金)13:00?10月25日(土)12:00
◇会 場:(公財)加藤山崎教育基金軽井沢研修所
〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉(大日向) 5607
TEL:0267-45-5315 http://www.kato-karuizawa.jp/
◇内 容
●一日目 10月24日(金)
セッション1:招待講演
13:10〜14:10 固体高分子形燃料電池用Pt合金触媒の開発(山梨大学 矢野 啓先生)
14:10〜15:10 固体高分子形燃料電池用超格子白金合金触媒およびカーボンフリー多孔性ナノカプセル触媒層の開発(東京工業大学 山口 猛央先生)
15:30〜16:30 白金ナノ粒子の有機化合物による表面修飾:燃料電池カソード触媒のモデル材料として(静岡大学 宮林 恵子先生)
16:30〜17:30 黒鉛化カーボン表面への触媒金属の高分散担持技術の検討(トヨタ自動車 永見 哲夫氏)
17:30〜18:30 コア/シェル触媒はPt/C触媒を代替するか?(同志社大学 大門 英夫先生)セッション2:(ナイトセッション) ポスター展示
19:30〜 ポスターセッション&自由討議(懇親会)
●二日目 10月25日(土)
セッション3:招待講演、総合討議
8:30〜9:30 カーボン系非白金カソード触媒の研究動向(東工大 難波江 裕太先生)
9:30〜10:30 4・5族遷移金属酸化物をベースとした非貴金属酸化物系カソードの開発(横浜国立大学 石原 顕光先生)
10:40〜11:40 有機ハイドライドによる水素の大量貯蔵・輸送システム(SPERA 水素システム)(千代田化工建設株式会社 今川 健一氏)
◇参加申し込み締め切り:10月10日(金)
◇ポスター発表申し込みと発表要旨の締め切り:10月18日(金)
A4用紙1枚にフリーフォーマットでタイトルと所属を明記の上、下記西村までメール
で送付してください。
◇参加費:一般会員 15,000円、一般非会員18,000円、学生4,000円
宿泊費:7,000円 (夕食・朝食込み)。タオル洗面用具を持参ください。
◇参加申し込み/問合せ先:同志社大学 西村宛て。
氏名、所属、連絡先 (住所、電話、メールアドレス)、宿泊の有無およびポスター発
表の有無を明記の上、下記西村までメールでお申し込みください。
同志社大学 西村メールアドレス:jt-liaiy@mail.doshisha.ac.jp
西村電話番号:0774-65-6589
<シンポジウム&宿泊セミナー準備委員会>
燃料電池関連触媒研究会世話人有志、FCDIC電極/界面研究部会、FC懇談会世話人有志
◇主 催:触媒学会燃料電池関連触媒研究会、(一社)燃料電池開発情報センター (FCDIC)、FC懇談会
◇協 賛:(一社)触媒学会、表面科学会、(一財)大阪科学技術センター(調整中を含む)
■世界のヘッドライン(08月27日)
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2014/08/27 ハドソン・バレー・コミュニティ大学、GE社の固体酸化物型燃料電池技術を導入
〔訳注〕GEフュエル・セルズ社(GE Fuel Cells)は本日、ハドソン・バレー・コミュニティ大学(Hudson Valley Community College:HVCC)のテック・スマート施設(TEC-SMART:Training and Education Center for Semiconductor Manufacturing and Alternative and Renewable Technologies)に50kW級燃料電池発電機システムを設置して操作する覚書(Memorandum of Understanding:MOU)を同大学と交わした。両者は、ニューヨーク州マルタ(Malta)にあるニューヨーク州エネルギー研究開発公社(New York State Energy Research and Development Authority:NYSERDA)のサラトガ・テクノロジー・エネルギー・パーク(Saratoga Technology + Energy Park:STEP)の一部にこの施設を所有する。この記事は8月23日の「GE社の新しい燃料電池工場」の続報。
2014/08/27 大阪ガス、燃料電池自動車用の水素ステーションを2基建設(osaka gas)
〔訳注〕大阪ガス(Osaka Gas Co.)は、2015年度の終わりまでに燃料電池自動車に水素を供給するステーションを2基設立する、と尾崎浩(Hiroshi Ozaki)代表取締役社長は述べた。このうち一つはすでに大阪府茨城(Ibaraki)に建設中で、来年春に開設する予定である。同社はまた、水素の生成に液化石油ガスを使う装置を開発した。
■10月03〜05日のWEB LINK NEWS
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2014/10/03 東芝、体験型展示・実証施設「Toshiba Smart Home」府中に建設(SUUMOジャーナル)
株式会社東芝(本社:東京都港区)は、ホームソリューション事業拡大に向け、顧客向けの体験型展示・実証施設「Toshiba Smart Home」を、社会インフラ事業の開発・製造拠点である府中事業所に建設し、10月2日(木)にオープンした。
エネルギー分野では、太陽光発電システムや家庭用燃料電池「エネファーム」などの関連機器を組み合わせるとともに、同社が参画した実証実験で得た電力使用データの蓄積を生かし、生活パターンに沿った光熱費最小化に向けたソリューションを提案する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141003-00070646-suumoj-life
※写真あり
2014/10/03 岩谷産業:水素販売は25年までに5倍も、燃料電池車追い風に(Bloomberg)
10月3日(ブルームバーグ):産業用水素で国内首位の岩谷産業の水素販売額は、燃料電池自動車(FCV)登場などで需要の急拡大が見込まれることから2025年までに現在の約5倍に拡大する可能性がある。
岩谷は現在、主に産業用として年間約150億円程度の水素を販売。上羽尚登副社長は9月30日、大阪市内の本社でのインタビューで、トヨタ自動車やホンダなどが近く市販に踏み切るFCVが国内である程度普及し、家庭用燃料電池など他の用途拡大も見込まれる25年には700億円から800億円程度に増える可能性もあるとみていると話した。
岩谷は水素販売で国内トップの市場シェア約6割を握る。大量輸送が可能となる液化水素の製造販売を手掛ける国内唯一の企業でもある。水素エネルギーに関しては、国も導入を長期にわたり推進していく方針を示している。岩谷は昨年11月に公表した中期計画で、25年までに200万台のFCVが普及することを前提に水素販売量を6億立方メートルとする目標を立てていた。
上羽氏によると、政府や大手自動車メーカーが具体的な取り組みを始めたことで、将来的な大量の水素需要の姿が見えてきたと指摘。「背景がクリアになり、一種のオーソライズ」と受け止めているとし、事業の追い風になるのは間違いないと話した。
FCVについては、20年ごろにハイブリッド車(HV)の燃料代と同等以下の水素価格にして、車両価格でも25年ごろには同車格のHVと同じぐらいの価格競争力を目指す。国内の水素・燃料電池関連の機器・インフラ産業の市場規模は、30年で約1兆円、50年に約8兆円になると試算。燃料を補給する水素ステーションは15年度までに100基整備される予定で、岩谷はそのうち20カ所を手掛ける。
上羽氏は、官民で動き始めた水素社会への移行という大きな可能性を前に、水素事業に長年取り組んでノウハウを持つ岩谷に「バッターボックスが回ってきているのは確か」と表現。水素需要が本格的に拡大するのは30年代以降とした上で、新規参入など競争激化に備えて同社としてやるべきことを着実に実施していきたいと話した。
岩谷産業の株価は3日午前に一時、前日比2.1%高の745円と、2週間ぶりの上昇率となった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141003-00000075-bloom_st-bus_all
2014/10/04 軽自動車が人気!?次世代車で沸く自動車業界の現状と展望に迫る!(経営者online)
■環境・エネルギー制約の高まり
自動車各各社は、次世代自動車戦略として、1.ハイブリッド自動車(HV)、2.電気自動車(EV)、3.プラグイン・ハイブリッド自動車(PHV/PHEV)、4.燃料電池自動車(FCV/FCEV)、5.クリーンディーゼル自動車(CDV)、6.圧縮天然ガス自動車(CNGV)といった、内燃機関自動車と次世代自動車に共通する「全体戦略」をすでに考えています。
販売台数に占める乗用車に割合は2030年には50?70%とし、車種別の目標や、人々の価値観に対応した、需要の「形」にまで及んでいます。あるいは、環境・エネルギー制約の高まりから、二酸化炭素排出量、球温暖化問題の本質的な解決のためには、自動車全体の排出量は地球全体の排出量の約15%と大きな割合を占めていると言う企業責任に至るまで検討されているのです。特に日本は、資源輸入国ですから、電力、天然ガス、水素といった活用によるエネルギー源の多様化を積極的に自動車に取り入れる研究は必要に迫られていると言えます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141004-00000005-konline-bus_all
2014/10/05 なぜ日本車は「ダウンサイジングターボ」で出遅れているのか?(週刊SPA!)
ハイブリッドカー、電気自動車、燃料電池車などの研究では、世界をリードしている日本の自動車産業ですが、世界の主流はガソリンエンジン車。10数年後も、それは変わらないとの予測が立っております。そんなガソリンエンジン車の世界的なトレンドは、繰り返しになりますがダウンサイジングターボ。今回は、その最高峰の怪物マシン2台を比べてみました
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141005-00718694-sspa-soci
2014/10/05 燃料電池車普及アピール=25規制「来年ゼロに」―安倍首相(時事通信)
安倍晋三首相は5日、京都市で開かれた科学技術に関する国際会議でスピーチし、「究極のエコカー」とされ、水素で走る燃料電池車(FCV)の普及に向け、政府を挙げて取り組む決意を示した。
「世界では日本で初めて燃料電池車と水素ステーションが商業的に実用化されることになった」と強調し、規制緩和や補助金導入などを推進する姿勢をアピールした。
FCV普及は政府の成長戦略の一つ。首相はFCV関連の25の規制が「来年ゼロになる」と表明。全省庁に公用車として導入するほか、個人向けの補助金制度を始めることを説明した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141005-00000018-jij-pol
2014/10/05 群雄割拠のエコカーエンジン「石油編」 130年の歴史と技術革新、ハイブリッドで生き残り(THE PAGE)
電気自動車(EV)、プラグイン・ハイブリッド(PHV)、燃料電池車(FCV)などの登場で、まるでもうすぐ時代遅れになって消えて行くように言われる石油動力系の自動車だが、そうは簡単になくならない。ガソリンエンジンはもちろん、ディーゼルや次世代を目されるHCCIなど、次々と反攻の狼煙を上げている。
充電設備という未整備のインフラに依存する電気動力系と異なり、石油動力系には130年の歴史がある。インフラも十分に整っている。修理や整備の技術も普及している。途上国はもちろんのこと、先進国でもまだまだしぶとく生き残るだろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141005-00000014-wordleaf-ind
■海外ニュース
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<軍事利用>
●ウルトラ・セル社、新製品を発売(2014年04月09日)
ウルトラ・セル社(UltraCell)は現在、ブレード・フュエルセル・パワーシステム(BLADE Fuel Cell Power System)を専門家と軍事の顧客に提供している。この製品は、XX55燃料電池の高電力タイプのもの。同社はまた、極限状況で開発と野外試験の後、XX55は空軍の平均故障間隔(meantime between failures:MTBF)と周期の要求を越えたことを発表した。
http://www.ultracell-llc.com/assets/UltraCell_BT_press_release_final_9th_April_2014.pdf
※平均故障間隔(meantime between failures:MTBF)とは、機械システムや情報システムなどにおける信頼性(Reliability)をあらわす指標となる数値。(Wiki)
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆燃料電池セミナー in 福岡【再掲】
今般、経済産業省資源エネルギー庁は、再生可能エネルギー先端技術展2014において、燃料電池セミナーin福岡を開催いたします。本セミナーは、水素・燃料電池分野の専門家を講師としてお招きし、政策・FCV・水素ステーション・エネファームに関する最新の情報を提供し、当該分野への参入および普及促進に資することを目的としています。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
◇日 時:10月8日(水)13:00?15:50
◇場 所:西日本総合展示場 本館 セミナー会場1
(再生可能エネルギー先端技術展2014 会場内)
◇参加費:無料
◇定員:250名
◇プログラム
詳細→ http://www.ostec.or.jp/data/news_ostec/fcseminar20141008.pdf(1)講演「水素社会の実現に向けた取組の加速」
星野昌志氏(経済産業省エネルギー庁 燃料電池推進室 室長補佐)(2)講演「トヨタ自動車における燃料電池自動車開発の現状と展望」
小島康一氏(トヨタ自動車 技術開発本部 FC開発部 部長)(3)講演「水素ステーションにおける低コスト化の現状と課題」
三浦真一氏(神戸製鋼所 営業企画部 水素・燃料電池推進PJ担当次長)(4)講演「エネファームにおける最新動向と低コスト化の現状と課題」
永里洋氏(パナソニック アプライアンス社 スマートエネルギーシステム事業部 燃料電池技術グループ 制御チーム チームリーダー)
◇申し込み先
以下の「再生エネルギー先端技術展2014」ホームページよりお申し込みください。
http://www.he-t.jp/semi_program.html
または、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)をご記入いただき、大阪科学技術センター事務局(E-mail; ostec01@ostec.or.jp )へ直接お申し込みください。
◇お問い合わせ:一般財団法人大阪科学技術センター 技術振興部内
燃料電池セミナー 事務局(担当:大原・増山・新見)
TEL:06-6443-5320 FAX:06-6443-5319
メールアドレス:ostec01@ostec.or.jp
◇主 催:経済産業省資源エネルギー庁
☆福岡水素エネルギー戦略会議 平成26年度 研究分科会【再掲】【水素高分子材料研究分科会】
福岡水素エネルギー戦略会議では、水素に関連する様々なテーマをもとに、研究分科会を開催します。各分野の第一線でご活躍中の方々を講師としてお招きするとともに、講師や参加者の方々との情報交換のお時間も設けておりますので、是非、自社の製品開発などにご活用ください。皆様のご参加をお待ちしております。
◇日 時:10月17日(金) 13:20?15:50
◇場 所:マリンメッセ福岡(福岡市博多区沖浜町7?1)
◇プログラム: http://www.f-suiso.jp/info/9174.html
◇受講料:無 料
◇定 員:50名 ≪定員に達し次第、受付を終了。お申し込みはお早めに≫
◇申し込みはこちらから
http://www.f-suiso.jp/info/9174.html
◇問い合わせ
九州大学水素エネルギー国際研究センター 甲野
TEL:092?802?3303 Mail : info@h2.kyushu-u.ac.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー戦略会議
◎今回は、「モノづくりフェア2014」(10/15?17 日刊工業新聞社主催)会場での開催となります。分科会ご参加の方は、同フェアに無料でご入場いただけます。
http://www.nikkanseibu-eve.com/mono/
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■メルマガ「燃料電池ワールド」
□毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
□編集・発行:燃料電池NPO pemdream
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