燃料電池ワールド Vol.1727 (2014/10/03 10:28)

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□燃料電池ワールド Vol.1727
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■2014年10月03日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆第7回新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナー(FC懇談会第37回例会)【再掲】テーマ:触媒技術を持ち寄って新しい一歩を踏み出そう
【趣旨概要】

 触媒学会の燃料電池関連触媒研究会は燃料電池に関連する触媒を対象としています。この研究会では高活性/高耐久性触媒、触媒の低コスト化を含めた合成法、触媒の反応機構と基礎物性、評価/解析法等、燃料電池用触媒に関する学術情報交換を行っています。本シンポジウム&宿泊セミナーはFCDIC電極/界面研究部会とFC懇談会との共催で、PEFC用電極触媒に関する最近の研究開発状況と今後の展開について講演頂くと同時に、ナイトセッションで参加者が親しく討論します。

 2014年度はFCVの元年、第7回となる本セミナーでは、PEFCの高性能化と低コスト化の鍵を担う酸素還元反応触媒を中心に構成しました。なお、ポスターセッションは電極触媒に限定せず、燃料電池関連の触媒を広く募集します。学生の方には優秀ポスター賞を用意しておりますので、奮ってご参加ください。
◇日 時:10月24日(金)13:00?10月25日(土)12:00
◇会 場:(公財)加藤山崎教育基金軽井沢研修所

      〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉(大日向) 5607

      TEL:0267-45-5315  http://www.kato-karuizawa.jp/
◇内 容
●一日目 10月24日(金)
セッション1:招待講演
13:10〜14:10 固体高分子形燃料電池用Pt合金触媒の開発(山梨大学 矢野 啓先生)
14:10〜15:10 固体高分子形燃料電池用超格子白金合金触媒およびカーボンフリー多孔性ナノカプセル触媒層の開発(東京工業大学 山口 猛央先生)
15:30〜16:30 白金ナノ粒子の有機化合物による表面修飾:燃料電池カソード触媒のモデル材料として(静岡大学 宮林 恵子先生)
16:30〜17:30 黒鉛化カーボン表面への触媒金属の高分散担持技術の検討(トヨタ自動車 永見 哲夫氏)
17:30〜18:30 コア/シェル触媒はPt/C触媒を代替するか?(同志社大学 大門 英夫先生)セッション2:(ナイトセッション) ポスター展示
19:30〜 ポスターセッション&自由討議(懇親会)
●二日目 10月25日(土)
セッション3:招待講演、総合討議
8:30〜9:30 カーボン系非白金カソード触媒の研究動向(東工大 難波江 裕太先生)
9:30〜10:30 4・5族遷移金属酸化物をベースとした非貴金属酸化物系カソードの開発(横浜国立大学 石原 顕光先生)
10:40〜11:40 有機ハイドライドによる水素の大量貯蔵・輸送システム(SPERA 水素システム)(千代田化工建設株式会社 今川 健一氏)
◇参加申し込み締め切り:10月10日(金)
◇ポスター発表申し込みと発表要旨の締め切り:10月18日(金)

  A4用紙1枚にフリーフォーマットでタイトルと所属を明記の上、下記西村までメール
  で送付してください。
◇参加費:一般会員 15,000円、一般非会員18,000円、学生4,000円

  宿泊費:7,000円 (夕食・朝食込み)。タオル洗面用具を持参ください。
◇参加申し込み/問合せ先:同志社大学 西村宛て。

  氏名、所属、連絡先 (住所、電話、メールアドレス)、宿泊の有無およびポスター発

  表の有無を明記の上、下記西村までメールでお申し込みください。

    同志社大学 西村メールアドレス:jt-liaiy@mail.doshisha.ac.jp
          西村電話番号:0774-65-6589
<シンポジウム&宿泊セミナー準備委員会>
燃料電池関連触媒研究会世話人有志、FCDIC電極/界面研究部会、FC懇談会世話人有志
◇主 催:触媒学会燃料電池関連触媒研究会、(一社)燃料電池開発情報センター (FCDIC)、FC懇談会
◇協 賛:(一社)触媒学会、表面科学会、(一財)大阪科学技術センター(調整中を含む)

■世界のヘッドライン(08月26日)
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2014/08/26 バラード社のメタノールを燃料とするバックアップ電源システム「エレクトラゲン-ME」はマニラの屋上に設置された(Ballard Power)

〔訳注〕バラード社(Ballard)のメタノールを燃料とする燃料電池バックアップ電源システム「エレクトラゲン-ME(ElectraGen-ME)」は、フィリピンの電気通信サービスの大手提供者であるグローバル・テレコム社(Globe Telecom)と一緒に最初の20基の取り付けを完了した。グローバル・テレコム社は4500万人の携帯電話の顧客と、東南アジア最大の電話会社シンガポールテレコム社(SingTel、略称シングテル社)グループのメンバーである。バラード社のメタノール燃料のバックアップ電源システム「エレクトラゲン-ME」は、我々の回線パートナーであり、バッテリーとディーゼル発電機に費用対効果の高い代替手段を提供しているAECi社によってマニラ(Manila)の屋上に設置された。「エレクトラゲン-ME」は、静かで軽く、信頼性が高く、屋上や屋根の現場に設置されているシステムに燃料を補給する目的で難なく運ぶことができるメタノールと水の混合物である「ハイドロプラス(HydroPlu)」を燃料としている。225リッター(60ガロン)の燃料タンクと燃料処理装置を含むそれぞれのシステムは、約100時間の拡張された実行時間と負荷要求を可能にしている。

2014/08/26 アムステルダムからアントワープへ燃料電池自動車を走らせる(hyer)

〔訳注〕A15号線に沿ったロッテルダム(Rotterdam)の近くのルーン(Rhoon)にあるエア・リキッド社(Air Liquide)の水素補給ステーションの開所式では、オランダとベルギーを結ぶ燃料電池自動車への水素の充てんがすぐに行われる予定で、次の画期的な出来事に向かった第一歩が踏み出される。オランダの社会基盤・環境省大臣(Dutch minister for Infrastructure and Environment)マンズベルド(Mansveld)は9月2日、オランダで初の水素ステーションとなるエア・リキッド社のこのステーションを開所する。ルーン・ステーションは、アントワープ(Antwerp)でアムステルダム(Amsterdam)のバス事業者が関連しているリンデ社(Linde)ステーションとつながる予定である。

■10月02日のWEB LINK NEWS
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2014/10/02 拡大する水素エネルギー市場 特許の多い日本企業への恩恵は?(ZUU online)
■水素エネルギー市場の現状
■水素エネルギーがもたらす経済への恩恵
■特許を取っている日本企業とその分野は?
■水素エネルギーの危険性
■今後の水素エネルギーの行方
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141002-00000004-zuuonline-ind
※水素の現状について書いた記事。詳しくは本文で。

2014/10/02 東芝がスマートハウス強化、16年度に関連売上1700億円目指す(ロイター)

 [東京 2日 ロイター] - 東芝は2日、情報技術(IT)を駆使して家庭内での省エネや健康管理などを実現する「スマートハウス」事業を強化すると発表した。開発を加速させるために、2日付で府中事業所に展示・実証施設を設置した。スマートハウスなどホームソリューション事業で2016年度に現在の1.2倍となる1700億円の売り上げを目指す。

 東芝によると、一般家庭では年間、電気・ガス料金を約28万円払っているが、太陽光発電システムや家庭用燃料電池、蓄電システムを導入することで10分の1以下、約2万円まで削減できる。導入コストは「数百万円の下くらい」(同社)かかるものの、省エネ効果などにより「10年弱くらいで元が取れる」(同)という。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141002-00000090-reut-bus_all

2014/10/02 【CEATEC 14】ホンダ、スマート水素ステーションの実物大モックアップを展示(レスポンス)
ホンダは、10月7日から11日まで幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2014」に、「スマート水素ステーション(SHS)」の実物大モックアップや、燃料電池自動車からの外部給電を可能にする「可搬型インバータボックス」などを展示する。

 今回の展示では、「SUISO JAPAN powered by Honda」をブースコンセプトに、「つくる」「つかう」「つながる」という3つのテーマで、来るべき水素社会におけるクルマとともにワクワクする生活を提案する。

 「つくる」をテーマとした展示では、スマート水素ステーション(SHS)の実物大モックアップを展示する。SHSは、ホンダ独自のコンプレッサーが不要な高圧水電解システムを採用。岩谷産業との共同開発により高圧水素タンクから充填ノズルまでの主要構成部位を世界で初めてパッケージ型に収納した。ブースではモックアップを使い、水素をつくるシステムを分かりやすく紹介する。

 「つかう」のテーマでは、水素ステーションで作った水素を化学反応させて取り出した電気を使ってモーター走行する、燃料電池自動車の技術を紹介。フォーミュラカーに見立てた、水素エネルギー利用のコンセプトを楽しく体感できる装置も展示する。

 「つながる」のテーマでは、燃料電池自動車に可搬型インバータボックスを組み合わせることで「移動できる小さな発電所」とし、クルマが作る電力をコミュニティに提供することで、クルマが暮らしとつながる新しい姿を紹介する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141002-00000057-rps-bus_all

■海外ニュース
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<輸送>
●カリフォルニア州エネルギー委員会、燃料電池配送トラックに対する資金調達を承認(2014年04月22日)

 カリフォルニア州エネルギー委員会(California Energy Commission:CEC)は、燃料電池ハイブリッド配送トラック(delivery van)を開発して配備する交通と環境のためのセンター(Center for Transportation and the Environment:CTE)に110万ドルの資金を授与した。
http://www.energy.ca.gov/releases/2014_releases/2014-04-22_investing_in_electricity_r_and_d_and_alt_fuels_nr.html

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆燃料電池セミナー in 福岡【再掲】

 今般、経済産業省資源エネルギー庁は、再生可能エネルギー先端技術展2014において、燃料電池セミナーin福岡を開催いたします。本セミナーは、水素・燃料電池分野の専門家を講師としてお招きし、政策・FCV・水素ステーション・エネファームに関する最新の情報を提供し、当該分野への参入および普及促進に資することを目的としています。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
◇日 時:10月8日(水)13:00?15:50
◇場 所:西日本総合展示場 本館 セミナー会場1
     (再生可能エネルギー先端技術展2014 会場内)
◇参加費:無料
◇定員:250名
◇プログラム
詳細→ http://www.ostec.or.jp/data/news_ostec/fcseminar20141008.pdf(1)講演「水素社会の実現に向けた取組の加速」

      星野昌志氏(経済産業省エネルギー庁 燃料電池推進室 室長補佐)(2)講演「トヨタ自動車における燃料電池自動車開発の現状と展望」

      小島康一氏(トヨタ自動車 技術開発本部 FC開発部 部長)(3)講演「水素ステーションにおける低コスト化の現状と課題」

      三浦真一氏(神戸製鋼所 営業企画部 水素・燃料電池推進PJ担当次長)(4)講演「エネファームにおける最新動向と低コスト化の現状と課題」

      永里洋氏(パナソニック アプライアンス社 スマートエネルギーシステム事業部 燃料電池技術グループ 制御チーム チームリーダー)
◇申し込み先

 以下の「再生エネルギー先端技術展2014」ホームページよりお申し込みください。
   http://www.he-t.jp/semi_program.html

 または、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)をご記入いただき、大阪科学技術センター事務局(E-mail; ostec01@ostec.or.jp )へ直接お申し込みください。
◇お問い合わせ:一般財団法人大阪科学技術センター 技術振興部内

         燃料電池セミナー 事務局(担当:大原・増山・新見)
          TEL:06-6443-5320 FAX:06-6443-5319
          メールアドレス:ostec01@ostec.or.jp
◇主 催:経済産業省資源エネルギー庁

☆福岡水素エネルギー戦略会議 平成26年度 研究分科会【再掲】【水素高分子材料研究分科会】

 福岡水素エネルギー戦略会議では、水素に関連する様々なテーマをもとに、研究分科会を開催します。各分野の第一線でご活躍中の方々を講師としてお招きするとともに、講師や参加者の方々との情報交換のお時間も設けておりますので、是非、自社の製品開発などにご活用ください。皆様のご参加をお待ちしております。
◇日 時:10月17日(金) 13:20?15:50
◇場 所:マリンメッセ福岡(福岡市博多区沖浜町7?1)
◇プログラム: http://www.f-suiso.jp/info/9174.html
◇受講料:無 料
◇定 員:50名 ≪定員に達し次第、受付を終了。お申し込みはお早めに≫
◇申し込みはこちらから
  http://www.f-suiso.jp/info/9174.html
◇問い合わせ
  九州大学水素エネルギー国際研究センター 甲野

    TEL:092?802?3303  Mail : info@h2.kyushu-u.ac.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー戦略会議
◎今回は、「モノづくりフェア2014」(10/15?17 日刊工業新聞社主催)会場での開催となります。分科会ご参加の方は、同フェアに無料でご入場いただけます。
  http://www.nikkanseibu-eve.com/mono/

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