燃料電池ワールド Vol.1725 (2014/10/01 22:51)

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□燃料電池ワールド Vol.1725
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■2014年10月01日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

※「まぐまぐ」からメルマガの配信を受けている方は、10月01日朝から「まぐまぐ」にシステム障害が発生し、緊急メンテナンスのために配信が夜遅くになりました。
■燃料電池関連イベント
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☆燃料電池セミナー in 福岡【再掲】

 今般、経済産業省資源エネルギー庁は、再生可能エネルギー先端技術展2014において、燃料電池セミナーin福岡を開催いたします。本セミナーは、水素・燃料電池分野の専門家を講師としてお招きし、政策・FCV・水素ステーション・エネファームに関する最新の情報を提供し、当該分野への参入および普及促進に資することを目的としています。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
◇日 時:10月8日(水)13:00?15:50
◇場 所:西日本総合展示場 本館 セミナー会場1
     (再生可能エネルギー先端技術展2014 会場内)
◇参加費:無料
◇定員:250名
◇プログラム
詳細→ http://www.ostec.or.jp/data/news_ostec/fcseminar20141008.pdf(1)講演「水素社会の実現に向けた取組の加速」

      星野昌志氏(経済産業省エネルギー庁 燃料電池推進室 室長補佐)(2)講演「トヨタ自動車における燃料電池自動車開発の現状と展望」

      小島康一氏(トヨタ自動車 技術開発本部 FC開発部 部長)(3)講演「水素ステーションにおける低コスト化の現状と課題」

      三浦真一氏(神戸製鋼所 営業企画部 水素・燃料電池推進PJ担当次長)(4)講演「エネファームにおける最新動向と低コスト化の現状と課題」

      永里洋氏(パナソニック アプライアンス社 スマートエネルギーシステム事業部 燃料電池技術グループ 制御チーム チームリーダー)
◇申し込み先

 以下の「再生エネルギー先端技術展2014」ホームページよりお申し込みください。
   http://www.he-t.jp/semi_program.html

 または、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)をご記入いただき、大阪科学技術センター事務局(E-mail; ostec01@ostec.or.jp )へ直接お申し込みください。
◇お問い合わせ:一般財団法人大阪科学技術センター 技術振興部内

         燃料電池セミナー 事務局(担当:大原・増山・新見)
          TEL:06-6443-5320 FAX:06-6443-5319
          メールアドレス:ostec01@ostec.or.jp
◇主 催:経済産業省資源エネルギー庁

■世界のヘッドライン(08月23日)
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2014/08/23 GE社、新しい燃料電池工場を祝う(Times Union)

〔訳注〕ゼネラル・エレクトリック社(General Electric Co.)は、19日火曜日の午前10時に、ニューヨーク州マルタ(Malta)の新しい燃料電池工場の開所記念式典を主催している。新会社は、グローバルファウンドリーズ社(GlobalFoundries)があるルーサー・フォレスト・テクノロジー・キャンパス(Luther Forest Technology Campus)の隣の国道9号線から離れた州が所有するビジネス・パークのサラトガ・テクノロジー・エネルギー・パーク(Saratoga Technology + Energy Park)に作られる予定だ。〔参考〕GLOBALFOUNDRIES (グローバルファウンドリーズ)はアメリカ合衆国の半導体製造企業。ファウンドリとしてはTSMCに次いで世界第2位。本社をカリフォルニア州サニーベールに置く。Advanced Micro Devices (AMD) とアブダビ首長国の投資機関Advanced Technology Investment Company (ATIC) が出資する合弁企業である。(Wiki)

2014/08/23 偵察:2015年の水素燃料電池の未来の車トヨタ「ミライ」はトヨタFCVコンセプトのスタイリングを維持する(paultan.org)

〔訳注〕トヨタ(Toyota)の燃料電池自動車「FCVコンセプト(FCV Concept)」は昨年の東京モーターショーで展示された。トヨタは、2015年に生産に入るだろうと発表した。我々は、2015年から半年ほど手前にいたけれど、道路上で「FCVコンセプト」の生産版の試作車を見たのも少し遅いくらいである。我々は、生産される車は試作車の多くのスタイリングを保っているのを見ることができる。このデザインは、最初に2011年のトヨタ「FCV-R」の試作車で見られて、長年続いてきた。将来を表す日本語の「ミライ(Mirai)」と噂されているこの新しい車は、プリウス(Prius)のようなルーフライン(屋根の輪郭線)を持っているにもかかわらず、ハイブリッド車ではない。それは電気モーターを使っているが、違っているのはモーターが何から電力を得るのかということである。ハイブリッド車のようなバッテリーではなく、水素である。伝動機構(powertrain)は、トヨタの特許で守られた小型で軽量な燃料電池スタックと、4人乗りの車体の下に配置された2本の高圧水素タンク(70MPa)を備えている。水素を満タンにすると500kmを走行できる。この車は、日本の自動車メーカーから姿を現す最初の水素燃料電池自動車ではない。ホンダ(Honda)は「ホンダFCXクラリティ(Honda FCX Clarity)」を2008年から試験的にリース走行に供していた。そして我々は、2007年には「ホンダFCXコンセプト(Honda FCX Concept)」で早期の運転を経験した。それは数時間かけて充電する代わりに、すぐに水素を再充てんできる電気自動車としてとても優れているものである。

■09月30日のWEB LINK NEWS
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2014/09/30 エネファーム全戸採用マンション「ザ・パークハウス平尾レジデンス」始動(SUUMOジャーナル)

 三菱地所レジデンス株式会社は、2014年11月中旬販売予定の「ザ・パークハウス平尾レジデンス」(福岡市中央区平尾3丁目)の全戸に、西部ガス株式会社の家庭用燃料電池「エネファーム」の採用を決定した。

 今般、全戸採用する「エネファーム」は、都市ガスから取り出した水素を空気中の酸素と化学反応させて発電し、その際に出る熱も給湯や暖房に利用する家庭用コージェネレーションシステム。西部ガスでは、2009年6月の発売以来、水素と酸素の化学反応を用いて電気とお湯を同時に作り出す、その優れた環境性・経済性が高く評価され、累計で約3,340台を販売している(2014年8月31日時点)。

 これまでエネファームの設置は戸建住宅に限られていたが、本年5月より新築マンションへの設置が可能となったことから、本物件に採用することとした。なお、物件の事前案内会は10月4日(土)より。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140930-00070367-suumoj-life

2014/09/30 【CEATEC 14】トヨタ、次世代モビリティ社会に貢献するFCVとT-Connectを紹介(レスポンス)

 トヨタ自動車は10月7日から11日まで、幕張メッセで開催されるIT・エレクトロニクスの総合展「CEATEC JAPAN 2014」に出展する。

 今回の出展では、人とクルマと街がつながる「スマートモビリティ社会」の実現を目指した取り組みの中で、「燃料電池自動車(FCV)」と、次世代テレマティクスサービス「T-Connect」を中心に紹介する。

 FCVは、市販モデルとなる新型セダンタイプを展示し、サステイナブルなモビリティ社会への貢献が期待できるトヨタのFCV開発への取り組みを紹介。また、水素利用の広がりとともに、電気グリッドとつながるエネルギー利用の将来イメージも併せて紹介する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140930-00000049-rps-bus_all

2014/09/30 新エネルギー自動車 普及に取り組む中国=中国メディア(サーチナ)

 ハイブリッド車や電気自動車、燃料電池自動車などの「新エネルギー車」の普及に向けて、中国では地方ごとに大胆な優遇政策を取り始めている。中国メディア・西部網は23日、陝西省西安市が発表予定の新エネルギー車普及奨励政策について紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、2015年末までに同市内に充電施設を10700台分設置する予定であることを紹介。また、集中型充電設備建設への投資を奨励するために、20年までは設備の電力代を無料にすること、充電ステーション建設用地確保に向けた優先的な保障を実施するとした。

 次に、利用者に対する優遇として同市内の公営駐車場、臨時駐車場、商店や観光スポットの駐車場に新エネルギー車専用の駐車スペースを設けるとともに、公営駐車場では2時間以内の駐車料金を無料にすることを挙げた。

 また、自動車登録において新エネルギー車を独立して分類し、登録や車検などで専用手続き窓口の設置や休日・祝日のサービス電話窓口を開設することや、市内の路線バス専用レーンの通行を認めることなどを紹介した。

 さらに、新エネルギー自動車の購入においても、取得税など税金の免除、行政からの購入補助金、初回の強制保険費用免除、自家用充電設備取り付け費用支給、環境基準未達車からの乗り換えに対する購入費用補助など多くの優遇措置が設けられるとした。

 記事はこのほか、新エネルギー車普及促進策の一環として、路線バスやタクシー車両の新規購入における新エネルギー車導入の義務化、各種公共車両における新エネルギー車の割合を30%以上にすることなどが盛り込まれたと伝えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140930-00000252-scn-bus_all

2014/09/30 JAEAなど、鉄中に高濃度に溶けた水素を中性子で観測することに成功(マイナビニュース)

 日本原子力研究開発機構(JAEA)とJ-PARCセンター、東北大学は9月26日、高温高圧力下において鉄中に高濃度に溶けた水素の位置や量を観測することに成功したと発表した。

 同成果は、JAEA 量子ビーム応用研究センター、J-PARCセンター、東北大 金属材料研究所の研究グループによるもの。東北大 原子分子材料科学高等研究機構、中央大学 理工学部、愛媛大学 地球深部ダイナミクス研究センターと共同で行われた。詳細は、英国科学雑誌「Nature Communications」のオンライン版に掲載された。

 水素は鉄などの金属中へある温度、圧力条件で溶け込む。溶けた水素は、例えば材料強度を弱めるといった機械的な特性変化(水素脆性)を引き起こすが、その現象を理解するには、水素がどこにどのくらい存在するのか、という情報が重要になる。鉄中に水素は、数万気圧という高圧力下でしか高濃度に溶け込むことができない。材料中の水素を観測する方法は限られ、また高温高圧力下での測定は技術的に困難なため、これまで実験的に観測できなかった。

 今回、水素を観測することができるJ-PARCの大強度中性子線を利用して、高温高圧力下の鉄中に高濃度に溶けた水素の位置や量を、実験的に決定することに成功した。そして、これまで面心立方構造の鉄中においては、鉄原子が作る八面体サイト(隙間)の内部のみに水素が存在すると考えられていたが、高温高圧力下における中性子回折実験により、八面体サイトに加えて鉄原子の作る四面体サイトの内部にも水素が存在することを明らかにした。今回の成果によって、鉄中に溶けた水素に関係する特性の変化に対する理解がより一層進むと期待される。また、各種鉄鋼材料の高品質化・高強度化に向けた研究開発や、地球内部のコア(核)に存在する鉄の研究などの進展にも役立つことが期待されるとコメントしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140930-00000164-mycomj-sci

2014/09/30 <パナソニック>研究開発部門を再編 半数を事業部に異動(毎日新聞)

 パナソニックは30日、10月1日付で研究開発部門を再編すると発表した。本社直轄の研究開発部門にいる研究者1100人の約半数を自動車や住宅の事業部に移す。「顧客視点をより重視するよう風土を変える」(吉田守常務CTO=最高技術責任者)狙いだ。

 「先端研究本部」として残す(2)の基礎研究では、水の浄化、水素エネルギー、人工光合成など、特に将来、急成長が見込まれる分野の研究や材料開発に集中する。

 大学や公共の研究機関との連携強化に向け、本部長に産業技術総合研究所幹部だった辰巳国昭氏を招く。辰巳氏はリチウムイオン電池向けの材料の研究に携わり、外部の研究機関とのネットワークも豊富。「従来と全く違う研究体制」を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140930-00000072-mai-bus_all

2014/09/30 北海道電、東北、四国も中断=再生エネ買い取り―経産省委で表明(時事通信)

 経済産業省は30日、有識者で構成する新エネルギー小委員会を開き、再生可能エネルギーで発電した電気の買い取り制度について現状分析を始めた。太陽光発電などの設備の急増で、電力会社が事業者からの新規買い取りを中断する事態に陥ったことが背景だ。この日の会合では、今月25日から保留している九州電力のほか、北海道、東北、四国の電力3社が、10月からの一時中断を表明した。

 電力各社は、各管内の発電事業者が再生エネでつくった電気を固定価格で買い取るよう義務付けられている。ただ電力業界は、送配電網の容量などの事情から、全ての買い入れ要請を受け入れると電力の安定供給に悪影響が出ると懸念している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140930-00000051-jij-bus_all

2014/09/30 再エネ家計負担、月935円=認定事業者全て発電なら―経産省(時事通信)

 経済産業省は30日、太陽光や風力など再生可能エネルギーの「固定価格買い取り制度」で、6月までに認定された発電事業者が全て運転を始めた場合、標準家庭(1カ月の電気使用量300キロワット時)の負担額は現状の月225円から4.2倍の935円に増えるとの試算を発表した。

 実際には、送配電網の容量に限界があり、発電実績がない事業者は認定を取り消されるため、発電の規模は試算を下回るのは確実で、経産省は「あくまで仮の数字」と説明している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140930-00000124-jij-pol

■海外ニュース
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<素材/部品/試験>
● エレクトロ・ケム社、新しい燃料電池スタックを紹介(2014年04月)

 エレクトロ・ケム社(ElectroChem)は、500〜1500W級の新しい小型の液体冷却陽子交換膜型燃料電池(PEM fuel cell、日本では固体高分子型)スタック・モジュールを膜電極接合体(membrane electrode assemblies:MEA)と一緒に紹介した。その記事には、発電機の反応ガス供給の影響と、運転時の熱と水の影響を示すグラフも添えられている。
http://fuelcell.com/httpfuelcell-comp860/

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議 平成26年度 研究分科会【再掲】【水素高分子材料研究分科会】

 福岡水素エネルギー戦略会議では、水素に関連する様々なテーマをもとに、研究分科会を開催します。各分野の第一線でご活躍中の方々を講師としてお招きするとともに、講師や参加者の方々との情報交換のお時間も設けておりますので、是非、自社の製品開発などにご活用ください。皆様のご参加をお待ちしております。
◇日 時:10月17日(金) 13:20?15:50
◇場 所:マリンメッセ福岡(福岡市博多区沖浜町7?1)
◇プログラム: http://www.f-suiso.jp/info/9174.html
◇受講料:無 料
◇定 員:50名 ≪定員に達し次第、受付を終了。お申し込みはお早めに≫
◇申し込みはこちらから
  http://www.f-suiso.jp/info/9174.html
◇問い合わせ
  九州大学水素エネルギー国際研究センター 甲野

    TEL:092?802?3303  Mail : info@h2.kyushu-u.ac.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー戦略会議
◎今回は、「モノづくりフェア2014」(10/15?17 日刊工業新聞社主催)会場での開催となります。分科会ご参加の方は、同フェアに無料でご入場いただけます。
  http://www.nikkanseibu-eve.com/mono/

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