燃料電池ワールド Vol.1724 (2014/09/30 10:31)

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□燃料電池ワールド Vol.1724
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■2014年09月30日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆燃料電池セミナー in 福岡【再掲】

 今般、経済産業省資源エネルギー庁は、再生可能エネルギー先端技術展2014において、燃料電池セミナーin福岡を開催いたします。本セミナーは、水素・燃料電池分野の専門家を講師としてお招きし、政策・FCV・水素ステーション・エネファームに関する最新の情報を提供し、当該分野への参入および普及促進に資することを目的としています。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
◇日 時:10月8日(水)13:00?15:50
◇場 所:西日本総合展示場 本館 セミナー会場1
     (再生可能エネルギー先端技術展2014 会場内)
◇参加費:無料
◇定員:250名
◇プログラム
詳細→ http://www.ostec.or.jp/data/news_ostec/fcseminar20141008.pdf(1)講演「水素社会の実現に向けた取組の加速」

      星野昌志氏(経済産業省エネルギー庁 燃料電池推進室 室長補佐)(2)講演「トヨタ自動車における燃料電池自動車開発の現状と展望」

      小島康一氏(トヨタ自動車 技術開発本部 FC開発部 部長)(3)講演「水素ステーションにおける低コスト化の現状と課題」

      三浦真一氏(神戸製鋼所 営業企画部 水素・燃料電池推進PJ担当次長)(4)講演「エネファームにおける最新動向と低コスト化の現状と課題」

      永里洋氏(パナソニック アプライアンス社 スマートエネルギーシステム事業部 燃料電池技術グループ 制御チーム チームリーダー)
◇申し込み先

 以下の「再生エネルギー先端技術展2014」ホームページよりお申し込みください。
   http://www.he-t.jp/semi_program.html

 または、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)をご記入いただき、大阪科学技術センター事務局(E-mail; ostec01@ostec.or.jp )へ直接お申し込みください。
◇お問い合わせ:一般財団法人大阪科学技術センター 技術振興部内

         燃料電池セミナー 事務局(担当:大原・増山・新見)
          TEL:06-6443-5320 FAX:06-6443-5319
          メールアドレス:ostec01@ostec.or.jp
◇主 催:経済産業省資源エネルギー庁

☆福岡水素エネルギー戦略会議 平成26年度 研究分科会【再掲】【水素高分子材料研究分科会】

 福岡水素エネルギー戦略会議では、水素に関連する様々なテーマをもとに、研究分科会を開催します。各分野の第一線でご活躍中の方々を講師としてお招きするとともに、講師や参加者の方々との情報交換のお時間も設けておりますので、是非、自社の製品開発などにご活用ください。皆様のご参加をお待ちしております。
◇日 時:10月17日(金) 13:20?15:50
◇場 所:マリンメッセ福岡(福岡市博多区沖浜町7?1)
◇プログラム: http://www.f-suiso.jp/info/9174.html
◇受講料:無 料
◇定 員:50名 ≪定員に達し次第、受付を終了。お申し込みはお早めに≫
◇申し込みはこちらから
  http://www.f-suiso.jp/info/9174.html
◇問い合わせ
  九州大学水素エネルギー国際研究センター 甲野

    TEL:092?802?3303  Mail : info@h2.kyushu-u.ac.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー戦略会議
◎今回は、「モノづくりフェア2014」(10/15?17 日刊工業新聞社主催)会場での開催となります。分科会ご参加の方は、同フェアに無料でご入場いただけます。
  http://www.nikkanseibu-eve.com/mono/

■世界のヘッドライン(08月22日)
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2014/08/22 ヘリオセントレス社、中国で主要な燃料電池販売契約を締結(Heliocentris)

〔訳注〕今年6月にヘリオセントリス・エナジー・ソリューション社(Heliocentris Energy Solutions AG)に買収されたドイツの燃料電池システムの専門企業フューチャーイー・フュエルセル・ソリューションズ社(FutureE Fuel Cell Solutions GmbH)と、北京の名高いIT銀行業務供給者は本日、中国の銀行の顧客に先進的な燃料電池システム「ジュピター(Jupiter)」を含む基本販売契約(master distribution agreement)を彼らは結んだ、と発表した。5kWから18kWまでの電力を出力するそのシステムは、中国の銀行ネットワークを通して従来のバッテリーを置き換えるためのバックアップ電力として使われるように設計されている。契約は、2015年に少なくとも300システムを引き渡すことを目標にしている。そして、1200万ユーロの潜在的な売上高を持っている。双方は、今後数年間で中国政府が発電コストの削減によって急速に進める燃料電池技術の導入に対する成長市場に期待している。

2014/08/22 スタンフォード大学の研究者たち、通常の単4電池で作動する水分解装置を開発(Stanford university)

〔訳注〕ホンジェ・ダイ(Hongjie Dai)と同僚たちは、水を水素と酸素に分解するために1.5Vの電池を使う安くて排出ガスのない装置を開発した。水素ガスは、ゼロ・エミッション自動車の燃料電池が電力を供給するのに使うことができる。2015年にはアメリカの消費者は、ついにトヨタ(Toyota)や他のメーカーから燃料電池自動車を購入できるようになる。ゼロ・エミッション車としての宣伝にもかかわらず、それらの車のほとんどは、天然ガスや地球温暖化の一因となる化石燃料から作られる水素で走る。今、スタンフォード大学(Stanford University)の科学者たちは、水の電気分解で水素を作るために通常の単4電池を使う安価でエミッション・フリーの装置を開発した。電池は液体の水を水素と酸素ガスに分解する二つの電極を通して電流を送る。貴金属触媒を使う他の水分解とは違って、スタンフォードの装置の電極は安くて豊富にあるニッケルと鉄で作られている。8月22日発行のジャーナル『ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)』に、ダイと彼の同僚は新しい装置の研究を説明している。

2014/08/22 展示会「ユーロバイク2014」で水素燃料電池の初めての電動アシスト自転車をお披露目(bikebiz.com)

〔訳注〕ドイツの電動自転車メーカーのエレクトロライト社(Electrolyte)は、8月27日からドイツのフリードリヒハーフェン(Fridrichshafen)で開かれる展示会「ユーロバイク(Eurobike)2014」で、世界初のカートリッジを使った水素燃料電池電動自転車(hydrogen fuel cell electric bike)を初登場させる。水素燃料電池製造の第一線の企業の一つとパートナーシップを形成して、エレクトロライト社は「Vorradler S3 FC」を生産している。会社の要求は、電動アシストを使って300マイルを走ることである。
2014/08/22 持続可能な燃料のための水と日光の処方箋(ANU)

〔訳注〕オーストラリア国立大学(Australian National University:ANU)のチームは、燃料として水素を作ることができる日光で電力を供給する生物学的なシステムへの道を開いて、光合成の重要な手順の一つを成功裏に再現した。「水は豊富にあり、日光も同じである。水素を作るためにそれらを使うことは、刺激的な可能性があり、安くて安全にできる。水素は、石油製品のための無炭素(zero-carbon)の代替として可能性を提供している。すでに宇宙船で使われていたが、電気分解によって水素を生成する装置として不十分に理解された」と、オーストラリア国立大学生物学研究所(ANU Research School of Biology)のオーストラリア研究会議翻訳系光合成の中核的研究拠点(ARC Centre of Excellence for Translational Photosynthesis)からカストゥーリ・ヒンゴラニ(Kastoori Hingorani)博士は言った。「チームは、日光にさらされた時に光合成の鍵となる電気刺激による鼓動(electrical heartbeat)を表示するタンパク質を作った。システムは、天然に存在するタンパク質を使用しており、電池または貴金属を必要としない。発展途上国でも入手できることを意味している」
〔訳語〕COE【略】=center of excellence卓越した研究拠点、優秀な頭脳と最先端設備から成る中核的研究拠点(英辞郎)

■09月29日のWEB LINK NEWS
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2014/09/29 日本アビオニクス、出力光を自動補正可能なファイバーレーザー溶接機発売(MONOist)

 日本アビオニクスは2014年8月5日、金属材料を非接触で微細溶接する「ファイバーレーザー溶接機 LW-F300」を発売した。スマートフォンなどの情報機器やエコカーの需要増加により軽量・エレクトロニクス化が進む自動車向けで、電子部品・二次電池・燃料電池などの製造に対応する。

 同社では現在、性能を確認できるサンプル実験を無料で実施している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140929-00000023-it_monoist-ind
※写真あり

2014/09/29 安倍首相所信表明演説(5)成長戦略実行で景気回復の実感を(産経新聞)
 (岩盤規制改革)

 原子力規制委員会により求められる安全性が確認された原発は、その科学的・技術的な判断を尊重し再稼働を進めます。立地自治体をはじめ関係者の理解を得るよう、丁寧な説明、避難計画の充実支援などに取り組みます。徹底した省エネルギーと再生可能エネルギーの最大限の導入により、できる限り原発依存度を低減させてまいります。

 二酸化炭素を排出しない、未来のエネルギー。水素の活用を阻んできた、さまざまな省庁にまたがるがんじがらめの規制を、昨年、一挙に改革しました。
 「規制緩和のおかげです」

 水素ステーションがいよいよ商業化され、福岡の北九州をはじめ全国各地で、夢だった水素社会が、現実に幕を開けようとしています。日本の自動車メーカーは、世界に先駆けて、燃料電池自動車の販売に踏み切りました。

 民間のダイナミックなイノベーションの中から、多様性あふれる新たなビジネスが生まれる。大胆な規制改革なくして、成長戦略の成功はありません。農業・雇用・医療・エネルギーなど、岩盤のように固い規制に、これからも果敢に挑戦してまいります。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140929-00000544-san-pol

2014/09/29 <エネファーム>10万台突破 震災機に普及進む(毎日新聞)

 発電と給湯を同時に行う家庭用燃料電池「エネファーム」の普及を目指す業界団体「エネファームパートナーズ」は29日、販売台数が2009年5月の発売から今月までに計10万台に達したと発表した。

 発売開始時には工事費込みで300万円程度という導入コストの高さが課題で、10年度までは計約1万台にとどまった。しかし、11年3月の東日本大震災後に電力各社が電気料金を値上げしたことや、エネファームの普及拡大に伴って導入コストが150万円程度まで下がったことで、販売が伸びてきた。

 同団体は「エネファームの導入コストが70万?80万円まで下がれば、通常の給湯器よりかなり優位になり、いっそう普及するのでは」と見ている。

 今年4月に政府が閣議決定したエネルギー基本計画では、エネファームの導入目標の累計を20年に140万台、30年に530万台としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140929-00000103-mai-bus_all

■海外ニュース
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<定置用電源>
●フュエルセル・エナジー社、ユナイテッド・イルミネーティング社から5.6MWの注文を受注し、ブリッジポート大学にユニットを設置、エネルギー省から助成金を確保(2014年04月08、30日、05月01日)

 フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy:FCE)は、ユナイテッド・イルミネーティング社(United Illuminating Company:UI)から2.8MW級燃料電池発電所「DFC3000」を受注した。発電所の一つは、太陽電池を含む分散型再生可能発電プロジェクト(distributed renewable power generation project)の一部分としてコネチカット州ブリッジポート(Bridgeport)に作られる。二つ目は、ユナイテッド・イルミネーション社のサービス地域内に30日以内に命名される場所で作られる。

 またフュエルセル・エナジー社は、ブリッジポート大学(University of Bridgeport)に大学が必要とする電力の約80%を供給する1.4MW級燃料電池発電所を設置するプロジェクトの開発を発表した。

 最後に、同社は、分散型電源として、そして熱電併給機器として使われる定置用燃料電池の効率を高め、寿命を増やし、設置コストを減らして、燃料電池市場における米国の競争力を増大することを目的とした米国エネルギー省(U.S. Department of Energy:DOE)から300万ドルの助成金を授与された。
http://fcel.client.shareholder.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=844024
http://fcel.client.shareholder.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=844508
http://energy.gov/eere/articles/energy-department-invests-more-3-million-advance-us-competitiveness-fuel-cell-market?utm_source=PA934&utm_medium=email&utm_campaign=ProgressAlerts

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