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□燃料電池ワールド Vol.1723
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■2014年09月29日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■燃料電池関連イベント
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☆燃料電池セミナー in 福岡
今般、経済産業省資源エネルギー庁は、再生可能エネルギー先端技術展2014において、燃料電池セミナーin福岡を開催いたします。本セミナーは、水素・燃料電池分野の専門家を講師としてお招きし、政策・FCV・水素ステーション・エネファームに関する最新の情報を提供し、当該分野への参入および普及促進に資することを目的としています。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
◇日 時:10月8日(水)13:00?15:50
◇場 所:西日本総合展示場 本館 セミナー会場1
(再生可能エネルギー先端技術展2014 会場内)
◇参加費:無料
◇定員:250名
◇プログラム
詳細→ http://www.ostec.or.jp/data/news_ostec/fcseminar20141008.pdf(1)講演「水素社会の実現に向けた取組の加速」
星野昌志氏(経済産業省エネルギー庁 燃料電池推進室 室長補佐)(2)講演「トヨタ自動車における燃料電池自動車開発の現状と展望」
小島康一氏(トヨタ自動車 技術開発本部 FC開発部 部長)(3)講演「水素ステーションにおける低コスト化の現状と課題」
三浦真一氏(神戸製鋼所 営業企画部 水素・燃料電池推進PJ担当次長)(4)講演「エネファームにおける最新動向と低コスト化の現状と課題」
永里洋氏(パナソニック アプライアンス社 スマートエネルギーシステム事業部 燃料電池技術グループ 制御チーム チームリーダー)
◇申し込み先
以下の「再生エネルギー先端技術展2014」ホームページよりお申し込みください。
http://www.he-t.jp/semi_program.html
または、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)をご記入いただき、大阪科学技術センター事務局(E-mail; ostec01@ostec.or.jp )へ直接お申し込みください。
◇お問い合わせ:一般財団法人大阪科学技術センター 技術振興部内
燃料電池セミナー 事務局(担当:大原・増山・新見)
TEL:06-6443-5320 FAX:06-6443-5319
メールアドレス:ostec01@ostec.or.jp
◇主 催:経済産業省エネルギー庁
☆福岡水素エネルギー戦略会議 平成26年度 研究分科会【再掲】【水素高分子材料研究分科会】
福岡水素エネルギー戦略会議では、水素に関連する様々なテーマをもとに、研究分科会を開催します。各分野の第一線でご活躍中の方々を講師としてお招きするとともに、講師や参加者の方々との情報交換のお時間も設けておりますので、是非、自社の製品開発などにご活用ください。皆様のご参加をお待ちしております。
◇日 時:10月17日(金) 13:20?15:50
◇場 所:マリンメッセ福岡(福岡市博多区沖浜町7?1)
◇プログラム: http://www.f-suiso.jp/info/9174.html
◇受講料:無 料
◇定 員:50名 ≪定員に達し次第、受付を終了。お申し込みはお早めに≫
◇申し込みはこちらから
http://www.f-suiso.jp/info/9174.html
◇問い合わせ
九州大学水素エネルギー国際研究センター 甲野
TEL:092?802?3303 Mail : info@h2.kyushu-u.ac.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー戦略会議
◎今回は、「モノづくりフェア2014」(10/15?17 日刊工業新聞社主催)会場での開催となります。分科会ご参加の方は、同フェアに無料でご入場いただけます。
http://www.nikkanseibu-eve.com/mono/
■世界のヘッドライン(08月21日)
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2014/08/21 研究者たちは携帯機器のもっと効率的な燃料電池を作成(University of the Basque Country)
〔訳注〕スペインのバスク大学(University of the Basque Country)の研究者ノエリア・ルイス・ヒメネス(Noelia Ruiz-Jim〓nez)は、膜の上に触媒を吹き付ける方法を最適なものにし、インクの炭素質材料(carbonaceous medium)を改善しようとしていた。そして燃料電池用触媒の優れた性能を獲得した。この成果は、研究者ノエリア・ルイス・ヒメネスが博士論文を書き上げたバスク大学(UPV/EHU-University of the Basque Country)産業化学と電気化学工学研究所(Industrial Chemistry and Electrochemical Engineering Laboratory )で達成された。研究の最終目的は、燃料電池がさまざまな携帯機器に使われ、従来の電池に置き換わることを可能にすることである。ノエリア・ルイス・ヒメネス博士の研究の出発点は、酸素-水素燃料電池だった。燃料電池は、化学エネルギーを電気エネルギーに変える電気化学機器である。博士号所持者が検討した燃料電池は、水素と酸素を燃料として使い、水素をアノード(anode)で酸化させ、酸素を電気を生成するカソード(cathode)で還元する。「水と熱は彼らが産出した単なる廃棄物である。それゆえ、環境への影響は最小である」とルイス博士は断言する。「バスク大学の産業化学と電気化学工学研究所は、この種の燃料電池が使う触媒を生成する。我々が作る触媒は、プラチナを少し使うことで特徴づけられている。それゆえ単一のセルの最終価格は、触媒に対応するコストの半分よりも低いものである。プラチナの使用を削減することで、最終価格が大幅にカットされる」とルイスは説明した。
2014/08/21 マントラ社、日本と香港で成功した任務を説明(mantra)
〔訳注〕マントラ・ベンチャー・グループ社(Mantra Venture Group Ltd.)とその子会社のマントラ・エナジー・オルタナティブ社(Mantra Energy Alternatives)は、東京と香港で成功した事業開発の任務を説明した。7月末に始まった2週間の任務は、産官学の可能性を秘めた影響力の大きいパートナーと協働する機会を探った。この任務は、東京では再生可能エネルギー世界会議と展示会(Renewable Energy World Congress and Exhibition)にマントラ社が出席することから始まった。カナダ貿易委員会(Canadian Trade Commission)と東京のカナダ大使館(Canadian Embassy)は展示スペースを準備して、マントラ社はこのイベントへの参加を誘った小数のカナダ企業の一つだった。同社の革新的な技術は、セメントと鉄鋼、化学、バイオガス、自動車産業と学界の主要団体を含む日本やシンガポール、韓国、タイなどの潜在的な協力者から大きな関心が示された。これらのグループの幾つかの協働活動が追求されている。ラリー・クリストフ(Larry Kristof)マントラ社の最高経営責任者は、「我々は、東京のこの任務に参加する機会を得て満足している。日本は燃料電池技術の開発と採用の世界的なリーダーである。マントラ社の混合反応物型燃料電池(Mixed Reactant Fuel Cell:MRFC)に幅広い関心が集まったのは明らかだ」と語った。マントラ社の代表団は、東京で支援をしていただいたカナダ大使館の通商担当のよねみち・さなえ(Sanae Yonemichi)さんと、在日カナダ ブリティッシュ・コロンビア州政府事務所(British Columbia Trade and Investment Office Japan)シニア事業開発マネージャーのみずさわ・いちろう(Ichiro Mizusawa)氏に感謝の気持ちを表した。同社のチームは東京でのイベントに続いて香港科学技術パーク(Hong Kong Science and Technology Park:HKSTP)での議論を進めるために香港に向かった。
2014/08/21 パワーボックスからのイーフォイ・プロ燃料電池、無線通信機器の信頼性の高いバックアップ電源を供給(Powerbox Australia)
〔訳注〕ニュージーランド交通局(NZTA)は、南部の高速道路の無線通信を提供するために、ニュージーランド南島(South Island)の南アルプス山脈(Southern Alps)にハースト峠無線システム(Haast Pass Radio System)を設けた。この無線システムは2枚の太陽光パネルがついたリピーター(repeater)に収納され、リピーターはそれぞれ太陽光パネルから電力を供給されるが、電池パックで充電される。だが、ネットワークは設置以来、電池の消耗を最小限に抑えるためにフルパワーでは操作できていない。加えて太陽エネルギーの信頼性は冬の期間は減少する。このため、バックアップ電源システムがなければ無線中継ネットワークが頻繁に利用できなかった。ハースト峠の「イーフォイ・プロ(EFOY Pro)2400デュオ(Duo)」電池バックアップ・システムは現在、リピーター(repeater)にバックアップ電源を継続的に供給している。
〔訳語〕repeater:リピーター◆通信ネットワークにおいて、あるセグメントから受信した信号を別のセグメントへ送信して送信距離を延長する装置・設備(英辞郎)
2014/08/21 トヨタの水素パワーはBMW「i3」に売り込んだ(ecomento)
〔訳注〕トヨタ(Toyota)とBMWの技術協力は、いくつかの優れた自動車を生み出すことを約束したが、バッテリー電気自動車の「i3」の初期の成功は今までのところ、日本の自動車メーカーがヨーロッパのメーカーに与えることができる最高の贈り物にたぶん陰を投げかけた。発売間際の本格生産の車とともに、トヨタは自分を水素燃料電池技術のリーダーだとみなすことができる。その専門知識は、2016年までにBMWの都市型自動車「i3」に搭載する方法をうまく見つけるかもしれない、とオーストラリアの自動車メディア『Motoring.com.au』は主張する。トヨタの先進技術自動車全国マネージャー(National Manager Advanced Technology Vehicles)のクレイグ・スコット(Craig Scott)の話から、オーストラリアの雑誌は、「BMWは、最も適切な入れ物として「i3」を引き合いに出して、たぶん近々に水素燃料電池自動車を発売するだろう」と理解した。スコット氏は、「我々はBMWと共同のパートナーであり、だから我々は知っている……彼らがどこへ向かっているかを。それは、我々が共同で燃料電池伝動機構を開発することになっている技術開発プログラムだ」と述べた。
■09月26〜28日のWEB LINK NEWS
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2014/09/26 3人と3団体に「井植文化賞」 兵庫(産経新聞)
県にゆかりの深い個人や団体の活動を顕彰する「井植文化賞」6部門の今年の受賞者が決まった。社会福祉、報道出版、国際交流の3部門で選ばれた3団体は、いずれも発生から20年を迎える阪神大震災をきっかけに活動をスタートさせたという。表彰式は10月4日、神戸市垂水区の井植記念館で開かれる。
文化芸術部門は「具体美術協会」結成に参加した現代美術家の上前智祐氏(94)。科学技術部門で選ばれたのは県立大大学院教授で構造生物学の世界的研究者の樋口芳樹氏(58)。現在は同大次世代水素触媒共同研究センターのセンター長だ。障害のある人たちが社会生活を体験する「NPO法人・いぬいふくし村」を立ち上げた副理事長の山中信彦氏(58)は地域活動部門で個人受賞した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140926-00000055-san-l28
2014/09/27 高付加価値化、海外生産に活路=日本の造船大手、中韓に対抗〔深層探訪〕(時事通信)
日本の大手造船会社が、船の高付加価値化や海外製造拠点の拡充を進めている。鉄鉱石・石炭など資源輸送用の汎用(はんよう)船を中心に、中国や韓国との激しい競争に勝ち抜くためだ。船舶の環境規制強化を見据えた省エネ型の「エコシップ」の開発にも力を入れ、差別化を急ぐ。
◇環境技術で勝負
世界的な船舶の供給過剰が続く中、日本勢は、高付加価値分野にターゲットを絞る動きを加速させている。
三井造船は9月、燃費を従来比で約25%改善する大型エコシップの1番船となるばら積み船の建造を受注。川崎重工業の中国の合弁会社は2月、燃料に液化天然ガス(LNG)と重油の両方を使って二酸化炭素(CO2)排出量を削減する自動車運搬船を世界で初めて受注した。
川重は液体水素を運搬する船の技術開発も進め、将来的な「水素社会」への対応を目指している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140927-00000026-jij-bus_all
2014/09/28 群雄割拠のエコカーエンジン「電気編」 EV、PHV、燃料電池車は何が強みなのか?(THE PAGE)
今回は、その電気自動車(EV)の仲間を個別にみて見ていく。3つある動力源で分類すれば、純粋にバッテリーとモーターだけで走るEV。水素の化学反応を利用して発電しながらモーターで走る燃料電池車(FCV)。バッテリー+モーターとエンジンを切り替えて走れるプラグイン・ハイブリッド(PHV)だ。このEVの仲間は基本的には給油しない。つまり石油系燃料を前提にしないものだ。7つのうち残る4つの石油動力編は次週お届けする予定だ。
■燃料電池(FCV)
長所:CO2ゼロ
短所:実用段階にさしかかったばかりで、不明点が多い
代表的な車種はホンダFCXクラリティ。
FCVとは、水素と酸素の化学反応で電気を作って走る電気自動車の仲間だ。環境性能では、EVと並んで現在考えられる中で一番の優等生。ほぼ理想形である。FCXクラリティの場合メーカー発表の航続距離は620キロであり、少し前のガソリン車より長い。
これまで一番大きかった問題は車両価格が1億円以上もしたことだ。そのためこれまではトヨタやホンダがリース形式で少量を貸し出している程度で、実用段階とは言い難かった。
1990年ころから「次世代のホープ」と言われ続けて25年。ようやく事態が動き始めた。日本がこのジャンルに先鞭をつけることの意味は極めて大きい。前述のインフラ整備についても国策で状況が急激に加速する可能性はないとは言えない。
トヨタFCXについては、700万円という値付けがおそらくはトヨタの出血価格であり、さらに税を投入した補助金が加わっている。そうした特殊な状況をクリアして300万円くらいで普通に販売できる状態になるのかならないのかが大きなキーポイントになるだろう。電気を動力源にしたクルマの未来は?
こうして見て来ると電気を動力に使うクルマの未来はまだまだ多くの可能性が秘められていることがわかる。例えばFCVベースのハイブリッドの可能性だ。普段は単価の安いインフラ電力で充電し、バッテリーを使いきったら水素を使う方法などは容易に想像できる。
しかしながら、これら電力を動力源とするクルマの共通の悩みはほぼ全てバッテリーにある。重量あたりのエネルギー量をエネルギー密度と呼ぶが、石油系燃料に対してバッテリーはエネルギー密度が低い。そして繰り返し触れて来たように充電時間がかかる。
技術革新によってバッテリーが小さく軽くなり、充電時間が大幅に短縮されれば、クルマは大きく変わるかもしれない。しかし、バッテリーは世界の人々が望んでいる速度で技術改革が進んでいないもののひとつだ。そう簡単に明るい未来はやってこないかもしれない。
(池田直渡・モータージャーナル)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140928-00000006-wordleaf-ind
2014/09/28 [梁充模]【“勝者の呪い”にかかるのか】?評価割れる、現代自の巨額土地買収?(Japan In-Depth)
「勝者の呪い」この表現は、競争では勝ち抜けたが、勝利のために過度なコストを支払ったことで、むしろ危険な状態や 後遺症に陥る状況を意味する。
もしかしたら、グローバル5位の自動車企業である現代(ヒュンダイ)自動車グループは、今後、「勝者の呪い」を経験するかもしれない。それは、9月18日の“勝利”のせいだ。
この日、現代自は、ソウルの三成洞(サムソンドン)に位置した韓国電力の敷地7万9342平方メートルの競争入札で落札者に選定された。三成洞(はビジネスや商業の中心地の一つで、韓国電力の敷地は三成洞内でも「最後に残った卵黄」と呼ばれている。現代自グループはこの敷地にホテルや自動車テーマパークを含むグローバルビジネス センター(GBC)を建設する計画だ。
この土地を手にするため、 現代自がかけた金額はおよそ10兆5500億ウォン(約1兆1000億円)だ。鑑定価格の3兆3000億ウォンより3倍を上回る。マーケットは、現代自が4?5兆ウォンに入札するだろうと予想したが、その2倍を越える金額が発表されると、大きな衝撃が走った。ここに加えて、今回の競争入札に参加した三星電子の応札額は6兆ウォン程度だったといううわさが流れ、現代自に対する市場の反応はさらに冷たくなった。
問題は「機会費用」だ。10兆5500億ウォンを他のところに投資したとしたら、もっと高い価値を創出したのでは?という思いがマーケットに広がっている。この資金を新規工場の建設、M&A(合併買収)、R&D(研究開発)などに投資したならば、現代自はより良い結果を得られるのかもしれない。単純計算に過ぎないが、10兆5500億ウォンと追加建設費用5?6兆ウォンの資金で新規工場を建設すれば、現代自動車グループはグローバル生産台数1位になることができる設備を持つようになるのだ。
グローバル企業らは技術開発や果敢なM&Aを通じて競争する。トヨタはPHV(プラグインハイブリッド車)やEV(電気自動車)、FCV(燃料電池自動車)などエコカー開発投資のために、今後1兆8000億円を投入すると発表している。一方、現代自は莫大な資金を投入して土地を買収する。現代自は、今回の選択で、「勝者の呪い」にかかってしまうのか、それとも、「真の勝者」への道を歩み始めるのか。今後の行方が注目されている。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140928-00010001-jindepth-kr
■海外ニュース
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<燃料/貯蔵>
●カリフォルニア州エネルギー委員会、水素ステーションの資金計画を承認(2014年04月22日)
カリフォルニア州エネルギー委員会(California Energy Commission:CEC)は、2014〜2015年会計年度の投資計画の改訂を承認した。これは、水素燃料供給ステーションの資金に2000万ドルを提供する代替・再生可能燃料と自動車技術プログラムに対するもの。
http://www.energy.ca.gov/releases/2014_releases/2014-04-22_investing_in_electricity_r_and_d_and_alt_fuels_nr.html
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■メルマガ「燃料電池ワールド」
□毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
□編集・発行:燃料電池NPO pemdream
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