燃料電池ワールド Vol.1720 (2014/09/24 10:10)

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□燃料電池ワールド Vol.1720
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■2014年09月24日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

※前号の号数を1720にしましたが、これは間違いで今日が1720号です。

■燃料電池関連イベント
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☆福岡水素エネルギー戦略会議 平成26年度 研究分科会
【水素高分子材料研究分科会】

 福岡水素エネルギー戦略会議では、水素に関連する様々なテーマをもとに、研究分科会を開催します。各分野の第一線でご活躍中の方々を講師としてお招きするとともに、講師や参加者の方々との情報交換のお時間も設けておりますので、是非、自社の製品開発などにご活用ください。皆様のご参加をお待ちしております。
◇日 時:10月17日(金) 13:20?15:50
◇場 所:マリンメッセ福岡(福岡市博多区沖浜町7?1)
◇プログラム: http://www.f-suiso.jp/info/9174.html
◇受講料:無 料
◇定 員:50名 ≪定員に達し次第、受付を終了。お申し込みはお早めに≫
◇申し込みはこちらから
  http://www.f-suiso.jp/info/9174.html
◇問い合わせ
  九州大学水素エネルギー国際研究センター 甲野

    TEL:092?802?3303  Mail : info@h2.kyushu-u.ac.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー戦略会議
◎今回は、「モノづくりフェア2014」(10/15?17 日刊工業新聞社主催)会場での開催となります。分科会ご参加の方は、同フェアに無料でご入場いただけます。
  http://www.nikkanseibu-eve.com/mono/

■世界のヘッドライン(08月18日)
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2014/08/18 サター・サンタ・ローザ病院の敷地で電力を発電する燃料電池技術(Sutter Hospital)

〔訳注〕ブルーム・エナジー社(Bloom Energy)の燃料電池がサター病院(Sutter Hospital)の敷地内に設置された。この燃料電池は温室効果ガスを削減しながら、病院の年間に必要とされる電力の70%を提供する。サター病院は、サニーベイル(Sunnyvale)に本社を置くブルーム・エナジー社が開発・販売する燃料電池技術を使う予定である。ブルーム社の燃料電池は最近、カリフォルニア州周辺の幾つかの施設に察知されている。サター病院のシステムは最大600kwまでの電力を提供できる。これは病院の電力需要の75%に当たる。

2014/08/18 燃料電池開発メーカーのアルタギー社、エナーシス社との争いを和解(Altergy)

〔訳注〕アルタギー・システムズ社(Altergy Systems:Altergy)は本日、米国仲裁協会(American Arbitration Association:AAA)の仲裁手続き(arbitration proceedings)の前に、エナーシス・デラウェア社(EnerSys Delaware, Inc.)と拘束力のある基本合意書(binding term sheet)を結んだ。エナーシス・デラウェア社は世界最大の鉛蓄電池会社であり、アメリカのある種の市場ではアルタギー社のかつての特約販売店である。2014年5月13日に米国仲裁協会は、エナーシス社はアルタギー社の製品の販売を不法に妨害したという主張に対する裁定を行った。契約の規定により、エナーシス社はアルタギー社に、アルタギー社の主張の和解金として4000万ドルを支払うことになる。

2014/08/18 バラード社のエレクトラゲン燃料電池システム(Ballard Power)

〔訳注〕バラード・パワー社(Ballard Power)のエレクトラゲン(ElectraGen)燃料電池システムを紹介するPRビデオ。エレクトラゲンの通信サービスは、東南アジア、南アフリカ、ヨーロッパ、カリブ海を含む世界中の多くの地域で展開されている。ビデオは、
https://www.youtube.com/watch?v=AjRM3Dt0J2E で見れる。

2014/08/18 プラグパワー社、ナスダック株式市場取引終了の鐘を鳴らす(plug power)

〔訳注〕8月14日、プラグパワー社(Plug Power Inc.)の最高経営責任者のアンディ・マーシュ(Andy Marsh)とティール・ビバキュア(Teal Vivacqua)、それにプラグパワー社の社員のグループが、ナスダック株式市場(NASDAQ)取引終了の鐘を鳴らすためにニューヨークを訪れた。イベントは、プラグパワー社の力強い成長と優れた雇用、そして公開会社として15年間の上場を祝った。

2014/08/18 トヨタ、サンフランシスコで燃料電池自動車を公表(sfchronicle)

〔訳注〕トヨタ(Toyota)の燃料電池セダン(fuel-cell sedan)は今週、サンフランシスコで開かれるアメリカ化学会(American Chemical Society)の年次総会で北米初公開される。来年、カリフォルニア・マーケットに出ることが予定されているこの車は、水素で走り、水以外の排出物を出さない。燃料電池セダンは来春、日本で6万8500ドルで売り出されると予想されるがトヨタはまだアメリカの価格を決めていない。そして車の名前も明らかにしていない。

●2014/08/17 配信はありません。
●2014/08/16 配信はありません。

■09月17〜19日のWEB LINK NEWS
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2014/09/18 「水素」有効活用へアイデア 相模原市が11月にたたき台(カナロコ by 神奈川新聞)

 「水素元年」ともいわれる2015年を前に、相模原市が全庁的な政策の検討に乗り出している。関係部署の課長級で構成する「水素エネルギー普及検討会議」を既に創設。現在は市内で有効なアイデアの錬成を続けており、遅くとも11月には市民、事業者向けの普及促進策のたたき台がまとまる見通しだ。

 水素社会実現に向けた動きは、国が15年を起点に関係者の取り組みを示したロードマップをとりまとめたほか、トヨタ自動車が水素を動力源とする燃料電池車(FCV)の14年度内発売を発表するなど、「元年」に向けて既に官民で始まっている。

 市が政策検討に乗り出したのは、市も参加する9都県市首脳会議が6月、首都圏における水素ステーション整備の財政支援など5項目を国に提言したのが契機。同首脳会議に呼応する形で同月末、足元の課題や将来像を見定める検討会議発足を決めた。

 検討会議は環境政策課や管財課、公共建築課、交通政策課のほか、市教育委員会からも学校施設課など計10部署の課長級で構成。7月25日には実務担当者のワーキンググループで、検討会議が開かれる10?11月までに普及促進に向けた案を出し合うことを確認した。

 各部署では現在、民間供給事業者による水素ステーションの建設・運営を後押しする支援のあり方や、廃棄物収集運搬車両など公用車へのFCV導入の検討のほか、エネファームと呼ばれる家庭用燃料電池の普及に向けた導入支援制度の充実などの案が話し合われている。民間事業者からニーズを探るヒアリングを行う部署もある。

 事務局を務める環境政策課は「太陽光など再生可能エネルギーによる電力から(水を電解して)つくられた水素の活用は産業力向上だけでなく、温室効果ガス削減や省エネルギーに寄与し環境政策にも役立つ。市民生活においてもライフスタイル転換を促すモデルを模索したい」としている。

 県内では昨春、全国初となるガソリンと水素を供給する一体型施設が海老名市に開所するなどの動きも出ている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140917-00101919-kana-l14

2014/09/18 伊藤元重:地球気候変動への対応はどこへ行ったのか(nikkei BPnet)
■いま世界で起きているのは「地球気象異常化」
■スターン・レビューが警告する気候変動の経済コスト
■忘れられてしまった温暖化対策?

 日本の温室効果ガス排出抑制は進んでいるのだろうか。産業界は省エネを進めている。自動車などでも、ハイブリッドカーなどの普及が進み、さらには温室効果ガスを排出しない燃料電池車も販売されようとしている。産業界はそれなりの努力を続けているといってよいだろう。

 ただ、以前から多くの人によって指摘されているように、産業界に比べて一般国民の対応は進んでいない。日々の生活を営む中で温室効果ガス排出抑制について真剣に考えている人がどれだけいるだろうか。データで見るかぎり、消費者の方にはまだ温室効果ガス排出抑制をする余地が多くありそうだ。
■一般国民も温暖化対策に取り組む必要がある
■炭素税で省エネが進み、再生エネルギーへのシフトも
■温室効果ガス対策は強化する方向に行かざるをえない
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140918-00000005-fukkou-bus_all

2014/09/18 【ジャカルタモーターショー14】開幕…エコカーの次はSUV? 日系メーカーら、付加価値で勝負(レスポンス)

 18日、22回目となるジャカルタモーターショー(インドネシア国際モーターショー)が開幕した。会場はジャカルタ・インターナショナル・エキスポ。トヨタ、ダイハツを筆頭に日本車のシェアが9割超という成長市場で、各社はエコカーからハイエンドモデルまで最新のラインアップを展示、熾烈な販売競争を繰り広げる。

 販売台数の3割強を占める王者トヨタは、主力ミニバン『アバンザ』の派生モデルなどを全面アピールすると同時に、燃料電池車『FCVセダン』や『FT-1コンセプト』など未来のクルマ像を提案する。ダイハツは新型『コペン』を目玉に、小型車のコンセプトモデルなどを出展。スズキは『ワゴンR』(アジア専用車)の派生車種を発表し、圧倒的な人気のミニバン(MPV)市場でのシェア拡大をめざす。マツダは日本でも発表されたばかりの『デミオ』をモーターショーとして初出展。プレミアムコンパクトとして新たな市場形成にチャレンジする。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140918-00000050-rps-ind

2014/09/18 ホンダ、世界初「パッケージ型水素ステーション」をさいたま市に設置(レスポンス)

 ホンダは9月18日、同社独自の「高圧水電解システム」を採用したパッケージ型の「スマート水素ステーション」を、さいたま市東部環境センター(同市)に設置した。

 岩谷産業と共同で開発したもので、同日から実証実験に着手した。高圧の水素タンクから充てんノズルまでの主要部位を箱形のパッケージにした世界でも初めての水素ステーションとしている。水を電気分解して自力で水素を作る。高圧水電解システムにより、コンプレッサーが不要なため、コンパクトにできる。

 水素の生産能力は日量1.5kgで、供給圧力は350気圧。年間換算の生産量はセダンタイプの燃料電池車1台が5万km走行できる規模という。設置スペースは8平方mくらいと極めて小さく、工期も1日ですむ。

 今回設置した東部環境センターでは、ゴミ発電による電力を使用しており、各種の再生エネルギーによる水素生産も可能だ。設置セレモニーに出席した本田技術研究所の山本芳春社長は、「コンパクトなこのステーションは、燃料電池車の普及に大変重要な役目を担う。今後、各地でエネルギーの地産地消を可能とするシステムでもある」と述べ、水素社会に向けたステーションの普及に意欲を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140918-00000069-rps-bus_all
※写真あり

2014/09/19 長野日本無線に株価高騰期待 有望テーマの総合デパート評も(NEWS ポストセブン)

 私が注目するのは、「3Dプリンタ」「電気自動車」「燃料電池」といった多彩な材料を持つ長野日本無線である。

 同社は3Dプリンタ専業メーカーである米ストラタシスの機構部分を開発した実績を持つほか、電気自動車の充電に関して大電力ワイヤレス充電システムの開発にも成功。さらに、同社の親会社である日清紡ホールディングスがグループを挙げて燃料電池に関する技術開発に注力しており、同社の技術力が活かされる場面が増えてくるのは間違いない。いわば「有望テーマの総合デパート」である。

 にもかかわらず、足元の業績は前期(2014年3月期)に続き、今期(2015年3月期)も赤字予想と苦戦中だが、もともと好業績が期待されているわけではないので、よほどの悪業績でない限り、株価への影響は限定的と見る。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140919-00000006-pseven-bus_all

2014/09/19 15年投入のホンダ燃料電池車はコンパクト…山本技術研究所社長(レスポンス)

 山本社長は、9月18日にさいたま市で開いたパッケージ型水素ステーションの設置式後に記者団と懇談し、言及した。ホンダは2013年11月のロサンゼルスモーターショーに、次期市販FCVを『FCEV コンセプト』として出品しており、これが15年に日米、その後欧州でも市販するモデルの原型になる。

 山本社長によると「FCXクラリティと同じ4ドアセダンだが、相当コンパクトになる」という。スタックなどのパワートレインは、現状では車室内のコンソール部に配置しているが、市販モデルではボンネット内に収める。このため、荷室だけでなく、コンセプトモデルでは乗員も現行の4人から5人に増やしている。トヨタが15年度内に市販するFCVの乗員は4人であり、そうしたスペースユーティリティが「トヨタさんと違うところ」(山本社長)と指摘した。

 一方、具体的な投入タイミングについて山本社長は「燃料の出し入れなど、様々なシステムを煮詰めていかなければならないので、そう早くはならない」と述べ、15年の後半になる可能性を示唆した。同時に「歴史的なスパンで考えると何か月早かったとかを競ってもしょうがない。足元をしっかり固めることだ」と、タイミングよりも商品力の熟成に注力する考えを強調した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140919-00000025-rps-ind

2014/09/19 東邦ガス、マンション向け「エネファーム」発売(時事通信)

 東邦ガスは19日、マンション向けの家庭用燃料電池「エネファーム」を10月1日に発売すると発表した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140919-00000034-jijc-biz

2014/09/19 【日経平均】スコットランド独立否決253円高で年初来高値(エコノミックニュース)

 メガバンクは続伸。みずほは1円高、三菱UFJは8.1円高、三井住友FGは64.5円高。野村HDは5.9円高だった。円安の急進で自動車大手も続伸。ホンダは前日、2015年中販売開始の燃料電池車(FCV)の価格を先行するトヨタとほぼ同水準の700?800万円とする方針を明らかにし43.5円高。補助金を引いて500?600万円程度。トヨタは49円高で年初来高値を更新した。前日にスズキは「エブリイ」「ハスラー」とマツダにOEM供給する2車種、日産は「フーガ」「スカイライン」と三菱自動車にOEM供給する4車種のリコールを国土交通省に届け出たが、スズキは101.5円高で年初来高値更新、マツダは72円高、日産は17円高で年初来高値更新、三菱自動車は21円高。スコットランドに足を向けて寝てはいけない。富士重工は売買代金6位で147円高で年初来高値更新。輸送用機器セクターは業種別騰落率4位だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140919-00000030-economic-biz

■海外ニュース
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<輸送>
●ハイファイブ・プロジェクトのための5つの自動車会社(2014年04月03日)

 国際的なハイファイブ・プロジェクト(HyFive project)が今月早々にスタートする。ビーエムダブリュウ(BMW)、ダイムラー(Daimler)、ホンダ(Honda)、ヒュンダイ(Hyundai)、トヨタ(Toyota)の5つの自動車メーカーは、ほんの少数のヨーロッパの都市で110台の燃料電池電気自動車を配備することで合意した。また、3100万ポンド(5200万米ドル)の計画は、燃料プロバイダーのエア・リキッド社(Air Products)、リンデ社(Linde)、ITMパワー社(ITM Power)が他の利害関係者と協力して、ロンドン、デンマーク、オーストリアに水素供給ステーションを開設する。
http://www.london.gov.uk/media/mayor-press-releases/2014/04/global-leaders-sign-up-to-31m-plan-to-demonstrate-viability-of

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆(株)エネルギーフォーラム/SSK共催セミナー【再掲】
<経済産業省/東京ガス/トヨタ自動車>
水素社会実現へのロードマップ
◇内容
<1>【基調講演】水素社会の実現に向けた取り組みの加速

  星野 昌志氏(経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 燃料電池推進室 室長補佐)
<2>エネルギー事業者が目指す水素社会実現に向けた取り組み

  石倉 威文氏(東京ガス株式会社 技術開発本部 技術戦略部 水素ステーショングループ GM)
<1>燃料電池自動車「市場投入」で実現する環境都市の世界
  近藤 元博氏(トヨタ自動車株式会社 総合企画部長)
◇日 時:9月29日(月)午後2時?午後5時
◇会 場:新橋愛宕山東急イン(東京都港区愛宕1?6?6)
◇受講料:1名につき 32,400円(税込)

  同一団体より複数ご参加の場合、2人目以降 27,000円(税込)
◇参加申し込みは https://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14273_input.html
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所

  TEL 03?5532?8850 FAX 03?5532?8851
  http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14273.html

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■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
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