燃料電池ワールド Vol.1717 (2014/09/05 08:45)

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□燃料電池ワールド Vol.1717
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■2014年09月05日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター【平成26年度 経営者コース】【再掲】

 「福岡水素エネルギー人材育成センター」では、水素エネルギー新産業への参入を目指す意欲的な経営者等を対象とした、【経営者コース】を開催します。水素ビジネスへの参入を目指す企業経営者や幹部のみなさまのご参加を、心からお待ちしております。
◇日 時:9月19日(金)

  次世代燃料電池産学連携研究センター施設見学 10:30〜12:00
  講義  13:00〜17:00
  交流会(希望制)  17:15〜18:45
◇場 所:九州大学 次世代燃料電池産学連携研究センター(福岡市西区元岡744)
◇プログラム:http://www.f-suiso.jp/info/9155.html
◇受講料:3000円/人(交流会 2000円)
◇定 員:40名
◇申込期限: 9月17日(水)≪定員に達し次第、受付を終了。申し込みはお早めに≫
◇申し込みはこちらから http://www.f-suiso.jp/info/9155.html
◇問い合わせ:九州大学水素エネルギー国際研究センター 甲野
  TEL:092-802-3303  Mail : info@h2.kyushu-u.ac.jp

■世界のヘッドライン(08月13日)
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2014/08/13 米国トヨタの上級副社長ボブ・モーガン、2014年JPモルガン自動車会議で自動車メーカーの燃料電池を語る(Toyota)

〔訳注〕米国トヨタ自動車販売株式会社(Toyota Motor Sales, U.S.A., Inc.)自動車部門の上級副社長ボブ・カーター(Bob Carter)は、ニューヨークで開かれたJPモルガン自動車会議(J.P. Morgan Auto Conference)で、同社の近づきつつある新製品だけでなく、業界の状況について語った。

2014/08/13 VPエナジー社:持続可能な燃料電池(Video、VP Energy)

〔訳注〕全体として二酸化炭素排出量を削減するために、VPエナジー社(VP Energy)の技術管理者(Engineering Manager)デイビット・Dekarske(David Dekarske)が、同社の燃料電池製品「エレクトロセルフ(ElectroSelf)」について説明するビデオ。

2014/08/13 埋立地から生じる臭いガスがきれいな水素エネルギーに変身(ACS)

〔訳注〕研究者たちは、ブラジルのニテロイ(Niter〓i)にある埋立地から生じる臭いガスをきれいな水素燃料に一日で変えられる触媒を考案した。臭くて大気を汚す埋立地ガスを一変させるこの新技術は、家庭や事務所、病院で使うきれいな電力を生産する燃料電池の開発につなげる成功の甘い香りを作ることができる、と研究者たちは語った。この進歩は、メタンガスを効率的でクリーンな水素に転換する。彼らの報告は、アメリカ化学会(American Chemical Society:ACS)の第248回全国大会&展示会(the 248th National Meeting & Exposition)で行われた。数千人の科学者が参加したこの会議では約1万2000件の発表が行われ、そのうちの一つで、ブラジルのリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)にある国立技術研究所(National Institute of Technology)のファビオB・ノローニャ(Fabio B. Noronha)博士は、「埋立地ガスから水素を生成するプロセスの心臓部は触媒であり、これは炭素の存在によって継続不可能にさせられる。なぜなら、炭素析出(carbon deposition)で触媒は埋立地ガスを水素に変換する能力を失うからだ」と述べた。この問題を解決するためにノローニャ博士チームは、炭素が形成されるやいなや炭素を除去する新しい触媒材料を開発した。

2014/08/13 バージニア州ブリストルのワイヤータフ・シリンダーズ社、米国エネルギー省の助成金200万ドルを受領(WireTough Cylinders)

〔訳注〕米国エネルギー省(U.S. Department of Energy:DOE)は8月13日、水素貯蔵技術開発に対する二つの助成金を正式に発表した。バージニア州ブリストル(Bristol)のワイヤータフ・シリンダーズ社(WireTough Cylinders LLC)は、鋼線(steel wire)のオーバーラップ処理が懸案の特許を使った低コストの高圧水素貯蔵容器を作る200万ドルのプロジェクトの主要な研究者として、エネルギー省から選ばれた。もう一つのプロジェクトは、提案の中にワイヤータフ社の技術を取り入れているオークリッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory)に授与された。ワイヤータフ社の目標は、高圧下(1万2700psi)の700ガロン(2600liters)の大容積で30フィートの貯蔵タンクを開発することである。プロジェクトの結果は、水素自動車の燃料は最終的にガソリン等価ガロン(GGE = gallon gasoline equivalent。1 GGE=圧縮天然ガス2.6 Kgまたは水素1Kg)あたり4ドルの目標コストで販売できるようにすることで、水素を貯蔵するための費用効果の高い解決策となるだろう。

2014/08/13 スティーブ・ケース氏、ブルーム・エナジー社の取締役会に参加(bloom energy)

〔訳注〕ブルーム・エナジー社(Bloom Energy Corporation)は、同社の取締役会にAOLの共同創設者でレボリューション社(Revolution LLC)の会長兼最高経営責任者であるスティーブ・ケース(Steve Case)を迎え入れた。

■09月04日のWEB LINK NEWS
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2014/09/03 トヨタ、「第21回ITS世界会議デトロイト2014」に出展(carview!)

 トヨタは、9月7日(日)?11日(木)までの5日間、米国・ミシガン州デトロイトで開催される「第21回ITS世界会議デトロイト2014」に出展する。

 「ITS世界会議デトロイト」は、「Reinventing Transportation in our Connected World(つながる世界で、あらたな交通の創世へ)」のテーマのもと、つながるクルマや自動運転技術等が生み出す新たな価値・サービスを世界に向けて発信していく会議。

 具体的には車同士の通信や道路に設置された機器と車との通信によって安全な交通社会の実現を目指す「協調型ITS」、北米での高速道路走行を想定した「自動運転技術・高度運転支援システム」、2015年に米国で販売を予定している「燃料電池自動車(FCV)」の優れた環境性能と将来の新しいエネルギー利用のイメージを紹介する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140903-10210108-carv-bus_all

2014/09/03 リビングライフ、条件付宅地分譲「ライフアソート大宮」販売開始(SUUMOジャーナル)

 本物件は、大宮駅東口より東武バスで約10分の「富士フイルム大宮事業所入口」より徒歩2分。埼玉新都市交通伊奈線「鉄道博物館」駅より徒歩約11分または東武アーバンクライン「北大宮駅」駅より徒歩約12分の距離に位置する。

 物件は、太陽光発電と、ガスを利用して発電するエネファームまたはエコウィルを採用することを建築条件としている。家庭ではエネファームまたはエコウィルで発電した電気を優先的に使用するので、太陽光発電で発電した電気を電力会社に多く買い取ってもらうことができ、CO2の削減と、光熱費の負担を軽減する。(ガス発電の電気は売電不可)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140903-00068749-suumoj-life

 2014/09/04 これほしい ブドウ糖を充てんすると脳みそが街を爆走する(ねとらぼ)

 ブドウ糖燃料電池で動くBRAIN CARが開発されたのか。そんでエネルギーをチャージした脳みそっぽいラジコンがオフィス街を爆走と……時代も最先端だねーってこれ、日本コカ・コーラの「ジョージア シャキーン!」のプロモーション動画です。

 映像ではバッテリーがEMPTY状態のラジコンがブドウ糖を燃料に充電完了後に疾走すると、サラリーマンの頭もシャキーンと目覚めるという演出。なんとなく暴走したエヴァンゲリオンがアンビリカルケーブルをぶっちぎって暴走しているように見えなくもありません。

 今回使用した燃料電池技術は、「グルコース形燃料電池チューブ式供給モデルの研究」で全国理科教育大会で日本理化学協会賞を受賞した埼玉県立坂戸高等学校の山田暢司先生の協力のもと、実際にブドウ糖が含まれた「ジョージア シャキーン!」を燃料に発電が可能であることを確認し、実際にブドウ糖から発電した電力を使って走らせたんだとか。なにげにすごいぞ!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140902-00000093-it_nlab-sci
※映像あり

2014/09/04 ものづくりを支える最新技術を展示…関西 高機能素材ワールド、9月24日?26日(レスポンス)

 「ものづくり」を支える高機能素材の最新技術が一堂に会する商談会「関西 高機能素材ワールド2014」が9月24日から26日の3日間、インテックス大阪で開催される。

 イベントは「高機能フィルム展(フィルムテック大阪)」、「高機能プラスチック展(プラスチック大阪)」、さらに今回初開催となる「高機能金属展(メタル大阪)」の3つで構成。昨年は約4万人が来場したという。

 フィルムテック大阪は、高機能フィルムの成形・加工技術からフィルムそのものに至るまで、あらゆるフィルム技術に関する西日本最大の専門展。FPD、新エネルギー(太陽電池、二次電池、燃料電池)、スマートフォン、LED、建材、医薬品、食品包装など、様々な分野の最新フィルム技術が出展される。
 来場には、公式サイトからの無料招待券申し込みが必要。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140904-00000057-rps-ent

2014/09/04 大阪ガス「エネファーム」、累計販売3万台(時事通信)

 大阪ガスは4日、家庭用燃料電池「エネファーム」の累計販売台数が3日、3万台に達したと発表した。3万台達成は東京ガスに次いで2番目。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140904-00000060-jijc-biz

2014/09/04 積水ハウスの2?7月中間期決算 上半期過去最高の売上高で5期連続の増収増益(エコノミックニュース)

 積水ハウスは9月4日、2015年1月期の2?7月期中間期(第2四半期)決算を発表した。売上高は7.7%増の9101億円、営業利益は28.7%増の717億円、経常利益は30.5%増の752億円、四半期純利益は23.9%増の421億円。上半期では過去最高の売上高で、5期連続の増収増益となった。

 積水ハウスのビジネスモデルは「請負型」「ストック型」「開発型」に大別できるが、今中間期はその3ジャンルとも増収増益だった。

 「請負型」の戸建住宅事業の売上高は8.4%減で、受注高は33.3%減。しかしこれは、消費増税前の駆け込み需要が続いた前年2?7月期の好調な受注との比較であるという特殊事情を割り引いて考える必要がある。この分野では商品の高付加価値化が着々と進んでおり、一棟単価は前年同期比で74万円増の3524万円で利益率も改善している。その主役のひとつは、高断熱、省エネ型住宅に太陽電池、燃料電池をダブルで装備した「グリーン・ファースト ゼロ」で、中間期の受注実績は全体の58%に及んでいる。これは国が2020年までに普及を目指す「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)」を先取りした商品である。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140904-00000062-economic-biz

2014/09/04 1億ドル報酬の驚異トレーダーの信念?シェール革命継続せず(Bloomberg)

 元トレーダーで、石油市場に関するニュースレターを発行するカール・ラリー氏は「一時期フィブロのトレーダーらは世界の支配者だった。最善策は常に、どう適応するかを学ぶことだ。ホール氏の場合、今はそのために以前より長い時間がかかっているのかもしれない。あるいは、彼に好機が到来している可能性もある」と指摘する。

 投資家向け書簡のコメントによれば、ホール氏は損失を出したことに動揺しておらず、原油相場が上昇するとの見通しも変えていない。同氏はこれらの書簡で定期的に、シェールブームが長期にわたり割安で潤沢なエネルギーを供給すると確信する見方について、冷笑するような見解を示している。

 ホール氏は書簡で、シェールブームが多くのアナリストの予想よりもずっと早い時期に終了し、原油相場は5年足らずの間に最高150ドルに向かって着実に上昇するとの見通しを一貫して示している。

 ホール氏の取引について詳しい現・元の従業員とアドバイザー20人余りが匿名を条件に答えたインタビューによれば、同氏はこれまでで最も多額の個人資金を投じ、最長で2019年と、かなり先に引き渡しとなる先物を購入している。

 ホール氏の戦略は既に成功の兆しを示している。指標原油であるWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエート)の19年12月限の価格は2月時点では76ドルだったが、7月には88ドルに値上がりした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140904-00000018-bloom_st-bus_all

■海外ニュース
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<燃料/貯蔵>
●コンポジット・テクノロジー・ディベロップメント社、エネルギー省の中小企業革新研究プログラム助成金を獲得(2014年03月19日)

 コロラド州のコンポジット・テクノロジー・ディベロップメント社(Composite Technology Development, Inc.)は、同社の「階層構造を用いた水素貯蔵のための複合材シリンダーのコストと効率を最適化する」プロジェクトが、米国エネルギー省(DOE)の2014年度中小企業革新研究/中小企業技術移転プログラム(Small Business Innovation Research and Small Business Technology Transfer:SBIR/STTR)第3段階の助成金99万9927ドルを勝ちとったと発表した。
http://www.energy.gov/eere/downloads/fy-2014-sbir-phase-ii-release-3-awards

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆(株)エネルギーフォーラム/SSK共催セミナー【再掲】
<経済産業省/東京ガス/トヨタ自動車>
水素社会実現へのロードマップ
◇内容
<1>【基調講演】水素社会の実現に向けた取り組みの加速

  星野 昌志氏(経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 燃料電池推進室 室長補佐)
<2>エネルギー事業者が目指す水素社会実現に向けた取り組み

  石倉 威文氏(東京ガス株式会社 技術開発本部 技術戦略部 水素ステーショングループ GM)
<1>燃料電池自動車「市場投入」で実現する環境都市の世界
  近藤 元博氏(トヨタ自動車株式会社 総合企画部長)
◇日 時:9月29日(月)午後2時?午後5時
◇会 場:新橋愛宕山東急イン(東京都港区愛宕1?6?6)
◇受講料:1名につき 32,400円(税込)

  同一団体より複数ご参加の場合、2人目以降 27,000円(税込)
◇参加申し込みは https://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14273_input.html
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所

  TEL 03?5532?8850 FAX 03?5532?8851
  http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14273.html

☆燃料電池開発情報センター“ FCVフォーラム2”【再掲】
「水素で走る車がやってくる ?2020年に向けた燃料電池自動車への期待?」
◇日時:9月19日(金) 9:30?17:00(懇親会は17:30?)
◇場所:東京都立産業技術研究センター(新交通ゆりかもめ「テレコムセンター」駅前)
◇内容:詳細はウェブサイトにて  http://www.fcdic.com
第1部【招待講演】 <9:30?12:00 - 休憩 - 13:15?14:50>1. 9:40〜 トヨタ自動車 高橋 剛氏 <トヨタ自動車における燃料電池自動車開発の現状と展望>
2.10:25〜 本田技術研究所 守谷 隆史氏 <Honda における燃料電池電気自動車の開発と水素社会への挑戦>
3.11:10〜 日産自動車 飯山 明裕氏 <日産自動車における燃料電池自動車の開発>4.13:15〜 東京都環境局 池田 千代氏 <東京都の水素戦略会議について(仮) >5.13:35〜 高圧ガス保安協会 竹花 立美氏 <水素ステーション等で使用する材料の制限について>
6.14:20〜 総合討論会
第2部【運転試乗会】【燃料電池バスによる有明水素ST見学】及び【都産技研施設見学会】<15:00 ? 17:00>
A)運転 及びB)同乗 試乗会:FCV(トヨタ/ホンダ/日産) ※(運転20名及び同乗50 名)C)有明水素ステーション見学:燃料電池バス → 有明水素ステーション ※(定員20名)D)東京都立産業技術研究センター 施設見学会
第3部【展示会】 <12:00 ? 17:00>
◇参加の申込:ウェブサイトから申込用紙をダウンロード、必要事項を記入して、FAXもしくはe-mail に添付の上、お申し込み下さい。
◇参加費:一般 ?10,000 都内登録中小企業 ?6,000 FCDIC 会員?6,000
◇申し込み締切: 9月4日(木)
◇問い合わせ:燃料電池開発情報センターFCVフォーラム2事務局

  TEL:03-6206-0231 FAX:03-6206-0232 メール:fc-seminar@fcdic.jp

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 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
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