燃料電池ワールド Vol.1713 (2014/09/01 08:54)

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□燃料電池ワールド Vol.1713
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■2014年09月01日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆(株)エネルギーフォーラム/SSK共催セミナー【再掲】
<経済産業省/東京ガス/トヨタ自動車>
水素社会実現へのロードマップ
◇内容
<1>【基調講演】水素社会の実現に向けた取り組みの加速

  星野 昌志氏(経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 燃料電池推進室 室長補佐)
<2>エネルギー事業者が目指す水素社会実現に向けた取り組み

  石倉 威文氏(東京ガス株式会社 技術開発本部 技術戦略部 水素ステーショングループ GM)
<1>燃料電池自動車「市場投入」で実現する環境都市の世界
  近藤 元博氏(トヨタ自動車株式会社 総合企画部長)
◇日 時:9月29日(月)午後2時?午後5時
◇会 場:新橋愛宕山東急イン(東京都港区愛宕1?6?6)
◇受講料:1名につき 32,400円(税込)

  同一団体より複数ご参加の場合、2人目以降 27,000円(税込)
◇参加申し込みは https://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14273_input.html
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所

  TEL 03?5532?8850 FAX 03?5532?8851
  http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14273.html

☆燃料電池開発情報センター“ FCVフォーラム2”【再掲】
「水素で走る車がやってくる ?2020年に向けた燃料電池自動車への期待?」
◇日時:9月19日(金) 9:30?17:00(懇親会は17:30?)
◇場所:東京都立産業技術研究センター(新交通ゆりかもめ「テレコムセンター」駅前)
◇内容:詳細はウェブサイトにて  http://www.fcdic.com
第1部【招待講演】 <9:30?12:00 - 休憩 - 13:15?14:50>1. 9:40〜 トヨタ自動車 高橋 剛氏 <トヨタ自動車における燃料電池自動車開発の現状と展望>
2.10:25〜 本田技術研究所 守谷 隆史氏 <Honda における燃料電池電気自動車の開発と水素社会への挑戦>
3.11:10〜 日産自動車 飯山 明裕氏 <日産自動車における燃料電池自動車の開発>4.13:15〜 東京都環境局 池田 千代氏 <東京都の水素戦略会議について(仮) >5.13:35〜 高圧ガス保安協会 竹花 立美氏 <水素ステーション等で使用する材料の制限について>
6.14:20〜 総合討論会
第2部【運転試乗会】【燃料電池バスによる有明水素ST見学】及び【都産技研施設見学会】<15:00 ? 17:00>
A)運転 及びB)同乗 試乗会:FCV(トヨタ/ホンダ/日産) ※(運転20名及び同乗50 名)C)有明水素ステーション見学:燃料電池バス → 有明水素ステーション ※(定員20名)D)東京都立産業技術研究センター 施設見学会
第3部【展示会】 <12:00 ? 17:00>
◇参加の申込:ウェブサイトから申込用紙をダウンロード、必要事項を記入して、FAXもしくはe-mail に添付の上、お申し込み下さい。
◇参加費:一般 ?10,000 都内登録中小企業 ?6,000 FCDIC 会員?6,000
◇申し込み締切: 9月4日(木)
◇問い合わせ:燃料電池開発情報センターFCVフォーラム2事務局

  TEL:03-6206-0231 FAX:03-6206-0232 メール:fc-seminar@fcdic.jp

■世界のヘッドライン(08月06日)
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2014/08/07 オーエムヴイ社、水素プロジェクトの2000万ユーロの投資計画を発表(omv)

〔訳注〕水素は、未来の燃料技術のオーエムヴイ社(OMV)の最初の選択肢である。燃料電池とともに自動車が走るために不可欠の社会基盤はすでに今日の世界に存在し、オーストリアの最初の公共水素充てんステーションはウイーン(Vienna)で2012年に開設した。その他のプロジェクトは、今年インスブルック地域(Innsbruck area)にもう一つの水素充てんステーションを始めることが予定されている。産業用ガス会社のオーエムヴイ社は、2023年までに400カ所の水素充てんステーションを建設するドイツのH2モビリティ・イニシアティブ(H2 Mobility Initiative)のパートナーである。すでに、シュウェハト製油所(Schwechat Refinery)では天然ガスから水素を年間10万トン生成している。水素は石油燃料から生産されても、燃料電池自動車で使われるときには約50%のCO2を削減する。総計2000万ユーロの投資は、今後数年間に水素研究のためにオーエムヴイ社の研究資金として当てられる。「パワー・ツー・ガス(Power to Gas)」研究プロジェクトでは、オーエムヴイ社は再生可能エネルギーからの電力のために他のパートナーと協力している。

2014/08/07 「新たに形成された斗山フュエルセル・アメリカ社は、世界的にナンバーワンの燃料電池プロバイダーになる」と同社の最高経営責任者は語った(Doosan)

〔訳注〕7月18日のクリアエッジ・パワー社(ClearEdge Power)の買収に続いて、210億ドルの売り上げで世界中で4万3000人を雇用している韓国の企業、斗山社(Doosan Corporation)は、コネチカット州サウスウィンザー(South Windsor)に斗山フュエルセル・アメリカ社(Doosan Fuel Cell America, Inc.:Doosan FC)を設立した。グループのジェフ・チュン(Jeff Chung)最高経営責任者は、「燃料電池は住宅やビルのためにエネルギーを提供し、年間30%以上の割合で成長し、定置用燃料電池市場は17億ドルになり、10年以内に斗山FC社はナンバーワンの燃料電池プロバイダーになる」と語った。同社は買収したクリアエッジ・パワー社の400W級リン酸型燃料電池を基礎としている。

2014/08/07 水素エネルギー企業アクタ社、200万ユーロの制度資金調達の成功を発表(acta)

〔訳注〕アクタ社(Acta)は、総額で203万3837ユーロの資金調達を発表した。この記事は、同社の年度中の事業の詳細を説明している。

2014/08/07 セレス・パワー社とディイーケー社、燃料電池製造を加速させるために70万ユーロの資金を受領(Ceres Power)

〔訳注〕セレス・パワー社(Ceres Power)とイギリスに本社を置くスクリーン印刷装置と工程の世界的プロバイダー、ディイーケー社(DEK)は、イギリスの技術革新促進機関の技術戦略委員会(Technology Strategy Board)から燃料電池製造と供給網合作構想の一環として、70万ユーロの資金を受領した。このプロジェクトは、セレス社の低コストのスチール・セル(Steel Cell)生産とディイーケー社の最新の高速太陽光発電製造プロセスを組み合わせるもの。

■08月29〜31日のWEB LINK NEWS
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2014/08/29 経産省概算要求 12.2%増の1.7兆円 地域再生3.6倍(産経新聞)

 一般会計とエネルギー対策特別会計の合計額は12・6%増の1兆3621億円。ベンチャー企業と大企業の連携支援など地域経済の活性化と中小企業・小規模事業者への支援策に16・5%増の1295億を要求する。新興国などの新市場開拓には14・0%増の495億円を計上。エネルギー関連では、燃料電池自動車や水素ステーションの整備など水素社会の実現に向けた事業に36・8%増の2565億円を求める。また、ロボットや医療技術の開発推進などの科学技術振興費は20・3%増の1208億円と大幅に増額した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140829-00000114-san-bus_all

2014/08/29 大阪ガスがFCV用「オンサイト型」水素ステーションを開設!(clicccar)

 大阪ガスは今年4月、茨木市に「オンサイト方式」の水素ステーションを開設すると発表、来春の営業を目指しています。

 同ステーションでは都市ガスから水素を作る装置「HYSERVE-300」を使ってFCVに水素を供給するとともに、水素発生装置を持たない他の「オフサイト方式」の水素ステーションへの水素供給を視野に入れています。

 大阪ガスは同ステーションの建設にあたり、経済産業省から「水素供給設備整備事業費補助金」の交付を受ける事が既に決定しており、既存のLNG(液化天然ガス)スタンドに併設する計画。

 一方、同社はタクシーなどが燃料に使用しているLPG(液化石油ガス)から独自開発の触媒を使って水素を抽出する技術も開発済みで、前述の都市ガスからの水素生産と併せて今回立ち上げる水素ステーションに設置する計画。

 生産能力は1時間あたり300立方メートルで、燃料電池車6台分の水素を生産可能といいます。

 大阪ガスはこうした水素ステーションを2025年までに全国100カ所に設置予定。

 水素を生産する施設をオンサイト方式で「水素ステーション」内に設置すれば、水素輸送の専用車両や備蓄タンクが不要にとなり、FCVの普及に不可欠なインフラ整備にいっそう弾みが付きそうです。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140829-00010000-clicccarz-bus_all

2014/08/29 岩谷産は急反発、東京タワー近くに水素ステーション建設へ(サーチナ)

 岩谷産業は4営業日ぶりに急反発し、午前9時15分には42円高(5.38%高)の822円を付けた。

 28日、東京都港区芝公園の東京タワーの近くに水素ステーションを建設すると発表した。9月に着工し、来年(15年)3月に完工予定。水素供給のほか、最新の燃料電池車や水素関連技術を展示し、啓発活動の場としても活用する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140829-00000021-scn-biz

2014/08/29 【個別銘柄】水素関連銘柄高い、資生堂下げ、ローム高い(Bloomberg)

 水素関連銘柄:岩谷産業(8088)が前日比4.1%高の812円など。経済産業省は2015年度から燃料電池車に水素を補給する施設が足りない地域で新設コストへの補助金を増やす、と29日付の日本経済新聞朝刊が報道。5億円前後の設置費用の2分の1を支給していたが、補助率を3分の2まで上げる方向という。新型水素製造装置の三菱化工機(6331)は9.6%高の490円、加地テック(6391)は9.1%高の478円など関連銘柄に買いが集まった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140829-00000072-bloom_st-bus_all

2014/08/29 トヨタ、高圧水素タンクの「登録容器製造業者」の認可を取得(carview!)

 トヨタは、高圧ガス保安法により定められているガス系燃料タンクの内、燃料電池自動車(FCV)用高圧水素タンクに関して、自主検査により製造することができる「登録容器製造業者」として、経済産業大臣の認可を取得した。

 1997年に経済産業省にて法整備されたこの制度において、70MPa(メガパスカル・700気圧)の高圧水素タンク製造業者として認可を受けるのは、トヨタが初めてとなる。

 今回の認可取得により、今後は、認可基準に沿って自社で検査員制度を制定し、そこで選定した社内検査員の自主検査による製造が可能となり、KHKの立会検査を受ける必要がなくなり、高圧水素タンクの製造効率の向上、さらには、FCVの生産性向上、コスト低減にもつながると考えている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140829-10209861-carv-bus_all

2014/08/29 中央省庁、8割が「対応不可」=自治体の分権提案に―内閣府まとめ(時事通信)

 内閣府は29日、地方分権改革に関して全国の自治体から寄せられた権限移譲や規制緩和の提案計893項目に対する関係省庁の一次回答の状況をまとめた。保育所の設置面積基準の緩和などを含め、回答の8割が「対応不可」で、分権推進への抵抗感が浮き彫りになった。

 回答は、担当省庁が複数のケースがあるため、計1060件に上った。そのうち、「対応不可」は817件。「実施」は燃料電池車の普及に向けた水素ステーションの設置基準緩和など10件にとどまった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140829-00000158-jij-pol

2014/08/29 トヨタ、FCVの水素タンクを自主検査でコスト減(レスポンス)

 同社によるとこれまでは、タンク20個を1ロットとして外部機関の検査を受けてきた。検査は製造途中と完成後に計2回受ける必要があり、20個だと合計で1.5日もの工数を要していたという。今後は自社工場ラインでの検査が可能となるため、「生産効率の向上など、相当な原価改善につなげることが可能」(広報部)とみている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140829-00000077-rps-bus_all

2014/08/29 <東京都>五輪前に臨海部と都心を結ぶBRT整備へ(毎日新聞)

 東京都は29日、2020年東京五輪・パラリンピックを前に、臨海部と都心を結ぶ区間で、通常の路線バスより利便性の高いバス高速輸送システム(BRT)を整備する構想を発表した。19年度に運行を開始する予定。環境に配慮し、水素と酸素で走る燃料電池バスの導入も目指す。

 BRTは、常設の専用走行空間を整備し、渋滞を避けることで高速・大量輸送を可能にするシステム。都によると、ルートは環状2号線(16年完成予定)の虎ノ門(港区)?有明(江東区)間などを想定している。全区間で専用レーンを設けるのは困難なため、時間や区間を限定する方式を検討している。今秋、ルート設定やサービス内容を提案する交通事業者を募集する。

 臨海部は既にマンション開発が進み、人口が増加。鉄道より短期間で整備できるBRTの導入を決めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140829-00000111-mai-soci

2014/08/30 本当にお買い得な住宅とは。住宅業界駆け込み反動減の次の一手。(エコノミックニュース)

 業界最大手の積水ハウスも、ネット・ゼロ・エネルギーハウスの取り組みでは一歩業界に先んじている。太陽光発電や燃料電池などを搭載したZEH仕様の戸建て住宅の普及を推進し、実に6割を占めるに至っている。さらに、住まい心地を追求した住宅提案や設計自由度を高める構造の強化に力を入れている。同社では8月25日より、木造住宅「シャーウッド」において耐震性能は高いままで大開口や設計自由度を確保した新構法「ハイブリッドS―MJ」を開発し、全商品に展開を始めた。「ハイブリッドS―MJ」は、在来工法の4倍となる業界最高強度の耐力壁のほか、モノコック構造の堅さとラーメン構造の高い自由度を併せ持つ構造、集成材と鋼材を一体化した構造材等、木造住宅初の技術を多数導入している。これらの建築技術がもたらす最大のメリットは、高い耐震性能を維持しながら、設計自由度を飛躍的に高めることに成功した点だ。従来の住宅に比べて感動的なまでに壁面が少ない大開口や、最大6メートルスパンの大空間が特長で、同社が提案する明るく開放的な室内と現代風にアレンジされた軒下空間を設けることで、自然と心地良くつながる暮らし「スローリビング」がより実現しやすくなった。さらに同社では、「ハイブリッドS-MJ」の全商品導入に合わせて、新商品となる「モデラーレ(modellare)」の販売も開始している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140830-00000060-economic-ind

■海外ニュース
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<燃料/貯蔵>
●コーネル大学、燃料電池エネルギー貯蔵システムの開発資金をニューヨーク・バッテリー&エネルギー貯蔵技術組合から受け取る(2014年03月05日)

 ニューヨーク州エネルギー研究開発公社(New York State Energy Research and Development Authority:NYSERDA)およびニューヨーク・バッテリー&エネルギー貯蔵技術組合(New York Battery and Energy Storage Technology (NY-BEST) Consortium)は、バッテリーやエネルギー貯蔵の新しい技術を開発している6つの企業に140万ドルを授与した。これにはコーネル大学(Cornell University)も含まれている。コーネル大学は、水素製造にコーネル大学が設計した膜を使う再生式燃料電池エネルギー貯蔵システムの開発と実証を行う。
http://www.nyserda.ny.gov/About/Newsroom/2014-Announcements/2014-03-05-Governor-Cuomo-Awards-Funding-to-NY-BEST-Companies.aspx

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