燃料電池ワールド Vol.1711 (2014/08/28 10:50)

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□燃料電池ワールド Vol.1711
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■2014年08月28日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆(株)エネルギーフォーラム/SSK共催セミナー
<経済産業省/東京ガス/トヨタ自動車>
水素社会実現へのロードマップ
◇内容
<1>【基調講演】水素社会の実現に向けた取り組みの加速

  星野 昌志氏(経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 燃料電池推進室 室長補佐)
<2>エネルギー事業者が目指す水素社会実現に向けた取り組み

  石倉 威文氏(東京ガス株式会社 技術開発本部 技術戦略部 水素ステーショングループ GM)
<3>燃料電池自動車「市場投入」で実現する環境都市の世界
  近藤 元博氏(トヨタ自動車株式会社 総合企画部長)
◇日 時:9月29日(月)午後2時?午後5時
◇会 場:新橋愛宕山東急イン(東京都港区愛宕1?6?6)
◇受講料:1名につき 32,400円(税込)

  同一団体より複数ご参加の場合、2人目以降 27,000円(税込)
◇参加申し込みは https://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14273_input.html
◇主 催:株式会社 新社会システム総合研究所
◇問い合わせ・申し込み:株式会社 新社会システム総合研究所

  TEL 03?5532?8850 FAX 03?5532?8851
  http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14273.html

☆燃料電池開発情報センター“ FCVフォーラム2”【再掲】
「水素で走る車がやってくる ?2020年に向けた燃料電池自動車への期待?」
◇日時:9月19日(金) 9:30?17:00(懇親会は17:30?)
◇場所:東京都立産業技術研究センター(新交通ゆりかもめ「テレコムセンター」駅前)
◇内容:詳細はウェブサイトにて  http://www.fcdic.com
第1部【招待講演】 <9:30?12:00 - 休憩 - 13:15?14:50>1. 9:40〜 トヨタ自動車 高橋 剛氏 <トヨタ自動車における燃料電池自動車開発の現状と展望>
2.10:25〜 本田技術研究所 守谷 隆史氏 <Honda における燃料電池電気自動車の開発と水素社会への挑戦>
3.11:10〜 日産自動車 飯山 明裕氏 <日産自動車における燃料電池自動車の開発>4.13:15〜 東京都環境局 池田 千代氏 <東京都の水素戦略会議について(仮) >5.13:35〜 高圧ガス保安協会 竹花 立美氏 <水素ステーション等で使用する材料の制限について>
6.14:20〜 総合討論会
第2部【運転試乗会】【燃料電池バスによる有明水素ST見学】及び【都産技研施設見学会】<15:00 ? 17:00>
A)運転 及びB)同乗 試乗会:FCV(トヨタ/ホンダ/日産) ※(運転20名及び同乗50 名)C)有明水素ステーション見学:燃料電池バス → 有明水素ステーション ※(定員20名)D)東京都立産業技術研究センター 施設見学会
第3部【展示会】 <12:00 ? 17:00>
◇参加の申込:ウェブサイトから申込用紙をダウンロード、必要事項を記入して、FAXもしくはe-mail に添付の上、お申し込み下さい。
◇参加費:一般 ?10,000 都内登録中小企業 ?6,000 FCDIC 会員?6,000
◇申し込み締切: 9月4日(木)
◇問い合わせ:燃料電池開発情報センターFCVフォーラム2事務局

  TEL:03-6206-0231 FAX:03-6206-0232 メール:fc-seminar@fcdic.jp

■世界のヘッドライン(08月05日)
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2014/08/05 バラード社とアングロ・アメリカン社、南アフリカの農村で家庭用燃料電池の実証実験を開始(ballard power)

〔訳注〕バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)と世界最大の白金一次生産者であるアングロ・アメリカン・プラチナ社(Anglo American Platinum)は本日、電力系統外地域でメタノール燃料の家庭用発電システムの実証実験を始めた。バラード社とアングロ・アメリカン・プラチナ社は、南アフリカの国営電力会社エスコム社(Eskom)および南アフリカ・エネルギー省(Department of Energy of South Africa)と提携し、12カ月間の実証実験を進める。

2014/08/05 アングロ・アメリカン・プラチナ社、世界初のミニ電力系統地方電化実証実験の開始によってクルーンスタッド共同体に電力を供給(AAP)

〔訳注〕アングロ・アメリカン・プラチナ社(Anglo American Platinum Limited)とバラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)は本日、世界初のミニ・グリッド地方電化(mini-grid electrification)実証実験を開始した。このシステムは、遠隔地域への電力の供給者となる実証として行われている。アングロ・アメリカン・プラチナ社とバラード・パワーシステムズ社は、南アフリカの電力会社エスコム社(Eskom)および南アフリカ政府エネルギー省(South Africa’s Department of Energy)と、南アフリカのフリーステイト州(Free State Province)フェジル・ダディ郡(Fezile Dabi District)南部のマクハカ自治体(Moqhaka Local Municipality)の一部であるナレディ・トラスト村落(rural community of Naledi Trust)で12カ月間の実証実験を運営をするパートナーである。電力系統から離れた34世帯の村落は、系統外の定置用製品として開発された燃料電池試作品を使って電力を供給される。白金を基礎的な材料としている燃料電池は、クリーンで信頼性が高く、費用対効果の高い電力を供給することで南アフリカのために重要な経済・環境開発の機会を提供する。

2014/08/05 イギリスの水素インフラの成長を支える:エア・プロダクツ社の高圧チューブトレーラー艦隊の拡大と耐久性のある燃料ステーションの設置(Air Products)

〔訳注〕エア・プロダクツ社(Air Products)は本日、同社の艦隊に「スマートフュエル(SmartFuel〓)」と呼ぶ水素高圧チューブトレーラー(hydrogen high pressure tube trailer)を追加して導入した。ヨーロッパ水素市場における最初の画期的な出来事として、トレーラーは、イギリスのヒースロー(Heathrow)空港のエア・プロダクツ社の公的に利用される新しい燃料ステーションに高圧の水素を大量に運搬する。この開発は、エア・プロダクツ社が主導している欧州連合の「燃料電池・水素共同実施機構(FCH-JU)」欧州都市の水素輸送(Hydrogen Transport in European Cities:HyTEC)イニシアティブの一環である。スマートフュエル・ステーション(SmartFuel〓 station)は、水素自動車の販売のために不可欠な仕様である700バールの給油能力を持っている。〔用語〕チューブトレーラー(英語:Tube Trailer):長尺容器のトレーラのこと。3,000m3クラスのガスの輸送を行う。(東横化学株式会社ウェブより)
http://www.toyokokagaku.co.jp/product/05_18_03.html

2014/08/05 フュエルセル・エナジー社、品質マネジメントシステムISO 9001:2008 の認証を達成して品質強化(fuelcell energy)

〔訳注〕フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc.)は、品質マネジメントシステムISO 9001:2008 を認証された。トニー・ローセオ(Tony Rauseo)最高執行責任者(Chief Operating Officer)は「ISO 9001:2008 の認証は、当社の事業を通じて厳格で堅牢な品質基準を伝えて、我々の顧客の適正評価を促進し、我々の取り組みを支援する」と述べた。

2014/08/05 レドックス・ハイドロゲルは燃料電池に敏感な触媒を保護することができる(azom)

〔訳注〕ジャーナル「ネイチャー・ケミストリー(Nature Chemistry)」に今週発表された論文で、ルール大学ボーフム(Ruhr-University Bochum)の電気化学的科学センター(Center for Electrochemical Sciences:CES)と、ミュールハイム・アン・デア・ルール(M〓lheim an der Ruhr)市の化学エネルギー変換(Chemical Energy Conversion)のためのマックス・プランク研究所(Max-Planck-Institute)の研究者たちは、もしかすると効果的で安い触媒で働く斬新な概念を発表した。レドックス・ハイドロゲル(Redox hydrogel)は、酸素に対する保護の傘のように動作する。ヒドロゲナーゼ(hydrogenases)と呼ばれる水素の酸化還元反応用のバイオ触媒(Bio-catalysts)は、自然の一部分である。彼らは、ちょうど生体(living organism)が利用可能な要素を使用して開発された。このことは、どんな貴金属(noble metal)もないことを意味している。「ヒドロゲナーゼは貴金属に関してとても興味深いものである」とルール大学ボーフムの分析化学の教授ヴォルフガング・シューマン(Wolfgang Schuhmann)博士は述べている。

2014/08/05 ディーゼルのような水素の発見、白金系燃料電池の興奮を蘇らせる(Miningweekly.com)

〔訳注〕長期的に安全性と効率の良いエネルギー貯蔵のために水素ディーゼルのような特徴を与える出来事は、白金系水素燃料電池から新しいクリーン・エネルギーの採用が間近に迫っているかもしれないという興奮を蘇らせる。液体有機水素担体(Liquid organic hydrogen carrier:LOHC)技術は、世界が切に求めているクリーンで信頼できて費用対効果が高い新世代の電力を確保する水素燃料電池に参入する有望なコード・クラッカー(code cracker)として見られている。それは、効果的で用途も広く規模の拡大にも対応できる。ディーゼルのような自然特性を持つ液体有機水素担体は、石油系燃料のための既存のインフラのように輸送され、配送できる。南アフリカで唯一の証券取引所であるJSE社(JSE Limited)に上場したアングロ・アメリカン・プラチナ社(Anglo American Platinum:Amplats)は4日の月曜日に、白金族金属(platinum-group metals:PGMs)の使用を可能にする早期の産業用資金運用のために、ハイドロジェニックス・テクノロジーズ社(Hydrogenious Technologies)の今年初めの最初の資金調達ラウンドで1億ドルの資金を完全に引き受けたことを発表した。

■08月27日のWEB LINK NEWS
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2014/08/27 27日の朝刊(都内最終版)☆1(時事通信)
【日刊工業】
◆水素ステーション補助拡大 50件、給油所も対象 エネ庁 来年度(1)
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140827-00000000-jijnb_he-nb

2014/08/27 大相場の材料「カタリスト」 日本株急騰と急落、それぞれ3つのカタリストとは(MONEYzine)

 海外の市場関係者が好んで使う言葉にcatalyst(カタリスト)があります。元来の意味は化学反応を促進する触媒で、小学校で習う二酸化マンガンと過酸化水素水を混ぜる実験では二酸化マンガンが文字通りの触媒です。同様に自動車の排気ガス浄化装置や燃料電池に用いられる触媒としてはプラチナやパラジウムなどがあります。

 転じて相場のカタリストと言う場合は、「相場の状態を大きく変化させるもの」という意味で、平たく言うと「大相場の材料」になります。本来の意味では、良いものも悪いものもあるのですが、「◯◯は△△株を大きく上昇させるカタリストとなる」といった感じで良い意味で使われることの方が多いようです。
●◎前代未聞の大盤振る舞いの2015年予算案成立

 日本政府にとって10%への消費税増税に向けて景気減速はどうしても避ける必要があります。このため2015年度予算があれこれ増額され、前代未聞の大盤振る舞いになる可能性が考えられます。

 特に大きな予算措置が期待される分野は、電線地中化、風水害増加による国土強靭化対策増額、防衛正面装備増強、水素・海洋資源開発、地熱・風力発電、ロボット、iPS再生医療、リニア中央新幹線支援などがあり、関連業界も幅広くなりそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140827-00000000-sh_mon-bus_all

2014/08/27 「エムスマートシティ熊谷」が街びらき ミサワホーム(住宅新報)

 ミサワホームとグループ3社は8月27日、埼玉県熊谷市で開発している全棟でゼロエネルギー住宅を目指す総区画73戸からなる「エムスマートシティ熊谷」の第1期分譲住宅10棟の完成を受け、街びらきを開いた。熊谷市が推進する「熊谷スマートタウン整備事業」や国土交通省の「住宅・建築物省CO2先導事業」などに採択されたうえ、環境省の環境共生住宅「団地供給型」認定を同社として初めて取得した事業。

 開発にあたっては、風の通りに配慮して街区を計画し、独自の商材を使ったクールスポットの設置も提案するなど「涼を呼ぶまちづくり」を目指した。太陽光発電システムや燃料電池、HEMS、EV充電用外部コンセントを全棟に設置。通風・排熱を促すプランニングで室内でも涼しさを体感できる工夫も盛り込んだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140827-00000004-jsn-ind

■海外ニュース
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<軍事利用>
●燃料電池が停電を通して軍事基地の基幹電源に(2014年03月25日)

 空軍研究所(Air Force Research Laboratory)プロジェクトの一環として昨年12月、ハイドロジェニックス社(Hydrogenics)の燃料電池が、ハワイの空軍と海軍の軍事施設パールハーバー・ヒッカム共同基地(Joint Base Pearl Harbor-Hickam:JBPHH)で12時間の停電を通して首尾よく発電を行い、電力を供給した。
http://www.hydrogenics.com/about-the-company/news-updates/2014/03/04/us-air-force-research-project-demonstrates-mission-capability-during-hawaii-power-outage

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議 平成26年度 研究分科会【再掲】

 福岡水素エネルギー戦略会議では、水素に関連する様々なテーマをもとに、研究分科会を開催します。各分野の第一線で活躍中の方々を講師としてお招きするとともに、講師や参加者の方々との情報交換の時間も設けておりますので、是非、自社の製品開発などにご活用ください。皆様の参加をお待ちしております。
【水素燃焼・安全評価に関する研究分科会/燃料電池要素研究分科会】

 (同時開催)公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター 公開セミナー
◇日 時:8月29日(金) 13:00?17:30
◇場 所:公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(糸島市富915-1)
◇プログラム: http://www.f-suiso.jp/info/9095.html
◇受講料:無料(※交流会費 2000円)
◇定 員:50名
◇申込期限:8月26日(火)≪定員に達し次第、受付を終了。お申し込みはお早めに≫
◇お申し込みはこちらから↓
   http://www.f-suiso.jp/info/9095.html
◇お問い合わせ:九州大学水素エネルギー国際研究センター 甲野

   TEL:092?802?3303  Mail : info@h2.kyushu-u.ac.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー戦略会議
     公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター

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