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□燃料電池ワールド Vol.1708
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■2014年08月21日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン(08月01日)
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2014/08/01 ヤフーとブルーム・エナジー社、サニーベイルの建物で燃料電池を輝かせる(Yahoo)
〔訳注〕環境問題に敏感な企業であることに取り組んでいるヤフー(Yahoo)は、可能な限り効率が良くてクリーンなエネルギー技術を使おうとしている。「私たちの目標は、現地の電力生産を通してサニーベイル(Sunnyvale)にある我が社の建物に必要な年間電力の半分を供給することである。そのために我々は我が社の施設に電力を供給するにあたり、既存の電力網への依存を減らし、エネルギー効率と経済効果を改善して、環境への影響を減らすようにする。私は今日の現在時刻までに(Earlier today)、サニーベイルのこの我々の建物に三分の一の電力を供給する5基の燃料電池にスイッチをいれる手伝いをして感動させられた。我々は、サニーベイル市当局だけでなくブルーム・エナジー社とプロジェクト・パートナーとして協力した。燃料電池は1MWの電気を発生させ、我々の総合的な目標に到達するための第一歩となるだろう」とヤフーの最高経営責任者ケン・ゴールドマン(Ken Goldman)は語った。
2014/08/01 輸送と環境のためのセンター、国防総省の水素燃料電池実験計画を首尾よく終了(CTE)
〔訳注〕輸送と環境のためのセンター(Center for Transportation and the Environment:CTE)が率いるチームは、カリフォルニア州トレーシー(Tracy)のサン・ウォーキン防衛補給処(Defense Depot San Joaquin :DDJC)での水素燃料電池実験計画(hydrogen fuel cell pilot program)を首尾よく終了した。という6月13日付けの記事と同じ内容。どこか違っていないかと比較したが、行替え設定の違いと箇条書きの数字がなくなっていた以外はまったく同じ。逆にこちらの〔訳注〕に誤訳が見つかった。最後の行「彼らは成功裏に設計、設置、運営、維持管理して、電解水素製造分配ステーションと20基の燃料電池フォークリフトの運行を廃止した。」としたが、「廃止した」は明らかに誤りで、「実証した」に訂正します。
■08月20日のWEB LINK NEWS
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2014/08/20 九州大学、伊都キャンパスで「スマート燃料電池社会実証」を実施(レスポンス)
福岡県と北九州市、福岡市が共同で推進しているグリーンアジア国際戦略総合特区で、九州大学・伊都キャンパスを実証フィールドとした「スマート燃料電池社会実証」を実施することが決定した。
実証事業は、九州大の次世代燃料電池産学連携研究センター(NEXT-FC)が実施主体となり、次世代燃料電池の高効率化や、耐久性・信頼性の向上、低コスト化のための評価・実証を進めるもの。次世代家庭用燃料電池の本格普及と、業務用・産業用燃料電池の実用化の加速・前倒しに貢献し、燃料電池を核にした水素社会実現を加速させることを目的としている。
九州大学伊都キャンパスを実証フィールドとして、SOFC実機による系統電力との連携や、再生可能エネルギーからの水素製造・貯蔵、そして燃料電池自動車(FCV)からの電気供給などを実証し、次世代燃料電池を核としたエネルギー社会の実現を加速させる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140820-00000025-rps-bus_all
2014/08/20 創薬、防災など9課題選定=スパコン「京」後継機―文科省(時事通信)
スーパーコンピューター「京(けい)」(神戸市)の100倍の計算速度を目指す後継機について、取り組むべき課題などを議論する文部科学省の検討会(主査=小宮山宏・三菱総合研究所理事長)が20日開かれ、報告書を取りまとめた。重点課題として超高速の分子シミュレーションによる画期的な新薬の開発や、地震・津波がもたらす詳細な災害予測など9課題を選定した。公募を経て、年内に実施研究機関などを決定する。
報告書は、後継機で解決を目指す重点課題として、(1)健康長寿社会の実現(2)防災・環境問題(3)エネルギー問題、産業競争力強化(4)基礎科学―の4分野を挙げ、後継機の計算能力でないと実現できず、先駆的成果や経済への波及効果が大きいものなどを基準に検討した。
その結果、画期的な創薬や、蓄積された膨大な電子情報「ビッグデータ」を用いた次世代医療の開発、局地的豪雨の高精度予測、高性能の燃料電池や次世代デバイスの材料開発などを選定。素粒子実験と比較できるシミュレーションで、物質の創成や宇宙誕生の謎に迫る研究なども選ばれた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140820-00000125-jij-pol
■海外ニュース
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<ポータブル/バックアップ電源>
●バラード社、パキスタンの成功した実地試験を報告(2014年03月25日)
バラード社(Ballard)はパートナーのカスケイディアント社(Cascadiant)と、パキスタンのワリッド・テレコム社(Warid Telecom)および携帯通信事業者の業界団体GSMアソシエーション(Global System for Mobile Communications Association:GSMA)と一緒に成功裏にモバイル・エネルギー効率最適化(Mobile Energy Efficiency Optimization:MEEO)実地試験(field trial)を実施した。
バラード社の「エレクトラゲン-ME(ElectraGen-ME)」システムを含むさまざまな新しい省エネ技術は、ワリッド・テレコム社の多数のネットワーク・サイトで試験が行われた。その結果、燃料の盗難が減り、燃料電池システムで信頼性が改善し、ネットワーク・サイトの運営費が驚くほど影響を受けたことが見いだされた。プロジェクトの事例研究は更に、軽量で省スペース、ほとんど無音の動作という燃料電池システムの魅力的な側面にも言及している。
http://www.ballard.com/about-ballard/fuel-cell-education-resources/fuel-cell-market-updates/2014/Warid-Telecom-Trial.aspx
http://www.gsma.com/publicpolicy/wp-content/uploads/2014/03/Case-study-Case-Study_Mobile-Energy-Efficiency-Optimisationv6.pdf
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議 平成26年度 研究分科会【再掲】
福岡水素エネルギー戦略会議では、水素に関連する様々なテーマをもとに、研究分科会を開催します。各分野の第一線で活躍中の方々を講師としてお招きするとともに、講師や参加者の方々との情報交換の時間も設けておりますので、是非、自社の製品開発などにご活用ください。皆様の参加をお待ちしております。
【水素燃焼・安全評価に関する研究分科会/燃料電池要素研究分科会】
(同時開催)公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター 公開セミナー
◇日 時:8月29日(金) 13:00?17:30
◇場 所:公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(糸島市富915-1)
◇プログラム: http://www.f-suiso.jp/info/9095.html
◇受講料:無料(※交流会費 2000円)
◇定 員:50名
◇申込期限:8月26日(火)≪定員に達し次第、受付を終了。お申し込みはお早めに≫
◇お申し込みはこちらから↓
http://www.f-suiso.jp/info/9095.html
◇お問い合わせ:九州大学水素エネルギー国際研究センター 甲野
TEL:092?802?3303 Mail : info@h2.kyushu-u.ac.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー戦略会議
公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター
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