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□燃料電池ワールド Vol.1705
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■2014年08月18日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン(07月29日)
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2014/07/29 ウォルマート社、北米配送センター用にプラグパワー社の燃料電池複合パッケージ「ゲンキー」の七つ目の注文で水素燃料電池への取り組みを拡大(Plug Power)
〔訳注〕プラグパワー社(Plug Power Inc.)は本日、ウォルマート社(Wal-Mart Stores, Inc.)から燃料電池複合パッケージ「ゲンキー(GenKey)」の七つ目の拠点となる追加注文を受けたことを認めた。これは、ウォルマート社が2014年2月の配送センター6カ所用の最初の契約に追加したもの。イリノイ州スターリング(Sterling)に追加した拠点は、286基の燃料電池ユニット「ゲンドライブ(GenDrive)で構成され、2014年第3四半期に使用が予定されている。
2014/07/29 エクセロン社とブルーム・エナジー社、需要家向けに燃料電池で21MWを提供するために提携(Bloom Energy)
〔訳注〕全国有数の競争力のあるエネルギー・プロバイダーであるエクセロン社(Exelon Corporation)は、カリフォルニアとコネチカット、ニュージャージー、ニューヨークの各州の75の施設で行うブルーム・エナジー社(Bloom Energy)の21MWの燃料電池プロジェクトのために新株発行による資金調達(equity financing)を提供する。新規あるいは優良得意先を含む電源購入者には、九つの拠点の電源操作に燃料電池を使うようなAT&T社などが含まれている。エクセロン社は、ブルーム・エナジー社との長期的戦略的パートナーシップの第一段階として、顧客が直接機器を買うよりもサービスとしての電力を購入することができる「ブルーム・エレクトロンズ(Bloom Electrons)」と呼ぶブルーム・エナジー社のサービスを通じて資金調達をする。
2014/07/29 インテリジェント・エナジー社、商業展開に向けて一流の燃料電池エンジン技術を開発する日本の量産自動車関係の相手先商標製品製造メーカーと契約を結ぶ(Intelligent Energy)
〔訳注〕インテリジェント・エナジー・ホールディングス社(Intelligent Energy Holdings plc)は、日本の量産自動車関係の相手先商法製品製造メーカー(Original Equipment Manufacturer:OEM)と2年間、数百万ポンドの開発契約を結んだ。契約は、インテリジェント・エナジー社の2014?2015年度の利益に貢献する。協定は、低排出軽車両用の航続距離延長システム(range extender unit)だけでなく、小型自動車(compact car)や二輪車も含めたインテリジェント・エナジー社の独特な燃料電池エンジン技術の開発を焦点にしている。
2014/07/29 カリフォルニア州エネルギー委員会、水素燃料供給と電動車両充電ステーションの構築を進める(cec)
〔訳注〕カリフォルニア州エネルギー委員会(California Energy Commission)は本日、ゼロ・エミッション電動車両のための消費者市場を発展させ、温室効果ガス排出と大気汚染を抑制するクリーンな交通機関の将来性に向けて州の前進を続けるための建設プロジェクトに5000万ドルの最終承認を与えた、という7月24日付けの記事の再論。
2014/07/29 サウスウエスト研究所、水素圧縮の実証でエネルギー省の契約資金180万ドルを受領(swri)
〔訳注〕7月24日付けのサウスウエスト研究所(Southwest Research Institute)の記事の再論。
2014/07/29 最初の水素燃料電池バス、アントイーター・エクスプレスに参加(nfcrc)
〔訳注〕カリフォルニア大学アーバイン校(University of California, Irvine)は、学校が学生のために運行している「アントイーター・エクスプレス(Anteater Express)」が毎日通る路線で使っている現在の車両に、2015年に加わる初めてのゼロ・エミッション燃料電池バスを受け取る。このプロジェクトには、「代替・再生可能燃料と自動車技術プログラム(Alternative and Renewable Fuel and Vehicle Technology Program)」のもとでカリフォルニア州エネルギー委員会(California Energy Commission)を通じて資金が提供される。バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)は燃料電池エンジンの提供者となり、エル・ドラド・ナショナル社(El Dorado National)はバス・シャーシ(bus chassi)の製造に責任を持ち、BAEシステムズ社(BAE Systems)はシステム・インテグレーターとなって、ハイブリッド・パワートレインを提供する。
2014/07/29 GKN社とマクフィ社、固体水素貯蔵の開発を発展させるために協力(gkn)
〔訳注〕GKNパウダー・メタラージ社(GKN Powder Metallurgy)とマクフィ・エナジー社(McPhy Energy S.A.)はこのほど、コスト競争力のある固体水素貯蔵の開発を促進するために技術協力協定を結んだ。産業市場ではすでに大量の水素を消費し、将来的にはこのガスは、CO2フリーの水素燃料電池自動車の展開だけでなく再生可能エネルギーの貯蔵に重要な役割を果たす。固体水素貯蔵は、低圧で高密度の大量のガスを貯蔵する安全な方法として認められている。大規模な固体水素貯蔵の主要プロバイダーであるマクフィ・エナジー社は2008年以来、固体水素貯蔵の最初の産業化を開発、展開してきた。5カ国で設置して、最も最近ではシューネフェルト国際空港(Sch〓nefeld Airport)のベルリン・マルチ燃料ステーション(Berlin Multi-Energy Fuelling station)で、マクフィ・エナジー社は固体水素貯蔵の性能と実力を実証した。GKNパウダー・メタラージ社は、粉末冶金と焼結製品、革新的粉末冶金技術の世界的リーダーで、自動車および産業市場で一兆ユーロを超える売り上げを持つ。
2014/07/29 シューマー議員とジルブランド議員、燃料電池研究資金としてロチェスター工科大学に10万ドルを表明(Office of Kirsten Gillibrand)
〔訳注〕米上院議員のチャールズ・シューマー(Charles Schumer)とキルスティン・ジルブランド(Kirsten Gillibrand)は本日、商務省(Department of Commerce)の国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology)からロチェスター工科大学(Rochester Institute of Technology:RIT)に9万8888ドルの資金供与を発表した。この資金は、彼らの第2期燃料電池研究プロジェクトを完成させるために使われる。プロジェクトは、燃料電池と芝刈り機の一体化に焦点をあてていて、資金は定置用電源システムの試作品の設計と製作に使われる。
■08月15〜17日のWEB LINK NEWS
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2014/08/15 グーグル、電流変換機の小型化をコンペで奨励(AFP=時事)
【AFP=時事】米検索大手グーグル(Google)が、太陽光や風力で発電した電気を日常利用しやすくする飛躍的な技術開発に100万ドルの賞金を提供するコンペを開催中だ。
グーグルと米電気電子学会(Institute of Electrical and Electronic Engineers、IEEE)が共催する「リトルボックス・チャレンジ(Littlebox Challenge)」では、ノートパソコンより小さく、直流電流を家庭や企業で使われる交流電流へ効率的に変換できる装置の開発を支援している。
賞金は最優秀デザインの考案者に贈られる。
化石燃料や原子力発電を利用する現代の複雑な送電網は交流電流を使用しており、太陽光パネルや風力タービンなど再生可能エネルギー源から発電される直流電流は、交流に変換しなければ利用できない。
「リトルボックス・チャレンジ」では、現在はクーラーボックス程度の大きさが一般的な変換機を、約10分の1のサイズまで小型化することを目標としている。
コンペの詳細は、公式ウェブサイト「littleboxchallenge.com」で確認できる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140815-00000042-jij_afp-sctch
2014/08/16 燃料電池車「FCV」の購入補助金は300万円か? FCVが売れれば、あの業界にも利益をもたらす(エコノミックニュース)
トヨタが6月に本年中に発売すると発表した製燃料電池車(FCV/Fuel Cell Vehicle)だが、ホンダも2015年中に市販を目指し、日産も追随する構えだ。この水素の化学反応を使ったクルマであるFCVは、自動車業界だけではなく、さまざまな産業に影響を与えそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140816-00000069-economic-bus_all
※テーマとしては面白そうだが、内容はこれまでに報道されてきたことの寄せ集め。コメントの方が面白い。
■海外ニュース
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<定置用電源>
●ワシントン・ガス・エネルギー・システムズ社、ブルーム・エナジー社の2.6MW級燃料電池を設置(2014年03月)
ワシントン・ガス・エネルギー・システムズ社(Washington Gas Energy Systems:WGES)は、カリフォルニア州サンタクララ郡(Santa Clara County)のブルーム・エナジー社(Bloom Energy)の2.6MW級燃料電池を設置している。ワシントン・ガス・エネルギー・システムズ社は、燃料電池システムの資金や建設、所有と運営を行い、20年間の電力購入契約(power purchase agreement:PPA)のもとでサンタクララ郡に生成した全てのエネルギーを販売する。
http://www.wglholdings.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=831682
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議 平成26年度 研究分科会【再掲】
福岡水素エネルギー戦略会議では、水素に関連する様々なテーマをもとに、研究分科会を開催します。各分野の第一線で活躍中の方々を講師としてお招きするとともに、講師や参加者の方々との情報交換の時間も設けておりますので、是非、自社の製品開発などにご活用ください。皆様の参加をお待ちしております。
【水素燃焼・安全評価に関する研究分科会/燃料電池要素研究分科会】
(同時開催)公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター 公開セミナー
◇日 時:8月29日(金) 13:00?17:30
◇場 所:公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(糸島市富915-1)
◇プログラム: http://www.f-suiso.jp/info/9095.html
◇受講料:無料(※交流会費 2000円)
◇定 員:50名
◇申込期限:8月26日(火)≪定員に達し次第、受付を終了。お申し込みはお早めに≫
◇お申し込みはこちらから↓
http://www.f-suiso.jp/info/9095.html
◇お問い合わせ:九州大学水素エネルギー国際研究センター 甲野
TEL:092?802?3303 Mail : info@h2.kyushu-u.ac.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー戦略会議
公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター
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