燃料電池ワールド Vol.1702 (2014/08/13 08:52)

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□燃料電池ワールド Vol.1702
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■2014年08月13日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆福岡水素エネルギー戦略会議 平成26年度 研究分科会【再掲】

 福岡水素エネルギー戦略会議では、水素に関連する様々なテーマをもとに、研究分科会を開催します。各分野の第一線で活躍中の方々を講師としてお招きするとともに、講師や参加者の方々との情報交換の時間も設けておりますので、是非、自社の製品開発などにご活用ください。皆様の参加をお待ちしております。
【水素燃焼・安全評価に関する研究分科会/燃料電池要素研究分科会】

 (同時開催)公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター 公開セミナー
◇日 時:8月29日(金) 13:00?17:30
◇場 所:公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(糸島市富915-1)
◇プログラム: http://www.f-suiso.jp/info/9095.html
◇受講料:無料(※交流会費 2000円)
◇定 員:50名
◇申込期限:8月26日(火)≪定員に達し次第、受付を終了。お申し込みはお早めに≫
◇お申し込みはこちらから↓
   http://www.f-suiso.jp/info/9095.html
◇お問い合わせ:九州大学水素エネルギー国際研究センター 甲野

   TEL:092?802?3303  Mail : info@h2.kyushu-u.ac.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー戦略会議
     公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター

■世界のヘッドライン(07月24日)
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2014/07/24 新しい電力製造:この燃料電池が革命の火種の始まりだ(G.e.)

〔訳注〕天然ガスからエネルギーを得る方法には幾つかのやり方がある。何十年も、最も有望な方法の一つ、そしてまた、成功させることが最も困難なものに、燃料電池がある。自動車会社は20年以上にわたって、内燃機関の代替として燃料電池を機能させるビジネスを成功させようと試みた。しかし、GE研究所(GE labs)の科学者たちはこのほど、固体酸化物型燃料電池(solid oxide fuel cell:SOFC)と呼ばれる技術の反復を伴う重要な難問にひびを入れた。突破口は、会社がニューヨーク州北部に新しい実験的な燃料電池の研究開発施設を開設したことに伴うものだった。そこで起因してもたらされた技術はまもなく、世界中で電力生産を始めることができる。新システムの発電効率は前例のない65%に達することができる。システムの基本構成は1〜10MWを発電することができる。他のシステムと違い、新しい燃料電池は白金とレアメタルの代わりにステンレス鋼を使っている。「技術の変化に伴う価格変動は、長い間、多くの人々を困惑させてきた。しかし、私たちはそれを働かせて、経済性のある仕事にする。これは世論の動向を大きく変えるゲーム・チェンジャー(game-changer)です」とGEグローバル・リサーチ社(GE Global Research)の技術リーダーでGEの燃料電池ビジネスの主任であるヨハンナ・ウェリントン(Johanna Wellington)は述べている。

2014/07/24 バラード社、米国の燃料電池バスのために次世代発電モジュールをニュー・フライヤー・インダストリーズ社に供給(Ballard power)

〔訳注〕バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)は、北米のバスメーカー、ニュー・フライヤー・インダストリーズ社(New Flyer Industries)からバラード社の最初の次世代燃料電池発電モジュール「FCベロシティ(FCvelocity〓)?HD7」の配送を受注した。ニュー・フライヤー・インダストリーズ社への電源モジュールの配送は今年後半に予定されている。このモジュールは、米国連邦公共交通局(U.S. Federal Transit Administration:FTA)ナショナル燃料電池バス計画(National Fuel Cell Bus Program)の下で収益業務に活用される事前の試験と認定を受けるために、ペンシルバニア州アルトーナ(Altoona)に送られるニュー・フライヤー・インダストリーズ社の燃料電池バスに利用される。このプロジェクトは、環境に配慮した輸送技術を推進する団体「カルスタート(CALSTART)」によって運営される。バラード社はニュー・フライヤー・インダストリーズ社と協力してきた長い歴史を持つ。バンクーバー(Vancouver)やシカゴ(Chicago)、パームスプリングス(Palm Springs)地域での1991年の初の試作燃料電池バス、そして最近では両社は、BCトランジット(BC Transit)の20台の燃料電池バス実証プロジェクトでパートナーとして成功した。これは2009年から2014年まで、ブリティッシュ・コロンビア州(British Columbia)のウィスラー(Whistler)で蓄積した400万キロ(250万マイル)の収益業務の運行であった。

2014/07/24 カリフォルニア州エネルギー委員会、水素充てんや電気自動車充電ステーションの構築を進める(Fcw)

〔訳注〕カリフォルニア州エネルギー委員会(California Energy Commission)は本日、温室効果ガスと大気汚染を抑制するクリーンな未来の輸送に向けた州の進展を続けるために、ゼロ・エミッション電動車両の消費者市場を前進させる建設プロジェクトに5000万ドルの最終承認を与えた。これらのプロジェクトは、2015年の水素燃料電池自動車の販売開始を支援し、高速道路の回廊に沿って職場での電動車両の充電器の設置を後押しする水素ステーション・ネットワークをカリフォルニア州全体で加速する。28の水素充てんステーションと一つのモバイル充てん所のために4660万ドルが授与された。

2014/07/24 サウスウェスト研究所、水素圧縮の実証に180万ドルのエネルギー省の契約を受領(Swri)

〔訳注〕サウスウェスト研究所(Southwest Research Institute)は本日、線形モータ往復動式圧縮機(linear motor reciprocating compressor:LMRC)を開発するために米エネルギー省(U.S. Department of Energy)から180万ドルの助成金を授与された。このプロジェクトの目的は、水素圧縮の効率を良くしてコストを減らし、経済的な水素貯蔵への道を開くことである。この契約は、この重要な燃料源のために水素製造と配送の技術を推進するエネルギー省によって選ばれた10のプロジェクトのうちの一つである。プロジェクトは8月に開始される。

■08月12日のWEB LINK NEWS
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2014/08/12 燃料電池車に200?300万円を支給。新エネルギー「水素」の魅力とは?(エコノミックニュース)

  「省エネ」は今後、日本の経済成長につながる大きな柱となるだろう。エネファームや燃料電池自動車(FCV)は世界から熱視線が注がれているメイドインジャパン製品だ。政府は、水素を燃料として走る次世代のエコカー「燃料電池車」の購入者に200?300万円の補助金を支給するという案を検討中だ。エネフォームは100万円を切れば、普及が一気に加速すると言われている。

 二つに共通している点は、水素エネルギーを燃料とすることだ。最近はテレビ、新聞などメディアでは水素という言葉を数多く目に、耳にすることが多くなった。そして先日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が水素エネルギーの関する国内外の情報をまとめた「NEDO 水素エネルギー白書」を公表した。白書によると、水素・燃料電池関連の市場規模は2030年に1兆円、50年後には8兆円まで増大すると試算している。経済産業省も水素・燃料電池戦略ロードマップをしっかりと描いている。エネファームは2030年には530万台が普及し、一般家庭では5年間で投資金額を回収できるような価格を目指すという。

 水素はクリーンエネルギーという点が大きく注目されているが、実は水素のメリットはそれだけでない。「水から採取できるため水素は無尽蔵に作ることができる」「宇宙ロケットに使用されるエネルギーであり、ハイパワーである」「すべての物質の中で最も軽いため、万が一漏れてもすぐに拡散する」などなど。水素は私たちに夢と希望を与えてくれる新エネルギーなのだ。

 政府は、エネファームや燃料電池車は、成長戦略の一翼を担う産業として後押しする考えのようだ。自動車メーカーとエネルギー会社が共同で、2015年までに水素ステーションは100カ所を整備することを表明している。現状ではこの目標は厳しい数値だが、補助金の条件が変わったことで簡易型の水素ステーション建設が進むだろうと言われている。燃料代を心配せずに長距離ドライブ。エネファームで大幅な電力代の節約。水素社会が普及すれば、原発、ガソリンなどのエネルギー問題は解消されるという声も聞こえてくる。当然、私たちは水素社会に期待してしまう。水素が、日本はもちろん、地球を救ってくれることを切に願っている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140812-00000002-economic-bus_all

2014/08/12 足立区で「THE☆環境スペシャリスト発掘講座」?初回講座の募集締め切り迫る /東京(みんなの経済新聞ネットワーク)

 足立区環境部環境政策課は8月19日から「THE☆環境スペシャリスト発掘講座」を開講する。対象は区内在住・在学の中学生。

 全5回の開催となる同講座。プログラムは、国内最大級のメガソーラーが設置されている「かわさきエコ暮らし未来館」や「東京ガス根岸工場」の見学、燃料電池や紫外線に関する実験。環境のスペシャリストによる講演などを予定する。

 募集人数は30人。参加無料。応募は電話もしくはファクスで受け付ける。初回講座の締め切りは8月14日。詳細は足立区ホームページから。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140812-00000041-minkei-l13

■海外ニュース
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<素材/部品/試験>
●トレッドストーン・テクノロジーズ社、エネルギー省の中小企業技術革新制度基金で受賞(2014年03月19日)

 ニュージャージー州のトレッドストーン・テクノロジーズ社(Treadstone Technologies)は、米エネルギー省(DOE)の2014年度第2期中小企業技術革新制度基金(Phase II SBIR grant)リリース3で、同社の「低コストで製造する革新的構造の金属バイポーラ・プレート(Novel Structured Metal Bipolar Plates for Low Cost Manufacturing)」プロジェクトに99万1774ドルを授与された。
http://www.energy.gov/eere/downloads/fy-2014-sbir-phase-ii-release-3-awards

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