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□燃料電池ワールド Vol.1696
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■2014年08月05日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン(07月16日)
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2014/07/16 ホライゾン2020の下での第2期燃料電池水素共同実施機構、活動の立ち上げと最初の招集(fch2ju)
〔訳注〕EUの新研究資金プログラム「ホライゾン2020(Horizon 2020)」の下で設立された第2期燃料電池水素共同実施機構(FCH 2 JU)は本日、他の六つの官民パートナーシップとともに出発した。第1期は2013年に終了して、今年から第2期(second generation)の活動が始められた。第2期燃料電池水素共同実施機構(FCH JU)は総投資額13.3億ユーロを通して、水素を基盤としたエネルギーの商業的進展とヨーロッパ中の交通機関解決策を促進することを目的としている。
2014/07/16 日本の経済産業大臣、トヨタの燃料電池セダン自動車に試乗(Toyota)
〔訳注〕日本の茂木浩光(Toshimitsu Motegi)経済産業大臣は本日、トヨタが近々発売する燃料電池セダン自動車に試乗した。茂木大臣はまた、トヨタの豊田章男(Akio Toyoda)社長と面談した。
2014/07/16 韓国の研究チーム、液体水素貯蔵技術の現地化に成功(business Korea)
〔訳注〕韓国科学技術院(Korea Institute of Science and Technology:KIST)は7月1日、技術院グリーン・シティ・テクノロジー研究所(Green City Technology Institute)のキム・ソ・ヤング(Kim Seo-young)博士が率いる研究チームが水素を液化して貯蔵する方法を成功裏に開発して、今年初めに「ハイドリウム・インダストリー(Hydrium Industry)」社と呼ぶベンチャー企業を設立したと発表した。
〔訳語〕ハイドリウム(Hydrium):金属ガス(metallic gas、水素の旧姓)
2014/07/16 サザン大学の教授、燃料電池研究プロジェクトで7万1000ドルを受領(Southern University)
〔訳注〕サザン大学(Southern University)の物理学のシステム特別教授ディオラ・バガヨコ(Diola Bagayoko)は、研究プロジェクトを成功させるために7万1000ドルの連邦政府助成金を受け取った。米エネルギー省(United States Department of Energy)の国家核安全保障庁(National Nuclear Security Administration)からの資金は、燃料電池と触媒の研究に取り組むサザン大学に授与された。同大学の物理学の学生アンドレ・スピアーズ(Andr〓 Spears)と大学院生アンソニー・スチュワート(Anthony Stewart)は、ニューメキシコ州アルバカーキ(Albuquerque)にあるロスアラモス国立研究所(Los Alamos National Laboratory:LANL)の少数サービス受け入れ機関パートナーシップ・プログラム(Minority Serving Institutions Partnership Program)に参加するために選ばれた。彼らはこの夏、10週間にわたって燃料電池研究に従事する。
2014/07/16 研究者たちが水素貯蔵の可能性のあるホウ素「バッキーボール」を発見(brown university)
〔訳注〕30年前に発見されたバッキーボール(buckyball)と呼ばれるサッカーボール状の炭素分子(carbon molecule)は、ナノテクノロジー研究の爆発に拍車をかけることができた。いま、彼らはピッチ上で新しいボールになっているように見える。ロードアイランド州プロビデンス(Providence)にあるブラウン大学(Brown University)と中国の山西大学(Shanxi University)、精華大学(Tsinghua University)からの研究者たちは、40個のホウ素原子(boron atoms)の集団は、炭素バッキーボール(carbon buckyball)と似た分子によって生じる空っぽのかごを形成していることを示した。これは、以前は単に憶測に過ぎなかったホウ素のかご構造が間違いなく存在することを示した最初のものである。
〔訳語〕buckyball:【名】《物理》C60構造分子、バッキーボール◆【同】buckminsterfullerene; C60◆60個の炭素(C)原子で構成される構造。極めて安定、すす(材料工学で重要)の基本構造。きれいな円球。(英辞郎)
2014/07/16 GM、燃料電池特許の出願拒絶に逆転勝利(law360)
〔訳注〕米国特許商標庁(U.S. Patent and Trademark Office)の特許審判部(Patent Trial and Appeal Board)は本日、燃料電池スタックに対する加熱率(速度)とカソードの空気の流れを測定する方法を巡るゼネラル・モーターズ社(General Motors Co.)の特許クレームの審査官による却下を覆した。
2014/07/16 水素燃料会社のULEMCo社、15万ドルの投資を確保(Liverpool Echo)
〔訳注〕リバプールに本社を置くULEMCo社は、自動車設計とコンサルティングの会社レボルブ・テクノロジーズ社(Revolve Technologies)からスピンアウトした会社である。ディーゼル・トランジット・バン(Diesel transit van)を水素で走らせることを可能にするよう変換する同社は、「エネルギーと環境のためのノース・ウエスト・ファンド社(North West Fund for Energy & Environmental)」から15万ポンドを確保した。ULEMCo社は今後、他の車種にも展開して市場を成長させる方針である。〔訳語〕トランジット(Transit)は、フォード・モーターがヨーロッパで製造しているパネルバン(panel van)、ミニバス、ピックアップ・トラックである。トランジットは40年以上に渡りヨーロッパで最も販売数の多い軽貨物自動車であり、幾つかの国では「トランジット」の用語はトランジット・クラスの軽商用車を指す一般的な用語となっている。(Wiki)
■08月04日のWEB LINK NEWS
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2014/08/04 アングル:好調続くトヨタの米国販売、次世代戦略加速のエンジンに(ロイター)
[東京 4日 ロイター] - トヨタ自動車の米国販売がスポーツ型多目的車(SUV)などを中心に好調だ。同社が5日発表する今年4―6月決算は、日本やアジアの不振などにより前年同期比では減益だが、北米は二桁の増益が予想されている。
その収益は燃料電池車(FCV)やハイブリッド車(HV)など次世代車の技術開発も支えており、トヨタの世界戦略にとって米国市場の重要性が一段と鮮明になっている。
トヨタにとって「米国は今期の下支えであり、増益方向に引っ張る数少ない市場」。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の杉本浩一アナリストはこう話す。消費税の影響を受ける日本、需要低迷が続くタイなどで足元の販売が昨年に比べて厳しい中、米国販売が補う格好だ。
同氏の推定では、今期の米国市場における1台当たりの平均限界利益は、主力乗用車「カムリ」やハイブリッド車「プリウス」などが15万円前後なのに対し、SUVの「RAV4」やピックアップトラック「タンドラ」などのライトトラックは25万円強となっている。
もっとも、現行プリウスは黒字化しているが、まだガソリン車レベルの収益性には達していない。今後もさらなる利益率向上に向けて技術開発を進める必要がある。今期中に投入するFCVの市販車も「普通の車になるための長い長いチャレンジ」(トヨタの加藤光久副社長)が始まったばかりだ。
トヨタはすでに今期の研究開発費として、単独ベースで前期比5.5%増の8400億円、連結ベースでも同5.4%増の9600億円を計画しているが、米国販売による収益は今後の潤沢な開発資金の一助にもつながる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140804-00000032-reut-bus_all
2014/08/04 【日経平均】強敵出現ソフトバンクが足を引っ張り48円安(エコノミックニュース)
トヨタはアメリカの7月の新車販売台数でフォードを抜き2位に浮上したが46円安。ホンダは55円安、マツダは22円安。しかし富士重工は売買代金15位に入り46.5円高と独歩高。今や世界最大の電気自動車(EV)メーカーの日産は、三菱自動車と共同で新型EVを生産すると報じられた。軽ベースで〃電費〃は300円で200キロ走りJR運賃の10分の1以下。補助金込み100万円台半ばの価格で2016年をメドに発売するという。このごろFCV(燃料電池車)ばかり注目される中でのEVの逆襲だが、日産は売買代金13位に入りながら11.5円安、三菱自動車は6円安だった。スズキは4?6月期決算で売上高5%増、営業利益15%増、純利益39%増で過去最高益を更新したが63.5円安。国内は「ハスラー」を中心に伸び、インドも販売好調で四輪車世界販売台数は9%増の69.1万台だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140804-00000069-economic-biz
2014/08/04 再生エネルギー理解 産総研福島研究所が初の公開イベント(福島民報)
福島県郡山市の産業技術総合研究所(産総研)福島再生可能エネルギー研究所は3日、今年4月の開所以来初めて一般公開イベントを開いた。家族連れらが日本最先端の研究成果に触れた。
県内各地から約300人が来場し、少人数のグループに分かれてセンター内を見学した。太陽光発電や風力発電、地中熱利用、水素を使ったエネルギー貯蔵などに関する研究施設で、研究員から詳しく説明を受けた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140804-00000034-fminpo-l07
■海外ニュース
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<定置用電源>
●記事はクリアエッジ社の計画にスポットをあてる(2014年02月24日)
ハートフォード・ビジネス・ジャーナル(Hartford Business Journal)の記事は、クリアエッジ・パワー社(ClearEdge Power)の過去と最近の活動を概観している。クリアエッジ・パワー社は、同社の2種類の燃料電池製品を製造するためにサウス・ウィンザー(South Windsor)にあるコネチカット州の工場を拡大する計画である。そして、おもにコネチカット州で研究開発を行うために2200万ドルを投資している。これは、両製品のコストを削減するために働き、現在の400人の労働者に加えてより多くのエンジニアを雇うためである。
http://www.hartfordbusiness.com/article/20140224/PRINTEDITION/302209931
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