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□燃料電池ワールド Vol.1682
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■2014年07月15日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン(06月30日)
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2014/06/30 H2ロジック社、バラード社の子会社ダンシーム・パワー社に燃料電池に関する活動を譲渡(h2 logic)
〔訳注〕H2ロジック社(H2 Logic A/S)は、バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems Inc.)の子会社ダンシーム・パワー社(Dan-therm Power A/S)と、H2ドライブ(H2Drive〓)燃料電池に関する活動の完全な譲渡について拘束力のある契約を結んだ。ダンシング・パワー社は、台湾の企業エム・フィールド社(M-Field)と共同で荷役運搬車両用燃料電池で商業化の努力を続ける。譲渡とともにH2ロジック社は、水素ステーション「H2ステーション(H2Station〓)」に注力し拡大する。
2014/06/30 バラード社、ヨーロッパでエム・フィールド社と燃料電池ライセンスおよび技術支援契約を結ぶ(Ballard Power)
〔訳注〕バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)は本日、ヨーロッパで展開される荷役運搬システムのために持続可能なエネルギー会社、エム・フィールド・エナジー社(M-Field Energy Corporation:M-Field)と知的財産権サブライセンスのための拘束力のある契約を交わしたと発表した。バラード社はまた、デンマークの子会社ダンシーム・パワー社(Dantherm Power A/S)を通じてバラード社の燃料電池スタックを使うシステム統合活動の最適化を援助するために、2015年早期に技術サービスの支援をエム・フィールド社に提供する。契約は約100万ドルである。
2014/06/30 ハイギア社、韓国ガス公社と契約を結ぶ(hygear)
〔訳注〕ハイギア社(HyGear)は、韓国市場で協力する目標を固めるために韓国ガス公社(KOGAS)と契約を結んだ。この契約は両社にとって、戦略的な利点がある。韓国ガス公社は、ハイギア社の水素生成システムの韓国市場における重要な販売チャネルを持つ戦略的に大事な企業である。
2014/06/30 ニューメキシコ大学の理論化学者、水素の高効率生産の研究でエンジニアリングを指導(UNM)
〔訳注〕現在の工業的規模で水素を製造する主な工程は、水蒸気改質と呼ばれる方法である。それは、水素と二酸化炭素を生成するために水蒸気とメタンをニッケル触媒上で高温で反応させる。高い動作温度を必要とする水蒸気改質はエネルギー集約的である。水素生産のより効果的な方法を研究しているニューメキシコ大学(University of New Mexico:UNM)のフア・ゴウ(Hua Guo)教授は、反応物質(メタンと水)を勃起するために、熱する代わりにレーザーを使って実験した。
2014/06/30 リンドン・グループ社とオールターナティブ・ハイドロジェン・ソリューションズ社、ハイ・インパクト・システムの軍出資の試験開始を発表(Lindon Group)
〔訳注〕リンドン・グループ社(Lindon Group Inc.)とオールターナティブ・ハイドロジェン・ソリューションズ社(Alternative Hydrogen Solutions, LLC:AHS)は、オールターナティブ・ハイドロジェン・ソリューションズ社のハイ・インパクト・ユニット(Hy-Impact Unit)の評価に出資している米国陸軍モバイル電源管理プログラム(U.S. ArmyProgram Management-Mobile Electric Power:PM-MEP)の開始を発表した。国防総省(Department of Defense:DoD)は、燃料消費とエンジン性能を向上させながらディーゼル排気微粒子の排出を減らす水素の可能性に関心を抱いている。この関心の結果として、国防総省は資金を提供し、モバイル・ディーゼル発電機のハイ・インパクト・ユニット(Hy-Impact Unit)の影響を見極める評価プログラムの概略を述べた。〔参考1〕オールターナティブ・ハイドロジェン・ソリューションズ社(Alternative Hydrogen Solutions, LLC)は、ハイライン・テクニカル・イノベーション社(Highline Technical Innovations, Inc.)とオールターナティブ・ハイドロジェン・システムズ・グループ販売とマーケティング社(Alternative Hydrogen Systems Group Sales and Marketing:AHSG)との間に、2012年に結成された合弁会社である。アーカンソー州に本社を置くハイライン・テクニカル・イノベーションズ社はインテリジェント・ハイドロジェン・システムズ(intelligent hydrogen systems)のハイ・インパクト・ライン(Hy-Impact line)の考案者であるが、市場にこの革新的な製品をもたらすためにオールターナティブ・ハイドロジェン・システムズ・グループ販売とマーケティング社と統合した。
〔参考2〕リンドン・グループ社(Lindon Group Inc.)は、ロードアイランド州イーストプロビデンス(East Providence)に本社を置く製品開発、技術革新、生産と供給を行う会社で、1999年に設立された。
●2014/06/29 配信はありません。
●2014/06/28 配信はありません。
■07月14日のWEB LINK NEWS
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2014/07/14 「ゼロ・エネルギービル」競争本格化 大手ゼネコン、20年に商業化へ(SankeiBiz)
ビルの消費エネルギー全てを、そのビルで創出するエネルギーでまかなう「ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)」の第1号争いが本格化している。大手ゼネコンは商業化のめどを2020年に見据え、「乾いた雑巾をさらに絞る」ような省エネ・創エネ技術の開発を進めている。ただ、コスト高や太陽光発電の効率向上など、ZEBの普及を妨げる課題は残る。
◆大成、大林が実験
都心のビル1棟、または狭小な地域で年間のエネルギー収支をゼロにする「都市型ZEB」。今春、大成建設と大林組が実証実験を相次いで始めた。両社とも今年度にZEBを達成する見込みで、お互いにライバル視している。
6月16日、大成建設技術センター(横浜市)のZEB実証棟が報道陣に公開された。自然光を天井面に照射して室内の明るさ感を向上させたり、燃料電池の低温排熱で水を冷やして空調に活用したりするなど、最新の省エネ技術が随所に配置されている。実証棟には、屋上だけではなく外壁にも三菱化学と共同開発した有機薄膜太陽電池を設置した。
大成の山内隆司社長は「自動車メーカーで言えば、コンセプトカー(試作車)に相当するものだ。今後、経済的に見合うよう検証したい」と意欲を示した。10階程度のビルで、一般のビルに比べて約2割のコスト増なら商業化できるとみる。
■政府が普及後押し、海外展開も視野
ゼネコン各社が活気づいているのは、政府が4月に閣議決定したエネルギー基本計画で、「2020年までに新築公共建築物などで、30年までに新築建築物の平均でZEBを実現することを目指す」と定めたからだ。建設コストは高いが、国の“お墨付き”があれば、ビルオーナーらの理解は得られやすくなる。
また、海外で省エネビルへの関心が高まっているのも追い風だ。米国では、非営利団体が運用している環境に配慮したビルに与えられる認証制度「LEED(リード)」が注目されている。国内でリードに関するコンサルティングなどを行うCSRデザイン&ランドスケープ(東京都千代田区)の平松宏城社長によると、環境面に配慮する外資系企業が日本に進出する際、リードの評価をビル所有者に求めるケースが出ている。平松社長は「米国の非営利団体は、エネルギー消費以上のエネルギーを作り出すビルを究極的に目指している。ハードルは高いが、日本のゼネコンのZEBもその方向を目指してほしい」と話す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140713-00000000-fsi-bus_all
2014/07/14 ヒュンダイの燃料電池車 ix35、水素補充なしで700km走破…新記録(レスポンス)
韓国のヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は7月11日、同社初の量産燃料電池車が欧州において、水素の補充なしで700kmを走破したと発表した。
この燃料電池車は、『ix35フューエルセル』。同車は、ヒュンダイのCセグメントSUV、『ix35』(北米名:『ツーソン』)をベースに開発された燃料電池車。最大出力136psのモーターを搭載。二次電池は蓄電容量24kWhのリチウムポリマーバッテリー。2つの水素タンクには、700バールの圧力で水素を貯蔵する。
ヒュンダイは7月11日、ix35フューエルセルが、水素の補充なしで700kmを走破したと発表。このテストは、ノルウェーの非営利団体が実施。ノルウェーの首都、オスロから、デンマークを経由して、スウェーデン南東部のマルメまで、700kmをシングルタンクで走り抜けた。
走行ルートは一般道と高速道路。700kmを10時間かけて走り、平均車速は76km/h。ヒュンダイは、「量産燃料電池車が、水素の補充なしで700kmを走破したのは、最長記録」とコメントしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140714-00000009-rps-ind
2014/07/14 〔ほっとライン〕水素ステーションに熱い視線=神戸製鋼所の川崎博也社長(時事通信)
▽…「トヨタ自動車が燃料電池車(FCV)の発売を前倒ししたのは、水素ステーション設立を急げと言うプレッシャー」と語るのは、神戸製鋼所の川崎博也社長(59)。走行時に二酸化炭素を排出しない「究極のエコカー」とされるFCVの普及には水素を補給するステーションの整備が不可欠。国は2015年度に100カ所の目標を掲げるが「拡大スピードが遅い」と不満顔だ。
▽…それでも今後、大都市圏中心に整備が進むのは確実。神戸製鋼にとり「コンプレッサーや熱交換器といった得意な技術を提供できる」とし、計6カ所で機器を受注するなど実績も上がり始めた。川崎社長は「もっと高いシェアを」と、未来の有望市場に熱い視線を向ける。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140714-00000055-jijnb_st-nb
2014/07/14 住宅の年間CO2排出ゼロに(時事通信)
大阪ガスと積水ハウスは14日、断熱性の高い住宅に設置した燃料電池と太陽電池、さらに電気自動車を蓄電池として活用することで、年間の二酸化炭素(CO2)排出量をゼロにできることが実証されたと発表した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140714-00000037-jijc-biz
2014/07/14 <燃料電池車>水素ステーション始動 拡大へ政府後押し(毎日新聞)
産業ガス大手の岩谷産業は14日、兵庫県尼崎市内に商業用としては初の水素ステーションを開設した。野村雅男社長は開所式で「水素エネルギー時代が本格的に幕を開けようとしている。安心、安全を第一に、水素を供給していきたい」と語った。
設置費用は約5億円。ガソリンスタンド(GS)の5倍以上。設備には水素を高圧にする装置が必要で、安全対策のコストがかさむためだが、このうち約2億円は国からの補助だ。水素の価格はガソリンと同程度の予定。同社は2015年までに全国20カ所の開設を目指している。
供給拠点整備の動きは他にも広がっている。石油元売り最大手のJX日鉱日石エネルギーは14年度中に15カ所で拠点整備を始める予定。杉森務社長は「ガソリンであろうと水素であろうと、サービスステーションを通じてエネルギーを供給するのが使命」と話す。
都市ガス大手も天然ガスから水素を取り出す技術を活用し、販売に乗り出す。東京ガスは2カ所、大阪ガスと東邦ガスは各1カ所を整備する方針だ。豊田通商も8カ所を計画している。
FCVについては、トヨタが15年中としていた計画を前倒しし、セダンタイプの乗用車を今年度中に700万円程度で発売すると発表した。「ずいぶん頑張って安くした価格」(アナリスト)とされるが、それでも国産の超高級車並みだ。ホンダは15年中、日産自動車は17年中の販売開始を目指しており、普及が進むハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)との間でエコカーの座をめぐる覇権争いが本格化する。
市販で先行したEVは、走行中に二酸化炭素を出さない点でFCVと同様だが、充電に時間がかかることや走行距離が短いことが普及を遅らせている。
各社はFCVの最大のネックである車両価格を20年代半ばにHV並みにする目標を掲げており、国も補助金を支給する考えだ。
クレディ・スイス証券の秋田昌洋アナリストは「インフラ整備がいらないHVでさえ本格的な普及に10年以上かかった。FCV普及は長い目でみる必要がある」と指摘している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140714-00000100-mai-bus_all
※写真あり
■海外ニュース
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<報告書/市場調査>
●国立再生可能エネルギー研究所、燃料電池バスに関する二つの報告書を発表(2013年12月、2014年2月)
国立再生可能エネルギー研究所(National Renewable Energy Laboratory:NREL)は、燃料電池バスに関する二つの新しい報告書を発表した。一つは「アメリカの公共交通における燃料電池バス:2013年最近の状況(Fuel Cell Buses in U.S. Transit Fleets: Current Status 2013)」、もう一つは「ブリティッシュ・コロンビア州交通局の燃料電池バス・プロジェクト:成果報告書(BC Transit Fuel Cell Bus Project: Evaluation Results Report)」である。
http://www.nrel.gov/docs/fy14osti/60490.pdf
http://www.nrel.gov/docs/fy14osti/60603.pdf
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議総会・記念講演会【再掲】
このイベントには、総会・記念講演会ともに会員以外の方も参加できます。また、交流会も会費をお支払いいただければ参加できます。
◇日 時:7月23日(水)14:00〜18:00
◇場 所:ホテルニューオータニ博多
(福岡市中央区渡辺通1-1-2 TEL(092)714-1111)
*JR博多駅からバス約7分、天神からバス約5分
アクセス http://www.kys-newotani.co.jp/hakata/info/access/index.html
◇次 第:
『福岡水素エネルギー戦略会議総会』 14:00〜15:00 《会場:鶴の間・東(4階)》
会長挨拶 新日鐵住金株式会社 岩城正和取締役
知事挨拶 福岡県 小川 洋知事
来賓挨拶 九州大学総長、他
議 事 戦略会議26年度事業計画 等
『特別講演』 15:10〜15:25 《会場:鶴の間・東(4階)》
「福岡水素エネルギー戦略会議のこれまでの10年、これからの10年(仮)」
東 義氏(日鉄住金パイプライン&エンジニアリング株式会社顧問) 『記念講演会』 15:25〜16:40 《会場:鶴の間・東(4階)》
記念講演1「水素社会の実現に向けたロードマップ(仮)」
戸邉 千広氏(経済産業省資源エネルギー庁燃料電池推進室室長)
記念講演2「北九州水素タウン事業報告(仮)」
粟津 幸雄氏(水素供給・利用技術研究組合タウン実証部長)
記念講演3「水素の地産地消を目指した水素サプライチェーン構築の可能性(仮)」
山崎 明良氏(三菱化工機株式会社新事業本部経営企画グループHygeiaチーム担当部長)
◇交流会 16:45〜18:00 《会場:飛翔の間(4階)》
交流会の会費:当日、5,000円/人のご負担をお願いいたします。
◇プログラム詳細はこちら → http://www.f-suiso.jp/info/8888.html
※なお、当日は13時からロビーにて、九州大学や県内企業等のパネル展示・製品展示を行っております。ご興味のある方はお早めにお越しください。
◇申込み方法:準備の都合上、7月18日(金)までに以下の入力フォームからお申し込みください。フォームが開きますので、必要事項を入力して送信してください。
https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20140523143356
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■メルマガ「燃料電池ワールド」
□毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
□編集・発行:燃料電池NPO pemdream
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