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□燃料電池ワールド Vol.1681
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■2014年07月14日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン(06月27日)
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2014/06/27 サイエナジー・システム社、革新的な分散型電源技術を開発するエネルギー高等研究計画局の「電気化学システムをベースにした信頼できる電力」プログラムの一つとして265万ドルを授与される(SiEnergy)
〔訳注〕ハーバード大学(Harvard University)で開発された低温薄膜固体酸化物型燃料電池(solid oxide fuel cell:SOFC)技術を商品化する非公開投資会社アライド・マインド社(Allied Minds company)の子会社の一つであるサイエナジー・システム社(SiEnergy Systems, LLC)は、エネルギー省エネルギー高等研究計画局(Advanced Research Projects Agency-Energy:ARPA-E)から265万ドルの資金調達先に選ばれたと発表した。サイエナジー社の技術は、エネルギー高等研究計画局の「電気化学システムをベースにした信頼できる電力(Reliable Electricity Based on ELectrochemical Systems:REBELS)」プログラムの助成金を受ける13のプロジェクトの一つである。サイエナジー・システム社は、燃料電池のコストを削減するためにモバイルや小型電源市場用の薄膜固体酸化物型燃料電池を開発し、電力需要の変換に迅速に対応することで高速起動(fast start-up)や負荷能力(load following capability)を可能にする。最終的な目標は、使いやすい燃料を使って化石燃料の消費と温室効果ガス排出の著しい削減を可能にする、現実的で手頃な価格のエネルギー効率の高いシステムである。
2014/06/27 台湾の燃料電池スクーター実証、堂々とした結果を達成(fuelcells.org)
〔訳注〕ブレークスルー技術研究所(Breakthrough Technologies Institute)の新しい事例研究は、台湾における80台の燃料電池スクーターの1年間にわたる成功した足跡を詳細に述べている。この台湾の事例は、ライダーの受容と賛同だけでなく、水素1kg当たり335マイルという現代のガソリン駆動スクーターの3倍の堂々とした走行記録を達成した。詳しい情報は、以下のサイトで。
http://www.fuelcells.org/pdfs/TaiwanScooterCaseStudy.pdf
2014/06/27 エネルギー省の水素燃料電池プログラム賞、優れた功績の国立再生可能エネルギー省のスタッフに(NREL)
〔訳注〕米エネルギー省(U.S. Department of Energy:DOE)の水素・燃料電池プログラム(Hydrogen and Fuel Cells Program)に対する年次成果評価会議(Annual Merit Review and Peer Evaluation Meeting)は、特定分野のプログラムの総合的な努力と成果を認めるために寄与した賞を発表した。今年は、水素・燃料電池プログラムは国立再生可能エネルギー研究所の3つのスタッフが受賞した。水素製造では、トッド・ドイツ(Todd Deutsch)、技術の検証では、ジェニファー・カーツ(Jennifer Kurtz)、市場変革では、マイケル・ペネフ(Michael Penev)である。
2014/06/27 下院議員エリザベス・エスティ、エネルギー省からのフュエルセル・エナジー社への350万ドルの助成金を賞賛(Rep. Elizabeth Esty)
〔訳注〕本日、下院議員エリザベス・エスティ(Rep. Elizabeth Esty)は、エネルギー省のエネルギー高等研究計画局(ARPA-E)プログラムから350万ドルの助成金を授与されたダンベリー(Danbury)のフュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc.)を賞賛した。「電気化学システムをベースにした信頼できる電力(REBELS)」プログラムの一環で、この資金は、電力を生成する間、天然ガスや再生可能バイオガスをメタノールに変換する技術の開発を支援する。
2014/06/27 ゼネラル・モーターズ、同社の水素燃料電池技術とクリーン・エネルギー特許を強調(gmauthority.com)
〔訳注〕ゼネラル・モーターズ(General Motors)は、「プロジェクト・ドライブウェイ(Project Driveway)」と呼ぶ燃料電池自動車の試験走行に続いて、次世代燃料電池システムとその他の水素貯蔵技術を開発するためにホンダと提携している。そしてまた、米国陸軍戦車車両研究開発設計センター(Tank Automotive Research, Development and Engineering Center:TARDEC)と昨年12月から共同研究を始めている。
■07月11〜13日のWEB LINK NEWS
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2014/07/11 「水素」に「ミドリムシ」 動き出す「“新”自動車燃料」〈週刊新潮〉(Book Cafe 矢来町ぐるり)
いよいよ、である。トヨタ自動車が6月25日、水素を燃料とするFCV(燃料電池自動車)を、2014年度中に発売すると発表したのだ。
「“水素は最も将来性のあるエネルギー”と、1992年から開発してきた成果が、ようやく結実しました」(自動車ジャーナリスト)
水素の圧縮や貯蔵に特別な機材が必要なため、水素ステーションの建設費は4億?5億円と、ガソリンスタンドの5倍ほども費用がかかる。さらに、
「石油が原料のナフサや都市ガスから水素を作る技術は確立しています。将来的には、現在は使われていない“褐炭”や、水から水素を作るようになり、生産コストは下げていけます。FCV実用化スタートの段階ではガソリン車並みの、2020年にはHV並みの燃料代にできるようにしたい」(資源エネルギー庁)
水素はガソリンと違い、国際市場価格ではなく生産コストに左右されることになるが、現段階では燃料の値段が未定、というのがFCVの現状なのである。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140711-00010002-shincho-bus_all
2014/07/11 【日本株週間展望】2カ月ぶり続落、波乱の欧米警戒?決算前(Bloomberg)
5月19日を底値とし、約5カ月ぶりの高値を付けた7月4日までの上昇相場の最終局面では、法改正の思惑や燃料電池車の年度内発売などを材料に消費者金融や格安スマートフォン、水素エネルギー関連株が人気化。台風接近で沖縄県に初の特別警報が出された8日には損保株が下げた半面、復旧需要を当て込み低位電線株が急騰した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140711-00000039-bloom_st-bus_all
2014/07/11 CO2フリーのエネルギーに変わる「水素」(スマートジャパン)
小学校の理科の授業で習ったように、水素(H2)と酸素(O2)が化学反応を起こすと、水(H2O)になる。その時に電気と熱も生まれる。この原理を利用して、水素を空気中の酸素と反応させれば、電気エネルギーと熱エネルギーを作ることができる。水素がエネルギー源になる理由だ。
大量の水素を製造・輸送する方法
問題は水素の供給方法である。ガソリンスタンドと同様に水素ステーションから供給することになるが、そのために大量の水素を製造・輸送するインフラの整備が課題になっている。水素の製造方法にはエネファームのように化石燃料から作る方法のほかに、工場で副産物として発生するものを集約したり、自然エネルギーから作った電力で水を分解したりする方法がある。
このほかに海外のガス田などで発生する大量の水素をタンカーで輸入する方法も現実性が高まってきた。その場合には水素を液化して輸送した後に、再び気体に転換する必要がある。国内では千代田化工建設が横浜市の事業所の中にデモプラントを建設して、液化した水素を気体にして取り出す技術を実証済みだ。
千代田化工建設は川崎市と共同で水素発電所を建設する計画も進めている。発電規模は90MW(メガワット)を想定していて、2015年に商用化する予定だ。再生可能エネルギーと同様にCO2を排出しないクリーンな電源になることから、未来に向けて火力発電を代替する期待もかけられている。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140711-00010000-biz_it_sj-nb
2014/07/11 【日経平均】ポルトガル金融不安が影響し52円安で今週全敗(エコノミックニュース)
「電線音頭」は終わらない。沖電線は売買高1位、売買代金9位に入りストップ高の80円高で年初来高値を更新して値上がり率1位と派手に踊った。東京特殊電線は売買高7位に入り12円高で値上がり率9位、昭和電線HDは売買高6位に入り7円高で値上がり率12位。「水素関連」も代表銘柄の三菱化工機がカムバックし36円高で値上がり率8位、オーバルも19円高で同13位だった。キヤノンは、4?6月期の営業利益が1割増で市場予測を上回るという業績観測記事が出て売買代金8位に入り77円高。前期の2回の業績下方修正をもたらした元凶のデジカメ販売不振はまだ続いているが、国内も海外も複写機が好調でカバーできているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140711-00000018-economic-biz
2014/07/12 末期がんで「余命1年半」を告白したドクター中松が本誌に「遺言」!(週プレNEWS)
――次世代乗り物の発明とは?
中松 飛行機、自動車、自転車の3種類で新しい発明をします。私は1950年にヘリと飛行機を融合させたオスプレイの発明をしているんです。
――え! オスプレイ!?
中松 ベル・エアクラフトの社長を呼んで、設計してライセンスをしました。今のオスプレイはまだ事故が起きる欠陥があるから、もっと優れたスーパーオスプレイを発明します。自動車については、私は燃料電池の国際的な基本特許をカナダの会社にライセンスしています。しかし、燃料電池も旧式で、水素スタンドのような社会的インフラが必要になる。だから燃料電池の先を行く「ナカー(NAKAR)」を発明します。――中松の「NAKA」と車の「CAR」の融合ですか!
中松 ネーミングも発明です。私が発明した灯油ポンプも、もともとは「醤油チュルチュル」という名前です。最近発明した薬用育毛剤は「増加しと毛(まかしとけ)」です。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140712-00032537-playboyz-soci
2014/07/12 防衛産業、オールジャパンで技術開発 産学官で連携を(SankeiBiz)
政府は防衛産業の国際化に向けた競争力強化の一環として、防衛と民生向けのどちらにも利用できる「デュアルユース」技術の開発に本腰を入れる計画だ。米国を手本に、産学官が技術開発で連携するオールジャパン体制の構築を目指す。実現には課題もあるものの、関係者の間では、航空宇宙分野を新たな成長産業に育成できるとの期待も高まっている。
インターネットや衛星利用測位システム(GPS)、燃料電池、それに米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」に搭載された「SIRI(発話解析・認識インターフェース)。これらはすべて、国防技術強化を狙いに1958年に発足した米国防総省高等研究計画局(DARPA)が開発したものだ。デュアルユースとして今や世界中で活用され、米国の科学技術や産業競争力強化に大きく貢献している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140711-00000000-fsi-bus_all
2014/07/13 ネット証券の無料ツール「株式ヒートマップ」で見る今が旬の100銘柄を一挙紹介!(ダイヤモンド・ザイ)
◆鉄鋼株?中国需要増大だが株価は割安(*12)(*13)
中国では鉄道網整備などの景気刺激策により、鋼材需給が増すことが高炉各社に好影響。鉄鋼株は株価が割安で業績拡大が続くと予想。また、次世代エネルギーとして「グリーン水素」も期待されている。新日鐵住金(5401)が保有する水素エネルギー関連の技術特許は、日本企業の中で群を抜く。
◆エネルギー?次世代の切り札、水素関連銘柄(*15)
水素エネルギーを活用する水素活用社会実現に向けた工程表を経済産業省がまとめまた。2030年には水素発電所の実用化も視野に入れる。「燃料電池車」の推進、化石燃料への依存を減らした水素によるエネルギー循環社会の実現を目指す。
水素産業は成長期に入っていないため、関連銘柄は、水素事業以外で十分な利益をあげている企業から、投資対象をピックアップ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140713-00055748-dzai-bus_all#!benAdN
2014/07/13 王者トヨタに焦り 燃料電池車の早期発表はEVへの“牽制球”(産経新聞)
電気自動車(EV)を巡り、「エコカー王者」のトヨタ自動車が思わぬ“誤算”に見舞われた。トヨタはEV普及に懐疑的だったが、販売はここにきて盛り返しており、次世代エコカーを巡る覇権争いに名乗りを上げているのだ。トヨタは先月、燃料電池車(FCV)の量産モデルを公開した。通常の新型車に比べて異例の早期発表は、EVの巻き返しに慌てたトヨタの“牽制(けんせい)球”だとの見方も浮上している。
■王者の自信
■対抗心あらわ
■じわり転換
EV普及の下地が整い、国内外でFCVよりもEVを採用する動きがさらに広まれば、トヨタにとって想定外の出来事だ。その危機感が、発売の半年以上前というFCVの早期発表に動いた背景との見方もある。
こうした中で、トヨタの発言にも微妙な変化が出てきた。FCVの発表会後にある幹部は、「FCVは、次世代エコカーの主流のひとつだ」と述べた。FCVを次世代エコカーの“本命”としてきた従来の姿勢から転じたとも受け取れる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140713-00000506-san-bus_all
2014/07/13 もう“グレーの鉄の容器”じゃない LPガスがチェンジ宣言(産経新聞)
東日本大震災で「災害に強い」エネルギーとして注目されたLPガス(液化石油ガス)。各種エネルギーの中で、どちらかと言うと“縁の下の力持ち”といったイメージでしょうか。電力システム改革を経済成長につなげると政府は表明していますが、ガスシステム改革も並行して進められています。エネルギー業界の再編が進められる中、LPガス業界の今後に着目しました。
「災害に強い」エネルギー
事業の多様化を図る
また、深刻化する地球温暖化対策として、化石燃料の高効率利用のニーズも高まっています。家庭用燃料電池は電気と熱を効率的につくることができ、総合効率は80%以上とされていますが、発電燃料の水素は都市ガスやLPガスから容易に取り出せます。
「現在、家庭用燃料電池は天然ガス(都市ガス)仕様のエネファームが主流で、LPガス仕様は比較的少ない状況ですが、『福岡水素タウン』プロジェクトでは、LPガス仕様の燃料電池を福岡県糸島市の150世帯に導入しました。2009年度から7年間、省エネと二酸化炭素(CO2)削減効果などを検証します」(小澤氏)
エネファームの販売台数は2012年度現在2万4907台ですが、2020年に累計140万台、2030年には同530万台という野心的な目標を掲げています。目標達成に向けて、日本LPガス団体協議会は、日本ガス協会、日本コミュニティーガス協会とともに「日本ガス体エネルギー普及促進協議会」を設置し、エネファームの普及拡大を目指しています。
ガスシステム改革はビジネスチャンス
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140713-00000523-san-bus_all
■海外ニュース
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<素材/部品/試験>
●スリーエム社、グローバル燃料電池イニシアティブを発進 (2014年02月)
スリーエム社(3M Company)はこのたび、同社の高機能材料部門(Advanced Materials Division)を通じてグローバル燃料電池イニシアティブ(Global Fuel Cell Initiative)を始めた。このプログラムの焦点は、燃料電池部材製造にポリマー材料の製品ラインをもたらす。
http://www.3M.com/FuelCells
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議総会・記念講演会【再掲】
このイベントには、総会・記念講演会ともに会員以外の方も参加できます。また、交流会も会費をお支払いいただければ参加できます。
◇日 時:7月23日(水)14:00〜18:00
◇場 所:ホテルニューオータニ博多
(福岡市中央区渡辺通1-1-2 TEL(092)714-1111)
*JR博多駅からバス約7分、天神からバス約5分
アクセス http://www.kys-newotani.co.jp/hakata/info/access/index.html
◇次 第:
『福岡水素エネルギー戦略会議総会』 14:00〜15:00 《会場:鶴の間・東(4階)》
会長挨拶 新日鐵住金株式会社 岩城正和取締役
知事挨拶 福岡県 小川 洋知事
来賓挨拶 九州大学総長、他
議 事 戦略会議26年度事業計画 等
『特別講演』 15:10〜15:25 《会場:鶴の間・東(4階)》
「福岡水素エネルギー戦略会議のこれまでの10年、これからの10年(仮)」
東 義氏(日鉄住金パイプライン&エンジニアリング株式会社顧問) 『記念講演会』 15:25〜16:40 《会場:鶴の間・東(4階)》
記念講演1「水素社会の実現に向けたロードマップ(仮)」
戸邉 千広氏(経済産業省資源エネルギー庁燃料電池推進室室長)
記念講演2「北九州水素タウン事業報告(仮)」
粟津 幸雄氏(水素供給・利用技術研究組合タウン実証部長)
記念講演3「水素の地産地消を目指した水素サプライチェーン構築の可能性(仮)」
山崎 明良氏(三菱化工機株式会社新事業本部経営企画グループHygeiaチーム担当部長)
◇交流会 16:45〜18:00 《会場:飛翔の間(4階)》
交流会の会費:当日、5,000円/人のご負担をお願いいたします。
◇プログラム詳細はこちら → http://www.f-suiso.jp/info/8888.html
※なお、当日は13時からロビーにて、九州大学や県内企業等のパネル展示・製品展示を行っております。ご興味のある方はお早めにお越しください。
◇申込み方法:準備の都合上、7月18日(金)までに以下の入力フォームからお申し込みください。フォームが開きますので、必要事項を入力して送信してください。
https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20140523143356
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■メルマガ「燃料電池ワールド」
□毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
□編集・発行:燃料電池NPO pemdream
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