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□燃料電池ワールド Vol.1676
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■2014年07月07日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン(06月20日)
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2014/06/20 フュエルセル・エナジー社、カリフォルニア大学アーバイン校医療センターに熱電併給燃料電池を(FuelCell Energy)
〔訳注〕フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc.)は、カリフォルニア大学アーバイン校(University of California, Irvine)医療センター(Medical Center)に電力と高品質の熱の両方を提供する1.4MW級燃料電池発電所を設置するプロジェクトの開発を発表した。この発電所は、施設の電力需要の30%を発電し、その間に生成された熱は、オフィスビルや関連機関の冷却で200トンが生産されて排気吸収式冷凍機(exhaust absorption chiller)で使われる。412床の医療センターはクリーンで静かな恩恵に喜んでおり、複数年の電力購入契約で電力と熱を購入できるオンサイト発電が手頃な値段で設備投資を回避できる。フュエルセル・エナジー社は発電所を設置し、運営およびメンテナンスを行う。
2014/06/20 米エネルギー省エネルギー高等研究計画局、燃料電池技術を駆使してアメリカの電力網を最新式にするために3300万ドルを授与(arpa-e)
〔訳注〕ニューヨーク・エネルギー・ウィーク(New York Energy Week)の今日、米エネルギー省エネルギー高等研究計画局(Advanced Research Projects Agency-Energy:ARPA-E)の局長代理シェリル・マーティン(Cheryl Martin)は、低コストの分散型発電のために変革的な燃料電池技術の開発を目的にした13の新しいプロジェクトを発表した。エネルギー高等研究計画局の新しい「電気化学システムをベースにした信頼できる電力(Reliable Electricity Based on ELectrochemical Systems:REBELS)」プログラムを通して資金が提供されているこれらのプロジェクトは、間欠的な再生可能エネルギー技術のバランスを取り、電気化学的な分散型発電システムを使ってCO2排出量を削減することで電力網の安定性を向上させることに着目している。
〔資料〕ARPA-Eは,2007年の法改正で組織設立が決まり, 2009年2月の「米国再生・再投資法(ARRA:American Recovery and Reinvestment Act)」による, 4億米ドルの予算執行を契機に運営を開始した。ARPA-Eは米国のエネルギー関連の課題に取り組むための機関であり,米国外からのエネルギー輸入の低減や,発電時の廃棄物の削減,発電効率向上のための技術開発,最先端エネルギー技術開発などを支援するための資金提供などを行う。(日経テクノロジーオンライン)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100303/180798/
2014/06/20 インテリジェント・エナジー社、H2USAに参加(Intelligent Energy)
〔訳注〕インテリジェント・エナジー社(Intelligent Energy)は本日、官民パートナーシップのH2USAに加わることを発表した。同社は可能なかぎり、ドイツやイギリス、フランスでよく似た欧州水素プログラム(European hydrogen programmes)への参加から得た知識と経験を使って貢献することを望んでいる。H2USAは米エネルギー省を始めとする利害関係者によって2013年に設立された。グループは、燃料電池自動車と関連する技術のために水素供給インフラの本格展開を加速させることに焦点を合わせている。
2014/06/20 オークリッジ国立研究所、燃料電池研究のために275万ドルを授与(ORNL)
〔訳注〕オークリッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory )は、米エネルギー省エネルギー高等研究計画局(ARPA-E)が本日発表した新しい「電気化学システムをベースにした信頼できる電力(Reliable Electricity Based on ELectrochemical Systems:REBELS)」プログラムの一つ、「固体酸化物型燃料電池スタックのためのナノ複合材料電極(Nanocomposite Electrodes for a Solid Acid Fuel Cell Stack.)プロジェクトのために275万ドルを受け取った。
2014/06/20 燃料電池企業のGEIグローバル・エナジー社、経営学部長を取締役会に(GEI Global Energy Co.)
〔訳注〕GEIグローバル・エナジー社(GEI Global Energy Corp.)は、ミシガン州リボニア(Livonia)のマドンナ大学(Madonna University)経営学部(School of Business)学部長のクレマン・ムーラー(Cleamon Moorer)博士を取締役会に加えたと発表した。彼は、国際ビジネスや経営、戦略的経営を教えている。
■07月04〜06日のWEB LINK NEWS
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2014/07/04 期待のニューモデルスクープを一挙公開…月刊自家用車 2014年8月号(レスポンス)
レクサス『NX』、メルセデスベンツ『Cクラス』、トヨタの燃料電池車『FCV』など、相次ぐニューモデル登場を受け、巻頭ではそのスクープを一挙掲載。想定するライバルとの比較も面白い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140704-00000058-rps-ind
2014/07/05 三井ホーム、スマート設備付住宅の総称を「スマートグリーンズ」に(SUUMOジャーナル)
具体的には、太陽光発電システム、高効率太陽熱ソーラーシステム「サンキュート」、エネファーム、家庭用蓄電池、HEMS、健康空調システム「スマートブリーズ」等のスマート設備(「グリーンズ」)を装備した、プレミアム・モノコック構法による住宅全体を「スマートグリーンズ」とするもの。
同社はプレミアム・モノコック構法の優れた気密・断熱性にさまざまなスマート設備を組み合わせ、住宅のスマート化を積極的に推進している。平成25年度の受注実績では、スマート設備(「グリーンズ」)を装備した住宅の割合(「スマートグリーンズ」の割合)はおよそ7割。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140705-00065631-suumoj-life
2014/07/05 原油高、増税、低燃費車増加でガソリンスタンドが経営危機(clicccar)
政府の積極介入による原油輸入価格の是正や燃料への過度な課税制度の見直しを実施しない限り、こうした悪循環は続き、水素で走る「燃料電池車」の普及を後押しする以前に手を打つべき課題が山積しているのが実情という訳です。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140705-00010001-clicccarz-bus_all
■海外ニュース
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<輸送>
●プロトン・パワー社、海用燃料電池可能性調査を実施(2014年01月23日)
プロトン・パワー・システムズ社(Proton Power Systems PLC)はアジア・太平洋地域の顧客と、燃料電池製品の海上適応の可能性調査を行う29万7000ユーロ(40万ドル)の契約を結んだ。この調査は電源を現場で生成することを目的としており、2014年9月までに終了し、完了した場合には数百ユニットの注文が発せられる。
http://www.lse.co.uk/AllNews.asp?code=9877y8dh&headline=Proton_Power_Systems_Secures_Asian_Contract_For_Maritime_Fuel_Cell_Study
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議総会・記念講演会【再掲】
このイベントには、総会・記念講演会ともに会員以外の方も参加できます。また、交流会も会費をお支払いいただければ参加できます。
◇日 時:7月23日(水)14:00〜18:00
◇場 所:ホテルニューオータニ博多
(福岡市中央区渡辺通1-1-2 TEL(092)714-1111)
*JR博多駅からバス約7分、天神からバス約5分
アクセス http://www.kys-newotani.co.jp/hakata/info/access/index.html
◇次 第:
『福岡水素エネルギー戦略会議総会』 14:00〜15:00 《会場:鶴の間・東(4階)》
会長挨拶 新日鐵住金株式会社 岩城正和取締役
知事挨拶 福岡県 小川 洋知事
来賓挨拶 九州大学総長、他
議 事 戦略会議26年度事業計画 等
『特別講演』 15:10〜15:25 《会場:鶴の間・東(4階)》
「福岡水素エネルギー戦略会議のこれまでの10年、これからの10年(仮)」
東 義氏(日鉄住金パイプライン&エンジニアリング株式会社顧問) 『記念講演会』 15:25〜16:40 《会場:鶴の間・東(4階)》
記念講演1「水素社会の実現に向けたロードマップ(仮)」
戸邉 千広氏(経済産業省資源エネルギー庁燃料電池推進室室長)
記念講演2「北九州水素タウン事業報告(仮)」
粟津 幸雄氏(水素供給・利用技術研究組合タウン実証部長)
記念講演3「水素の地産地消を目指した水素サプライチェーン構築の可能性(仮)」
山崎 明良氏(三菱化工機株式会社新事業本部経営企画グループHygeiaチーム担当部長)
◇交流会 16:45〜18:00 《会場:飛翔の間(4階)》
交流会の会費:当日、5,000円/人のご負担をお願いいたします。
◇プログラム詳細はこちら → http://www.f-suiso.jp/info/8888.html
※なお、当日は13時からロビーにて、九州大学や県内企業等のパネル展示・製品展示を行っております。ご興味のある方はお早めにお越しください。
◇申込み方法:準備の都合上、7月18日(金)までに以下の入力フォームからお申し込みください。フォームが開きますので、必要事項を入力して送信してください。
https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20140523143356
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