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□燃料電池ワールド Vol.1675
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■2014年07月04日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン(06月19日)
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2014/06/19 バラード社のライセンス戦略は中国の通信バックアップ電源協定へ(ballard power)
〔訳注〕バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)は本日、中国市場向けの通信バックアップ電源システムの組立ライセンスに関連してアジュール水素エナジー化学&技術社(Azure Hydrogen)と正式契約の締結を発表した。この契約は、2014―15年の期間で約600万ドルの値を持つ。
2014/06/19 東京の汐留ビル、ブルーム・エナジー社の燃料電池を導入(Bloom Energy)
〔訳注〕ソフトバンク・グループ(SoftBank Group)とブルーム・エナジー・ジャパン社(Bloom Energy Japan Limited)は、ソフトバンク・グループ本社が入っている東京都港区の東京汐留ビルディングに6月17日、「ブルーム・エナジー・サーバー(Bloom Energy Server)」を設置したことを本日発表した。この発電システムは200kWの電力を生成することができ、それは東京汐留ビルディングの全体の電力需要の14%となる。
2014/06/19 トヨタ、燃料電池システムの20分の1のコスト削減を期待(Nikkei Business)
〔訳注〕トヨタ自動車(Toyota Motor Corp)が2015年にリリースする燃料電池車の燃料電池システムコストは、同社が2008年に発表した燃料電池車「FCHV―adv」の20分の1未満であることが期待されている。これは、5月29日に行われた第21回燃料電池シンポジウムでトヨタが発表したことである。
2014/06/19 南チロルのボルツァーノに水素センターが開設(hyer)
〔訳注〕「水は、将来の炭素である(Water is the carbon of the future)」―ジュール・ヴェルヌ(Jules Verne)はすでに1874年の開発で、南チロルでは今の現実であることを予測した。イノベイティブ・テクノロジーズ大学(Institute for Innovative Technologies:IIT)の敷地内にあるボルツァーノ水素センター(hydrogen centre of Bolzano)は、6月5日に発足した。センターは、ボルツァーノの水素補給ステーションも主催している。日々の製造能力は15〜20台のバスや数百台の自動車に十分である。南チロルは2006年に、水素の革新的技術を開発することを決定した。南チロル水素センター(hydrogen centre South Tyrol)は、欧州地域開発基金(European Regional Development Fund:ERDF)を通じて欧州連合(EU)の支持のもとで計画された。そして水素センターに必要な土地や建物を提供してくれたブレンナー高速道路社(Brennerautobahn AG)との密接なパートナーシップを通して可能となった。センター内の水素は再生可能エネルギー源からの電気分解によって生成される。さらに水素センターはコンベンション・センターを持ち、ガイドツァーが開催されている。EUの「CHIC(欧州の都市におけるクリーンな水素、Clean Hydrogen in European Cities)プロジェクト」で2013年以来、燃料電池バスがボルツァーノの公共交通として5台走行を始めている。そして2014年7月から、「プロジェクト・ハイファイブ(革新的な自動車のための水素(Hydrogen For Innovative Vehicles:HyFIVE))」のもとで個人顧客の初めての燃料電池自動車が南チロルで利用可能になる。この「ハイファイブ」は燃料電池自動車の導入に向けたヨーロッパで最も重要で野心的なプロジェクトであって、世界の五つの自動車企業(BMW、ダイムラー、ホンダ、ヒュンダイ、トヨタ)が参加している。
■07月03日のWEB LINK NEWS
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2014/07/03 エネファーム累計販売200台 日本海ガス、電力買い取り制度普及で(北國新聞社)
日本海ガス(富山市)がガスから水素を取り出して発電する家庭用燃料電池「エネファーム」の累計販売台数(設置ベース)が6月末で200台に達した。太陽光発電などと組み合わせたダブル発電が約6割を占めている。燃料電池の低価格化や電力の固定価格買い取り制度の普及などが追い風になっているとみられる。
価格は発売当初は300万円以上だったが普及とともに低価格化が進んだ。現在は同社のガスを利用する顧客には東芝製のエネファームを工事費込みで145万円で販売。国から38万円の補助金があり、富山市の場合は5万円が上乗せされる。灯油ボイラーや電気温水器からの取り換えは一律10万円で下取りしており、実質的な負担は100万円を切るケースも出ている。
同社は金沢市にもプロパンガスを供給しており、顧客がプロパンガス用のエネファームを購入すれば、145万円の販売価格は同市でも適用される。金沢市の補助金は10万円で、富山市よりも5万円安く導入できる場合もある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140703-00146845-hokkoku-l17
2014/07/03 3日の朝刊(都内最終版)☆1(時事通信)
【日経】
◆燃料電池車 医療・介護ロボ 日EU、規格を統一 コスト減期待(1)newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140703-00000000-jijnb_he-nb
2014/07/03究極のエコカー「燃料電池車」に落とし穴、普及に暗雲…(産経新聞)
日本政策投資銀行の試算によると、ステーションに必要となる水素の圧縮機は欧州では8千万円程度が一般的なのに対し、国産の水素ステーションでは1億3千万円もかかる。もうひとつ、圧縮した水素を保管するタンクは欧州1千万円に対して国産6千万円で、コスト増大の要因となっている。
欧州より国内の安全基準が厳格なのが背景にあり、1カ所当たりの建設費は全体で4?5億円。ガソリンスタンドの1億円を大きく上回る。大阪ガスの関係者は「ステーションの建設費を下げるためには、利用するFCVの普及も進まなくてはいけない。ただ、どちらも高額なので良いサイクルが生まれにくいのが現状だ」と打ち明ける。
また、高圧ガス保安法に基づき、燃料ディスペンサー(補給器)と公道との距離は6メートル以上と定められており、4メートル以上のガソリンスタンドよりも広い敷地面積を求められる。さらに運転手が自ら水素の補給ができず、水素ステーションのスタッフが補給する必要があるなど規制が多い。
一方、現在整備されているのは、将来的な普及を見越して比較的大型のステーションが大半。同行関西支店企画調査課の山下真里奈副調査役は「大型施設の整備が前例となったことで、逆に新規参入のハードルがあがったともいえる」と指摘する。
■見通せぬ将来
普及に暗雲が漂っている現状を受け、経済産業省は6月19日、有識者でつくる「水素・燃料電池戦略協議会」を開き、FCVを含めた水素産業を拡大させるロードマップをまとめた。それによると、FCVの車体価格は、37年ごろに、同じグレードのハイブリッド車と同程度に抑える方針を示した。
海外市場でもFCVを普及させるため、安全基準を統一できるように経済産業省が各国と交渉することなどが盛り込まれている。水素ステーションについても水素の配管や保管タンクの材質や、立地の規制緩和を進める方針を示している。
山下副調査役は「先行して取り組む業者が損をしないよう、早く規制緩和や補助金の拡充などを進めることが必要だ。それでも来年の目標の達成でさえ困難な見通しなので、その先はさらに不透明だ」と指摘している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140702-00000556-san-bus_all
2014/07/03 齋藤精一郎:トヨタの「凛とした背骨」と「進取の精神」(nikkei BPnet)
■世界のフロントランナーにふさわしいトヨタの経営地力
■「意志を持った踊り場」発言の慧眼
ここで私が強調しておきたいのは、トヨタの驚異的な収益力は、決してその特異性にあるのではないということです。
トヨタの日々の経済活動で実践され、修正さらに改善されていく通常のビジネスウェイ(way of business、商売のコツ)の積み重ねから生まれてきているものなのです。その意味で、トヨタの収益力、成長力エンジンは、特殊でもなければ例外ケースでもありません。
■日本企業の弱い意志の根底に「お上依存」と「横並び気質」
この二つの思考と行動パターンは、明治以来の日本的混合体制(官民一体システム)のもとで育まれてきたものです。
しかし、企業の成長力エンジンや持続的成長力のベースになるのは「自立力(自己決定力)」と「リスク挑戦力」ですから、長年染みついた日本の企業文化とは相容れないものとなってしまっています。
その結果もあってか、日本企業は大量の内部留保を抱えることとなっています。2014年3月末で、金融機関を除く全産業の内部留保は約304兆円と、過去最高を記録しています。その多くは預貯金や不稼働資産(過剰設備や不効率な土地保有など)に振り向けられ、収益アップに効果的に活用されているとは言えません。
■強い意志の形成に不可欠なのはコーポレートガバナンスの適正化
■経営組織体の両輪としての「背骨」と「頭脳」
■21世紀だから「温故知新」が経営の王道
トヨタは6月25日、世界で初めて燃料電池車を2014年度に市販することを発表しました。水素と酸素を化学反応させてモーターを回すもので、二酸化炭素を排出しない「究極のエコカー」と期待されています。
技術革新の流れをしっかりと把握しつつ、環境・安全・快適そして経済性の追求といった、21世紀といった時代の要請に応えていくための大局観(「背骨」)と進化論(「頭脳」)を持っていると言っていいでしょう。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140703-00000000-fukkou-bus_all
2014/07/03 【個別銘柄】東芝や富士通ゼネが高い、第一生命は売られる(Bloomberg)
ロボット関連株:日本政府と欧州連合(EU)は、燃料電池車や医療・介護ロボットなどで規格を統一する方針と3日付の日本経済新聞朝刊が報道。両市場で共通製品を販売できるようにするためといい、今後の市場拡大を見込む買いが関連銘柄に入った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140703-00000029-bloom_st-bus_all
2014/07/03 九大、水素の透過現象による真空の生成を確認(マイナビニュース)
九州大学(九大)は7月2日、金属容器に充填された水素が壁を透過し、内部が真空になる現象を確認したと発表した。
同成果は、カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I2CNER)/水素材料先端科学研究センターの高田保之教授らによるもの。詳細は、Elsevier社の国際学術誌「International Journal of Hydrogen Energy」のオンライン版に掲載された。
研究グループでは、水素利用機器に使用される金属材料の透過率を簡易的に測定する方法を開発し、ステンレスSUS316L、およびインコネル625をコイル状にした容器を使って、種々の温度条件で透過率の測定したところ、300℃以上の高温で、初期圧力0.7MPa(7気圧)で充填した水素が容器の壁を透過して周囲の大気圧の窒素ガスに拡散し、10?50時間後、容器内部の圧力が最終的に10Pa(1/1万気圧)のほぼ真空にまで減少することを確認した。高温で水素が金属壁を透過する現象は一般的によく知られているが、容器内部の圧力が真空になる現象はこれまでに報告されていない。今回の研究で開発された測定手法を用いて、水素エネルギー機器に使用されるさまざまな金属材料の透過率を求め、データベース化することにより、安全性向上への貢献が期待されるとコメントしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140703-00000064-mycomj-sci
■海外ニュース
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<報告書/市場調査>
●コロラド州立大学、エネルギーについての助言を公表(2014年01月22日)
コロラド州知事ビル・リッター(Bill Ritter)とコロラド州立大学(Colorado State University)の新エネルギー経済のためのセンター(Center for the New Energy Economy)は、「前進せよ:大統領と執行機関はアメリカのクリーン・エネルギーを駆動するための行動をとれ」と題する報告書を発表した。これは、オバマ大統領がクリーン・エネルギーと騒ぎ立てることができる大統領と政権の行動について概略を述べたもの。水素は、水素燃料インフラに関するアドバイスとともに多くの重要な自動車についても言及されている。
http://www.fierceenergy.com/story/200-ideas-move-nation-toward-clean-energy-economy/2014-01-22?utm_medium=nl&utm_source=internal
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議総会・記念講演会【再掲】
このイベントには、総会・記念講演会ともに会員以外の方も参加できます。また、交流会も会費をお支払いいただければ参加できます。
◇日 時:7月23日(水)14:00〜18:00
◇場 所:ホテルニューオータニ博多
(福岡市中央区渡辺通1-1-2 TEL(092)714-1111)
*JR博多駅からバス約7分、天神からバス約5分
アクセス http://www.kys-newotani.co.jp/hakata/info/access/index.html
◇次 第:
『福岡水素エネルギー戦略会議総会』 14:00〜15:00 《会場:鶴の間・東(4階)》
会長挨拶 新日鐵住金株式会社 岩城正和取締役
知事挨拶 福岡県 小川 洋知事
来賓挨拶 九州大学総長、他
議 事 戦略会議26年度事業計画 等
『特別講演』 15:10〜15:25 《会場:鶴の間・東(4階)》
「福岡水素エネルギー戦略会議のこれまでの10年、これからの10年(仮)」
東 義氏(日鉄住金パイプライン&エンジニアリング株式会社顧問) 『記念講演会』 15:25〜16:40 《会場:鶴の間・東(4階)》
記念講演1「水素社会の実現に向けたロードマップ(仮)」
戸邉 千広氏(経済産業省資源エネルギー庁燃料電池推進室室長)
記念講演2「北九州水素タウン事業報告(仮)」
粟津 幸雄氏(水素供給・利用技術研究組合タウン実証部長)
記念講演3「水素の地産地消を目指した水素サプライチェーン構築の可能性(仮)」
山崎 明良氏(三菱化工機株式会社新事業本部経営企画グループHygeiaチーム担当部長)
◇交流会 16:45〜18:00 《会場:飛翔の間(4階)》
交流会の会費:当日、5,000円/人のご負担をお願いいたします。
◇プログラム詳細はこちら → http://www.f-suiso.jp/info/8888.html
※なお、当日は13時からロビーにて、九州大学や県内企業等のパネル展示・製品展示を行っております。ご興味のある方はお早めにお越しください。
◇申込み方法:準備の都合上、7月18日(金)までに以下の入力フォームからお申し込みください。フォームが開きますので、必要事項を入力して送信してください。
https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20140523143356
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