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□燃料電池ワールド Vol.1677
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■2014年07月08日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン(06月23日)
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2014/06/23 ハイドロジェニックス社、韓国で発電のための合弁事業「コーロン・ハイドロジェニックス」の立ち上げを契約(hydrogenics)
〔訳注〕ハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)は本日、韓国の大手財閥の系列であるコーロン・ウォーター&エナジー社(Kolon Water & Energy)と合弁事業を立ち上げる正式契約を締結したと発表した。両社は、韓国を始めとするアジア地域での再生可能エネルギー発電事業の可能性について同じ考えを持っていて、韓国の効率的な燃料電池技術の展開に着目している。ハイドロジェニックス社は最初の1MW級燃料電池をすでに注文されており、2015年早々に配送する。この契約には20年間のサービス契約が含まれている。
2014/06/23 USハイブリッド社、ハワイに水素駆動のシャトルバスを配送する契約を受け取る(U.S. Hybrid)
〔訳注〕USハイブリッド社(US Hybrid)は、ハワイ郡交通局(County of Hawaii Mass Transit Agency)の「ヘレ・オン(HELE-ON)・ビッグアイランド(ハワイ島)・バス・サービス」が運行する同社の燃料電池プラグイン・シャトルバス「エッチツー・ライド(H2Ride)」を設計、統合、配送するためにハワイ交通技術発展研究所(Hawaii Center for Advanced Transportation Technology:HCATT)からの契約を受注した。このプロジェクトは、ハワイ自然エネルギー研究所(Hawaii Natural Energy Institute:HNEI)を通じてハワイ州(State of Hawaii)とアメリカ海軍研究所(Office of Naval Research)から資金が提供される。
2014/06/23 リピンスキー議員、ハイブリッド燃料電池技術のためにアルゴンヌ国立研究所に200万ドルの助成金を発表(Congressman Dan Lipinski)
〔訳注〕ダン・リピンスキー議員(Congressman Dan Lipinski:IL-3)は、電気を生産し、液体燃料を生成する二つのハイブリッド燃料電池技術を開発するアルゴンヌ国立研究所(Argonne National Laboratory)に200万ドルのお金をもたらすことを手伝った。この技術は、ゼロ・エミッションで電気を生産し、アメリカのエネルギー自給を達成することができる。アルゴンヌ国立研究所への助成金は、6月20日付けで発表された米エネルギー省エネルギー高等研究計画局(Advanced Research Projects Agency-Energy:ARPA-E)の「電気化学システムをベースにした信頼できる電力(Reliable Electricity Based on ELectrochemical Systems:REBELS)」プログラムを通して資金が提供される13のプロジェクトの一つである。
2014/06/23 日本政府、燃料電池自動車の購入に補助金を支給(Kyodo News)
〔訳注〕経済産業省(industry ministry)は6月19日、次世代グリーンカーの利用を奨励するために燃料電池自動車の購入者に補助金を提供することを決定した。政府は2015年度から補助金の提供を始める予定で、経済産業省(Ministry of Economy, Trade and Industry)が立ち上げた水素エネルギーの使用に関する研究グループによって金額が決められる。
●2014/06/22 配信はありません。
●2014/06/21 配信はありません。
■07月07日のWEB LINK NEWS
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2014/07/07 【日経平均】薄商いの中、後場は段階的に下落し57円安(エコノミックニュース)
中・小型銘柄のテーマ株物色の日で、燃料電池車・水素ステーションの「水素関連」と格安スマホがらみのMVNO「割安通信関連」が特ににぎわった。
水素関連では三菱化工機が信用規制を問題にせず売買高4位、売買代金5位に入り、33円高で年初来高値を更新し4日続伸。燃料電池用試験装置を製造するチノーはストップ高の80円高で年初来高値を更新し値上がり率2位。燃料計を製造するオーバルもストップ高の80円高で年初来高値を更新し同3位。水素ステーション運営中の岩谷産業は売買高、売買代金とも10位で年初来高値を更新しながら5円安で終えた。テーマ物色は自動車大手のマツダにも及び6円高で売買高3位、売買代金4位。マツダは20年以上前から「水素自動車」を研究して実用化させた実績があるが、これは水素で直接ロータリーエンジンを動かす技術で、電気モーターで駆動する燃料電池車とは原理が異なる。しかし水素の供給インフラは共有できる。
東証2部指数は0.65%上昇して6日続伸。2部は閑古鳥が鳴いてドングリの背比べというイメージがあるが、水素関連でもある加地テックが46円高で年初来高値更新と買われ、エルナー、日本抵抗器、松尾電機、リードが全てストップ高と派手だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140707-00000061-economic-biz
2014/07/07 東大、鉱物を用いて中性の水から電子を取り出すことに成功(マイナビニュース)
東京大学は7月7日、理化学研究所(理研)と共同で、植物などの光合成/水分解の仕組みを利用することで、中性の水を分解して電子を取り出す人工マンガン触媒を開発したと発表した。
同成果は、理研 環境資源科学研究センター 生体機能触媒研究チームの中村龍平チームリーダー、山口晃大学院生リサーチ・アソシエイト、東大大学院 工学系研究科の橋本和仁教授らによるもの。詳細は、英国のオンライン科学雑誌「Nature Communications」に掲載された。
研究グループは、中性環境における生体マンガン酵素と人工マンガン触媒の活性の違いとして、電子/プロトン輸送の機構の違いに着目し、人工マンガン触媒の電子/プロトン輸送の経路を調べた。その結果、水分解過程(2H2O→O2+4e-+4H+)において、生体マンガン酵素では電子とプロトンが同時に移動するのに対し、人工マンガン触媒では、電子とプロトンが個別のタイミングで移動することを突き止めた。この結果に基づき、人工マンガン触媒にプロトン受容能力が大きい塩基を添加し、電子とプロトンの移動タイミングを調整すると、中性環境における水分解活性は15倍増大し、強アルカリ環境で得られる値の60%にまで到達したという。
研究グループでは、今回の成果が、クリーンで豊富な中性の水を電子源とした水素製造ならびに低環境負荷の有機燃料製造につながることが期待できるとコメントしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140707-00000085-mycomj-sci
■海外ニュース
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<輸送>
●ヒュンダイ、新型燃料電池コンセプト車を内覧(2014年02月24日)
燃料電池自動車「ix35/ツーソン(Tucson)」の最新のリース・プログラムの開始に続いて、ヒュンダイ(Hyundai)は、ジュネーブ・モーターショー(Geneva Auto Show)に先だって最新の燃料電池コンセプト車「イントラード(Intrado)」を内覧している。「イントラード」は、先端材料の混合物から作られた超軽量構造を誇り、現在製造しているものより小型軽量となった次世代水素燃料電池駆動系を備えている。
http://www.greencarreports.com/news/1090516_hyundai-intrado-concept-previews-next-gen-fuel-cells-at-geneva
http://worldwide.hyundai.com/WW/Corporate/News/News/DF_WW_GLOBALNEWSVIEW_131210.html?testValue=DF_WW_RD_GLOBALNEWS&title=DF_WW_GLOBALNEWSVIEW_131210&selx2=intrado
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議総会・記念講演会【再掲】
このイベントには、総会・記念講演会ともに会員以外の方も参加できます。また、交流会も会費をお支払いいただければ参加できます。
◇日 時:7月23日(水)14:00〜18:00
◇場 所:ホテルニューオータニ博多
(福岡市中央区渡辺通1-1-2 TEL(092)714-1111)
*JR博多駅からバス約7分、天神からバス約5分
アクセス http://www.kys-newotani.co.jp/hakata/info/access/index.html
◇次 第:
『福岡水素エネルギー戦略会議総会』 14:00〜15:00 《会場:鶴の間・東(4階)》
会長挨拶 新日鐵住金株式会社 岩城正和取締役
知事挨拶 福岡県 小川 洋知事
来賓挨拶 九州大学総長、他
議 事 戦略会議26年度事業計画 等
『特別講演』 15:10〜15:25 《会場:鶴の間・東(4階)》
「福岡水素エネルギー戦略会議のこれまでの10年、これからの10年(仮)」
東 義氏(日鉄住金パイプライン&エンジニアリング株式会社顧問) 『記念講演会』 15:25〜16:40 《会場:鶴の間・東(4階)》
記念講演1「水素社会の実現に向けたロードマップ(仮)」
戸邉 千広氏(経済産業省資源エネルギー庁燃料電池推進室室長)
記念講演2「北九州水素タウン事業報告(仮)」
粟津 幸雄氏(水素供給・利用技術研究組合タウン実証部長)
記念講演3「水素の地産地消を目指した水素サプライチェーン構築の可能性(仮)」
山崎 明良氏(三菱化工機株式会社新事業本部経営企画グループHygeiaチーム担当部長)
◇交流会 16:45〜18:00 《会場:飛翔の間(4階)》
交流会の会費:当日、5,000円/人のご負担をお願いいたします。
◇プログラム詳細はこちら → http://www.f-suiso.jp/info/8888.html
※なお、当日は13時からロビーにて、九州大学や県内企業等のパネル展示・製品展示を行っております。ご興味のある方はお早めにお越しください。
◇申込み方法:準備の都合上、7月18日(金)までに以下の入力フォームからお申し込みください。フォームが開きますので、必要事項を入力して送信してください。
https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20140523143356
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