燃料電池ワールド Vol.1668 (2014/06/25 09:13)

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□燃料電池ワールド Vol.1668
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■2014年06月25日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆福岡水素エネルギー戦略会議総会・記念講演会【再掲】
このイベントには、総会・記念講演会ともに会員以外の方も参加できます。また、交流会も会費をお支払いいただければ参加できます。
◇日 時:7月23日(水)14:00〜18:00
◇場 所:ホテルニューオータニ博多
     (福岡市中央区渡辺通1-1-2 TEL(092)714-1111)
     *JR博多駅からバス約7分、天神からバス約5分

     アクセス http://www.kys-newotani.co.jp/hakata/info/access/index.html
◇次 第:
『福岡水素エネルギー戦略会議総会』 14:00〜15:00 《会場:鶴の間・東(4階)》
  会長挨拶 新日鐵住金株式会社 岩城正和取締役
  知事挨拶 福岡県 小川 洋知事
  来賓挨拶 九州大学総長、他
  議  事 戦略会議26年度事業計画 等
『特別講演』 15:10〜15:25 《会場:鶴の間・東(4階)》

 「福岡水素エネルギー戦略会議のこれまでの10年、これからの10年(仮)」

   東 義氏(日鉄住金パイプライン&エンジニアリング株式会社顧問) 『記念講演会』 15:25〜16:40 《会場:鶴の間・東(4階)》
 記念講演1「水素社会の実現に向けたロードマップ(仮)」

   戸邉 千広氏(経済産業省資源エネルギー庁燃料電池推進室室長)
 記念講演2「北九州水素タウン事業報告(仮)」

   粟津 幸雄氏(水素供給・利用技術研究組合タウン実証部長)

 記念講演3「水素の地産地消を目指した水素サプライチェーン構築の可能性(仮)」

   山崎 明良氏(三菱化工機株式会社新事業本部経営企画グループHygeiaチーム担当部長)
◇交流会 16:45〜18:00 《会場:飛翔の間(4階)》

  交流会の会費:当日、5,000円/人のご負担をお願いいたします。
◇プログラム詳細はこちら → http://www.f-suiso.jp/info/8888.html
※なお、当日は13時からロビーにて、九州大学や県内企業等のパネル展示・製品展示を行っております。ご興味のある方はお早めにお越しください。
◇申込み方法:準備の都合上、7月18日(金)までに以下の入力フォームからお申し込みください。フォームが開きますので、必要事項を入力して送信してください。

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20140523143356

■世界のヘッドライン(06月10日)
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2014/06/10 ハイドロジェニックス社とパートナーを組んだコムスコープ社、データ・センターに屋内のバックアップ電源を提供(Commscope)

〔訳注〕屋外の水素燃料電池バックアップ電源の発売に成功して勢いに乗ったコムスコープ社(CommScope)はその焦点を屋内に向け、今度は、北米にある企業のデータ・センター用に信頼性が高いバックアップ電源を提供する目的で、革新的で小型の屋内向け製品を提案している。これは、ハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)とのパートナーシップで可能になった。このバックアップ電源は一つで環境に配慮した30kW級の電力を供給できる。キャビネットは6.5フィートの高さで並べられる。

2014/06/10 バラード社の燃料電池で走るバス、カリフォルニア州パームスプリングスのサンライン交通公社に納入(Ballard Power)

〔訳注〕バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)は、カリフォルニア州サウザンドパームス(Thousand Palms)のサンライン交通公社(SunLine Transit Agency)に、BAEシステムズ社(BAE Systems)とエルドラド・ナショナル社(ElDorado National)の新しい燃料電池バス2台を公表して納入した。バスにはそれぞれ、バラード社の燃料電池モジュール「FCベロシティ(FCvelocity)-HD6」が積まれている。これらの新しいバスは、2011年にサンライン交通公社とともに最初に製造して配備したアメリカ燃料電池バス(American Fuel Cell Bus:AFCB)構成から発展している。アメリカ燃料電池バス構成は、主要な電力を供給するバラード社の燃料電池モジュール「FCベロシティ-HD6」を使用して、BAEシステムズ社の推進システム「ハイブリドライブ(HybriDrive)」と、エルドラド・ナショナル社の頑丈な輸送バスの40フィート(12メートル)アクセス(axess)モデルを活用した電力管理システムと組み合わされている。

2014/06/10 GEIグローバル・エナジー社、バイオガス燃料電池発電機の受注を発表(GEI Global)

〔訳注〕GEIグローバル・エナジー社(GEI Global Energy Corp.)は、高温ポリマー交換膜型(PEM:Polymer Exchange Membrane)燃料電池スタックに水素燃料を供給するバイオガス燃料電池発電システムをテキサス州のリンテック社(Lyntech, Inc)に与える購入注文の遂行を発表した。GEI社の燃料電池発電技術は、独占的バイオガス生成技術によって生産されるバイオ・メタン燃料から、発電のために必要とされる改質または水素の抽出を行う。両社はデータを共有し、総合的な燃料電池によるバイオガス発電効率の向上に努める。

2014/06/10 ネイチャー・マガジン誌、ハイパーソーラー社の画期的な水素技術を取り上げる(Hypersolar)

〔訳注〕ハイパーソーラー社(HyperSolar, Inc.)は本日、科学研究者が最初に読む著名な出版物の一つ「ネイチャー・マガジン(Nature Magazine)」誌6月号に同社の技術が掲載されたと発表した。ハイパーソーラー社に加えてこの記事は、米国エネルギー省(US Department of Energy)から資金を提供されている190人の研究プログラムである幾つかの組織や技術を、それには人工光合成ジョイントセンター(Joint Center for Artificial Photosynthesis JCAP)も含んで言及している。

2014/06/10 新しいビデオ:あなたの家の燃料電池コージェネ「エルコレ2400」(ELCORE)

〔訳注〕ミュンヘン(Munich)では最近ユーチューブ(YouTube)に、ドイツで作られた革新的な燃料電池「エルコレ(Elcore)2400」の新しいビデオが掲載された。〔参考〕これは、ドイツの燃料電池メーカー、エルコレ社(Elcore)が開発したマイクロ燃料電池コージェネ製品の市場導入を目指して作られたもの。映像には、燃料電池の製造プロセスや家庭への取り付けなどが映っていて興味深い。自分にはドイツ語なのが残念だけど……。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Gz0o2gTz1As
〔訳語〕社名のElcore、これまで「エルコレ社」と訳してきましたが、ビデオを何回見ても「エルコア」と聞こえます。日本語表現での社名は果たしてどちらがいいのか、ご存じの方がいらしたら教えて下さい。あるいは「エルコーレ社?」。

■06月24日のWEB LINK NEWS
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2014/06/24 夏休みは日替わりで科学実験 サイエンスヒルズこまつが50教室開催へ(北國新聞社)

 小松市のひととものづくり科学館「サイエンスヒルズこまつ」は、小中学生の来館を促すため、夏休み期間中の毎日、工作や実験のワークショップを日替わりで用意する。燃料電池作りや化学反応の実験など50を超える教室を考案し、児童生徒の知的好奇心をくすぐる多彩な内容とし、科学好きな子供の育成を図る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140624-00143959-hokkoku-l17

2014/06/24 政府目標「2025年までに燃料電池車を200万円台に」(clicccar)

 そして6月12日には自民党の「資源・エネルギー戦略調査会」が「水素社会を実現するための政策提言」案を提出。
 FCVの具体的な普及目標やその達成に向けた各種特典を提案。
・2億円を上限に水素ステーション設置費用を政府が補助
・2017年までFCV用水素燃料を無料に
・2020年までFCVの高速道路通行料を無料に
・2020年に年間4万台、2030年に40万台(累計200万台)販売
・2025年までにFCVの車両価格をHV並み(200万円台)に
・2025年までの間、200万円/台と成り得る補助金を設定
 政府は上記提案を元に6月19日、FCV普及に向けた工程表を策定。

 2015年の市販に向けて購入時の補助金制度を導入、発売当初は800万円程度とみられる販売価格に対して1台あたり200万?300万円の補助金を付ける検討に入った模様。

 経産省が来年度予算に補助金制度の概算要求を盛り込む方向で進んでいるようです。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140624-00010001-clicccarz-bus_all

2014/06/24 【スマートコミュニティ14】手軽なコイン式の急速充電器も…EVスタンド勢ぞろい(レスポンス)

 EVの実用性を高める急速充電器の設置については、愛知県や静岡県が特に進んでいるが、多くの自治体で昨年度までの目標台数はクリアしている。しかし、EVの台数が少ない現状には対応できるものの、全国レベルで見れば登録台数は目標に達していない。つまり、EVが本当にエンジン車の代替えとなるには、まだまだ充電設備が不足しているのである。

 そんな中、今回の展示でもEV充電器の設置をビジネスチャンスとする働きも感じられた。補助金を活用して少ない費用負担でEVユーザーの来店機会を得る、というものだ。何しろ、家庭用なら最大1/2、店舗用であれば最大2/3もの設置費用を補助金で賄えるのだ。さらに基準を満たせば自動車メーカーからも支援金という形で費用の援助も受けられるそうだ。

 燃料電池車の補給源である水素スタンドの建設が遅れ気味と言われている中、補助金を追い風にEVスタンドの普及が進むか。ガソリン高騰の現在だけに注目を集めそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140624-00000017-rps-ind

2014/06/24 科技総合戦略を決定=東京五輪で活用へ―政府(時事通信)

 政府は24日の閣議で、科学技術イノベーション総合戦略を決定した。クリーンエネルギーの開発、健康長寿社会の実現、次世代インフラ構築など五つの重点課題を示すとともに、2020年の東京オリンピックでの活用を視野に入れた産業化を促進するとした。各省庁の予算配分に反映される。

 戦略では具体例として、日本近海の海底資源を効率的に調査するロボット探査技術の開発や、再生医療の実現、情報通信技術を活用した次世代インフラの構築などを挙げた。また、東京五輪での活用を目標に、燃料電池車や自動翻訳などの技術開発を加速させるとした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140624-00000082-jij-pol

2014/06/24 焦点:FCVが次世代車の覇権狙い坂道発進、政府は成長戦略で支援(ロイター)

 [東京 24日 ロイター] - 政府は成長戦略の一環として水素で走る燃料電池車(FCV)の普及促進策を盛り込み、日本経済の再活性化を目指す。すそ野の広い自動車産業の支援は、新たな雇用機会の増加に結びつくとの狙いもあるからだ。

 国内メーカーも次世代車の主導権獲得に向けて、トヨタ自動車とホンダが来年、FCVの市販を本格化させる。コスト面での課題はまだ多いが、FCVは「日の丸」も背負い、坂道発進する。
 <世界最速のFCV普及へ、成長戦略で具体案>
 <脱石油で期待されるFCV>
 <譲れない優位性>
 <課題はインフラ整備と価格>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140624-00000073-reut-bus_all
※長文の記事なので、本文は↑でお読みください。

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●AFCエナジー社、アライド社との覚書で米国市場に挑戦(2014年02月02日)

 AFCエナジー社(AFC Energy plc)は米国の化学品メーカー、アライド・ニュー・テクノロジーズ社(Allied New Technologies Inc.)と、アライド社のフロリダ州の工場で生産される余剰水素からクリーン電力を作る燃料電池システムの予備調査(feasibility study)に着手する法的に拘束力がない基本合意書(non-binding Memorandum of Understanding)を結んだ。この協力協定は、AFCエナジー社が米国市場に初めて参入することを表しており、クロル・アルカリ(chlor-alkaline、塩素アルカリ)工場の副産物として生産される水素を使うことでアライド社の電力コストをより低価格にすることを目的にしている。副生水素は、電力を作るAFCエナジー社の燃料電池でエネルギーの高い燃料源として使われることが可能だ。AFCエナジー社は調査を遂行するにあたって、ホスター・ホイーラー社(Foster Wheeler)と共同する予定である。
http://www.afcenergy.com/news/2014/2/2/1268/mou_signed_with_allied_new_technologies(参考)フォスター・ウィーラー (Foster Wheeler AG)はエンジニアリング、建設及びプロジェクト管理の請負業務と動力設備を提供する会社。同社はグローバル・エンジニアリング・建設グループ(グローバルE&Cグループ)、及びグローバル・パワー・グループという2つの事業グループを通じて運営する。グローバルE&Cグループは世界において事業を展開、陸上・海上の上流石油・ガス加工施設、天然ガス液化施設と収受端末装置、ガス・ツー・リキッド(気体液状化)施設、石油精製、化学・石油化学、医薬品及び生物技術の施設、並びに関連インフラの設計・エンジニアリング・建設に従事する。グローバル・パワー・グループは世界の発電所、地域暖房・発電所及び工業施設向けに蒸気発生器と補助設備を設計・製造・設置する。(みずほ証券)

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