燃料電池ワールド Vol.1669 (2014/06/26 09:17)

水素チャンネル Home

■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.1669
■□□□□□□□□□
■2014年06月26日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
□□□───────────────────────────
☆福岡水素エネルギー戦略会議総会・記念講演会【再掲】
このイベントには、総会・記念講演会ともに会員以外の方も参加できます。また、交流会も会費をお支払いいただければ参加できます。
◇日 時:7月23日(水)14:00〜18:00
◇場 所:ホテルニューオータニ博多
     (福岡市中央区渡辺通1-1-2 TEL(092)714-1111)
     *JR博多駅からバス約7分、天神からバス約5分

     アクセス http://www.kys-newotani.co.jp/hakata/info/access/index.html
◇次 第:
『福岡水素エネルギー戦略会議総会』 14:00〜15:00 《会場:鶴の間・東(4階)》
  会長挨拶 新日鐵住金株式会社 岩城正和取締役
  知事挨拶 福岡県 小川 洋知事
  来賓挨拶 九州大学総長、他
  議  事 戦略会議26年度事業計画 等
『特別講演』 15:10〜15:25 《会場:鶴の間・東(4階)》

 「福岡水素エネルギー戦略会議のこれまでの10年、これからの10年(仮)」

   東 義氏(日鉄住金パイプライン&エンジニアリング株式会社顧問) 『記念講演会』 15:25〜16:40 《会場:鶴の間・東(4階)》
 記念講演1「水素社会の実現に向けたロードマップ(仮)」

   戸邉 千広氏(経済産業省資源エネルギー庁燃料電池推進室室長)
 記念講演2「北九州水素タウン事業報告(仮)」

   粟津 幸雄氏(水素供給・利用技術研究組合タウン実証部長)

 記念講演3「水素の地産地消を目指した水素サプライチェーン構築の可能性(仮)」

   山崎 明良氏(三菱化工機株式会社新事業本部経営企画グループHygeiaチーム担当部長)
◇交流会 16:45〜18:00 《会場:飛翔の間(4階)》

  交流会の会費:当日、5,000円/人のご負担をお願いいたします。
◇プログラム詳細はこちら → http://www.f-suiso.jp/info/8888.html
※なお、当日は13時からロビーにて、九州大学や県内企業等のパネル展示・製品展示を行っております。ご興味のある方はお早めにお越しください。
◇申込み方法:準備の都合上、7月18日(金)までに以下の入力フォームからお申し込みください。フォームが開きますので、必要事項を入力して送信してください。

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20140523143356

■世界のヘッドライン(06月11日)
□□□───────────────────────────

2014/06/11 ヒュンダイ社、誇りを持って最初の燃料電池車「ツーソン」の顧客にタスチィン・ヒュンダイ社で鍵を渡す(Hyundai)

〔訳注〕タスチィン・ヒュンダイ社(Tustin Hyundai)は本日、ヒュンダイ社(Hyundai)の燃料電池自動車「ツーソン(Tucson)」の初めての顧客ティモシー・ブッシュ(Timothy Bush)に、販売店の店舗で鍵を渡す式典を行った。この記事は、その式典の模様と、ツーソンがティモシー・ブッシュ氏にもたらすメリットについて詳説している。

2014/06/11 メタノール燃料電池技術、マージー川の海運の安全を持続させる(UPS)

〔訳注〕イギリス公式の灯台管理機関で、英国王室認可統治下の民間企業であるトリニティ・ハウス(Trinity House)が管理しているライト付きブイ(light float、灯船)に、メタノール燃料電池が装備された。それはこの夏、乾ドック(dry dock and repair:DD&R)の修理でも運用される航海灯として、現場での支援を確実にする試験の一環である。リバプール(Liverpool)のアイリッシュ海(Irish Sea)の入り口にあるライト・フロート2(Light Float 2:Bar)は、無人ボートのような構造をしている。ハンガーフォード(Hungerford)に本社を置くフュエルセル・システムズ社(Fuel Cell Systems)によって提供された110W級燃料電池「イーフォイプロ(EFOY Pro)2400デュオ(Duo)」は、ライト・フロートのバッテリーの完全充電を保証している。
2014/06/11 あなたの家の燃料電池(Fraunhofer)

〔訳注〕フラウンホーファーIKTS(Fraunhofer IKTS、セラミック技術・システム研究所)が進めている固体酸化物型燃料電池(SOFC)のスタックと、それを使う家庭用燃料電池システムについての記事。

■06月25日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────

2014/06/25 ホンダ、日本先行で燃料電池車販売 補助金除き700万?800万円で調整(SankeiBiz)

 ホンダが来年の発売を予定している燃料電池車(FCV)について、日本で先行販売する方針を固めたことが24日、分かった。価格は、国などの補助金を除いて700万?800万円となるよう調整する。1回の充電による走行距離は当初700キロ以上としていたが、800キロを目指して開発を進めているもようだ。

 販売価格は、採算性を考慮すれば1000万円を超えるとみられる。しかし、ホンダは「採算よりも普及を優先させる方針」(幹部)。補助金が仮に電気自動車(EV)と同様の金額になれば、最も安い場合で600万円台前半となる。最終的には、今年末から来年1月に先行発売する予定のトヨタ自動車のFCVの動向を見て判断する。

 ホンダは、狭山工場(埼玉県狭山市)で年1000台規模で生産を始める。販売地域は、燃料を供給する水素ステーションがある首都圏などが中心となる見込み。デザインについては、一目でFCVと分かる近未来の自動車をイメージしたデザインを採用する見通しだ。

 ホンダは、EVの開発にも乗り出しているが、充電時間がかかることや、1回の充電での走行距離が250キロ程度で、普及は限定的と判断。ガソリン車以上の走行距離が狙えるFCVを、ハイブリッド車(HV)に次ぐエコカーとみる。昨年7月には、米ゼネラルモーターズと提携し、2020年により価格を抑えた量産車の実用化に向け、燃料電池、水素貯蔵システムを共同開発している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140624-00000018-fsi-bus_all
※写真あり

2014/06/25 【夏休み】大阪府、小学生親子対象のエネルギーセミナー開催…FCV試乗も(リセマム)

 大阪府は、小学生親子を対象とした府政学習会「エネルギーいろいろ体験実感コース」を8月2日、おおさかスマートエネルギーセンター(大阪市住之江区)で開催する。参加は無料。事前申込制。

 セミナーでは、省エネについて学習するほか、特別に次世代エコカーFCV(燃料電池自動車)に試乗。また、体験コーナーでは手回し発電機などで電気を作ることの大変さ、LEDの省エネ効果などを体験する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140625-00000000-resemom-life

2014/06/25 燃料電池車、700万円前後に=今年度発売へ―トヨタ(時事通信)

 トヨタ自動車が次世代エコカーの燃料電池車(FCV)について、販売価格を700万円前後に設定していることが25日、分かった。当初は1000万円弱とみられていたが、コストダウンによりこれを大きく下回る価格に設定し、普及につなげる。2015年中としてきた発売時期は、今年度内に前倒しする方針だ。

 25日午後に正式に発表する見通し。トヨタはハイブリッド車(HV)と同様に、次世代エコカーの本命とされるFCV市場で、主導権を握りたい考えだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140625-00000099-jij-bus_all

2014/06/25 【トヨタ FCVセダン 発表】「ガソリン車に置き換わる」トヨタの燃料電池車戦略(レスポンス)

 トヨタ自動車は25日、燃料電池車(FCV)の市販第1号となる「セダンタイプの新型燃料電池車」を発表した。水素を燃料とし、化学反応により発電をおこなう電気自動車(EV)の一種で、排気ガスを排出しないエコカーだ。トヨタは「ガソリン車に置き換わる可能性がある」モビリティとして注力する。

 燃料電池の普及については、トヨタグループで取り組む。日野自動車ではFCバス、豊田自動織機ではFCフォークリフト、アイシン精機の家庭用燃料電池「エネファーム」などを展開すると同時に、水素インフラの整備、規制見直しなどについても積極的に政府などに働きかける。

 新型FCVセダンの価格は700万円程度。価格としては高級車の部類だが、EVなどと同様普及促進に向けては政府からの補助金も想定。現在調整をおこなっているという。また、FCV開発主査・田中義和氏によると、ユーザーのランニングコストとして、FCCJ(燃料電池実用化推進協議会)、政府などによる2015年基準から水素1kgあたり80円相場の換算で、走行距離500kmを想定した場合4000円?5000円程度、「ハイブリッド車と同程度になるだろう」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140625-00000035-rps-ind

2014/06/25 【トヨタ FCVセダン 発表】燃料電池車と電気自動車、性能どうちがう?(レスポンス)

 トヨタ自動車は25日、燃料電池車(FCV)の市販第1号となる「セダンタイプの新型燃料電池車」を発表した。水素により発電しモーターを駆動する電気自動車(EV)の一種だが、走行性能などにおける違いはあるのだろうか。FCVの開発主査・田中義和氏が答えた。

 まず航続距離については、EVが200km程度、FCVが500km以上とFCVに利がある。EVでは、高速走行をおこなった場合、モーターの特性などから著しく充電残量が減るがFCVでもこれについては「モーターを使い走る以上、ある意味同じと考えていただければ」と説明する。

 冬場など、熱源を持たないEVは暖房を作動させた場合、これも電池を大きく消費してしまう傾向がある。が、FCVでは「水素を化学反応させた際に熱を出す。その熱源から50?60度のお湯を作ることができるため、暖房、シートヒーターなどを効率的に活用できる」と冬場においてはFCVはEVより有利だと語る。

 「EVは気温が下がるとパワーも下がってしまう。FCVでもそれなりに落ちるが、走り出せば熱源を作ることができ、温まる。試験では、マイナス30度でもしっかり走り出すことができている。ガソリン車に替わる可能性を秘めている」と、車両の性能については課題が残るEVに対し優位性があると主張する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140625-00000041-rps-ind

2014/06/25 <グリーンブランド>トップ10に日本企業5社 トヨタV4ならず(BizBuz)

 米コンサルティング会社「インターブランド」が、環境に配慮した企業を評価する「ベスト・グローバル・グリーンブランド2014」のトップ50を発表し、昨年2位のフォードが初めてトップに輝いた。昨年トップのトヨタは2位だったが、3位ホンダ、4位日産、5位パナソニックで、ソニーが7位と日本企業がトップ10の半分を占めた。

 フォードは、水素、燃料電池の研究や水やエネルギーの排出改善、廃棄物のリサイクルなど「環境パフォーマンス」が評価されたほか、米国、欧州での消費者の評価が高かったことから、初のトップに輝いた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140625-00000001-bizbuz-bus_all

2014/06/25 【トヨタ FCVセダン 発表】加藤副社長、FCV主要ユニットは「内製にこだわって自社開発」(レスポンス)

 トヨタ自動車の加藤光久副社長は、2014年度内の市販計画を発表した燃料電池車(FCV)の燃料電池スタックなど主要ユニットについて「内製にこだわって自社開発していく」との方針を強調した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140625-00000054-rps-ind

2014/06/25 【トヨタ FCVセダン 発表】水素ステーション、数ではなく場所が重要(レスポンス)

 新型燃料電池車は、トヨタ店、トヨペット店で取り扱うとされている。全国の店舗が対象となるが、FCV開発主査・田中義和氏は「結果としてインフラと販売地域にリンクしてくるとは思う」と見解を述べた。

 「政府などの施策として、4大都市を中心にインフラ整備がおこなわれることから、それを中心とした需要になるだろう」と分析した上で、「EVは航続距離が限られているため数千か所以上が必要とされている。しかし、FCVは500km以上走る事ができるため、そう多くは必要ない」と説明する。

 「(ガソリン車)ユーザーの生活を考えると、大抵は決まった場所で補給する。便利な場所で、月2?3回程度行く事ができる場所にステーションがあれば、足りるという考え方もできる。地元で恐縮だが、豊田市民なら(すでにステーションがあるため)買ってもらうことができる。丁度良い場所にステーションがあれば、十分買ってもらえる」(田中氏)。

 EV充電スタンドでは、数百か所を整備する東京都でも足りないと言われているが、FCVの水素ステーションであれば「40か所程度あれば23区のユーザーは十分カバーできる」という。「重要なのは数ではなく、場所。自動車メーカーとしてインフラ整備をおこなうことは難しいが、自治体、業者などと連携を取って普及させていきたい」と展望を語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140625-00000056-rps-ind

■海外ニュース
□□□───────────────────────────
<報告書/市場調査>
●KPMG社の2014年世界自動車産業経営者調査(2014年01月07日)

 国際会計事務所ケーピーエムジー社(KPMG)の報告書「2014年世界自動車業界経営者調査:急速に発展する市場のための戦略」は、回答者の69%が、燃料電池車両は将来の成長に決定的な燃料電池技術だと考え、やる気を起こしている。自動車メーカーやサプライヤー、ディーラー、金融サービスプロバイダー、レンタル企業、モビリティ・ソリューション・プロバイダーを含んだ世界の指導的な自動車会社から200人の上級幹部が、インタビューに応えた。
http://www.kpmg.com/global/en/issuesandinsights/articlespublications/global-automotive-executive-survey/Pages/default.aspx

────────────────────────────────────

■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
  連絡先:http://pemdream.com/index.php?contact%20us

 □解除を希望される方は、利用されている「まぐまぐ」または「melma!」のどちらかで解除の手続きを行ってください。pemdreamでの代行はできません。
 まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065319.html
 melma! http://melma.com/backnumber_39824/
□マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1