燃料電池ワールド Vol.1657 (2014/06/10 09:18)

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□燃料電池ワールド Vol.1657
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■2014年06月10日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター【経営者(燃料電池自動車)コース】【再掲】

 福岡水素エネルギー人材育成センターでは、水素エネルギー産業への参入を目指す意欲的な経営者等を対象とした、「経営者(燃料電池自動車)コース」を開催します。今回は、水素エネルギー分野の中の「燃料電池自動車」関連にスポットを当てた内容です。最新の技術動向に関する講演や、燃料電池自動車の試乗などを予定しております。水素エネルギー産業に興味をお持ちの企業経営者や幹部の皆様のご参加を、心からお待ちしております。
◇開催日:6月24日(火)
◇スケジュール 
 10:00〜12:00 燃料電池自動車運転試乗会(希望制)
 13:00〜16:55 講義
 17:00〜17:50 施設見学会(希望制)
 18:00〜19:00 交流会(希望制)  
◇場 所:水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)(福岡県糸島市富915-1)
◇プログラムはこちら↓
  http://www.f-suiso.jp/info/8712.html
◇受講料:3,000円(交流会 2,000円)
◇定 員:40名
◇申込締切:6月23日(月) (定員に達し次第受付を終了します。お申し込みはお早めに)
◇問い合わせ先:水素エネルギー国際研究センター 甲野
  TEL:092?802?3303 
  Mail : info@h2.kyushu-u.ac.jp 

■世界のヘッドライン(05月26日)
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2014/05/26 ドイツ:ライヒェ政務次官、ベルリン・シューネフェルト国際空港に水素ステーションを開設(linde)

〔訳注〕ドイツ連邦国土交通省政務次官(Parliamentary Secretary of State to the Federal Transport Minister)カタリーナ・ライヒェ(Katherina Reiche)は、ベルリン・シューネフェルト(Berlin-Sch〓nefeld)のトタル社(TOTAL)マルチ燃料ステーション(multi-energy fuelling station)の「グリーン・ハイドロジェン・ハブ(Green Hydrogen Hub:H2BER) 」で初めてとなる燃料電池自動車への水素充てんを行った。水素は、電力や熱、ガス市場から輸送部門までを通して、風力や太陽エネルギーを組み合わせた再生可能エネルギーのネットワークから生産された。彼女は挨拶で、「来年末までに50カ所の水素ステーションを建設する」と述べた。以下、ニュースの要約から。このプロジェクトには、プロジェクト・パートナーであるトタル・ドイチュラント社(TOTAL Deutschland GmbH)とリンデ社(Linde AG)、マクフィー社(McPhy S.A.)、エネルトラーク社(Enertrag AG)、2Gエナジー社(2G Energy AG)によって合計1000万ユーロが投資された。「50カ所の燃料ステーションプログラム(50 fuelling stations programme)」に500万ユーロの公的資金が、産業界と協力する国土交通省(Federal Ministry of Transport)によって投入された。地域で生産する「グリーン(green)な水素」は、ドイツの「エネルギーヴェンデ(Energiewende、エネルギー転換)」の主要技術である。

2014/05/26 米国防総省、クリーン・エネルギー安全保障で固体酸化物型燃料電池を使用(bloom energy)

〔訳注〕米国防総省(Department of Defense:DOD)は、世界で最大の単一のエネルギー消費者の一つである。同省には、エネルギーコストを削減し、海外の石油依存を減らし、エネルギー安全保障を確保し、持続可能性という目標をやり遂げる使命がある。その任務の期待にそうために、国防総省は1.6MW級のブルーム・エナジー社の燃料電池をメリーランド州フォート・ミード(Fort Meade)にあるNSAキャンパス(NSA Campus)に配置した。この発電能力の量は、1200軒の家庭に電力を供給するのと同じである。国防総省は2013年以来、燃料電池が国防総省のエネルギー安全保障戦略にとっていかに重要な役割を示すことができるかを理解するうえで、実質的な経験を積み重ねている。このプロジェクトの主要な請負人は、メリーランド州ハノーバー(Hanover)に本社があるアルゴ・システムズ社(ARGO Systems LLC:ARGO)で、同社はサービスが受けられない傷痍軍人が所有する中小企業(Service-Disabled, Veteran-Owned Small Business:SDVOSB)である。

2014/05/26 水素生成会社プロトン・オンサイト社、米航空宇宙局の契約を獲得(Record-Journal)

〔訳注〕プロトン・オンサイト社(Proton OnSite)はこのほど、未来の宇宙飛行のための酸素システムを開発するために米航空宇宙局(NASA)から12万5000ドルの契約を受領した。プロトン社の事業開発担当副社長マーク・シラー(Mark Schiller)は、「当社は、高圧酸素発生システムを開発する」と述べた。

2014/05/26 代替エネルギーのための貯蔵された水素燃料の新しい解決策(American Chemical Society)

〔訳注〕ウミット・B・デミルシ(Umit B. Demirci)と同僚たちは、固体の水素を蓄えることは水素経済の創造に向けた新しい開発であり、有望なステップである、と説明する。燃料として使われる大量の水素を詰めることができる新しい固体で安定した材料についてのレポートは、アメリカ化学会(ACS)の定期刊行物「材料化学(Chemistry of Materials)」に掲載された。著者たちは、フランスの装備総局(Direction G〓n〓rale de l’Armement)、フランス国立科学研究センター(Centre National de la Recherche Scientifique)、そしてベルギーの国立科学研究基金(Fonds de la Recherche Scientifique)からの資金提供を認めている。
〔参考〕装備総局(Direction G〓n〓rale de l’Armement) フランス国防省の下に置かれるフランス軍全体の装備体系の設計・評価および調達を担当する機関。

●2014/05/25 配信はありません。
●2014/05/24 配信はありません。

■06月09日のWEB LINK NEWS
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2014/06/09 燃料電池で模型自動車動かそう 25日に川崎市で次世代エネルギー体感イベント(カナロコ by 神奈川新聞)

 燃料電池を使って模型自動車を動かすなど、次世代エネルギーに触れられるイベント「オープンラボ2014」が25日、川崎市環境総合研究所(川崎区殿町)で開かれる。参加無料で、小学校4?6年生の参加者を募集している。

 6月の環境月間に合わせ、同研究所が取り組む施設開放イベントで、東京ガス川崎支店が協力。水素と酸素を利用した新しい「発電システム」の燃料電池を使い、豆電球を点灯させたり、模型自動車を動かしたりするほか、同研究所内も見学できる。

 午後3?5時。定員40人。申し込みは、電子メール(30sojig@city.kawasaki.jp)で受け付ける。住所、氏名、学校名、学年、電話・ファクス番号に加え「オープンラボ参加希望」と明記する。17日必着で、応募者多数の場合は抽選。問い合わせは、同研究所電話044(276)9001。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140608-00085199-kana-l14

2014/06/09 成長志向型の法人税「改革」、成長戦略でも明記へ(ロイター)

 [東京 9日 ロイター] - 政府が6月末にまとめる「日本再興戦略」の骨子案が9日、明らかになった。焦点の法人税改革について「成長志向型の法人税改革」と、同時に策定している骨太の方針だけでなくこの案にも改革を明記。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など公的、準公的資金の運用見直しにも触れた。

 新たな再興戦略は、1)日本産業再興プラン、2)戦略市場創造プラン、3)国際展開戦略――の3つを柱に、それぞれに必要な対策を追加した。
第2章 日本再興戦略の進ちょく検証と新たに講ずべき施策
2.戦略市場創造プラン
2)クリーン・経済的なエネルギー需給の実現
・再生可能エネルギーの促進
・水素社会実現に向けたロードマップの実行
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140609-00000079-reut-bus_all

■海外ニュース
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<燃料/貯蔵>
●2014年水素学生デザインコンテスト (2013年12月)

 2014年水素学生デザインコンテスト(Hydrogen Student Design Contest)のテーマは、「ぶらりと立ち寄ることができる水素燃料ステーションの開発」である。これは、大量生産と標準化した機器、高度に自動化された使い勝手の良さ、低価格での生産、ISOコンテナで運搬できるユニットという特徴を併せ持つ燃料ステーションの設計と計画に大学レベルの学生が挑戦するもの。ぶらりと立ち寄り、数時間以内に操作でき、最低で3日間水素補給の必要がなくて、一日に50回の燃料補給が十分にできるものでなくてはならない。
http://www.hydrogencontest.org/theme.asp

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