燃料電池ワールド Vol.1654 (2014/06/05 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.1654
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■2014年06月05日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■燃料電池関連イベント
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター【経営者(燃料電池自動車)コース】【再掲】

 福岡水素エネルギー人材育成センターでは、水素エネルギー産業への参入を目指す意欲的な経営者等を対象とした、「経営者(燃料電池自動車)コース」を開催します。今回は、水素エネルギー分野の中の「燃料電池自動車」関連にスポットを当てた内容です。最新の技術動向に関する講演や、燃料電池自動車の試乗などを予定しております。水素エネルギー産業に興味をお持ちの企業経営者や幹部の皆様のご参加を、心からお待ちしております。
◇開催日:6月24日(火)
◇スケジュール 
 10:00〜12:00 燃料電池自動車運転試乗会(希望制)
 13:00〜16:55 講義
 17:00〜17:40 施設見学会(希望制)
 17:45〜19:00 交流会(希望制)  
◇場 所:水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)(福岡県糸島市富915-1)
◇プログラムはこちら↓
  http://www.f-suiso.jp/info/8712.html
◇受講料:3,000円(交流会 2,000円)
◇定 員:40名
◇申込締切:6月23日(月) (定員に達し次第受付を終了します。お申し込みはお早めに)
◇問い合わせ先:水素エネルギー国際研究センター 甲野
  TEL:092?802?3303 
  Mail : info@h2.kyushu-u.ac.jp 

■世界のヘッドライン(05月21日)
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2014/05/21 ヒュンダイ最初の量産燃料電池スポーツ用多目的車「ツーソン」が南カリフォルニアに到着(Hyundai)

〔訳注〕ヒュンダイ(Hyundai)の次世代燃料電池USV自動車「ツーソン(Tucson)」は本日、ロサンゼルス近郊のポートヒューメーニ(Port Hueneme)に上陸した。この車の最初の小売販売は、今後数週間以内に南カリフォルニアで行われる。

2014/05/21 ヨーロッパ最大の水素バス艦隊、オール・エネルギー会議で初めて公開(fuelcellworks)

〔訳注〕5月19日付けのアバディーン市((Aberdeen)で開催されるオール・エネルギー会議(All-Energy Conference)の記事の続報。会議初日の21日、ヴァン・ホール社(Van Hool)の製造した水素燃料電池バスが会議入り口に姿を現した。

2014/05/21 インテリジェント・エナジー社、2014年自動車技術会で統合されてコンパクトになった次世代の燃料電池発電ユニットを発表(Intelligent Energy)

〔訳注〕インテリジェント・エナジー社(Intelligent Energy)は本日、自動車技術会年次大会(JSAE Annual Congress)で、二輪と四輪車に簡単に統合するように設計された空冷式燃料電池発電ユニット「ゲン4(Gen4)」を発表した。この技術はスズキ株式会社と共同開発したもの。3.9kWの定格連続電流(Rated for continuous operation)は短時間であれば4kWを超えて提供することができる。

2014/05/21 セップの水素自動車、5月20日のケムニッツ工科大学とスポーツ・フェスティバルにゲスト出演(cep)

〔訳注〕ドイツ産業界が主導しているクリーン・エネルギー・パートナーシップ(Clean Energy Partnership:CEP)は5月20日、ケムニッツ工科大学(TU Chemnitz Campus)とスポーツ・フェスティバル(Sports Festival)にゲスト出演をして、試運転のためにヒュンダイ(Hyundai)、トヨタ(Toyota)、フォルクスワーゲン(Volkswagen)の燃料電池車を揃えた。

■06月04日のWEB LINK NEWS
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2014/06/04 <燃料電池>触媒に天然酵素、発電力1.8倍に 九州大(毎日新聞)

 燃料電池で触媒として使われる白金の替わりに天然酵素を使い、発電力を1.8倍にすることに九州大の小江(おごう)誠司教授(生物無機化学)らの研究班が成功した。水素と酸素を化学反応させる燃料電池は副産物が水だけのクリーンなエネルギーだが、触媒の白金が高価で埋蔵量に限りがあるのが難点だった。白金に勝る発電能力を持つ天然酵素による触媒の開発は世界で初めてという。

 小江教授らは鉄とニッケルを含む酵素ヒドロゲナーゼに着目。この酵素は細菌の中にあるが、空気中の酸素に触れると触媒機能が鈍くなるものが多かった。そこで、温度変化が大きい環境にいる細菌の中にあるヒドロゲナーゼに着目。酸素に触れても安定しているヒドロゲナーゼを見つけた。これをカーボンクロス(炭素繊維)に塗った電極を開発し、白金を用いた電池と性能を比べた。その結果、発電力が白金の1.8倍、一定量当たりの触媒機能が637倍となることを確認した。

 小江教授は発見した新酵素をS77と命名し「自然界の力で優れた燃料電池の実用化を目指したい」と話している。

 実験の結果は、ドイツの化学会誌アンゲバンテ・ケミー電子版4日付に掲載された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140604-00000115-mai-sctch

2014/06/04 トヨタ、燃料電池車発売へ 年内にも、市場でリード狙う(朝日新聞デジタル)

 トヨタ自動車が、二酸化炭素を出さずに走るエコカーの燃料電池車(FCV)について、今年末にも国内で市販する方向で検討していることがわかった。世界の自動車メーカーに先駆けて売り出し、市場の開拓でリードをねらう。

 トヨタはこれまで、「2015年中にFCVの市販車を投入する」と説明してきた。同社の関係者によると、愛知県豊田市の元町工場で年内にもセダン型の生産を始める準備を進めており、市販の時期は今年12月?来年1月を軸に検討している。生産は月100台前後とする予定だ。

 発売時期は最終的に、国の普及支援策などを見極めて決める考え。販売地域は、燃料を供給する水素ステーションがある首都圏や大阪、名古屋、福岡圏が中心で、価格は1千万円を切る見通しだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140604-00000043-asahi-bus_all
※写真あり

■海外ニュース
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<報告書/市場調査>
●2012年アメリカの燃料電池技術市場報告 (2013年12月19日)

 米エネルギー省(DOE)は、「2012年燃料電池技術市場報告――アメリカの燃料電池と水素技術の市場動向」と題したレポートを発表した。このレポートには、熱電併給システムやバックアップと補助電源ユニットだけでなく、フォークリフトのような物流運搬機器も含めた燃料電池の市場展開の成長が続いていることを強調している。全国ではアメリカの燃料電池の出荷は、2008年の1000ユニットから2012年には5000ユニット近くに成長した。そしてこの間に国内生産は2011年から2012年にかけて60%以上増加した。
http://energy.gov/articles/energy-dept-reports-us-fuel-cell-market-production-and-deployment-continues-strong-growth

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