燃料電池ワールド Vol.1649 (2014/05/29 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.1649
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■2014年05月29日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(05月14日)
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2014/05/14 バラード社、BAE社およびエルドラド・ナショナル社とともにカリフォルニア大学アーバイン校に燃料電池ハイブリッドバスを(Ballard power)

〔訳注〕バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)は、カリフォルニア州で環境に配慮した輸送技術を推進する団体「カルスタート(CALSTART)」と、カリフォルニア大学アーバイン校(University of California campus in Irvine)に2015年に燃料電池ハイブリッドバスを配備する契約を締結した。この契約には、パートナーのBAEシステムズ社(BAE Systems)とエルドラド・ナショナル社(ElDorado National)、そしてカリフォルニア大学アーバイン校が協力している。バラード社は、エンジニアリング・サービスとともに、同社の第6世代「FCベロシティ-HD6(FCvelocity-HD6)」電源モジュールを供給する。カリフォルニア大学アーバイン校とのこのプロジェクトは、「代替・再生可能燃料と自動車技術プログラム(Alternative and Renewable Fuel and Vehicle Technology Program)」のもとでカリフォルニア州エネルギー委員会(California Energy Commission)を通じて資金が提供される。

2014/05/14 アメリカ海軍研究所、無人潜水艇用のエネルギー密度の高い陽子交換膜を基本にした燃料電池エネルギー・システムの開発を続けるためにUTCエアロスペース・システムズ社を採用(UTC Aerospace Systems)

〔訳注〕UTCエアロスペース・システムズ社(UTC Aerospace Systems)は、「長耐久潜水艇推進力(Long Endurance Undersea Vehicle Propulsion:LEUVP)」エネルギー計画の次の段階を続行するためにアメリカ海軍研究所(Office of Naval Research:ONR)によって採用された。後続段階の期間で、以前はハミルトン・サンドストランド社(Hamilton Sundstrand)だったUTCエアロスペース・システムズ社は、直径21インチの無人潜水艇(Unmanned Undersea Vehicle:UUV)で使う陽子交換膜を基本にした燃料電池エネルギー・システム(Proton Exchange Membrane based Fuel Cell Energy System:PES)の設計と開発を続ける。
2014/05/14 アクタ社、複数の電解槽の注文を確保(acta)

〔訳注〕アクタ社(Acta S.p.A.)は、長い間の顧客の一人であり、台湾で通信バックアップ電源燃料電池システムを統合しているエム-フィールド・エナジー社(M-Field Energy Ltd)から15基の500L/hの能力を持つ電解槽を受注した。また、エム-フィールド・エナジー社は、アクタ社の小型電解槽ユニットを注文し、それはまもなく出荷される。

2014/05/14 WGL社とブルーム・エナジー社、サンタ・クララ郡に2.6MW燃料電池を設置(WGL)

〔訳注〕WGLホールディングス社(WGL Holdings, Inc.)は、子会社のワシントン・ガス・エナジー・システムズ社(Washington Gas Energy Systems:WGESystems)を通して、カリフォルニア州サンタ・クララ郡(Santa Clara County)へのブルーム・エナジー社(Bloom Energy)の2.6MW級燃料電池導入プロジェクトを発表した。ワシントン・ガス・エナジー・システムズ社は、ブルーム・エナジー社の2.6MW級プロジェクトに資金を提供し、建造し、所有・操業して、20年間の電力購入契約(power purchase agreement:PPA)のもとで生産したすべての電力をサンタ・クララ郡に販売する。燃料電池システム「ブルーム・エナジー・サーバース(Bloom Energy Servers)」は毎年約500万ポンドで、郡の炭素排出量を削減し、天然ガスとバイオガスを使ってクリーンで信頼性の高い電力を生産する。

■05月28日のWEB LINK NEWS
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特にありません。

■海外ニュース
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<燃料/貯蔵>
●オランダに新しい水素ステーションが誕生 (2013年12月04日)

 新しい水素燃料ステーションが、オランダのヘルモント市(Helmond)に開設した。ヘルモント市の自動車産業のホットスポットである「オートモーティブ・キャンパスNL(AutomotiveCampusNL)」の一角に建設され、EUの「ヨーロッパ地域間のフランドルとオランダの水素の地域戦略プログラム(European Interreg IV Flanders-Netherlands program)」が支援している非営利組織「ウォーターズトフネット(WaterstofNet)」が所有している。オランダの多国籍建設会社バラスト・ネダム社(Ballast Nedam)によって建設されたこの水素燃料ステーションは、ハイドロジェニックス社(Hydrogenics)の電解槽「ハイスタット(HySTAT)」を所持し、一日当たり65kgまでの水素を供給できる。ステーションは、水素バスと水素駆動ゴミ収集車の小さな車両艦隊の新たな試作車の燃料補給に使われる。今後数カ月以内にステーションは、700バールのディスペンサーを装備するように拡張される。
http://www.hydrogenics.com/about-the-company/news-updates/2013/12/04/new-hydrogen-fueling-station-and-bus-launched-in-the-netherlands-with-hydrogenics-technology(参考)ヨーロッパ地域間のフランドルとオランダの水素の地域戦略プログラム(European Interreg IV Flanders-Netherlands program)は、EUの国境を越えた地域間協力の促進を目的としている。ウォーターズトフネット(WaterstofNet)は、複数の地域間協力に関する非営利組織である。

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