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□燃料電池ワールド Vol.1644
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■2014年05月22日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン(05月07日)
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2014/05/07 経済産業省、燃料電池自動車の普及を促進する新基準となる圧縮水素充てんステーションの技術基準を改正(METI)
〔訳注〕経済産業省(Ministry of Economy, Trade and Industry:METI)は4月21日、2015年の燃料電池自動車の本格的な普及に向けた準備の一環として、一般高圧ガス保安規則(General High Pressure Gas Safety Ordinance)と高圧ガス保安法(High Pressure
Gas Safety Act)の他の省令を改正した。これらの改正は、既存の圧縮天然ガス充てんスタンド(compressed natural gas filling station)に圧縮水素充てんステーション(compressed hydrogen filling station)を併設することなどを含んでいて、水素充てんステーションの開発を促進することが期待される。
2014/05/07 パートナーシップは米航空宇宙局のヘリウム回収用の燃料電池を実証(University of Hawai?i at M〓noa)
〔訳注〕ハワイ大学マノア校(University of Hawai‘i at M〓noa)のハワイ自然エネルギー研究所(Hawai?i Natural Energy Institute:HNEI)は、シエラ・ロボ社(Sierra Lobo Inc.)とともに陽子交換膜型燃料電池(proton-exchange-membrane fuel cell)を用いて、米航空宇宙局(NASA)ステニス宇宙センター(Stennis Space Center)のロケットエンジン試験場で生成された水素/ヘリウム混合物(hydrogen/helium mixtures)から高純度のヘリウムを回収する実証実験を行った。
2014/05/07 燃料電池メーカーのハイドロジェニックス社の損失、より高い経費で拡大(Reuters)
〔訳注〕カナダの燃料電池メーカーのハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corp)は、高い経費と減収によって第一四半期に大きな損失を被ったと報告した。
2014/05/07 豊富で費用がそれほどかからない水分解光触媒を発見(National Institute for Materials Science:NIMS)
〔訳注〕日本の独立行政法人物質・材料研究機構(National Institute for Materials Science:NIMS)の研究者たちは、エネルギー源として太陽光を使って水から水素燃料の生成を容易にする新しい光触媒、Sn3O4を発見した。彼らの実験は、この物質は酸化チタン(TiO2)を活性化しない可視光線にさらされたときに、水素の生成につながる水分解反応を促進することを明らかにした。
2014/05/07 未来の電話はマイクロ燃料電池とアルコールによって電力を得ることができるかもしれない(aalto University)
〔訳注〕フィンランドのアールト大学(aalto University)のジャンマリア・スコッティ(Gianmario Scotti)は、マイクロ燃料電池を組み立てるための経済的で素早い方法を開発した。マイクロ燃料電池で通常使われるシリコンの替わりにアルミニウムを使い、一つのセルの大きさは14×14平方ミリメートルでその厚さは1ミリメートル程度である。
■05月21日のWEB LINK NEWS
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2014/05/21 トヨタは燃料電池車に「強気」-加州の水素ステーション整備で(Bloomberg)
5月21日(ブルームバーグ):北米トヨタのジム・レンツ最高経営責任者(CEO)は、米カリフォルニア州が2年以内に50カ所余りに水素ステーションを整備する計画について、同社幹部は2015年に発売を予定している「カムリ」サイズの燃料電池車(FCV)の販売見通しに「強気」になっていると述べた。
レンツCEOは「商品そのものやカリフォルニアで今後整うインフラを考慮すると、われわれはFCVに一段と強気だ」とした上で、「電気自動車(EV)の時よりFCVに強気だ。FCVのコストはEVを大幅に下回ることになると考えている」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140521-00000071-bloom_st-bus_all
2014/05/21 NIMSなど、窒化ホウ素薄膜の酸素還元触媒としての可能性を実証(マイナビニュース)
物質・材料研究機構(NIMS)は5月19日、北海道大学(北大)と共同で、絶縁体である窒化ホウ素(Boron Nitride:BN)が金電極表面に担持されると、燃料電池の重要な反応である酸素還元反応の電極触媒として機能することを理論的に提唱し、実験的に証明することに成功したと発表した。
同成果は、NIMS 国際ナノアーキテクトニクス拠点およびナノ材料科学環境拠点の魚崎浩平フェローらによるもの。北大 大学院理学研究院の武次徹也教授らと共同で行われた。詳細は、米国化学会誌「Journal of the American Chemical Society」、種々の窒化ホウ素を用いた実験結果の詳細については英国化学会「Physical Chemistry Chemical Physics」のオンライン版に掲載された。
今回の触媒は白金に比べてまだ活性は低いものだが、このように理論計算と実験の融合により新規触媒材料の探索・設計に対して、極めて有効な指針を提供できることを示すことができた。このようなアプローチが白金を使用しない燃料電池用電極材料の今後の開発に結びつくものと期待されるとコメントしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140521-00000037-mycomj-sci
2014/05/21 自動車メーカー、他社牽制力ランキング トップはトヨタ…パテント・リザルト(レスポンス)
パテント・リザルトは、独自に分類した自動車メーカーの企業を対象に、2013年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された件数を企業別に集計した「自動車メーカー 他社牽制力ランキング2013」をまとめた。
この集計により、直近の技術開発において各社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになる。集計の結果、2013年に最も引用された企業は、トヨタ自動車の9426件、次いで日産自動車の5401件、本田技研工業の3987件となった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140521-00000012-rps-bus_all
2014/05/21 一生を1社、1仕事で終えるのがマイノリティになる時代(誠 Biz.ID)
●1つの会社、仕事を長く続けたいなら、会社の「ブラックボックス」を狙え
基本的には、1つの会社に一生勤めるというケースは今後確実に少なくなっていきます。だからといって絶対にないわけではありません。今後はかなりマイナーな働き方になると予測されますが、1つの会社にずっと勤めたいのであれば、会社の「ブラックボックス」になっている部署で働くことをおすすめします。なぜなら、この部署に所属していれば、会社としては辞められると困ってしまうので、その会社が潰れない限りはクビになるリスクは最小だからです。
この「ブラックボックス」というのは、会社が社外に絶対出したくない技術やノウハウのことです。自動車なら昔は内燃機関(エンジン)がそうでした。最近ではハイブリッドや燃料電池にその中心が移りつつあります。家電などでは電池技術が同じように重要です。これらのブラックボックス関連の仕事に携わっていれば、もしも会社に何かあったとしても、部門だけは買収されたり他社から同じ仕事内容でオファーが来るはずです。例えば、電池であれば韓国メーカーなどが放っておかないでしょう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140521-00000016-zdn_b-bus_all
2014/05/21 GM 燃料電池で累計300万マイル(約480万km)を達成(clicccar)
次世代の燃料電池電気自動車(FCEV)でタッグを組むGMとホンダ。GMは2007年から燃料電池電気自動車「シボレー・エクイノックス」を使い、北米で「プロジェクト・ドライブウェイ」という実証実験を119台で実施。5000人以上のドライバーから燃料電池技術の機能と運転性能に関するフィードバックを得ています。
今回、GMは燃料電池電気自動車(FCEV)の実証実験において、水素を動力源とした公道走行で累積300万マイル(480万km)を達成したことを発表しました。
GMのグローバル燃料電池エンジニアリング担当エグゼクティブ・ディレクターであるチャーリー・フリース氏は「これらの燃料電池車は、7シーズンの冬と広範囲におよぶ環境条件を経験し、現実の世界でのドライバーの要求を満たすことができることを証明しています」と語っています。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140521-00010002-clicccarz-bus_all
■海外ニュース
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<ポータブル/バックアップ電源>
●バラード社、インド通信プロジェクトに参加 (2013年12月10日)
バラード・パワー社(Ballard Power)は、インドの携帯電話会社アイデア・セルラー社(Idea Cellular)のインド通信ネットワークの試験プロジェクトのために燃料電池システム「エレクトラゲン-ME(ElectraGe-ME)」を提供している。この燃料電池システムは、五つの無線基地ステーションで連続して電力を生産するために太陽光発電とともに使われる。このプロジェクトおよび実現可能性の検討のための資金は、米国貿易開発庁(United States Trade and Development Agency:USTDA)からの補助金を通して求めることが可能である。この試みは2014年早々に予定されている。
http://www.ballard.com/about-ballard/newsroom/news-releases/news12101301.aspx
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