燃料電池ワールド Vol.1643 (2014/05/21 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.1643
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■2014年05月21日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(05月06日)
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2014/05/06 ヒュンダイ自動車、水素燃料電池自動車の実証を支援する欧州委員会から3年連続で選ばれる(Hyundai)

〔訳注〕ヒュンダイ自動車(Hyundai Motor)の燃料電池自動車「ix35」は、水素燃料電池技術の実際的な利益を実証するために欧州委員会(European Commission)が支援している「燃料電池および水素共同事業機構(Fuel Cells and Hydrogen JointUndertaking:FCH-JU)」によって3年連続で選ばれた。

2014/05/06 シンビオフセル社、新パートナーとしてミシュラン・グループとともに成長(Symbio Fcell)

〔訳注〕フランスの自動車用燃料電池メーカー、シンビオフセル社(SymbioFCell)は、製品工業化と事業開発の資金を調達するために資本を増加することを決定した。そして、ミシュラン社(Michelin)はシンビオフセル社に特別な意味を持った少数出資者となった。それゆえミシュラン社はこの資本増強で、設立者や経営者、そして幾つかの投資ファンドを含むこれまでの株主に加わった。シンビオフセル社は、燃料電池の先駆者として知られている。その成功は、商用電気実用車のなかでトップクラスの積載スペースを持っているルノー・カングーZE(Renault Kangoo ZE)に燃料電池レンジエクステンダー(fuel cell range extender)を統合したことである。ヨーロッパでの使用が承認され、カングーに装備された燃料電池レンジエクステンダーは現在、フランス郵便局のラ・ポスト(La Poste)のような主要な商業艦隊の使用車としてテストされている。

2014/05/06 ヒッカム空軍基地で初登場する水素自動車(Stars & Stripes)

〔訳注〕オアフ島(Oahu)には、プラグイン電気自動車に充電するステーションの中央の指導者がいて、彼らがいる近い将来、一般の人々に水素を提供するために必要なインフラを開発することは計画されない。燃料電池自動車が利用可能な水素の供給は、太陽光発電による電解槽が水から水素を採取するために使用されているヒッカムとショフィールド・バラックス(Schofield Barracks)の基地で提供されている。第3の水素燃料ステーションは、カネオヘ(Kane?ohe)の海兵隊基地ハワイで建設中である。州議会議員たちは先週、州石油税の分け前の一部を「水素の製造貯蔵及び供給インフラの整備」に充てる法案を否決した。水素インフラの開発を許可する法案の否決は、この提案を支持したハワイ自動車販売協会(Hawaii Auto Dealers Association)によれば、ハワイのクリーン・エネルギーに対する努力を吹き飛ばすことになった。

2014/05/06 ナノフレーム触媒の知見は燃料電池の展開で大きな打開策となるかもしれない(DOE)

〔訳注〕エネルギー省(Energy Department)のバークレー(Berkeley)およびアルゴンヌ国立研究所(Argonne National Labs)の研究者たちは、白金をおよそ85%少なく使用し、従来の触媒よりも30倍以上も活性な燃料電池触媒の新しい種類を開発した。

■05月20日のWEB LINK NEWS
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2014/05/20 ホンダウエルカムプラザ青山で新型燃料電池車「FCEV CONCEPT」を日本初披露 / 入場無料で5月24日?6月6日に開催。水素から電気を取り出す仕組みなども紹介(Impress Watch)

 ホンダウエルカムプラザ青山で、FCV(燃料電池車)のコンセプトモデル「FCEV CONCEPT」の特別展示が5月24日?6月6日に実施される。入場無料。

 2013年11月?12月に開催されたロサンゼルスオートショーで世界初公開されたFCEV CONCEPTは、FCVが本格的な普及期を迎える2015年に向け、さらなる性能向上とコストダウンを目指して開発された本田技研工業の次世代FCVコンセプトカー。従来型より約33%小型化した新開発のFC STACKを搭載し、100kW以上の高出力と3kW/L以上の出力密度を実現。さらに70Mpaの高圧水素貯蔵タンクを搭載することで、300マイル以上という航続距離を手に入れている。ホンダの伊東孝紳社長が「このコンセプトカーをベースにしたFCEVの新モデルを2015年に日本市場に投入する」と表明しており、将来的に日本の公道上を走るFCVを意識したコンセプトモデルとして注目度の高い車両。日本での一般公開はこの展示が最初となる。

 このほかに会場では、ホンダの歴代FCV「FCX」「FCXクラリティ」の車両展示、FCEV CONCEPTに搭載されている最新の「Honda FC STACK」や「可搬型インバータボックス」「ソーラー水素ステーション用 高圧水電解装置・ディスペンサ」などの単体展示を実施。このほか、水素と酸素から電気を作り出す仕組みを分かりやすく解説する「水素小僧」も用意される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140520-00000102-impress-ind
※写真あり

■海外ニュース
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<定置用電源>
●フュエルセル・エナジー社、2億kWhを突破 (2013年12月10日)

 フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy)は、同社の燃料電池発電所「ダイレクト・フュエルセル(Direct FuelCell)」の稼働が2003年の初めての商業的な設置以来、2億ワット時以上という重要な出来事に到達した。現在は世界中に50以上の場所で110基以上の発電所が設置されている。
http://fcel.client.shareholder.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=812803

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