燃料電池ワールド Vol.1642 (2014/05/20 09:20)

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□燃料電池ワールド Vol.1642
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■2014年05月20日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(05月05日)
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2014/05/05 2020年のオリンピックは水素燃料電池自動車を使用する(The Yomiuri Shimbun)

〔訳注〕日本の先端技術を世界に披露するため、東京都(Tokyo metropolitan government)は2020年のオリンピックとパラリンピックで選手の輸送に水素燃料電池自動車を使用する計画である。都は今月、戦略会議を立ち上げる予定。

2014/05/05 リライオン社、AT&T社の2013年サプライヤー多様性クリスタル賞を受賞(ReliOn)

〔訳注〕リライオン社(ReliOn)は昨年に続き2年連続で、AT&T社の2013年サプライヤー多様性クリスタル賞(Supplier Diversity Crystal Award)を受賞した。

2014/05/05 オールジャ・フュエルセルズ社、効率とコスト削減を増進させる二つの特許をロスアラモス国立研究所から取得(Oorja Fuel Cells)

〔訳注〕オールジャ・フュエルセルズ社(Oorja Fuel Cells)とロスアラモス国立研究所(Los Alamos National Laboratory:LANL)は本日、米国エネルギー省(U.S. Department of Energy)のエネルギー効率と再生可能エネルギー局(Office of Energy Efficiency and Renewable Energy:EERE)とのプログラムを通じて、ロスアラモス国立研究所が開発した二つの重要なエネルギー技術をオーラジャ社が活用できる技術供与契約を結んだことを発表した。ロスアラモス国立研究所の早期ライセンス・プログラム(Express Licensing Program)を通して利用可能になったこの技術は、電力系統を基にした直接メタノール型燃料電池(direct methanol fuel cell:DMFC)の電力密度とコスト削減を目的としている。

2014/05/05 燃料電池システムズ社の英国ソレント6.50レース(FCS)

〔訳注〕この記事はイギリスのヨットレースの記事で、英国本土とワイト島の間の海峡ソレント(The Solent)の本土側にあるハンブル(Hamble)からイギリス海峡を通ってフランスのブルターニュ半島を回り込んでラ・トリニテ・シュル・メール(La Trinit〓-sur-mer)までのヨットレースが、ロイヤル南ヨット・クラブ(Royal Southern Yacht Club)主催で5月3日から始まっている。このレースはクラシックミニ・シリーズ(ClasseMini Series)のイギリスの公式レースである。これにフュエルセル・システムズ社(Fuel Cell Systems:FCS)がサポートをして今回で3年目になる、という記事。

2014/05/05 マントラ社、オーストラリア特許の許諾を発表(Mantra)

〔訳注〕マントラ・ベンチャー・グループ社(Mantra Venture Group)とその子会社マントラ・エナジー・オールターナティブズ社(Mantra Energy Alternatives)は、彼らの重要な二酸化炭素の電気化学的固定化(Electro-Reduction of Carbon Dioxide:ERC)技術のオーストラリア特許の受諾通知を受け取った。

●2014/05/04 配信はありません。
●2014/05/03 配信はありません。

■05月19日のWEB LINK NEWS
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2014/05/19 東京電力と東京ガス、一緒にやるのが最適(東洋経済オンライン)

 2016年をメドに予定される家庭向けを含めた電力小売りの参入全面自由化。都市ガスについても議論の進展いかんで、電力と同時の小売り全面自由化が見込まれる。地域独占、総括原価方式という電力・ガス業界の根本的枠組みが2年後にも崩れるため、新規参入を狙う企業など関連業界は対応に大わらわだ。

 都市ガス業界最大手の東京ガス <9531> も電力小売り参入の戦略を練る専門部隊を立ち上げ、準備を加速している。同時に、競争力を高めるため、東京電力を含めた他社との連携強化を模索するなど、経営陣の構想力や交渉力が問われる局面となっている。今後、どのような戦略で全面自由化市場へ対処していくのか、4月に社長に就任した広瀬道明氏に聞いた。

 ――ガスで発電する家庭用燃料電池エネファームや工場のコージェネ(熱電併給)を自由化時代にどう位置付けているか。

 当社では発電とは別に、燃料電池やコージェネを通じてかなり昔から関わってきた。エネファームやコージェネはまさに大きな意味で電力とガスをつなぐものだと考えている。われわれは昔から地産地消の分散型電源でエネルギー効率が高いものとして、コージェネに取り組んできた。

 09年に市場投入したエネファームは累計販売台数が3万台で、価格的にもだいぶ下がってきた。現状は、メーカーも住宅メーカーも当社もみな赤字。今しばらくは政府の支援(補助金)も必要だが、20年までには一本立ちできるようにしたい。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140519-00037751-toyo-soci

2014/05/19 奈良県生駒市が、低炭素なまちづくりに向けた事業計画を募集(マイナビニュース)
奈良県生駒市は、環境モデル都市の名にふさわしい先進的な住宅地のモデルとなる事業計画を募集している。応募締め切りは6月16日。
同市では、平成27年1月に閉鎖予定の北大和グラウンド(生駒市北大和3丁目)の跡地を、太陽光発電や燃料電池を設置したスマートコミュニティとして整備する計画を進めている。この計画では学研北生駒駅周辺地区の「低炭素まちづくり計画(平成26年度策定予定)」の対象地域に含めることを前提にしており、もっとも優れた事業計画を提案した事業者に北大和グラウンドを売却するという。
事業計画には、ヒートアイランド対策、消費エネルギー自給推進、地域全体でのエネルギーの見える化、エネルギーの最適供給・利用を総合的に管理するシステム導入および市民の利便性の向上などが求められている。6月下旬にプロポーザル方式で事業者を決定。その後、平成27年4月上旬に所有権の移転を行うとのこと。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140519-00000133-mycomj-life

2014/05/19 【エコ&セーフティ神戸14】ホンダ、FCXクラリティと外部給電装置を展示(レスポンス)
5月17日・18日に神戸市で環境省による「エコ&セーフティ神戸カーライフ フェスタ2014」が開催された。
今回ホンダは、燃料電池電気自動車『FCXクラリティ』と「外部給電装置」を展示した。これらは、埼玉県庁での水素システム実証試験中のシステムだ。
展示されたFCXクラリティと外部給電装置の特長としては、1.外部給電装置として可搬型インバータボックスを使用、最大9kWの外部強電が可能、2.9kWの電力を連続して7時間以上供給する能力があり一般家庭の使用電力6日分に相当する、3.被災地の避難所のように規模の大きな施設の非常用電源に利用可能、4.燃料電池による大出力の外部給電が可能だという点が上げられる。
この外部給電装置の外形寸法は、高さ628mm×幅623mm×奥行き368mmで、FCXクラリティのトランクに収納可能な大きさ。重さは49.5kgで一人で持ち上げるのは難しい重さだ。
FCXクラリティのトランクには外部給電装置のコネクタを接続するソケットが備えられており、外部給電装置の接続は簡単だ。
外部給電装置には、15Aが6個、30Aが3個の交流コンセントが設けられている。これだけのコンセント数があれば、災害時の避難所での使用にも対応できるだろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140519-00000067-rps-ind
※写真あり

2014/05/19 <東邦ガス>エネファームめぐり愛知の男女5人が提訴(毎日新聞)

 ガスから電気と湯を作る家庭用燃料電池システム「エネファーム」を購入した愛知県内の男女5人が19日、販売元の東邦ガス(本社・名古屋市)が作製したパンフレットに虚偽記載があったとして、設置費用計1293万円の支払いを求める訴えを名古屋地裁に起こした。

 訴状などによると、東邦ガスのパンフレットには、エネファーム導入によって光熱費が年間約5万円削減できると記載されていた。しかし、冬場は保温のために給湯器が稼働するためガス料金が高くなったとし、原告側代理人は「光熱費が年間約3万円増えた人もいる」と主張している。同社は「訴状が届いておらずコメントできない」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140519-00000101-mai-soci

■海外ニュース
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<輸送>
●最初の2台の燃料電池自動車がフランスに到着 (2013年12月06日)

 ヒュンダイ自動車フランス社(Hyundai Motor France)とエア・リキード社(Air Liquide)は、フランスに登録された2台の初の燃料電池自動車を納車した。これはグルノーブルの近くのサッスナージュ(Sassenage)に配備される。2台のix35は、ヒュンダイ社が韓国のウルサン(Ulsan)の工場で2015年までに作る計画の1000台の燃料電池自動車の一部である。
http://airliquide.com/en/rss/air-liquide-gets-the-keys-to-the-two-first-fuel-cell-electric-vehicles-registered-in-france.html

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