燃料電池ワールド Vol.1640 (2014/05/16 10:40)

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□燃料電池ワールド Vol.1640
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■2014年05月16日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

※昨5月15日は、パソコントラブルで発行できませんでした。ご了承下さい。

■世界のヘッドライン(05月01日)
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2014/05/01 トヨタ、カリフォルニア地域内で水素充てんネットワークを促進するために資金援助を提供するファーストエレメント社と協力(Toyota)

〔訳注〕米国トヨタ自動車販売株式会社(Toyota Motor Sales, U.S.A., Inc.:TMS)と子会社のトヨタ・モーター・クレジット・コーポレーション(Toyota Motor Credit Corporation:TMCC)は、カリフォルニア州の新しい水素充てんステーションの長期的な運用・保守を支援するために、ファーストエレメント・フュエル社(FirstElement Fuel Inc.:FE)と金融協定のグループに入ったことを発表した。トヨタはまた、トヨタのサンフランシスコ地域事務所に公共的な水素充てん施設を建設する予定の水素供給業者リンデ社(Linde)と協力する。

2014/05/01 フュエルセル・エナジー社、ブリッジポート大学に高効率で環境に優しい燃料電池発電所の設置を発表(fuelcell energy)

〔訳注〕フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc.)は、コネチカット州の私立大学ブリッジポート大学(University of Bridgeport)に、構内の電力需要の約80%を供給する1.4MW級燃料電池発電所を設置するプロジェクトを発表した。

2014/05/01 ビジョン・インダストリーズ社、燃料電池電気廃棄物トラックの実証でエネルギー省の賞を通知される(Vision Industries)

〔訳注〕ビジョン・インダストリーズ社(Vision Industries)は燃料電池電気廃棄物トラック(Fuel Cell Electric Refuse Truck)を建造するために、米国エネルギー省の中小企業革新研究/中小企業技術移転プログラム(SBIR/STTR Program:DOE FOA 0001406)の第1段階の承認を獲得した。この提案の下でビジョン社は、燃料電池電気廃棄物トラックの実証を行うためにカリフォルニア州サンタモニカ市の公共事業部門(Public Works Division)と連携する。助成金の第1段階では、ビジョン社が試作品の実現可能性調査及び経済性評価を提供し、第2段階では実際の車両の組み立てとテストを行う。

2014/05/01 SFCエナジー社、新しく極寒対応の燃料電池「イーフォイ・プロキャビネット(EFOY ProCabinet)」を発売し、カナダにイーフォイ・サービス・センター(EFOY service center)を開設(sfc energy)

〔訳注〕ドイツのSFCエナジー社(SFC Energy)は、4月30日と5月1日の2日間、カナダのエドモントン(Edmonton)で開催されているISAオートメーション展示会&会議(ISA Automation Expo & Conference)に、新型の燃料電池「イーフォイ・プロキャビネット(EFOY ProCabinet)」を披露している。これはマイナス40℃/40°Fに温度が下がるカナダの冬に系統電源から外れた石油とガス機器に期待通りの電力を供給するために、SFCエナジー・グループ・メンバーのシマーク・コントロールズ社(Simark Controls)の石油・ガスの専門家と協働して開発された。そして、北米の顧客に迅速なサービスを提供するために、カナダのカルガリー(Calgary)にサービス・センターと倉庫を開設した。

2014/05/01 ブリッジポート大学とフュエルセル・エナジー社、燃料電池契約を発表(University of Bridgeport)

〔訳注〕この「世界のヘッドライン」に掲載されるニュースは発表された時間順に下から並ぶので、上にあるフュエルセル・エナジー社発の記事はこのニュースの後のものである。ブリッジポート大学(University of Bridgeport)のウィラー・レクリエーション・センター(Wheeler Recreation Center)の隣に設置されるフュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy)の燃料電池は4月28日に契約が締結された。その内容は、1.4MW級燃料電池発電所は今後12年間、フュエルセル・エナジー社が設置・所有して操業し、キャンパスの建物に熱と電力を提供するために大学に電力を販売する、というもので、年間7000トン以上の炭素排出量を削減する。大学はこの期間中、エネルギー・コストを推定350万ドル節約する。

2014/05/01 水素エネルギー専門家ピーター・ホフマンは78歳で亡くなる(enr.com)

〔訳注〕水素エネルギーや燃料電池の長年の記録者であるピーター・ホフマン氏(Peter Hoffmann)が4月18日、心臓発作で亡くなった。78歳。

■05月14〜15日のWEB LINK NEWS
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2014/05/14 米加州が水素ステーション事業助成=米ファーストエレメント〔BW〕(時事通信)

 【ビジネスワイヤ】水素供給ステーション事業の米ファーストエレメント・フューエルは、米カリフォルニア州エネルギー委員会が同社に2760万ドルの助成を決定したと発表した。助成金は、2015年秋までに水素供給ステーションのネットワークを構築するために使用される。同社は、まず19カ所のステーション運営を同時期に開始する計画。カリフォルニア州は、2025年までにゼロエミッション車150万台の実現を目指している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140514-00000020-jijc-biz

2014/05/15 北大和グラウンド 「スマコミ」に整備 奈良(産経新聞)

 生駒市は、来年3月に閉鎖される北大和体育施設(北大和)のグラウンドの土地約3万平方メートルを宅地として、環境配慮型都市「スマートコミュニティ」に整備する民間事業者に売却する。基準価格は1平方メートル当たり4万3千円で、6月16日まで事業計画を募集し、来月下旬に事業候補者を決定する。

 「関西一魅力的な住宅都市」を目指すとしている同市は、24年11月からスマートコミュニティ推進要綱を施行。太陽電池や燃料電池を設置するなどの要件を満たせば各世帯に奨励金が交付される制度も創設した。昨年はミサワホーム近畿(大阪市)が「オナーズヒル白庭みなみ丘」(あすか野北、1万7千平方メートル)50戸を整備している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140515-00000020-san-l29

■海外ニュース
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<報告書/市場調査>
●北米における先進的電動フォークリフト技術(2013年11月)

 ナビガント・リサーチ社(Navigant Research)は、「北米の先進的電動フォークリフト技術(Advanced Electric Forklift Technologies in North America)」を刊行した。この中では、北米のフォークリフト市場における燃料電池や高速充電器、リチウムイオン電池の収入は、2013年の1億2100万ドルから増えて、2020年には5億5600万ドルに達するだろうと予測している。
http://www.navigantresearch.com/research/advanced-electric-forklift-technologies-in-north-america

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