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□燃料電池ワールド Vol.1639
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■2014年05月14日発行
◆燃料電池NPO pemdream
※ヘッドラインのタイトルに( )内に英語で出典を入れるようにしました。
■世界のヘッドライン(04月30日)
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2014/04/30 「H2ファースト(H2FIRST)」プロジェクトの広範囲にわたる水素燃料補給インフラの目標(Sandia National Lab)
〔訳注〕水素燃料電池自動車は、その数の増加が押し寄せ続けるだけでなく、彼らに燃料を供給するためのインフラも膨らむ必要がある。この目的を達成するために、エネルギー省(Energy Department)が立ち上げ、サンディア国立研究所(Sandia National Laboratories)と国立再生可能エネルギー研究所(National Renewable Energy Laboratory:NREL)が率いる新しいプロジェクトが、2013年にエネルギー省と業界関係者が導入した水素インフラに挑戦する官民パートナーシップ「H2USA」を支援するために働く。エネルギー省のエネルギー効率と再生可能エネルギー局(Office of Energy Efficiency and Renewable Energy)内の燃料電池技術部(Fuel Cell Technologies Office)によって設立された「水素燃料インフラ研究とステーション技術:H2ファースト(Hydrogen Fueling Infrastructure Research and Station Technology:H2FIRST)」プロジェクトは、既存の、そして新興の国立研究所の中核能力に頼り、新しい燃料供給ステーションのコストと時間を削減し、ステーションの有用性と信頼性を向上させることが目的である。パートナーには、アメリカのゼロ・エミッション車の中心地として広くみなされているカリフォルニア州から幾つかの機関が含まれる。カリフォルニア州大気資源局(Air Resources Board)委員長メアリー・D・ニコルズは、「この新しいプロジェクトは、水素燃料電池自動車のビジネス市場の立ち上げを支援する燃料補給インフラの活用を加速するために、重要な連邦政府のノウハウと資源を持ってくる。カリフォルニア州は、次の10年で少なくとも100の水素充てんステーションを展開する」と述べた。
2014/04/30 フュエルセル・エナジー社、再生可能分散型電源開発のためにユナイテッド・イルミネーティング社に超クリーンで効率的な5.6MW級燃料電池発電所を販売(fuecell energy)
〔訳注〕フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc.)は、コネチカット州ブリッジポート(Bridgeport)の電気事業のユーティリティであるUILホールディングス社(UIL Holdings Corporation:UIL)の子会社ユナイテッド・イルミネーティング社(United Illuminating:UI)に2.8MW級燃料電池プラントを2基、販売した。これらの燃料電池は、約5600の家庭に電力を供給するために送電網への継続的なベースロード電力を提供する。
2014/04/30 カリフォルニア州、水素輸送を推進するためにH2USAに参加(FuelCellWorks)
〔訳注〕カリフォルニア州エネルギー委員会(Energy Commission)と大気資源局(Air Resources Board)は本日、米国エネルギー省(U.S. Department of Energy)が主導する官民パートナーシップ「H2USA」に参加した。
2014/04/30 米国エネルギー省、水素汚染検出器の情報の要請を発する(doe)
〔訳注〕米国エネルギー省(U.S. Department of Energy)燃料電池技術部(Fuel Cell Technologies Office)は、既存の、または潜在的な水素汚染検出器(hydrogen contamination detectors:HCDs)と関連する要素に関心を持つ利害関係者からの意見を求めて、5月19日までに情報提供の依頼を発した。これには資金調達は含まれていない。
■05月13日のWEB LINK NEWS
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2014/05/13 日本の「FCV」普及推進に・・・ガソリン車は「大打撃」を避けられぬだろう=中国メディア(サーチナ)
中国メディアの汽車点評は7日、「日本は東京五輪を機会に燃料電池車の普及を力強く推進する方針」と報じ、「FCVが普及すれば、ガソリン車といった伝統的な自動車に対しては大きな打撃となる」と論じた。
さらに記事は、日本メディアの報道を引用し、20年東京五輪でも選手や大会関係者の交通手段としてFCVが投入される見込みと紹介。続けてトヨタ自動車の豊田章男社長が「東京五輪は日本の技術を海外に披露する良いチャンス」と語ったことを伝える一方、「FCVが普及すれば、ガソリン車といった“伝統的な自動車”にとって、避けることができな大きな打撃になるだろう」と論じた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140513-00000016-scn-bus_all
2014/05/13 ポール・ウォーカー事故死ーー運転者の未亡人がポルシェを提訴(女性自身)
『ワイルド・スピード』シリーズで知られる俳優のポール・ウォーカーが、自動車事故でこの世を去ってから約半年。車を運転していたウォーカーの友人、ロジャー・ロダスも同じく命を落としたが、ロダスの妻が事故車を製造したポルシェを相手取り、訴訟を起こしたことがわかった。TMZが報じている。
また、ロダス夫人は事故車にはしかるべきクラッシュケージがついておらず、レース用の燃料電池も搭載されていなかったことにも言及。燃料電池はレース車両が一般的に積んでいるもので、万が一事故を起こしたときでも火が着きにくいため、爆発を防ぐことができるという。
「カレラGTはほぼレースカーと同じ仕様であるにも関わらず、レースカー用の安全対策がほとんど施されていなかった。ポルシェ側はこれまでにもカレラGTが数多く起こしてきた致命的な事故を無視してきた」ーーロダス夫人はこの点を主張して争うと見られる。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140513-00010004-jisin-ent
2014/05/13 トヨタが6期ぶり最高益、なぜ"トヨタ"はこんなに強いのか?(マイナビニュース)
トヨタ自動車は、2014年3月期決算で、6年ぶりに最高益を更新しました(表参照)。ソニー・シャープ・パイオニアなど、かつての輝きをなくして苦しむ日本企業が多い中、なぜ、トヨタは強いのでしょう。
足元の利益にはまったく貢献していませんが、燃料電池車など、次世代自動車の開発でも先行していることが、トヨタの将来も続く強さにつながると思います。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140513-00000129-mycomj-life
2014/05/13 GM、燃料電池の実証実験で累積480万キロを達成(carview!)
米ゼネラルモーターズ(GM)は現地時間5月12日、燃料電池電気自動車(FCEV)の実証実験において、水素を動力源とした公道走行で、累積300万マイル(480万km)を達成したと発表した。
この実証実験「プロジェクト・ドライブウェイ」では、燃料電池電気自動車「シボレー エクイノックス」を119台使用し、2007年から北米で実証を開始、これまでに5000人以上のドライバーが燃料電池技術の機能性と運転性に関するフィードバックを提供してきている。GMの推計では、今回達成した水素燃料による累計480万kmの公道走行は、ガソリン消費量に換算するとおよそ59万7694リッターに相当するという。
今回の発表についてGMグローバル燃料電池エンジニアリング担当のチャーリー・フリース氏は、「水素燃料電池技術は、GMの将来の先進パワートレーンにおけるポートフォリオの重要な部分であり、私たちは、この技術を推進するための実質的な活動を続けています。これらの燃料電池車は、7シーズンの冬と広範囲におよぶ環境条件を経験し、現実の世界でのドライバーの要求を満たすことができることを証明しています」と述べている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140513-10204105-carv-bus_all
2014/05/13 【日経平均】外部要因が揃って好転し呪縛が解けて275円高(エコノミックニュース)
この日の主役はNY市場同様に東京市場も大型M&Aの話題で、三菱ケミカルHDによる大陽日酸の買収が報じられた。大陽日酸の発行済株式の約27%を保有する三菱ケミカルHDが、発行済株式の過半数の取得を目指し年内に1000億円超の資金でTOBをかけて子会社化するというのがその内容。三菱ケミカルHD側は買収によりシェールガス・オイル関連事業への参入を狙う。「M&Aは買収側(対等なら規模が大きい方)の株が売られ、被買収側(対等なら規模が小さい方)の株が買われる」という原則があるが、三菱ケミカルHDはこの日の地合いの良さも手伝って9円高。大陽日酸は87円高で3日続伸し、年初来高値を更新して値上がり率3位に入った。大陽日酸は燃料電池車(FCV)用の水素ステーションも手がけており、都内2カ所(千住、霞ヶ関)と成田市でただいま営業中。三菱ケミカルHDは燃料電池関連銘柄にも仲間入りする。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140513-00000051-economic-biz
■海外ニュース
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<定置用電源>
●セラミック・フュエルセルズ社、1000基のブルーゲンの契約を締結(2013年11月28日)
セラミック・フュエルセルズ社(Ceramic Fuel Cells Limited)は、シナジー・インターナショナル社(Synergy International O〓:SI)と次の2年間で最低1000基のマイクロ熱電併給ユニット「ブルーゲン(BlueGEN)」の協力協定(cooperation agreement)を結んだ。この協定は3年間延長することができるオプションがある。セラミック社は、バルト諸国とフィンランド、スウェーデン、ノルウェーの北欧の独占販売パートナーとしてシナジー社を指名した。
http://www.cfcl.com.au/Assets/Files/20131128%20-%20CFU%20signs%20exclusive%20distribution%20agreement.pdf
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