燃料電池ワールド Vol.1627 (2014/04/23 09:25)

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□燃料電池ワールド Vol.1627
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■2014年04月23日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(04月15日)
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2014/04/15 アラバマ州立大学バーミングハム校の燃料電池バスが地元のマックス社の艦隊に加わる

〔訳注〕アメリカの運輸長官(United States Secretary of Transportation)アンソニー・フォックス(Anthony Foxx)は今週、アラバマ州立大学バーミングハム校(UAB:the University of Alabama at Birmingham)とマックス社(MAX)が最先端の水素燃料電池バスを発表するのに立ち会う。長官が試乗するのは4月16日に予定されている。このバスは、さまざまな条件下で燃料電池システムの性能と信頼性をテストするために、マックス社の路線で18カ月間運転される。
2014/04/15 技術者は水素貯蔵の新材料を開発した

〔訳注〕カリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California, San Diego)の技術者たちは、水素を安全に、そして効果的に貯蔵することができる新しいセラミック材料を作成した。研究者たちは六ホウ化カルシウム(calcium hexaboride)とストロンチウム(strontium)、六ホウ化バリウム(barium hexaboride)の混合物から成る初めての化合物を作成した。彼らはまた、燃焼合成(combustion synthesis)として知られる簡単で低コストの製造方法を用いて化合物が製造できることを実証した。この仕事はコンセプトの証明であり、アメリカ国立科学財団(National Science Foundation)が資金を提供する120万ドルのプロジェクトの一部である。これは、カリフォルニア大学サンディエゴ校とニューヨーク州北部(upstate New York)のアルフレッド大学(Alfred University)、ネバダ大学リノ校(University of Nevada, Reno)が協力している。彼らは3月に、メキシコで行われた第3回ナノサイエンスとナノ材料に関する国際シンポジウム(he third International Symposium on Nanoscience and Nanomaterials)で発表した。
2014/04/15 ビュルケルト社は水素電気レーシングカーを支援

〔訳注〕チームは、燃料電池駆動のレーシングカーでの豊かな遺産を持っている。2007年以来、5台の車が開発された。流体制御機器メーカーのビュルケルト社(B〓rkert)からの最初の支援は、コンポーネントのみだった。この情報はビュルケルト社が出しているので、このあとは自動車の細かいいろいろな部品の話が述べられている。だがこの記事に付けられた写真は、昨年9月に「世界の燃料電池ニュース」のトピックスに記事として載った「デルフト工科大学のチーム、初めての水素燃料電池駆動のレーシングカーを発表」(http://fcnewsworld.com/index.php?QBlog-20130927-1)の写真と同じであることから、その時のレーシングカー「フォーゼ6号(Forze VI)」の製作秘話のような内容なのかもしれない。メカに弱い自分としてはここまでです。

2014/04/15 ロウズ社がジョージア州の流通センターで水素駆動フォークリフトを使う

〔訳注〕世界第2位のホームセンターであるロウズ・カンパニーズ社(Lowe’s Companies Inc.)は最近、ジョージア州ロマ(Rome)の流通センターで水素駆動のフォークリフトを使い始めたと述べている。同社はカリフォルニア州とコネチカット州の流通センターで試験的な技術の調査の後、157台のフォークリフトを使用し始めた。

2014/04/15 タウリガ・サイエンシズ社は、アメリカ空軍を退職したロナルド・R・フォグルマン大将を同社のビジネス諮問委員会のメンバーとして指名

〔訳注〕積極的なライセンス契約と独占的な微生物燃料電池(microbial fuel cell)技術を含む主要な資産を持つ多角経営のライフサイエンス企業のタウリガ・サイエンシズ社(Tauriga Sciences Inc.)は本日、元アメリカ空軍(USAF)大将のロナルド・R・フォグルマン(Ronald R. Fogleman)72歳を企業のビジネス諮問委員会のメンバーに指名した。この指名でビジネス諮問委員会のメンバーは7名になった。フォグルマン氏へ特に期待しているのは、航空宇宙および防衛産業への応用の可能性を秘めたピルス・エナジー社(Pilus Energy)の技術の評価を手伝うことである。オハイオ州シンシナティ(Cincinnati)に本社を置くピルス・エナジー社は人工バクテリアによる汚水電力化技術を開発していて、2011年2月に、ホライゾン・フュエルセル・テクノロジーズ社(Horizon Fuel Cell Technologies, Pte. Ltd.)と戦略的関係を結んでいる。(「燃料電池ワールド」Vol.895 2011年04月06日)

2014/04/15 ヒュンダイは、2015年の燃料電池自動車「ツーソン」のために保険契約を交渉している

〔訳注〕ヒュンダイ(Hyundai)は、燃料電池自動車「ツーソン(Tucson)」のリース・プロセスを簡単にするために、幾つかの保険会社と交渉中である。「ツーソン」は幾つかの南カリフォルニアのヒュンダイ販売店で、5月遅くか6月初めに利用できるようになる。車両には、月499ドル+2999ドルの頭金で3年間のリース契約が提供される。これには無料の水素燃料やメンテナンスが含まれている。ヒュンダイは今年、2015年および2016年への高い期待とともに50から100台を販売することを目標にしている。

2014/04/15 GEIグローバル・エナジー社は、燃料電池発電機の商業化を加速するためにコディアック・キャピタル・グループ社から1000万ドルのエクイティ資金を確保

〔訳注〕ネバダ州に本社を置くGEIグローバル・エナジー社(GEI Global Energy Corporation)は、カリフォルニア州ニューポートビーチ(Newport Beach)の機関投資家コディアック・キャピタル・グループ社(Kodiak Capital Group, LLC)と1000万ドルの普通株式購入契約(common stock purchase agreement)を締結し、米国証券取引委員会(U.S. Securities & Exchange Commission:SEC)に登録届出書(registration statement)を提出することに合意した。GEIグローバル・エナジー社は、同社の燃料電池発電機「GEI X5ワールド(GEI X5 World)」のグローバル化を促進するためにこの資金を使う。

2014/04/15 ハノーバー・メッセからの燃料電池ブログ「インサイダー」レポート

〔訳注〕「デンマーク工科大学エネルギー変換(DTU Energy Conversion)」部門は、ハノーバー・メッセ(Hannover Messe)に代表団として参加した。事業展開エンジニアのフレデリック・ベルク・ニゴール(Frederik Berg Nygaard)が現地から燃料電池ブログ「インサイダー(insider)」に報告したレポート。

■04月22日のWEB LINK NEWS
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2014/04/22 米プラグ・パワーと韓国現代ハイスコ、水素燃料電池でJV設立へ(ロイター)

 [21日 ロイター] -米燃料電池メーカーのプラグ・パワーは21日、韓国の自動車用鋼メーカーの現代ハイスコと合弁事業(JV)を設立し、アジアで水素燃料電池の開発・販売を展開していくことで合意したと発表した。

 プラグ・パワーによると、7月31日までにJV設立をめぐる詳細を詰める見通し。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140422-00000005-reut-bus_all

2014/04/22 日本の自動車メーカー、中国市場での復活に向けた「決心と自信」=中国メディア(サーチナ)

 北京商報はこのほど、アナリストの分析を引用し、「北京モーターショーで初めて公開される車の台数が過去最多を更新したことは、メーカーが中国市場を重視していることを示すと同時に、中国のモーターショーの地位が向上したことを意味する」と論じた。

 また、日本の自動車メーカーの出展について「初公開の車が増えていることは、中国市場での復活に向けた決心と自信を示すもの」と論じた。

 トヨタは合弁パートナーとともに38台を出展した。新型カローラやEVコンセプトカー「朗世(英語名:RANZ)」のほか、次世代燃料電池自動車(FCV)の「TOYOTA FCV Concept」や、プラグインハイブリッド(PHV)のコンセプトカー「NS4」、直感で通じ合えるクルマ「TOYOTA FV2」や親子で楽しむクルマ「Camatte(カマッテ)」が大きな目玉となっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140421-00000149-scn-bus_all

2014/04/22 経済産業省、燃料電池車普及に向けて規制緩和…圧縮天然ガススタンドに水素スタンドを併設しやすく(レスポンス)

 経済産業省は、燃料電池自動車(FCEV)の2015年の本格的な普及に向けた準備の一環として、圧縮水素スタンドと圧縮天然ガススタンドの併設への対応や、圧縮水素スタンドでの使用可能鋼材を拡大するため、高圧ガス保安法の省令(一般高圧ガス保安規則)などを改正した。

 経産省では、2015年の燃料電池自動車と、水素スタンドの本格的な普及開始に向け、安全性の確保を前提に、様々な技術基準を改正している。産業界からの要望を踏まえ、4月21日付けで、圧縮水素スタンドと圧縮天然ガススタンドを併設する際の距離規制について緩和するとともに、圧縮水素スタンドの使用可能鋼材を拡大するための措置を行った。

 改正により、圧縮水素スタンドを既存の圧縮天然ガススタンドに併設しやすくなるなど、水素スタンドの整備が促進されることが見込まれる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140422-00000009-rps-soci

2014/04/22 22日の朝刊(都内最終版)☆2(時事通信)
【日刊自動車】
◆運営費補助を検討 水素供給ステーション 採算確保難しく 経産省(1) 
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140422-00000001-jijnb_he-nb

2014/04/22 収益改善、シェール導入検討 JXエネ次期社長・杉森務氏(SankeiBiz)

 JX日鉱日石エネルギーの次期社長、杉森務取締役常務執行役員が21日、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、収益改善に向けてシェールオイルやシェールガスの導入を検討していることを明らかにした。主な一問一答は次の通り。
 ??給油所の経営は厳しい

 「『車のエネルギーは全て給油所で担う』ために、水素ステーションの実証実験なども進めている。給油所の統廃合なども視野に競争力を強化する」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140421-00000022-fsi-bus_all

■海外ニュース
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<素材/部品/試験>
●アドベント・テクノロジーズ社、日本特許を取得し、新ウェブサイトを発表(2013年11月21日)

 アドベント・テクノロジーズ社(Advent Technologies, Inc.)は、日本特許庁(Japan Patent Office)から「メインまたはサイド・チェーンのピリジン(pyridine)基を持つ斬新なプロトン伝導芳香族ポリエーテル型共重合体(novel proton conduction aromatic polyether type copolymers)の開発と特徴の説明」という題の特許を取得した。特許番号5324445のこの特許は、アドベント社が独占する高温膜技術の一つを担っている。アドベント・テクノロジーズ社はすでに、アメリカで公表されたこの技術の特許を持っている。そして、世界中のさまざまな他の地域で未解決の二つの追加的な特許出願をしている。アドベント社は同社の新しいウェブサイトで発表した。
http://www.advent-energy.com/docs/pr_2013.11_patent.pdf
http://www.advent-energy.com/

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議 平成26年度製品開発支援事業 公募【再掲】

 福岡水素エネルギー戦略会議では、水素エネルギー関連技術の向上を図り、水素エネルギー産業の育成・集積を図る目的で、福岡水素エネルギー戦略会議会員が行う製品開発の支援事業を募集しています。ぜひ、奮ってご応募ください。
※福岡水素エネルギー戦略会議には申込だけで加入できます(年会費等は必要ありません)。
1、公募対象事業
1)可能性調査枠 
・助成対象:革新的なシーズ技術に対し、市場調査、ニーズ調査を含む事業化可能性の検討に対し助成を行う。
・助成額:500万円以内(採択決定時?平成26年度末)
・助成期間:1年間
・採択件数:1?2件程度
2)事業化研究枠
・助成対象:事業化が期待される課題について本格的な研究開発を行うための助成。
・助成額:1000万円/年 以内
・助成期間:3年以内(採択決定時?最長平成28年度末)
・採択件数:1件程度
2、公募要領・提案書様式
 1)公募要領
 2)提案書様式
様式1:提案書、様式2:プロジェクト概要書、様式3:提案書必要書類チェックシート
※公募要領・提案書様式は福岡水素エネルギー戦略会議のHPからダウンロードしてください。http://www.f-suiso.jp/info/8608.html
3、提案書 受付期間
 4月1日(火)?4月30日(水)(午後5時必着)
4、採択時期
 6月下旬頃(予定) 
○問い合わせ先・連絡先
福岡県商工部新産業振興課  担当:黒水(くろみず)
〒812-8577 福岡市博多区東公園7?7
  TEL 092-643-3448、FAX 092-643-3421
  E-mail info@f-suiso.jp
  URL http://www.f-suiso.jp

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