燃料電池ワールド Vol.1625 (2014/04/21 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.1625
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■2014年04月21日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(04月12、13日)
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2014/04/13 ブルーム・エナジー社、ニューヨークで地味に補助金を獲得する

〔訳注〕ブルーム・エナジー社(Bloom Energy)は、ニューヨーク州ウエストチェスター郡(Westchester County)の食料品店チェーン、ストップ&ストップ社(Stop & Shop)だけでなく、郡庁所在地のホワイト・プレインズ(White Plains)とニューヨークのクイーンズ区(Queens)にあるAT&T社の施設で燃料電池をサーバーに設置してサービスを提供するために数百万の補助金を期待して、ニューヨーク州の規制認可を受けた。ニューヨーク州エネルギー研究開発公社(New York State Energy Research and Development Authority:NYSERDA)は、5基の燃料電池プロジェクトに補助金を授与したことを確認した。

2014/04/12 フュエルセル・エナジー社は今年、ヨーロッパで最初の大規模な販売を期待する

〔訳注〕フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy Inc.)は昨年2月、韓国で59MWの世界最大の燃料電池発電所の建設を完了した。そしてまた、アメリカの大手電力・エネルギー会社ドミニオン・リソーシーズ社(Dominion Resources Inc)のために14.9MW級のプラントを建設した。同社の最高経営責任者チップ・ボットーネ(Chip Bottone)は、ロンドンでのブルームバーグのインタビューに答えて、「我々は今年、欧州でMW級のプラントを幾つか建設する契約を期待している」と語った。

■04月18〜20日のWEB LINK NEWS
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2014/04/18 スマートシティのブランド名、「エムスマートシティ」に ミサワホーム(住宅新報)

 ミサワホームはこのほど、今後自社グループが推進するスマートシティを「エムスマートシティ」のブランド名で展開すると発表した。第1弾として、販売子会社のミサワホーム西関東と共に進めている「熊谷スマート・コクーンタウン」を「エムスマートシティ熊谷」に変更する。

 総区画数73の「エムスマートシティ熊谷」(埼玉県熊谷市)では、街全体に微気候デザインを採用。また、全棟に太陽光発電システムや燃料電池、HEMS、電気自動車充電用外部コンセントを設置するほか、通風・排熱を促すプランニングや高効率給湯器などの導入により、全棟でゼロエネルギー住宅を目指している。国や市からモデル事業にも選定されている開発だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140418-00000005-jsn-ind

2014/04/19 住宅メーカーが打ち出す新たな「付加価値」提案(エコノミックニュース)

 一方、積水ハウスでは、高効率・大容量の太陽光発電や燃料電池などによる創エネ、省エネ設備といった先進の技術による高い「経済性」と「快適さ」を追求した鉄骨戸建2階建て住宅「Be mod+e gent」(ビー・モード・ジェント)を3月から投入した。同商品は、緩勾配(2.5寸勾配)屋根に、全量買取制度を選択できる10kW以上の太陽光発電システムの搭載が可能で、標準的な住宅では20年間で約600万円もの売電収入を得られるという。政府が普及を目指す「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)」にも対応する環境性能と経済性が魅力の住宅だ。また、耐力壁と制震フレームを重ねる「ハイブリッドシーカス」という構造を使用することで高い制震性能を保ちながら、大きな開口部を設けることができ、開放的な心地よい空間設計が可能だ。

 住宅業界ではとくに、増税前よりも増税後の方がより魅力的な商品が増えており、これらの販売が好調なようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140419-00000048-economic-bus_all

2014/04/19 再生エネで国際連携 米国の国立機関と覚書調印 産総研(福島民報)

 産業技術総合研究所(産総研)は福島県郡山市の福島再生可能エネルギー研究所を活用し、米国国立再生可能エネルギー研究所(NREL)と、変動する太陽光発電や風力発電を貯蔵・制御し有効に活用するためのエネルギーシステム研究で連携・協力する。十八日、東京都の産総研東京本部で両研究所の包括研究協力覚書の調印式が行われ、国際連携を通じて本県復興に貢献することを確認した。 

 太陽光や風力などの再生可能エネルギーによる発電量は自然環境によって変動するため、貯蔵・制御技術による有効活用が国際的な課題となっている。両研究所は太陽光発電、風力発電、電力貯蔵(蓄電池)、水素エネルギー貯蔵などの各システムを統合し、再生可能エネルギーで発電した電力を無駄なく有効に使うシステムを研究・開発する。郡山市の研究所の実証実験施設や、研究所周辺に整備する「パワーコンディショナー(電力変換装置)」の試験評価施設を活用する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140419-00000014-fminpo-l07

2014/04/20 韓国企業が仕方なく始めた独自のイメージ戦略の結果は散々に(NEWS ポストセブン)

 しかしいつまでも日本企業のフリをしているわけにもいかない。サムスン、現代自動車はさすがに知名度が上がりすぎた。本来は喜ばしいことのはずだが、仕方なく始めた独自のイメージ戦略の結果は散々だ。

 現代自動車は昨年5月、動画サイトで流した燃料電池自動車(ix35)のCMが大顰蹙を買った。中年の白人男性が排ガス自殺を試みるが水蒸気しか出ないため失敗に終わるという内容だ。
※SAPIO2014年5月号
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140420-00000013-pseven-kr

■海外ニュース
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<マイクロ燃料電池>
●インテリジェント・エナジー社、アップに期待(2013年11月12日)

 インテリジェント・エナジー社は、USBでモバイル電子機器をつないで充電と電力供給のどちらもできる個人用エネルギー装置「アップ(Upp)」を発表し、アフリカへのアップの販売をケープタウン(Cape Town)のアフリカコム社(AfricaCom)で始めた。この燃料電池充電器は水素で動き、ユーザーはかれらの機器をただちに利用できるようにするために、燃料電池を交換可能な燃料カートリッジに単に接続すればよい。
http://email.rkh.co.uk/t/ViewEmail/r/BCB7D27A6C0CB3BA2540EF23F30FEDED/8B658FF534CC53030367819F23434F99(参考)「アップ(Upp)」の紹介ビデオは↓
http://www.youtube.com/watch?v=Q9IweMFe2sA
http://www.youtube.com/watch?v=1A79is5JcRg

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議 平成26年度製品開発支援事業 公募【再掲】

 福岡水素エネルギー戦略会議では、水素エネルギー関連技術の向上を図り、水素エネルギー産業の育成・集積を図る目的で、福岡水素エネルギー戦略会議会員が行う製品開発の支援事業を募集しています。ぜひ、奮ってご応募ください。
※福岡水素エネルギー戦略会議には申込だけで加入できます(年会費等は必要ありません)。
1、公募対象事業
1)可能性調査枠 
・助成対象:革新的なシーズ技術に対し、市場調査、ニーズ調査を含む事業化可能性の検討に対し助成を行う。
・助成額:500万円以内(採択決定時?平成26年度末)
・助成期間:1年間
・採択件数:1?2件程度
2)事業化研究枠
・助成対象:事業化が期待される課題について本格的な研究開発を行うための助成。
・助成額:1000万円/年 以内
・助成期間:3年以内(採択決定時?最長平成28年度末)
・採択件数:1件程度
2、公募要領・提案書様式
 1)公募要領
 2)提案書様式
様式1:提案書、様式2:プロジェクト概要書、様式3:提案書必要書類チェックシート
※公募要領・提案書様式は福岡水素エネルギー戦略会議のHPからダウンロードしてください。http://www.f-suiso.jp/info/8608.html
3、提案書 受付期間
 4月1日(火)?4月30日(水)(午後5時必着)
4、採択時期
 6月下旬頃(予定) 
○問い合わせ先・連絡先
福岡県商工部新産業振興課  担当:黒水(くろみず)
〒812-8577 福岡市博多区東公園7?7
  TEL 092-643-3448、FAX 092-643-3421
  E-mail info@f-suiso.jp
  URL http://www.f-suiso.jp

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