燃料電池ワールド Vol.1624 (2014/04/18 10:51)

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□燃料電池ワールド Vol.1624
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■2014年04月18日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(04月11日)
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2014/04/11 トヨタはビッグ・アップルで?未来の車?燃料電池自動車の試乗会を行う

〔訳注〕ニューヨーク国際オートショー(New York International Auto Show)でトヨタ(Toyota)は、ジェイコブ・ジャヴィッツ・コンベンション・センター(Jacob K Javits Convention Center)でプロのドライバーや熟練の製品スペシャリストたちのチームに対する試乗会を行う。ここではハイランダー水素燃料電池車(Highlander fuel cell hydrogen vehicle:FCHV)が使われ、「FCVコンセプト」は展示に留まる。〔訳語〕ビッグ・アップル(The Big Apple) とはニューヨーク市のニックネームである。(Wiki)

2014/04/11 サバンナ・リバー国立研究所は電子機器への充電に水素燃料電池を使っている

〔訳注〕サウスカロライナ州にあるサバンナ・リバー国立研究所(Savannah River National Laboratory)は、水素を使うことで電子機器を充電する問題と取り組んでいる。アルディカ・テクノロジーズ社(Ardica Technologies, Inc)とパーナーシップを組んで、水素貯蔵材料のアラン(alane、水素化アルミニウム)の製造コストの削減を目指している。
2014/04/11 日光が新しい多孔質シリコンに水素を生成

〔訳注〕ペンシルベニア州立大学(Penn State)の機械工学部のチームによれば、太陽エネルギーを使ってボトムアップの手順で作られた多孔質シリコンは、水から水素を生成するために使うことができる。この多孔質シリコンは表面積が大きくて、広く使われており、たくさんのアプリケーションを持っている。多孔質シリコンを製造する標準的な方法は彫刻の制作と同じく、控除法(subtraction method)である。シリコンはそれが半導体であるために重要な材料である。一般的には、多孔質シリコンはエッチング、つまり多くの材料を失うことのプロセスによって製造される。ペンシルベニア州立大学からの情報だが、この先の訳は難しくてできません。

2014/04/11 新しいガス燃料船舶の国際安全規則は燃料電池の採り入れを促進することができる

〔訳注〕ドイツの大型車積載可能な自動車専用船(Pure Car and Truck Carrier:PCTC)ウンディーヌ号(Undine)に搭乗して設置される燃料電池の写真が記事に添えられている。業界は今、燃料電池技術を採用するのに適切な立場にいる、とウェンディ・ローセン(Wendy Laursen)は書いている。「海上における人命の安全のための国際条約(The International Convention for the Safety of Life at Sea:SOLAS条約)」の締結国での「ガス燃料船舶の国際安全規則(International Code of Safety for Gas-fuelled Ships:IGF Code)」改訂作業が行われていて、この記事は、船舶の燃料に天然ガスを使う場合や、燃料電池自動車を載せて運搬する場合などについての検討状況を伝えている。フィンランドのバルチラ社(W〓rtsil〓)は、ウンディーヌ号に固体酸化物型燃料電池を設置しているEUの船舶用メタノール燃料電池プロジェクトMETHAPU (methanol based auxiliary power systems) に深く関わっている。

2014/04/11 米国エネルギー省は燃料電池の研究のためにフュエルセル・エナジー社に300万ドルを助成
〔訳注〕4月9日の記事をUPI通信社が再論。

■04月17日のWEB LINK NEWS
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2014/04/17 未来のロボットが勢ぞろい - グローバルロボットアカデミア シンポジウム(マイナビニュース)
●早稲田大が毎年開催するロボット関連の講演+研究室ツアーイベント早稲田大学(早大)は去る2月23日、「グローバルロボットアカデミア シンポジウム・卓越成果報告会」を、同・大学 グリーン・コンピューティング・システム研究開発センターにて開催した。同イベントは早稲田大学が毎年開催している(名称は年ごとに変わったりもする)ロボット関連の講演+研究室ツアーイベントだ。今回は、その講演の簡単な紹介と、講演終了後に行われたRTフロンティア見学ツアーで紹介されたロボットの中で、これまでお届けしていないものの紹介を行いたい。なお、講演に関しては個別に取り上げて後ほど別の記事で詳しくお送りする予定だ。
●はたしてロボットに心は芽生えるのか?
○「自己保存の法則」を導入した情緒交流ロボット

 ロボットの活動を妨げる要因としては、大きく、「損傷」、「メンテナンス不足」、「エネルギーの欠乏」がある(画像19)。またそれぞれを見ていくと、損傷としては、断線、センサの破壊、関節などの摺動(しょうどう)部の摩耗など。メンテナンス不足としては、潤滑(油などの)不足、バッテリーの寿命、摺動部のガタつきなどが挙げられるだろう。そしてエネルギーの欠乏は、電源のない場所においては充電できないのはいうまでもない。

 それらに対して必要とされるのが、損傷には「自己修復機能」、メンテナンス不足には「自己機能維持」、エネルギーの欠乏には「自立的なエネルギーシステム」という具合だ(画像20)。この3要素を「自己保存機能」として研究室では定義しており、ヒトが介入しなくても活動し続けることが可能なロボットを目指しているのである。

 そしてその自己保存機能3要素を実現するため、それぞれ以下の機能を備えたロボットの研究開発を行っているという。自己修復機能では、断線から修復する導線、破壊から修復するセンサ、摩耗や破壊から修復するアクチュエータ、破壊から修復する構造部材などだ。自己機能維持では、潤滑油の供給を自動で行う自己機能維持など。そして自立的なエネルギーシステムでは、バイオリアクター(エネルギー変換装置)や燃料電池というわけだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140417-00000025-mycomj-sci

2014/04/17 スズキ 12Vのマイルドハイブリッドと、欧州勢の48Vの関係(レスポンス)

 4月16日、スズキは「四輪技術説明会」を開催した。そこでは、スズキの「基本となる商品開発方針」(トップクラスの環境性能/お求めやすい価格/安心と喜びのあるクルマ)や「今後の環境技術の取り組み」(軽量化プラットフォーム/エンジン高効率化/トランスミッションの取り組み/電動化の取り組み)が説明された。

 そこで注目なのが、スズキの「電動化」への取り組みだ。具体的には、「エンジンの熱効率徹底向上」を土台に、「アイドリングストップ」「エネルギー回生(エネチャージ)」を積み重ねていこうというもの。今後は、近い未来に「マイルドハイブリッド」を実用化し、その先にトランスミッション内にモーターを組み入れた「ストロングハイブリッド」、そして「プラグインハイブリッド」や「電気自動車」「燃料電池車」を目指すという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140417-00000034-rps-ind

2014/04/17 現代自動車 今年の水素自動車販売目標は40台(聯合ニュース)

 【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車は17日、今年中に国内の自治体などに水素自動車40台を販売する計画を発表した。

 ソウル郊外の京畿道・竜仁市にある現代自動車グループの人材開発院で開いた水素自動車のメディア発表会で明らかにした。
水素自動車は、水素と酸素を反応させて走ることで二酸化炭素(CO2)を排出しないのが特徴。未来のエコカーとして注目を集めている。

 同社はスポーツ多目的車(SUV)の「ツーサン」に水素燃料システムを応用した。「ツーサン」水素自動車モデルは100キロワットの燃料電池、100キロワットの駆動モーター、24キロワットの高電圧バッテリー、700バールの水素貯蔵タンクを搭載。氷点下20度以下でもエンジンをかけられる。使用技術の国産化割合は95%以上という。

 停止状態から時速100キロに到達する時間は12.5秒。最高時速は160キロだという。1回の水素の補給で415キロを走行することができる。

 販売価格は現在1億5000万ウォン(約1470万円)で、一般ユーザーには敷居が高い。同社は水素自動車の普及が進むと価格も低くなり、2020年からは一般にも手の届く水準になると予想する。

 韓国政府は今年中に2か所の水素充電所を新設する。現在11か所の充電所を2025年までに200か所に拡大する計画だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140417-00000041-yonh-kr

■海外ニュース
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<輸送>
●ヌベラ社とフィンカンティエリ社、提携して販売を促進(2013年11月07日)

 ヌベラ・フュエルセルズ社(Nuvera Fuel Cells)は、イタリアの造船会社フィンカンティエリ社(Fincantieri)と、ヌベラ社の燃料電池スタック「オリオン(Orion)」を8基製造し配送する計画で提携した。この8基は豪華な船舶の航続距離延長システム(range extender)として使うためにのもので、合計出力は260kWに上る。ヌベラ社の燃料電池補助電源ユニットは、船舶に静かさと非大気依存推進(air-independent propulsion:AIP)、そして非原子力潜水艦で使う同様の技術、それは酸素のために水面を必要としない操業を潜水艦に許すものなどを提供する。
http://www.nuvera.com/index.php/pressroom/press-releases/181-nuvera-to-provide-fincantieri-with-fuel-cell-technology-for-marine-vessels(参考)非大気依存推進(ひたいきいそんすいしん、英: Air-Independent Propulsion, AIP)は、内燃機関(ディーゼル機関)の作動に必要な大気中の酸素を取り込むために浮上もしくはシュノーケル航走をせずに潜水艦を潜航させることを可能にする技術の総称。ただし、通常は核動力を含まず、非核動力艦のディーゼル・エレクトリック機関を補助・補完する技術を指す。AIPは通常、補助動力として用いられる。多くのAIPシステムは、電動推進器を駆動したり、潜水艦の蓄電池を充電するための発電を行う。(wiki)

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議 平成26年度製品開発支援事業 公募【再掲】

 福岡水素エネルギー戦略会議では、水素エネルギー関連技術の向上を図り、水素エネルギー産業の育成・集積を図る目的で、福岡水素エネルギー戦略会議会員が行う製品開発の支援事業を募集しています。ぜひ、奮ってご応募ください。
※福岡水素エネルギー戦略会議には申込だけで加入できます(年会費等は必要ありません)。
1、公募対象事業
1)可能性調査枠 
・助成対象:革新的なシーズ技術に対し、市場調査、ニーズ調査を含む事業化可能性の検討に対し助成を行う。
・助成額:500万円以内(採択決定時?平成26年度末)
・助成期間:1年間
・採択件数:1?2件程度
2)事業化研究枠
・助成対象:事業化が期待される課題について本格的な研究開発を行うための助成。
・助成額:1000万円/年 以内
・助成期間:3年以内(採択決定時?最長平成28年度末)
・採択件数:1件程度
2、公募要領・提案書様式
 1)公募要領
 2)提案書様式
様式1:提案書、様式2:プロジェクト概要書、様式3:提案書必要書類チェックシート
※公募要領・提案書様式は福岡水素エネルギー戦略会議のHPからダウンロードしてください。http://www.f-suiso.jp/info/8608.html
3、提案書 受付期間
 4月1日(火)?4月30日(水)(午後5時必着)
4、採択時期
 6月下旬頃(予定) 
○問い合わせ先・連絡先
福岡県商工部新産業振興課  担当:黒水(くろみず)
〒812-8577 福岡市博多区東公園7?7
  TEL 092-643-3448、FAX 092-643-3421
  E-mail info@f-suiso.jp
  URL http://www.f-suiso.jp

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