燃料電池ワールド Vol.1621 (2014/04/15 09:02)

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□燃料電池ワールド Vol.1621
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■2014年04月15日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(04月08日)
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2014/04/08 SFCエナジー社の燃料電池「イーフォイ・プロ」、シンガポールの大きな注文を受注

〔訳注〕SFCエナジー社(SFC Energy)は、シンガポールの長期的なパートナーであるワンベリー・テクノロジーズ社(Oneberry Technologies Pte Ltd.)と提携しているイノバード社(INNOVERDE Pte)から約40万ユーロの注文を受け取った。これは、SFC社の燃料電池「イーフォイ・プロ(EFOY Pro)」と太陽光発電モジュールで構成・統合されたハイブリッド電源のための注文である。このシステムは、主にさまざまな用途の監視システム(CCTV)に電力を供給するために使われる。イーフォイ・プロはすでに、シンガポールの公益事業局(Public Utilities Board:PUB)や国家環境庁(National Environmental Agency:NEA)、住宅局(Housing Development Board:HDB)、シンガポール警察(Singapore Police Force:SPF)が顧客となっている。
〔訳語〕CCTV(Closed-circuit Television)―防災・防犯など、さまざまな目的で監視をするためのビデオカメラ、およびカメラで取得した映像の伝送・処理および表示機能を含む監視システム。(→監視カメラ)(wiki)

2014/04/08 フュエルセル・エナジー社のアナリスト・レポート:ブローカーバンク証券による小規模の燃料電池企業

〔訳注〕ブローカーバンク証券(Brokerbank Securities, Inc)が、フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc.)を「燃料電池業界の新星」としてアナリスト・レポートの対象とした、というブローカーバンク証券自身の記事。証券会社は、今後数年間で大きな可能性を示している燃料電池技術を6つのタイプに分類してレポートしている。それは、プロトン交換膜型燃料電池(proton exchange membrane fuel cells)、直接メタノール型燃料電池(direct methanol fuel cells)、リン酸型燃料電池(phosphoric acid fuel cells)、溶融炭酸塩型燃料電池(molten carbonate fuel cells)、固体酸化物型燃料電池(solid oxide fuel cells)、アルカリ型燃料電池(alkaline fuel cells)である。

2014/04/08 水素が自動車産業の要求に応える市場機会を楽しみに待っているハイパーソーラー社

〔訳注〕3月25日付けの特許の申請の記事に続けて、ハイパーソーラー社(HyperSolar)は自動車メーカーからの最近の発表について自社のコメントを紹介している。

2014/04/08 フォークリフトからトラックへと燃料電池の進路をつなぐプラグパワー社

〔訳注〕プラグパワー社(Plug Power Inc)は、1999年の新規株式公開(initial public offering)以来、燃料電池フォークリフトの成長と販売で初めて利益を報告できると予想している。200億ドルの資材運搬機器市場は、最高経営責任者アンドリュー・マーシュの最終目標ではない。目標は、燃料電池による産業のエコシステムをつくることである。米国エネルギー省(U.S. Energy Department)はこの考えを共有し、今年の研究助成金の3000万ドルを授与することを期待している。責任者アンドリューは昨日ニューヨークで、ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス社(Bloomberg New Energy Finance)との会見で明らかにした。プラグパワー社は今後、冷蔵トラックの冷却システムや空港でのサービスへの適応を目指している。

2014/04/08 アメリカは燃料電池の研究を促進するために3000万ドルの助成金を計画

〔訳注〕プラグパワー社の記事にもあったように、米国エネルギー省(U.S. Energy Department)は9月までに、家庭や企業への電力供給を計画したシステムの研究資金に3000万ドルを計画している。初めはプラグパワー社一社に3000万ドルを与えるのかと驚いたが、こちらの記事を見て不思議にも安心した。

2014/04/08 シーベック社、欧州での再生可能水素生成プラントへの最初のバイオガスの試運転を発表

〔訳注〕カナダの世界的なガス精製技術企業シーベック・アドソープション社(Xebec Adsorption Inc)は、ヨーロッパで再生可能水素精製システムに最初のバイオガスを委託したと発表した。このシステムは1月17日に、フランスのアルノー・モントブール(Arnaud Montebourg)生産力再建相によって開始された。シーベック社の現地パートナー企業のベルディモビル社(Verdemobil S.A)が実行するフランスのタルン(Tarn)にあるトリフリル埋立地(Trifyl landfill site)にそのシステムは設置されている。未精製の水素は水素純度99.999%にアップグレードされた。この試験は今年の夏まで続く。

■04月14日のWEB LINK NEWS
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特にありません。

■海外ニュース
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<輸送>
●ホンダは次世代燃料電池自動車「FCEV」を披露(2013年11月)

 ロサンゼルス・モーターショーでホンダは、次世代の燃料電池車「FCEV」を披露した。この車は300マイル以上の走行距離と快適な5人乗りが可能で、小さいサイズでより多くの電力を供給する次世代型燃料電池スタックを備えている。
http://automobiles.honda.com/honda-fcev/

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議 平成26年度製品開発支援事業 公募【再掲】

 福岡水素エネルギー戦略会議では、水素エネルギー関連技術の向上を図り、水素エネルギー産業の育成・集積を図る目的で、福岡水素エネルギー戦略会議会員が行う製品開発の支援事業を募集しています。ぜひ、奮ってご応募ください。
※福岡水素エネルギー戦略会議には申込だけで加入できます(年会費等は必要ありません)。
1、公募対象事業
1)可能性調査枠 
・助成対象:革新的なシーズ技術に対し、市場調査、ニーズ調査を含む事業化可能性の検討に対し助成を行う。
・助成額:500万円以内(採択決定時?平成26年度末)
・助成期間:1年間
・採択件数:1?2件程度
2)事業化研究枠
・助成対象:事業化が期待される課題について本格的な研究開発を行うための助成。
・助成額:1000万円/年 以内
・助成期間:3年以内(採択決定時?最長平成28年度末)
・採択件数:1件程度
2、公募要領・提案書様式
 1)公募要領
 2)提案書様式
様式1:提案書、様式2:プロジェクト概要書、様式3:提案書必要書類チェックシート
※公募要領・提案書様式は福岡水素エネルギー戦略会議のHPからダウンロードしてください。http://www.f-suiso.jp/info/8608.html
3、提案書 受付期間
 4月1日(火)?4月30日(水)(午後5時必着)
4、採択時期
 6月下旬頃(予定) 
○問い合わせ先・連絡先
福岡県商工部新産業振興課  担当:黒水(くろみず)
〒812-8577 福岡市博多区東公園7?7
  TEL 092-643-3448、FAX 092-643-3421
  E-mail info@f-suiso.jp
  URL http://www.f-suiso.jp

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